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映画『ジーサンズ はじめての強盗』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ジーサンズ はじめての強盗』の概要:三人の老人が、長年働いていた会社の意向で年金を受け取れなくなってしまう。怒り、絶望する彼らはそれぞれの生活のために銀行強盗を企てる。三人のジーサンが送るドタバタコメディ。

映画『ジーサンズ はじめての強盗』の作品情報

ジーサンズ はじめての強盗

製作年:2017年
上映時間:96分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:ザック・ブラフ
キャスト:モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキン、アン=マーグレット etc

映画『ジーサンズ はじめての強盗』の登場人物(キャスト)

ジョー・ハーディング(マイケル・ケイン)
年金暮らしの老人。突然会社からの年金を止められ、住宅ローンも三倍になってしまう。生活のために銀行強盗を企てる。家族思いで、意志の強い男。
ウィリー・デイビス(モーガン・フリーマン)
年金暮らしの老人。ジョーとは同じ会社で30年働いてきた。腎臓が悪く、移植手術の資金のために銀行強盗に参加する。孫が大好きな男。
アルバート・ガードナー(アラン・アーキン)
年金暮らしの老人。ジョーとウィリーの元同僚。会社に年金を止められ激怒し、アニーと暮らしたいと言う思いもあって銀行強盗に参加する。仲良し三人組の中では一番気性が荒い。サックスが上手い。
アニー・サントーリ(アン=マーグレット)
地元のスーパーで仕事をする女性。アルバートと恋人関係になる。明るく元気で、可愛らしい女性。
マーフィー(ピーター・セラフィノウィッツ)
ジョーの義理の息子。ジョー達に強盗のコーチを紹介する。ジョーに言われ、別れて暮らす娘との関係を修復する。不器用な男。

映画『ジーサンズ はじめての強盗』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ジーサンズ はじめての強盗』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ジーサンズ はじめての強盗』のあらすじ【起】

ジョーという老人が銀行にやってくる。銀行員はジョーに、いつもジョーの口座に入金されていたお金がしばらく入金されていないと言う。それは会社から支払われるはずの年金だった。さらにジョーは銀行員に、住宅ローンの金利が突然三倍になったと言う。それはティザーレートで、すでにその期間は終わったために金利が上がったのだと銀行員は説明する。

ジョーが銀行員に呆れていたとき、突然銀行強盗が押し入ってくる。速やかにお金を盗んで行く強盗達。そのうちの一人で、首にタトゥーのある男がジョーのもとにやってくる。ジョーは、これくらいしかないが持っていけと言って財布を強盗に差し出す。するとその強盗は、老人に優しくするのが文化的なルールだと言ってそれを断る。そしてお金を盗んだ後、速やかにその場を去って行く。

警察から事情聴取を受け、家族にも興味津々で強盗の話を聞かれるジョー。テレビではすでに大々的に報道されていた。

ジョーが公園で友人のウィリーやアルバート達とペタンクをしている。彼らは30年間共に同じ会社で働いていた仲なのだ。ジョーは、ウィリー達と銀行強盗の話などをしながら過ごしている。

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映画『ジーサンズ はじめての強盗』のあらすじ【承】

ジョー達が、会社からの説明を聞いている。それによれば、会社は買収されて工場は人件費削減のためにベトナムに移される。それに伴って年金が支払われないと言うのだ。納得のいかないジョー達は怒りをあらわにする。

ウィリーは病院で腎臓が悪いと診断される。医者からは、腎臓の移植をしないと遅かれ早かれ死んでしまうと宣告される。

ジョーが、ウィリーとアルバートと一緒に夕食を摂っている。ジョーはそこで、銀行強盗をしようと思っていると言い出す。先日の銀行強盗のことを悪い奴ではないと思っていたジョーは、将来のことを考えてそのような決断に至ったのだ。ウィリーは、痛風で関節炎の老人には無理だと言う。家に帰った後、賛成しないアルバートをよそにウィリーがジョーのアイデアに賛同する。

翌日、三人はスーパーに向かう。何も知らないアルバートを車に置き、ジョーとウィリーは練習のためにとスーパーで万引きをする。アルバートは気になってスーパーに入り、ジョーとウィリーの犯行を目撃する。結局、失敗に終わって三人は捕まってしまう。三人は店主に説教を受け、解放される。

