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映画『逃走車』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『逃走車』の概要:マイケルは別れた妻に復縁を迫るため、ヨハネスブルクを訪れた。予約とは違うレンタカーが用意されていたが、時間がないため車に乗り込んだ。だが、その車からは不審な携帯と拳銃が見つかった。マイケルはある事件に巻き込まれてしまう。

映画『逃走車』の作品情報

逃走車

製作年:2013年
上映時間:85分
ジャンル:アクション、サスペンス、ミステリー
監督:ムクンダ・マイケル・デュウィル
キャスト:ポール・ウォーカー、ナイマ・マクリーン、ジス・ドゥ・ヴィリエ、ツェポ・マセコ etc

映画『逃走車』の登場人物(キャスト)

マイケル・ウッズ(ポール・ウォーカー)
アメリカ人。ひき逃げの罪で1年半年刑務所に服役していた。仮釈放の身で、国外に渡航することは許されていなかったが、元妻のアンジーに復縁を迫るためヨハネスブルクに向かう。ひょんなことからレイチェルに出会い、事件に巻き込まれていく。
レイチェル・シャバング(ナイマ・マクリーン)
ヨハネスブルクの検事。ベン・ローズという権力者が国際的な性的人身売買に関与していることを暴いたため、拉致される。ローズは警察署長をしており、警察官から命を狙われる。
スミス刑事(ジス・ドゥ・ヴィリエ)
ヨハネスブルクの刑事。警察署長を筆頭に、国際的な性的人身売買に関与している。秘密をばらそうとしたレイチェル・シャバング検事を誘拐した。そして、偶然にもそれを知ってしまったマイケルを殺すため、執拗に狙う。
アンジェリカ・ムーア(レイラ・エイドリアン)
通称アンジー。マイケルの元妻。ヨハネスブルクのアメリカ大使館に勤めている。

映画『逃走車』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『逃走車』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『逃走車』のあらすじ【起】

マイケルはパトカーに追跡されていた。必死に車を運転して逃走を図るが、道路を横切ろうとしている大きなトラックにぶつかりそうになる。そのしばらく前から、物語は始まる。

アメリカ人のマイケルは別れた妻のアンジー(アンジェリカ)に会うため、ヨハネスブルグを訪れた。空港近くの駐車場でレンタカーを確認するが、セダンを予約していたはずなのに、ミニバンが用意されていた。レンタカー会社に連絡してもすぐに交換ができないと言われたため、そのまま車を使うことにした。

マイケルは渋滞にはまってしまい、アンジーに連絡を取って現状を説明した。だが、アンジーはマイケルの話を信じておらず、失望を露わにした。マイケルは自分も1年半待ったのだから、アンジーも少しぐらい待っていてくれと懇願した。アンジーは仕方なく待つことを受け入れた。マイケルは1年半服役しており、現在仮釈放の身であることをアンジーに伝えていた。しかし、マイケルが仮釈放の申請が通ったのは真っ赤な嘘だった。マイケルの鞄からは、“仮釈放申請 却下”と判子が押された用紙が見えていた。

ミニバンのダッシュボードから携帯の着信音が鳴り響いた。その携帯はマイケルの物ではなかった。メールを確認すると、“誰にも知られるな”という文章が届いていた。渋滞が解消したため、マイケルは携帯を疑問に思いながらも車を走らせた。途中、小腹が空いたためお菓子とお茶を飲み食いしていると、咥えていたお菓子を下に落としてしまう。拾おうと座席の下に手を伸ばすと、なぜか拳銃が落ちていた。マイケルは訳が分からず困惑した。

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映画『逃走車』のあらすじ【承】

携帯に着信があったため、マイケルは意を決して通話ボタンを押した。すると、男性にメールの返信がないと怒られる。マイケルは訳が分からず、レンタカーの車にあったことを話して、拳銃についての説明を求めた。だが、男性は何も言わずに通話を終了していた。

再度男性から連絡があった。男性は刑事のスミスと名乗り、車には覆面捜査官が乗るはずだったことを説明した。何かの手違いでマイケルが車に乗ってしまったのだ。スミス刑事は他の車を用意したので指定の場所まで来てくれとマイケルに頼んだ。

マイケルは指定された倉庫の場所が分からず、車をやみくもに走らせた。途中の看板には“レイチェル・シャバング検事失踪”の文字が見えた。マイケルはアンジーに連絡を取るが、現状を上手く説明できそうにもなかった。愛しているなら何も言わずに20分だけ待ってくれと頼み、倉庫の場所を尋ねた。アンジーは何も聞かず、倉庫の場所を教えた。

マイケルが車を走らせると、後部座席のシートが倒れた。すると、中から手と口を縛られた黒人の女性が現れる。マイケルは困惑しながら、とりあえず黒人女性の拘束を解こうとした。しかし、黒人女性が落ちていた拳銃を拾って殺そうとしてきたため、拳銃を奪い返すと倉庫へと車を走らせた。

映画『逃走車』のあらすじ【転】

スミス刑事から連絡があり、遅いと怒られる。スミス刑事はマイケルが保釈条件を破って国外に出たことも、アンジーが大使館にいることも知っていた。5分で来なければ逮捕するとマイケルを脅して電話を切った。マイケルは苛々を押さえきれず、女性を怒鳴りつけた。

