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映画『ソウ3』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ソウ3』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ソウ3』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ソウ3』の結末までのストーリー
  • 『ソウ3』を見た感想・レビュー
  • 『ソウ3』を見た人におすすめの映画5選

映画『ソウ3』の作品情報

ソウ3

製作年:2006年
上映時間:108分
ジャンル:ホラー、サスペンス
監督:ダーレン・リン・バウズマン
キャスト:トビン・ベル、ショウニー・スミス、アンガス・マクファーデン、バハー・スーメク etc

映画『ソウ3』の登場人物(キャスト)

ジョン・クレイマー / ジグソウ(トビン・ベル)
末期ガンに侵された連続殺人犯。命を粗末にする者を執拗につけ狙う。
アマンダ・ヤング(ショウニー・スミス)
ジョンの信仰者。彼を崇拝し、数多くの殺人を犯す。
ジェフ・レインハート(アンガス・マクファーデン)
轢き逃げ事件で息子を失った男性。ゲームに参加させられる。
リン・デンロン(バハー・スーメク)
有能な女医。ジョンを助けるために誘拐される。
アリソン・ケリー(ディナ・メイヤー)
エリックの同僚。ジョンの事件を追い続けている。
エリック・マシューズ(ドニー・ウォルバーグ)
前作で捕らえられた刑事。現在行方不明。
トロイ(J.ラローズ)
アマンダが仕掛けたゲームに参加させられた男性。

映画『ソウ3』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ソウ3』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ソウ3』のあらすじ【起】

末期ガンを患い、あと限られた命しか残されていないジグソウことジョン。彼は、生きたいと願う自分が生きられず、命を粗末に扱う輩がのさばっている現状に怒りを覚えていた。そして、ジョンはそんな者達に、神に変わり天罰を下すこととしたのであった。

そして、ジョンにはアマンダという協力者がいた。アマンダはジョンに心酔しており、ジョンに倣い、トロイという男にも残虐非道のゲームを仕掛けていた。トロイはアマンダによって、両手足と両肩、両脇腹、唇に鎖を埋め込まれ、とある部屋に監禁されていた。そして、その部屋には爆弾も共に仕掛けられていた。トロイは自らの皮膚をちぎり取り、何とか脱出を試みた。しかし、あと一歩間に合わず、トロイは爆発に巻き込まれ命を落としてしまった。

しかし、その犯行に疑問を感じた者がいた。エリックの同僚であるケリーである。ゲームのクリア者は必ず助けるジグソウだったが、今回はそうではなかった。例えトロイがゲームをクリアしたとして、その部屋の扉には鍵がかかっていたのだ。このことから、ケリーは今回の犯行がジョンによるものではなく、第3者によるものだと考える。

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映画『ソウ3』のあらすじ【承】

ケリーは事件の調査に乗り出した。しかし、その矢先ケリーは何者かに拉致されてしまう。目が覚めたケリーは、特殊な装置をつけられた上で吊るされていた。そして、ケリーにゲームが言い渡される。

そのゲームとは、酸の中に入ったビーカーに沈んでいる鍵を取り出し、装置を解除するというもの。時間内にクリアできなければ、装置が稼働しケリーは命を落とす。ケリーは覚悟を決め、酸の中に手を突っ込んだ。そして、ケリーは見事鍵を掴み取るのだった。しかし、それでも装置は止まらず、結局ケリーは胸を裂かれ絶命してしまう。今回のゲームも、仕掛け人はジグソウでなく新たな第三者によるものだった。

一方、リンという外科医の女性も同様に何者かに拉致されていた。そして、とうとうその新しい犯人が姿をあらわす。それは、ジグソウの協力者、アマンダだった。アマンダは癌が進行し瀕死状態にあるジョンを救うため、リンを誘拐したのだ。アマンダは、もしジョンが亡くなった場合、リンの頭が爆発する仕掛けを取り付ける。そして、アマンダは数少ない道具で見事ジョンを助け出して見せるのだった。

映画『ソウ3』のあらすじ【転】

一方、ジェフという男も、異なる場所でゲームに参加させられていた。ジェフは以前最愛の息子を失い、そのショックで妻と娘をおざなりにしてしまったことから、アマンダに目をつけられたのだ。そんなジェフに言い渡されたゲームは、これから現れる3人の人物を許すことだった。

実は、彼の息子の死は轢き逃げによるものであり、その3人はいずれも息子の死に関わった人物なのだ。1人目は、事件の目撃者である女性だった。彼女が真実を証言していれば、判決はまた違った形となっていたかもしれない。それでも尚、ジェフは彼女を助けようとする。あと一歩のところで女性は絶命するが、ジェフは彼女を救おうと努力したことが評価され、無事第一ステージクリアとなる。

