映画『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』の概要:インターネットは生活に欠かせないものになり、今では誰もがスマートフォンを手放せないし、コンピュータの前から片時も離れられない。大人も子供も、ネットワークを通じて繋がる時代だ。現実世界に価値を見出せなくなったティムも、ネット上に新しい自分の居場所を見つけた者の一人だった。
映画『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』の作品情報
上映時間:119分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:ジェイソン・ライトマン
キャスト:ローズマリー・デウィット、ジェニファー・ガーナー、ジュディ・グリア、ディーン・ノリス etc
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映画『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』の登場人物(キャスト)
- ティム・ムーニー(アンセル・エルゴート)
- 元フットボール選手。両親の離婚を機に、現実世界で何かを成し遂げてもそこに価値はないんだと考える。部活を辞めてからはオンラインゲームにのめりこんでいた。
- ブランディ・ベルトマイヤー(ケイトリン・デヴァー)
- ティムと同じ学校に通う少女。母親によってネットワーク上の活動を監視されている。
- ドン・トルビー(アダム・サンドラー)
- 妻とセックスレスの関係が続き、ポルノサイトにのめり込んでいた。自身のパソコンがウィルスに感染してしまったため、息子のパソコンを借用していたが、そこでネットワークを通じたデリヘルサイトを見つける。
映画『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』のあらすじ【起】
1997年9月5日。NASAは惑星探査機のボイジャー1号を発射。天文学者カール・セーガンによって監修されたレコード集を積み、地球外生命体にメッセージを送る。
午後12時15分頃。ボイジャーが太陽系の境界に接近していた。一方、地球のありふれた町では、ドン・トゥルービーが自室のパソコンでポルノサイトを閲覧していた。しかし、ウィルスに感染してパソコンが壊れてしまった。仕方がなく、ドンは息子のパソコンを使うことにした。勉強のために買い与えたはずのパソコンなのに、息子のパソコンにはポルノサイトの閲覧履歴ばかりがあった。ドンは、昔を思い出した。彼が子供だった頃、父が持っていたポルノ雑誌がガレージで束にまとめられていた。息子はそんな気不味さを知らない。大人になる過程で通るべき道なのにとドンは嘆いた。ドンは自分の閲覧利益を息子のパソコンにあえて残すことにした。
テキサスのとある学校。生徒たちは授業中も歩くときもスマートフォンが手離せず、いつだって画面に釘付けだ。前を見て歩かない生徒たちに苛立ちながら、教師に呼び出されたティムは職員室に向かった。教師はティムの才能を見込んでフットボールチームに勧誘しようとした。しかし、ティムには全くその気がなかった。
映画『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』のあらすじ【承】
ブランディの家では、彼女のパソコンや携帯に届く情報を、母親が全て管理していた。母親が危険と判断したものであれば、例えフェイスブックの書き込み程度であろうとも削除されてしまう。ブランディは窮屈さを感じていた。
ティムは部活を辞めて以来、家に帰るとオンラインゲームに没頭していた。父のケントには楽しさが理解できず、浪費にしか思えない。幼い頃からフットボールの選手にするために育てたのに、どうして道を外れてしまったのかとケントは嘆いた。
2013年9月27日。36年の宇宙飛行のあと、ボイジャーは太陽系を出て未知の領域に突入した。60億キロメートル離れた地球の写真を撮ってから……。
その地球では、ティムがブランディに声をかけていた。直接声をかけてきたティムに驚いたブランディだが、哲学めいた話をするティムに少しだけ関心を持った。
フットボールの試合会場では、教師やコーチがティムについて話していた。みんな、ティムの復帰を絶望視していた。
映画『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』のあらすじ【転】
ブランディと話をした日の晩、ティムはブランディのフェイスブックページに書き込みをした。しかし、ブランディが確認するよりも前に、母親に気づかれ、ティムの書き込みは削除されてしまった。
ドンは息子のパソコンから、デリヘルを呼ぶ手続きを進めていた。女性の好みから、自分の特徴を入力すれば、自動で相手を見繕ってくれる。インターネットは人と人の繋がりを容易にしてくれた。
