映画『ソウ4』の概要:大人気ホラーシリーズの第4弾。主人公、ジグソウの今まで明らかになっていなかった過去についても言及された。息もつけないほどの切迫した展開から、片時も目が離せない。
映画『ソウ4』の作品情報
上映時間:93分
ジャンル:ホラー、サスペンス
監督:ダーレン・リン・バウズマン
キャスト:トビン・ベル、スコット・パターソン、ベッツィ・ラッセル、コスタス・マンディロア etc
映画『ソウ4』の登場人物(キャスト)
- ジョン・クレイマー / ジグソウ(トビン・ベル)
- 数多くの殺人を犯してきた連続殺人犯。前作で死亡。
- ダニエル・リッグ(リリク・ベント)
- SWAT隊長。ジグソウを追っていたが反対に捕らえられ、ゲームに参加させられる。
- マーク・ホフマン(コスタス・マンディロア)
- リッグの仲間の刑事。ジグソウ側に捕らえられ、ゲームに参加させられる。
- エリック・マシューズ(ドニー・ウォルバーグ)
- 前作でジグソウ一味に捕らえられた刑事。
- アート・ブランク(ジャスティン・ルイス)
- 弁護士の男性。トレヴァーと同じゲームに参加させられる。
- トレヴァー(ケヴィン・ラシュトン)
- アートと共にゲームに参加させられた男性。
- ジル・タック(ベッツィ・ラッセル)
- ジョンの元妻。ジョンとの子供を身ごもっていたが流産する。
映画『ソウ4』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ソウ4』のあらすじ【起】
前作で、連続殺人事件の犯人であるジョン、その後継者であるアマンダは死亡し、この悲惨な事件は終わりを迎えたはずだった。しかし、トレヴァーとアートという男が、新たに命を賭けたゲームに参加させられていた。トレヴァーは目、アートは口を縫われた状態で鎖に繋がれていた。そして、そのゲームでトレヴァーは命を落としてしまう。ゲームはまだ終わっていなかったのだ。
一方、同僚が2人ジョンとアマンダによって捕らえられたSWATの隊長、リッグはとある危険性を感じていた。それは、同僚のケリーが殺された場面から感じた違和感だった。彼女は吊るされた状態で殺されていたが、癌の末期で瀕死のジョンにそんな芸当はできるはずもなく、また、ケリーはアマンダよりも12kgも体重が重く、とてもではないがアマンダも1人で彼女を吊せるはずがないのだった。
その事実からリッグは、ジョンはアマンダの他にもまだ、自分の仕事を継ぐ後継者を用意していたのではないかと考える。そして、リッグはジョンの元妻、ジルに話を聞くことにしたのだった。
映画『ソウ4』のあらすじ【承】
ジルは、今まで明かされることのなかったジョンの過去について語り始める。ジルは麻薬中毒患者の更生施設で働いており、ある日、ジルはジョンとの子供を授かった。喜ぶ2人だったが、ある日暴走した患者の暴力を受け、その子供を失ってしまったのだ。そして、追い打ちをかけるようにジョンが末期の癌であることが判明した。それからというもの、ジョンは復讐にとりつかれるようになったのだった。
今まで謎に包まれていたジョンの一面を垣間見たリッグは、自宅へと戻った。最近仕事で忙しいリッグは、その忙しさのあまり家族との時間を中々作れずにいた。そして、眠っていたリッグが目を覚ますと、そこに家族ではない何者かが立っていたのだ。
リッグはそのまま拉致されてしまう。そして、今まで自分が調査してきた謎のゲームに、今度は自分が参加させられてしまうのだった。そして、捕らえられたリッグの前に、とある映像が映し出される。それは、自分同様捕らえられた仲間2人の姿であった。
映画『ソウ4』のあらすじ【転】
別室に捕らえられているその同僚の刑事、エリック刑事とホフマン刑事のもとに辿り着くことが、リッグに与えられたゲームの最終クリア条件だった。しかし、リッグがそこにたどり着くためには、いくつかのミニゲームを達成する必要があった。そして、リッグの前に、同じように犯人に捕らえられた人達が現れる。
