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映画『ソウ4』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ソウ4』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ソウ4』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ソウ4』の結末までのストーリー
  • 『ソウ4』を見た感想・レビュー
  • 『ソウ4』を見た人におすすめの映画5選

映画『ソウ4』の作品情報

ソウ4

製作年:2007年
上映時間:93分
ジャンル:ホラー、サスペンス
監督:ダーレン・リン・バウズマン
キャスト:トビン・ベル、スコット・パターソン、ベッツィ・ラッセル、コスタス・マンディロア etc

映画『ソウ4』の登場人物(キャスト)

ジョン・クレイマー / ジグソウ(トビン・ベル)
数多くの殺人を犯してきた連続殺人犯。前作で死亡。
ダニエル・リッグ(リリク・ベント)
SWAT隊長。ジグソウを追っていたが反対に捕らえられ、ゲームに参加させられる。
マーク・ホフマン(コスタス・マンディロア)
リッグの仲間の刑事。ジグソウ側に捕らえられ、ゲームに参加させられる。
エリック・マシューズ(ドニー・ウォルバーグ)
前作でジグソウ一味に捕らえられた刑事。
アート・ブランク(ジャスティン・ルイス)
弁護士の男性。トレヴァーと同じゲームに参加させられる。
トレヴァー(ケヴィン・ラシュトン)
アートと共にゲームに参加させられた男性。
ジル・タック(ベッツィ・ラッセル)
ジョンの元妻。ジョンとの子供を身ごもっていたが流産する。

映画『ソウ4』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ソウ4』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ソウ4』のあらすじ【起】

前作で、連続殺人事件の犯人であるジョン、その後継者であるアマンダは死亡し、この悲惨な事件は終わりを迎えたはずだった。しかし、トレヴァーとアートという男が、新たに命を賭けたゲームに参加させられていた。トレヴァーは目、アートは口を縫われた状態で鎖に繋がれていた。そして、そのゲームでトレヴァーは命を落としてしまう。ゲームはまだ終わっていなかったのだ。

一方、同僚が2人ジョンとアマンダによって捕らえられたSWATの隊長、リッグはとある危険性を感じていた。それは、同僚のケリーが殺された場面から感じた違和感だった。彼女は吊るされた状態で殺されていたが、癌の末期で瀕死のジョンにそんな芸当はできるはずもなく、また、ケリーはアマンダよりも12kgも体重が重く、とてもではないがアマンダも1人で彼女を吊せるはずがないのだった。

その事実からリッグは、ジョンはアマンダの他にもまだ、自分の仕事を継ぐ後継者を用意していたのではないかと考える。そして、リッグはジョンの元妻、ジルに話を聞くことにしたのだった。

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映画『ソウ4』のあらすじ【承】

ジルは、今まで明かされることのなかったジョンの過去について語り始める。ジルは麻薬中毒患者の更生施設で働いており、ある日、ジルはジョンとの子供を授かった。喜ぶ2人だったが、ある日暴走した患者の暴力を受け、その子供を失ってしまったのだ。そして、追い打ちをかけるようにジョンが末期の癌であることが判明した。それからというもの、ジョンは復讐にとりつかれるようになったのだった。

今まで謎に包まれていたジョンの一面を垣間見たリッグは、自宅へと戻った。最近仕事で忙しいリッグは、その忙しさのあまり家族との時間を中々作れずにいた。そして、眠っていたリッグが目を覚ますと、そこに家族ではない何者かが立っていたのだ。

リッグはそのまま拉致されてしまう。そして、今まで自分が調査してきた謎のゲームに、今度は自分が参加させられてしまうのだった。そして、捕らえられたリッグの前に、とある映像が映し出される。それは、自分同様捕らえられた仲間2人の姿であった。

映画『ソウ4』のあらすじ【転】

別室に捕らえられているその同僚の刑事、エリック刑事とホフマン刑事のもとに辿り着くことが、リッグに与えられたゲームの最終クリア条件だった。しかし、リッグがそこにたどり着くためには、いくつかのミニゲームを達成する必要があった。そして、リッグの前に、同じように犯人に捕らえられた人達が現れる。

彼らもまた、謎の犯人によって捕らえられ、いつ命を落としてもおかしくない状況にあった。リッグの今後の行動次第で、彼らの運命が変わっていく。つまり、彼らの命はリッグが握っている状態だったのだ。リッグは彼らを助けようと奔走する。しかし、リッグの決死の行動も虚しく、その殆どが残念ながらゲームによって命を落としてしまうのだった。

そして、多くの被害者を出しながらも、リッグはとうとうホフマン刑事とエリック刑事の行方を掴むのだった。さらに、リッグの部屋に踏み込んだFBIも、部屋に残された犯人からのメッセージを見て、慌ててリッグを追いかけていた。