教師主導で、親たちが集まり、子供がインターネットを利用する際の関わり方について、話し合われた。親の一人が、子供たちが接触する画像について質問した。近頃は、無防備に自分撮りした画像をネットワークにアップロードする子がいる。対して、教師は、子供たちは将来を考えずに行動する。だからこそ、親が責任をもって管理しなければならない。インターネットの利用法についてパンフレットを子供たちに配布すると約束した。そして、オンラインゲームは子供の心に悪影響を与えるという話に移った。教師は親たちにパソコンにインストールされているソフトの確認の方法と、削除の仕方を教えた。
映画『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』の結末・ラスト(ネタバレ)
二人で学校の課題に取り組む最中、ティムはフェイスブックのメッセージを無視されたことについて、ブランディを問い質した。しかし、ブランディには身に覚えがなかった。母親に消されたと弁明したブランディは、自分が母親の厳しい監視の中で暮らしていることを、ティムに打ち明けた。ブランディは、タンブラーというサイトに、母親が知らないアカウントを持っていると続けた。そこを通じてならば、母親に知られずに交流ができる。ブランディはそのアカウントをティムに教えた。ティムは家に帰ると、早速ブランディのアカウントにアクセスした。
妻が妹と夜遅くまで食事をすることになったという話を聞いて、ドンは内心で喜んだ。丁度その日は彼がデリヘルに申し込んだ日だったのだ。しかし、実はドンの妻も初めての浮気を決行しようとしていた。
ティムがブランディと共に食堂にいると、同じ部活だった生徒がティムに喧嘩を仕かけてきた。応じなかったティムだが、ブランディに暴力を振るわれ、憤る。ティムは喧嘩を仕かけてきた生徒に覆い被さって相手をボコボコにした。
ブランディが密かに開設したタンブラーのアカウントが、母親に見つかってしまった。母親は娘のパソコンのデータを全て消去し、パスワードも変え、携帯電話も没収してしまった。
ティムが家に戻ると、父親が彼のコンピュータからゲームを削除してしまっていた。ティムはブランディを頼ってメールを送る。しかし、そのメールも受け取ったのはブランディの母親だった。頼るものが何も無くなってしまったティムは薬物を過剰摂取した。
一方、携帯電話を奪われたブランディはそのことを伝えるために、ティムの家に自転車を走らせていた。ティムの家に押し入ったブランディが見つけたものは、泡を吹いて倒れるティムだった。
ドンは妻の浮気に気付き、妻に無関心だった自分にも気付いた。ドンは自分の浮気も妻に打ち明け、二人はやり直しを誓った。
ティムは一命を取り留めた。再び目を覚ましたティムを見てブランディは安堵した。ブランディのあとを追って病院に駆けつけた彼女の母親は、寄り添って眠るティムとブランディを見て考えを改め、ブランディの部屋の監視装置の電源を落とした。
映画『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』の感想・評価・レビュー
インターネットの落とし穴を浮き彫りにしている映画だ。人とインターネットで繋がる時代は便利でもあるが、価値が偏ってしまうことがこの映画でもよく分かる。
主人公のティムのように現実世界に苦戦し、インターネットの世界に価値を見出してしまうことは珍しくない。多感な年代なうえに、インターネットが主流で価値が流動的、そんな時代に強くあることは難しいと考えさせられる。
題名のように繋がりたい私たちはもっとインターネットの使い方を繋がり方を考えるべきなのだろう。(女性 20代)
本作は、ネット社会の中でインターネットに支配された人々を家族や友人、恋人といった様々な視点から描いたコメディーラブヒューマンドラマ作品。
簡単に繋がれるけれど、切ることも同じように簡単なSNSもあるあるシーンが沢山あって、とても共感しながら観れた。
愛する娘を監視する親がサイコパスで恐怖を感じた。
何でもネットで繋がっていることは現代では当たり前だけれど、後に人々は生きづらさを感じていくのではないだろうか。
特にSNSの付き合い方について考えさせられる作品。(女性 20代)
なんの予定もない休日に起きてすぐスマホを弄り始めてそのままダラダラしてしまい、いつの間にか夕方になってしまう…なんてことありませんか?そんなことが当たり前になってしまうくらい、スマホに依存している私にとってこの作品はネット上の繋がりのメリットとデメリット両方を教えてくれる作品でした。
SNS上での繋がりが悪いとは思いませんし、それをきっかけに仲を深めた友人も大勢います。しかし、ほんの少しの油断や隙が人生を狂わせかねないという事も知っておかなくてはならないなと感じました。(女性 30代)
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