次に現れたのは、息子の事件を担当した判事だった。彼が息子を轢き殺した犯人に言い渡した刑期は半年。あまりに軽い罰に納得のいかないジェフだったが、渋々彼も助けようと行動を起こす。そして、とうとう息子を轢き殺した張本人が彼の前に現れた。

映画『ソウ3』の結末・ラスト(ネタバレ)

流石のジェフも、憎き相手の前に彼の命を救うことを躊躇うが、最終的に彼を助けるために動き出す。しかし、あと一歩のところで間に合わず、犯人は首を切られてしまう。「赦す」ことには成功したジェフは、見事ゲームクリアとなる。そして、ジェフはジョンのいる部屋へと辿り着くのだった。

一方、アマンダがゲームをクリアしたはずのリンに銃口を向けていた。崇拝するジョンを独り占めしたいアマンダにとって、ジョンにとって命の恩人であるリンが邪魔だったのだ。そして、アマンダは引き金を引いた。ちょうどその時、ジェフが部屋に入ってくる。そして、その場面を見たジェフは怒りに震える。なんと、リンはジェフの元妻だったのだ。

ジェフはアマンダを撃ち殺す。そんなアマンダを見て、ジョンは「ゲームオーバー」と呟くのだった。これは、アマンダがジョンの後継者になれるかどうかを試すゲームでもあったのだ。そして、ジェフはそのままジョンの首も掻き切り、数多くの殺人を行ってきたジョンは、とうとう命尽きるのだった。

映画『ソウ3』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

前作でも登場したアマンダという女性が、ジグソウの代わりに殺人を犯していく展開の第3作品。
アマンダはジグソウに心酔しきっているのだが、どこか不安定でヒステリックな部分がある為、見ていて危なっかしい印象を受ける。
そして、ジグソウのガンを治療する為に拉致したリンという女性に、起爆装置をつけ、ジグソウの治療をほのめかすのだが、リンは有能であり、ろくに機材も揃っていない状態で、ジグソウの脳手術を成功させていき、ジグソウがリンに対してある種の信頼のような発言をすると、激しく嫉妬していく描写が見てとれる。
最終的にアマンダは、ジグソウの跡を継ぐには力不足だったという締め方になっており、
さらにはジグソウ本人も力尽き、SAWシリーズも一旦ここで完結する。(男性 30代)


大人気スリラーシリーズ『ソウ』の第3弾。今回もジグソウによる命をかけたゲームが開催される。
次はどんなグロいゲームが登場するのだろうという怖いもの見たさに引っ張られがちだが、ジグソウがこんなゲームをなぜ続けるのかというミステリーも見どころの1つだ。ジクソウは彼なりの理由があった。行き過ぎた行為ではあるが、そんなところに人間の真意のようなものが見えるから面白い。観ているこちらも自分の正義を試されているような気持ちになる映画だ。(男性 40代)


前作で登場したアマンダが、今作でもかなり重要なキャラクターでした。そもそもジグソウがこのようなデスゲームを行う理由が、自分は末期ガンで生きたくても生きられないのに、命を粗末にするヤツらが許せないからでしたよね。それを踏まえると、後継者を作るというのが何だか矛盾している気がして少しモヤッとしました。
しかし、ソウならではの過激な描写は健在で、観客を心から楽しませてくれます。
ジグソウを崇拝していたアマンダは殺され、ジグソウであるジョン自身も死んでしまったので今後どんな展開が待っているのかすごく気になります。(女性 30代)


あまりホラーは得意じゃないけど、ストーリーの緻密さに惹かれて『ソウ3』まで観ました。今回は医師リンと死にゆくジグソウの静かなやり取りが印象的で、前作以上に内面的な恐怖を感じました。痛みに耐えるというテーマは、単なる肉体的なものだけでなく、精神的な意味も込められていて興味深かったです。(30代 女性)


グロ描写に加え、心の痛みまで刺さってくるあたりが『ソウ3』の怖さ。ジェフの選択がことごとく「もし自分ならどうする?」と問いかけてくる。正直ラストの展開は胸糞悪さもあるけど、それでも最後まで観てしまう力がある。ジグソウの死で一つの区切りがついた感じがして、シリーズの中でも特別な一本です。(20代 男性)


精神的にかなりきつい作品でした。母親として、リンが選ばれる理由にも納得がいったし、彼女が命をかけて治療する姿には胸を打たれました。ラストで家族の真実が明かされる瞬間は、あまりに残酷で涙が出ました。恐怖と悲しみ、怒りが混ざり合う不思議な体験をした映画です。(40代 女性)