映画『ソウ4』の結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、FBIに対しても犯人側からの容赦ない攻撃がふりかかる。犯人が予め準備していた爆弾によって、FBI退院が大怪我を負い病院へ運ばれる事態となってしまった。一方、リッグは二人が捕らえられている場所へとたどり着いていた。

すると、その部屋には2人以外にもう一人、男の存在があった。それは、冒頭のゲームで生き残ったアートであった。そして、アートに言い渡されていたミッションは一つ。時間制限内に誰もこの部屋を訪れなければ、2人を解放するというものだった。つまり、リッグの到着は彼らの死を意味していた。そして、リッグの目の前で二人は殺されてしまう。

怒ったアートとリッグは撃ち合いになり、その最中アートは命を落とす。リッグもまた、致命傷を負っていた。しかし、そんなリッグは信じがたい光景を目にする。何と、死んだと思われたホフマン刑事が起き上がったのだ。実は、彼こそが最近の事件を起こしている真犯人であった。彼は無情にも、リッグに「ゲームオーバー」と伝えるのだった。

映画『ソウ4』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

前作でジグソウことジョンは死亡し、その意志を継ぐアマンダも同様に死亡した為、一連のゲームの流れも終了するかと思ったのだが、又もあのゲームが始まってしまう。
今回は、ジョンの過去や元妻なども登場し、その人間性に触れる事の出来る内容となっている。と同時に、今回のゲームの首謀者が誰なのか分からないまま、物語が展開していくので、なかなかに目が離せない内容となっている。
そして最終的にゲームの首謀者が明かされ、次回作へと繋がっていく。
SAWシリーズの新展開の序章ともいうべき作品となっている。(男性 30代)


人気スリラー『ソウ』シリーズ第4弾。前作と同じ時間軸でストーリーが展開しており、「そうだったのか!」の連続だ。そして、死んだジグソウがゲームを始めるきっかけが明らかになる。
特筆すべきは参加者がクリヤーしなくてはならないゲームの内容だ。究極の選択をしなくてはならず、どちらにしても痛みが伴う……よくぞこんな酷いゲームを考えつくと製作陣を感心してしまう。
このシリーズはただのサイコスリラーではない。人間の醜さがあらわになり、視聴者も自分のそうした部分を指摘されているような気分になる、戒めの要素もある映画だ。(男性 40代)


大人気シリーズ第4弾。前作でジグソウことジョンと、後継者になると思われていたアマンダが死亡したのでこのデスゲームは終わりを迎えるのかと思いましたが、新たな始まりとでも言うかのように新章が始まってしまいました。
今作は今までと少しテイストが異なり、ジグソウことジョンがなぜこのようなデスゲームを始めたのかが描かれていました。個人的にはそれを見ても納得はできませんでしたし、ジョンが死んだ今まだデスゲームを続ける必要があるのかと考えてしまいました。
これまで事件を捜査してきた警官がゲームの参加者になったり…と残酷なシーンが続きますがラストは1作目を彷彿とさせるまさかの展開が待っていました。(女性 30代)


『ソウ4』はジグソウ死亡後の物語で、彼の遺志を継ぐ者が誰なのかに注目が集まる作品。冒頭の検死シーンからショッキングで、緊張感が最後まで続きました。特に、ホフマン刑事が新たなジグソウの後継者として明かされるラストは鳥肌もの。複雑に絡み合う時間軸と伏線も見事で、シリーズファンにはたまらない一作。暴力描写が苦手な人には厳しいですが、緻密な構成は圧巻です。(20代 男性)


女性でも見応えがあるサスペンス要素の強いスリラーでした。グロテスクな描写は多いですが、単なるスプラッターに終わらず、人間心理や道徳の崩壊を描いていて考えさせられます。特にリッグの試練は、正義感が裏目に出てしまう皮肉があり、彼の最期には切なさすら感じました。最後のどんでん返しも見事で、息を呑む展開でした。(30代 女性)


シリーズ通して見ている自分としては、『ソウ4』は非常に重要な分岐点だと思いました。ジグソウが死んだ後でもストーリーをここまで続けられるのか?という疑問を見事に裏切ってくれました。新たな後継者の登場と、過去の出来事とのリンクが巧妙すぎて、もう一度見返したくなります。グロ耐性がある人には超おすすめです。(40代 男性)


スプラッター映画にはあまり馴染みがなかったのですが、話題になっていたのでチャレンジ。結果、見入ってしまいました。トラップの残酷さに目を覆いたくなる一方で、物語が持つ「生き方」への問いかけが印象に残りました。最後の種明かしで、それまでの出来事の意味がガラッと変わるのが快感。女性でも楽しめるサスペンスでした。(20代 女性)


