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映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』の概要:鈴木建設の鈴木社長は立ち眩みを起こすほど、忙しい毎日を送っていた。久しぶりの休暇を取り、釣り仲間の浜崎伝助を誘ってお遍路参りに旅に出かけた。そこで、シングルマザーの中浜みさきと出会い、仲良くなる。

映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』の作品情報

釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!

製作年:2003年
上映時間:116分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:朝原雄三
キャスト:西田敏行、三國連太郎、浅田美代子、高島礼子 etc

映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』の登場人物(キャスト)

浜崎伝助(西田敏行)
鈴木建設・営業三課。釣り好き。家を離れているときは、寝る前に必ず連絡をするほど愛妻家。いつも飄々としており、底抜けに明るい性格。仕事に対しては不真面目だが、釣り仲間のツテがあり、たまに大きな仕事をとってくる。
浜崎みち子(浅田美代子)
伝助の妻。鈴木建設の総務課で働いていた。伝助との間に12歳の息子がいる。穏やかで優しい女性。
鈴木一之助(三國連太郎)
鈴木建設代表取締役社長。浜崎伝助の釣り仲間。立ち眩みをするほど忙しい毎日に疲れ、旅行に出かけることを決める。真面目な性格。
中浜みさき(高島礼子)
トラック運転手。高知出身。バツイチ。12歳の息子の良介を1人で育てている。お酒に強く豪快な女性。
岩田千吉(三宅裕司)
鈴木建設・営業三課。バツイチ。娘とは離れて暮らしている。みち子のことが好きだった。仕事の手腕は優れており、上司の評価もいい。

映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』のあらすじ【起】

鈴木建設・営業三課の佐々木課長が、定年前に遂に営業本部次長に昇進した。後任の岩田千吉は、優しい佐々木課長とは違い、やり手の男として有名だった。人事部長は岩田に、浜崎伝助の教育を任せた。浜崎はたまに大きな仕事を取ってくるのだが、普段は釣りに情熱を注ぎ、仕事に対していい加減な男として手を焼いている人物だった。

岩田が朝礼を行っていると、浜崎が遅れて出社してきた。浜崎は悪びれる様子もなく、トイレをして遅刻したことを堂々と話した。その夜、岩田は浜崎と話すため、飲みに出かけた。岩田は特に浜崎を怒ることなく、穏やかにお酒を飲み交わした。浜崎は釣りのことを熱弁した後、岩田の趣味を尋ねた。岩田はギターを片手に、突然歌い始めた。だが、途中で浜崎にボーカルの座を奪われてしまう。

岩田は浜崎の奥さんが、総務課に勤めていたみち子だと知り愕然とする。みち子は岩田の好きな人だった。浜崎が電話で確認すると、みち子は岩田のことを覚えていた。その後、岩田は浜崎と歌い、酒に溺れた。そして、1人暮らしのマンションに、寂しく帰っていった。

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映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』のあらすじ【承】

鈴木社長は仕事が忙しく、立ち眩みをするほどだった。休みを取ることを考えるが、どこに旅行に行けばいいか決められず、運転手に相談した。その後の会議で、鈴木社長は苛々を抑えられず部下達を怒鳴ってしまう。部下達は鈴木社長が疲労とストレスを溜めていることを感じ、至急休みを手配した。

鈴木社長は釣り仲間の浜崎の家を訪れ、お遍路の旅に誘った。浜崎はお遍路には興味がなかったが、釣りをするためについていくことを決める。しかし、有給と忌引きを全て使い果たしており、休みが取れない状態だった。みち子は夫が釣りに行くことに反対せず、忌引きの理由に自分を使ってくれと頼んだ。次の日、浜崎は岩田に、みち子が明日死ぬ予定だと嘘を吐き、忌引き休暇を申請した。岩田は呆れながらも休暇届を受理した。

浜崎は鈴木社長とお遍路の旅に出かけた。歩いている途中で、釣りをしていたタクシー運転手の中村と知り合い、そのままタクシーに乗せてもらう。そして、釣りスポットに案内してもらう約束を取り付ける。

映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』のあらすじ【転】

浜崎は中村に連れられ、釣りに出かけた。鈴木社長は1人でお遍路を続けた。その後、中村のタクシーで宿に向かう途中、目の前を1台のトラックが走っていた。速度が遅いことに苛々した中村は、無茶な運転をしてトラックを追い越した。信号で止まっていると、先程のトラックから運転手の女性(中浜みさき)が降りてきて、制限速度を守っているのにクラクションを鳴らすとは何事かと怒鳴り込んできた。浜崎達は怯えながら頭を下げた。

みさきは実家に帰り、息子の良介に話しかけた。だが、良介はゲームに視線を向けたまま嫌そうな顔をした。みさきは何も言えなくなり、着替えて実家の宿屋の準備を手伝った。すると、先程怒ったタクシーの客達(浜崎と鈴木社長)が、宿泊客として現れた。みさきは先程のことを謝罪した。

浜崎は良介がゲームばかりをして遊んでいることを知り、釣りに誘った。次の日、みさきも含めて3人で釣りに出かけた。終始無言で無表情だった良介も、魚を釣った途端、喜びを爆発させた。みさきはその姿を見て、涙を浮かべて微笑んだ。その夜、みさきは浜崎と一緒にお酒を飲みながら、息子には男親が必要なのかと愚痴を零した。浜崎はみさきの頑張りを褒めるが、みさきの気持ちは晴れなかった。

映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』の結末・ラスト(ネタバレ)

みさきは仕事で東京へ行ったついでに、浜崎に会うために鈴木建設を訪ねた。しかし、浜崎は出張でおらず、代わりに岩田が東京案内をしてくれることになる。岩田はみさきに一目惚れしており、無理矢理会社を早退して出かけた。

その夜、岩田はみさきとバーに出かけ、豪快にお酒を飲む姿に見惚れた。みさきは岩田が家族に連絡しない姿を見て疑問を抱くが、自分と同じようにバツイチだったことを知り、親近感を持つ。みさきは浜崎のことを思い出し、愛妻家ぶりを羨ましがった。岩田はみさきの寂しそうな顔を見て、元気づけようとお酒を勧めた。その後、岩田が泥酔したため、みさきは自宅に連れて帰った。そこで、ベッドの傍に置かれた岩田の娘の写真を見て、岩田の優しさを知り微笑んだ。

岩田はみさきのことが忘れられず、仕事が手につかなくなる。浜崎に代理課長を頼み、会社を飛び出した。営業三課は浜崎の横暴振りに耐えられず出ていったと誤解して、浜崎に追いかけるよう迫った。佐々木次長も異変に気づき営業三課に現れるが、同じように浜崎のせいだと思っていた。浜崎は誤解だと弁明するが、誰1人聞いてくれる人はいなかった。

岩田は高知に行き、みさきにプロポーズした。みさきが返事がNOだったらどうするのか問うと、岩田は橋から飛ぶと脅した。みさきはその答えに呆れ果て、NOの返事を返した。岩田は泳げないのに橋から飛び降りた。みさきは橋から飛び、岩田を救出した。岩田の真剣な気持ちを理解し、抱きしめて微笑んだ。

岩田は退職願をFAXで会社に送った。鈴木社長は相手がみさきだと気づき、密かに祝福した。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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