彼らもまた、謎の犯人によって捕らえられ、いつ命を落としてもおかしくない状況にあった。リッグの今後の行動次第で、彼らの運命が変わっていく。つまり、彼らの命はリッグが握っている状態だったのだ。リッグは彼らを助けようと奔走する。しかし、リッグの決死の行動も虚しく、その殆どが残念ながらゲームによって命を落としてしまうのだった。
そして、多くの被害者を出しながらも、リッグはとうとうホフマン刑事とエリック刑事の行方を掴むのだった。さらに、リッグの部屋に踏み込んだFBIも、部屋に残された犯人からのメッセージを見て、慌ててリッグを追いかけていた。
映画『ソウ4』の結末・ラスト(ネタバレ)
しかし、FBIに対しても犯人側からの容赦ない攻撃がふりかかる。犯人が予め準備していた爆弾によって、FBI退院が大怪我を負い病院へ運ばれる事態となってしまった。一方、リッグは二人が捕らえられている場所へとたどり着いていた。
すると、その部屋には2人以外にもう一人、男の存在があった。それは、冒頭のゲームで生き残ったアートであった。そして、アートに言い渡されていたミッションは一つ。時間制限内に誰もこの部屋を訪れなければ、2人を解放するというものだった。つまり、リッグの到着は彼らの死を意味していた。そして、リッグの目の前で二人は殺されてしまう。
怒ったアートとリッグは撃ち合いになり、その最中アートは命を落とす。リッグもまた、致命傷を負っていた。しかし、そんなリッグは信じがたい光景を目にする。何と、死んだと思われたホフマン刑事が起き上がったのだ。実は、彼こそが最近の事件を起こしている真犯人であった。彼は無情にも、リッグに「ゲームオーバー」と伝えるのだった。
映画『ソウ4』の感想・評価・レビュー
前作でジグソウことジョンは死亡し、その意志を継ぐアマンダも同様に死亡した為、一連のゲームの流れも終了するかと思ったのだが、又もあのゲームが始まってしまう。
今回は、ジョンの過去や元妻なども登場し、その人間性に触れる事の出来る内容となっている。と同時に、今回のゲームの首謀者が誰なのか分からないまま、物語が展開していくので、なかなかに目が離せない内容となっている。
そして最終的にゲームの首謀者が明かされ、次回作へと繋がっていく。
SAWシリーズの新展開の序章ともいうべき作品となっている。(男性 30代)
人気スリラー『ソウ』シリーズ第4弾。前作と同じ時間軸でストーリーが展開しており、「そうだったのか!」の連続だ。そして、死んだジグソウがゲームを始めるきっかけが明らかになる。
特筆すべきは参加者がクリヤーしなくてはならないゲームの内容だ。究極の選択をしなくてはならず、どちらにしても痛みが伴う……よくぞこんな酷いゲームを考えつくと製作陣を感心してしまう。
このシリーズはただのサイコスリラーではない。人間の醜さがあらわになり、視聴者も自分のそうした部分を指摘されているような気分になる、戒めの要素もある映画だ。(男性 40代)
大人気シリーズ第4弾。前作でジグソウことジョンと、後継者になると思われていたアマンダが死亡したのでこのデスゲームは終わりを迎えるのかと思いましたが、新たな始まりとでも言うかのように新章が始まってしまいました。
今作は今までと少しテイストが異なり、ジグソウことジョンがなぜこのようなデスゲームを始めたのかが描かれていました。個人的にはそれを見ても納得はできませんでしたし、ジョンが死んだ今まだデスゲームを続ける必要があるのかと考えてしまいました。
これまで事件を捜査してきた警官がゲームの参加者になったり…と残酷なシーンが続きますがラストは1作目を彷彿とさせるまさかの展開が待っていました。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー
リッグが最後の場所にたどり着けた理由が分かり辛かったのですが、理解できましたか?