正直『ソウ4』はシリーズの中でも一番好きです。理由は、ジグソウの死後も緊張感が途切れず、彼の“遺言”のような哲学が生きているところ。リッグの行動がどんどん裏目に出る展開は、見ていて辛くも面白かった。人の行動原理をここまで残酷に、かつ理性的に見せる映画は他にない。シリーズの中でも思考力を試される一作です。(30代 男性)


ホラーが好きで色々観てきましたが、やはり『ソウ』シリーズは別格。特にこの4作目は構成が秀逸で、ジグソウが死んでも物語が成立する点に驚きました。伏線の回収が丁寧で、見る側の記憶力も試されます。ラストのタイムラインの絡み方は感心の一言。流血シーンに目を背けながらも、目が離せませんでした。(40代 女性)


社会派なテーマが潜んでいる点で『ソウ4』は非常に興味深いです。ジグソウが訴えていたのは単なる「命の尊さ」ではなく、人間の傲慢さや正義の押し付けだったと気づかされました。リッグの運命も、彼自身の行動が引き起こしたものだと考えると、非常に示唆的です。エンタメの皮をかぶった深い作品。(50代 男性)

映画『ソウ4』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ソウ4』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

セブン(SE7EN)

この映画を一言で表すと?

人間の罪と狂気を描いた究極のサスペンススリラー。

どんな話?

退職間近のベテラン刑事と若手刑事が、“七つの大罪”を模した連続猟奇殺人事件の真相を追う。犯人の狙いと猟奇的なトリック、張り詰めた空気感の中で進む捜査が、ラストの衝撃へと繋がっていく。

ここがおすすめ!

『ソウ』シリーズに通じる陰鬱な世界観と、人間の業に迫るテーマが魅力。ラストシーンの衝撃は映画史に残るレベルで、予測不能な展開に息を呑むこと間違いなし。心理サスペンス好きには必見の一作です。

ソウ(SAW)

この映画を一言で表すと?

極限状態での“生きる意味”を問う、サイコスリラーの原点。

どんな話?

密室に閉じ込められた2人の男が、命をかけたゲームに巻き込まれる。監禁、タイムリミット、過去の罪が交錯し、脱出のためには自らの選択と向き合う必要がある。ジグソウの存在がすべての鍵を握る。

ここがおすすめ!

シリーズの原点として、その構成の巧妙さとラストの大どんでん返しは圧巻。低予算ながら緊張感が高く、観終わったあとも考察が止まらない。『ソウ4』を観たなら絶対に押さえておくべき作品です。

デスゲームの夜明け(Would You Rather)

この映画を一言で表すと?

究極の“選択”を迫られる残酷な心理ゲーム。

どんな話?

病気の弟の治療費を得るため、ある富豪が主催するディナーに参加した女性。だがそれは、生き残りをかけた“拷問の選択ゲーム”だった。次々と現れる非道な選択肢に、参加者は心と体を削られていく。

ここがおすすめ!

『ソウ』シリーズと同様に、人間の極限状態と道徳の崩壊が描かれる。シンプルなシチュエーションながら、心理的な恐怖と残酷さのバランスが絶妙。予想を裏切る展開が好きな人にぴったりです。

キューブ(CUBE)

この映画を一言で表すと?

出口の見えない立方体の迷宮で試される人間性。

どんな話?

目覚めたら立方体の部屋に閉じ込められていた男女6人。無数の部屋には死のトラップが仕掛けられており、協力しなければ脱出は不可能。極限状況で徐々に本性を現していく人間たちのサバイバル。

ここがおすすめ!

『ソウ』のような密室サスペンスが好きな人にはたまらない設定。知恵と推理、心理戦が繰り広げられ、ラストまで目が離せません。低予算ながらも不気味な雰囲気が抜群のカルト的人気作です。

ミッドサマー(MIDSOMMAR)

この映画を一言で表すと?

白昼の祝祭の裏に潜む、狂気とカルトのホラー絵巻。

どんな話?

恋人との関係がうまくいかない女性が、友人たちとスウェーデンの“夏至祭”に参加。しかしその祝祭は、次第に常識を逸脱した異様な儀式へと変貌していく…。光に満ちた不穏な恐怖がじわじわと迫る。

ここがおすすめ!

直接的な残酷描写よりも、じわじわと精神を削るタイプのホラー。文化や信仰、集団心理といったテーマが『ソウ』の哲学的要素と共鳴。美しい映像とは裏腹の狂気に、圧倒されること間違いなしです。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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みんなの感想・レビュー

  1. キャサリン より:

    リッグが最後の場所にたどり着けた理由が分かり辛かったのですが、理解できましたか?