ソウシリーズの中で一番印象に残っているのがこの3作目。拷問装置のリアルさ、緊張感の持続、そして何よりも予想外の結末にやられた。ジグソウとアマンダの関係性も深堀りされていて、単なる悪役ではなく「信念の人」として描かれているのが良かった。人間の弱さを容赦なく突きつけてくる映画。(50代 男性)


シリーズを通して観ていると、この3作目でようやくジグソウの本質が見えた気がする。彼の「試練」によって人間は変われるのかという問いは、重く突き刺さる。暴力的なシーンだけでなく、命や贖罪といった哲学的テーマが根底にあるのがこの映画の魅力だと思う。怖かったけど考えさせられた。(20代 女性)


ホラーとしても心理サスペンスとしても高水準でまとまっていて、個人的には『ソウ3』がシリーズの中で一番好きです。序盤から終盤まで一貫して重苦しく、音や映像の演出も秀逸。ジグソウの「教育者」としての一面が垣間見える場面は、ただの殺人鬼じゃない深みを与えていました。(30代 男性)


最初は単なる拷問映画かと思ってたけど、観るうちにジグソウの信念や思想に惹かれてしまった自分がいて怖くなりました。リンの葛藤やジェフの苦悩がリアルで、気づいたら泣いていました。こんなにも痛みと悲しみ、そして愛が描かれているとは思いませんでした。傑作だと思います。(20代 女性)

映画『ソウ3』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ソウ3』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

キューブ

この映画を一言で表すと?

出口のない立方体に閉じ込められた者たちの、知恵と命のサバイバル。

どんな話?

目覚めると見知らぬ立方体の部屋に閉じ込められていた男女数名。彼らは無数のトラップが仕掛けられた部屋を通り抜け、生き延びようとする。仕掛け、心理戦、裏切りが交錯する緊迫の密室劇。

ここがおすすめ!

『ソウ』シリーズに通じる“脱出ゲーム”感と心理的圧迫感がクセになる一作。限られた空間の中で繰り広げられる人間ドラマとサバイバル頭脳戦に、最後まで目が離せません。

ホステル

この映画を一言で表すと?

ヨーロッパ旅行が地獄と化す、拷問スリラーの代表作。

どんな話?

バックパッカーとして東欧を訪れた若者たちが、謎のホステルに宿泊したことから、想像を絶する拷問と恐怖に巻き込まれていく。人間の欲望と狂気がむき出しになるショッキングスリラー。

ここがおすすめ!

『ソウ3』が好きなら、グロ描写と拷問のリアリティを極めたこの作品は必見。見ている側の精神も試されるレベルの暴力描写と、「人間の本性」に迫るストーリーが強烈な印象を残します。

デッド・サイレンス

この映画を一言で表すと?

人形に取り憑かれた怨念が導く、美しくも恐ろしい復讐譚。

どんな話?

妻を殺された男が、実家の町に残る古い言い伝えを追う中で、“喋ると死ぬ”呪いの人形とその持ち主・腹話術師の恐怖と対峙する。『ソウ』のジェームズ・ワン監督による異色ゴシックホラー。

ここがおすすめ!

『ソウ3』の残酷さとは違った方向での恐怖演出が光る作品。静かな恐怖とサプライズのラストが魅力で、視覚・聴覚に訴えるホラー好きにぴったりの心理スリラーです。

コレクター(THE COLLECTOR)

この映画を一言で表すと?

家の中すべてが罠だらけ。“侵入者”が“獲物”になる逆転ホラー。

どんな話?

空き巣に入った男が、家の中に張り巡らされた恐ろしい罠に次々とはまり、正体不明の殺人鬼と遭遇する。逃げ場のない恐怖が、息もつかせぬ展開で襲いかかるスリラー。

ここがおすすめ!

『ソウ』のゲーム的要素とスラッシャー要素を融合させたような作品。緊張感、グロさ、驚きの連続で、一瞬も油断できません。トラップホラー好きに強くおすすめ。

13 ゲーム・オブ・デス

この映画を一言で表すと?

「指示通りに動け」──13のゲームに挑む男の極限心理ドラマ。

どんな話?

突然かかってきた電話に従って行動すれば賞金がもらえるという謎のゲームに参加することになった男。最初は簡単だった課題が、次第に常識を逸脱した内容になり、彼の人生は崩壊していく…。

ここがおすすめ!

『ソウ』の「選択を迫られる極限状態」と似たシチュエーションが魅力。何が正しいのか、誰が見ているのか…そんな恐怖に精神がじわじわ削られていくスリラー好きにはたまらない作品です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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