映画『ジーサンズ はじめての強盗』のあらすじ【転】

ジョーとウィリーは、盗みのコーチを探すためにジョーの義理の息子であるマーフィーのもとを訪れる。そこで誰か紹介してもらおうとしていたのだ。その頃、先日盗みに入ったスーパーにアルバートが向かう。そこにはアニーという女性が働いていて、アルバートは彼女のことが好きだったのだ。二人はその後、アニーの自宅で一緒に過ごす。

いつものレストランで、ジョーとウィリーとアルバートが食事を摂っている。そこで会社の記事を読み、自分たちのお金が盗まれたと怒るアルバート。ついに、アルバートも盗みに参加すると言い出す。

ジョー達は、マーフィーから紹介してもらった男に会いに行く。その男は、泥棒でありながら動物保護施設の運営者という顔を持った男だった。盗んだお金の25%を渡すという条件で、男はコーチを引き受ける。

三人は本番に向けて、コーチの指導のもと訓練を開始する。体を鍛え、何度も銀行でリハーサルを行う。銃の使い方も身につけ、いよいよそのときが近づいてくる。

映画『ジーサンズ はじめての強盗』の結末・ラスト(ネタバレ)

いよいよ迎えた決行日。三人はアリバイ工作のためにチャリティーイベントに参加する。三人はこっそりとその場を抜け出し、銀行へと車で向かう。

マスクを被った三人は銃を持って銀行へと入って行く。銃で威嚇し、予定通り速やかにお金を盗む三人。しかし、途中でウィリーの容態が悪くなり、うずくまってしまう。そこにいた少女が、苦しくないようにとウィリーのマスクを半分めくり、ジョーはその少女に顔を見られてしまう。どうにか持ち直したウィリー。三人はどうにか銀行から逃げ出すことに成功する。

強盗に成功した三人は、高級レストランで派手に打ち上げをする。帰り道、ウィリーが倒れて救急車で運ばれてしまう。

病院でウィリーの状態を知ったジョーとアルバート。ウィリーはどうにか無事で、ベッドで横になっていた。

かつて三人が盗みに入ったスーパーの店主が警察に防犯カメラの映像を見せながら、三人の背丈や動きが銀行強盗のそれと似ていると報告する。

警察が三人のもとへとやってくる。ジョーとアルバートは署へと連行され、ウィリーは病院で事情聴取を受ける。しかし、完璧なアリバイに警察は四苦八苦していた。

三人が集められ、容姿の似た他の人に混じって並んで座らされる。そこへ銀行にいた少女が警察に連れられてくる。少女はウィリーを見て気づくが、見たことがないと警察に言う。少女は銀行でのウィリーの優しさに思うところがあったのだ。

ジョーがコーチの男にお金を渡す。実は男は最初に銀行強盗をしたタトゥーの男だったということをジョーは知る。タトゥーはヘナで書いたものだったのだ。

アルバートはアニーと結婚し、ウィリーは腎臓移植種手術を受けることができた。三人はそれぞれ幸せに暮らし始めるのだった。

映画『ジーサンズ はじめての強盗』の感想・評価・レビュー

普通の犯罪映画とは一味違い、ふっと思わず笑ってしまう要素がテンコ盛りの作品。まず、ジョー、ウィリー、アルバートの三人の掛け合いがおもしろい。次に、80歳オーバーの足腰のちょっと弱い三人が、銀行強盗を成功させるために頑張る様子が微笑ましい。現実的に考えると失敗することしか考えられないのだが、物語では無事に成功し、それぞれが幸せに暮らす結末になって良かったと思う。見終わった後に、なんだか温かい気持ちになった。(女性 30代)


年金暮らしをしているおじいちゃん3人組がひょんなことから強盗を企てる物語。モーガン・フリーマンにマイケル・ケインと、誰もが1度は見た事のあるであろう名優が強盗犯を演じるなんて大丈夫かなと思いましたが、スリリングな展開は一切無く、心が温まるようなほっこりとしたストーリーでした。
長寿の知恵なんて言葉がありますが、ジーサンズだからこその知恵や知識があり、老人に優しい強盗にもクスッと笑ってしまいました。ラストも温かい気持ちで終わらせてくれるので、おすすめしたい作品です。(女性 30代)

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