黒人女性はマイケルが何も知らないことに気づき、勝手に今までの経緯を説明した。女性の名前はレイチェル・シャバング。ベン・ローズという権力者の重要な秘密を暴いたため、拉致されたのだ。ローズは国際的な性的人身売買に関与していた。マイケルは巻き込まれるのが嫌で、警察に話してくれと喚いた。だが、ローズは警察の署長をしていた。レイチェルを殺そうとしているのは警察官だった。

マイケルが倉庫に辿り着くと、突然どこからか撃たれてしまう。急いで倉庫から逃げ出すが、2台の車が追ってきていた。マイケルは車を走らせ、追跡から逃れる。マイケル達はレイチェルの知り合いを頼って黒人住居区を訪れるが、皆ベンを恐れて助けてくれなかった。マイケルはアンジーを心配して連絡を取るが、留守番電話になってしまう。大使館に連絡を取ると、人に会うため外出したと言われる。

マイケルは急いで車を走らせ、大使館に向かった。すると、アンジーが車に連れ込まれそうになっていた。マイケルはクラクションを鳴らし、敵の車のドアに車をぶつけて破壊した。その音を聞きつけた大使館の見張りの軍人が、アンジーを助けるのが見えた。だがその時、レイチェルが敵に撃たれてしまう。

レイチェルが病院に行くことを嫌がったため、地下駐車場に向かったが、出血が酷く助かる見込みがなかった。レイチェルは最後の力を振り絞り、ベンについての証言を携帯電話に録音した。そして、マイケルにムズカ判事以外信じてはいけないと伝えて亡くなってしまう。マイケルは自分が裁判所に行けば刑務所に戻されることが分かっていた。そのため、レイチェルの遺体を見ながら、自分にはできないと涙を浮かべて喚いた。

映画『逃走車』の結末・ラスト(ネタバレ)

マイケルは駐車場にレイチェルを寝かせて立ち去った。丘の上でしばらく呆然とした後、アンジーに連絡を入れるが留守電のままだった。静かに電話を切ると、スミス刑事から電話が掛かってきた。スミス刑事はマイケルが保釈条件を破った罪で手配されていることや、妻を捕まえるために大使館の前に部下を待たしていることを話して脅した。しかも、レイチェルを殺害した罪もマイケルに擦りつけていた。マイケルは失うものがないと分かり、レイチェルの代わりにムズカ判事に会いに行くことを決める。

マイケルはムズカの留守番電話に、レイチェルが死んだことなどを残した。裁判所に向かう道中、マイケルは指名手配犯として車と顔写真がテレビで公開されているのを見てしまう。マイケルはパトカーのサイレンの音が聞こえたので、洗車機の中に入ってやり過ごした。そこで、アンジーの留守番電話に、たとえ殺されても無実を証明する、愛していると伝言を残した。

マイケルは道路にいた黒人男性に頼み、車の塗装の色を変えた。ムズカ判事から連絡があり、射殺命令が出されたので、裁判所に来ては危険だと忠告される。迎えの者を連れて行くので現住所を教えてくれと言われるが、携帯電話が切れてしまう。マイケルは腹を決め、裁判所に突入することを決める。

マイケルはパトカーの追跡を振り切り裁判所に向かう。途中でトラックにぶつかりそうになるが、ハンドルを切って何とか逃げ切った。裁判所の前に突入すると、目の前に立っていた男を人質に取ってムズカ判事を呼んでこいと叫んだ。そこに、スミス刑事が現れ、マイケルを射殺しようとした。だが、近くにいた警察官が規約違反だとスミス刑事を必死に止めた。マイケルは人質にした男がキャスターだと気づき、充電していた携帯を取り出した。だが、スミス刑事に腹を撃たれてしまう。マイケルは瀕死の状態でマイクに向かって録音を流した。

マイケルは一命を取り留め、病院に入院することになった。そして、正義を守った英雄として大統領に称賛される。アンジーはコメントを求められ、「大事な時に勇気を見せた彼を永遠に愛します」と伝えた。事件の関係者は逮捕されることになった。

映画『逃走車』の感想・評価・レビュー

一体、何を訴えたい作品だったのかと疑問ばかりが残る作品でした。ポール・ウォーカー演じるマイケルが必死に運転している姿で話は始まり、しばらくすると時間が遡って南アフリカに到着してレンタカーを受け取る場面になり、マイケルがいる場所と目的までは理解できました。しかしレンタカーの運転が始まってから徐々に不思議がいっぱいになっていき、終わる頃にはマイケルが必死に運転していたと言う印象だけが残る作品でした。
映画の内容を楽しみたい方には物足りない作品だと感じました。一方、低予算で映画を作ってみたい方には参考にできる作品とも思いました。(男性 40代)


ポール・ウォーカーが製作総指揮、主演を務めた今作。作中のほとんどが車内か車内からの目線を映すシーンで実際に同じ車に乗っているような感覚を味わえます。乗り物酔いしやすい人はちょっと気をつけた方がいいかもしれません。偶然借りたレンタカーは犯罪に使われているもので、それに乗っていた、ポール・ウォーカー演じるマイケルは犯人に間違われてしまうというストーリー。警察や組織に追われているマイケルの焦りや緊張感がものすごく伝わってきて、観ていて疲れます。
注力散漫な人は、車の運転は控えて欲しいですね。(女性 30代)

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