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映画『問題のない私たち』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『問題のない私たち』の概要:女子校を舞台に巻き起こる、いじめや人間関係の葛藤を描いた牛田麻希、木村文による原作を『女の子ものがたり』『上京ものがたり』の森岡利行が監督したヒューマンドラマ。新人時代の黒川芽以、沢尻エリカ、美波らが共演。

映画『問題のない私たち』の作品情報

問題のない私たち

製作年:2004年
上映時間:98分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:森岡利行
キャスト:黒川芽以、沢尻エリカ、美波、森絵梨佳 etc

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映画『問題のない私たち』の登場人物(キャスト)

澪(黒川芽以)
クラスのリーダー的存在の少女。スポーツ万能でクラスメイトからの信頼も厚いが、同級生のマリアをいじめている。
麻綺(沢尻エリカ)
澪たちのクラスに転入してくる。持ち前の明るさからすぐにクラスに溶け込むが、澪からは疎ましがられる。
マリア(美波)
澪たちのグループにいじめられている。引っ込み思案な性格だが、心優しい性格の持ち主。

映画『問題のない私たち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『問題のない私たち』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『問題のない私たち』のあらすじ【起】

中学三年生の澪は、離婚した父が新しい恋人を作ったことにより家に居場所がなく、そんな鬱憤をクラスメイトのマリアをいじめることで晴らしていた。澪にマリアをいじめている自覚は無く、むしろマリアのうじうじとした性格がもたらす不快感への正当防衛だと捉えていた。

ある日、彼女たちのクラスに転校生がやってくる。麻綺と名乗るその少女は持ち前の明るさからすぐにクラスの人気者となる。澪が輝ける場であった水泳の授業でも、麻綺は澪のタイムを更新し、クラスの注目の的に。そんな彼女を疎ましく思った澪は、次の日から麻綺を無視するようクラスメイトに強要する。

翌日、麻綺はクラスから孤立してしまう。再び自分の地位を取り戻した澪は胸を撫で下ろすが、そのときこちらを睨む麻綺と目が合う。麻綺は静かに微笑んでいた。

翌日、澪が学校へ登校すると、いつもとクラスの雰囲気が違うことに気が付いた。首を傾げながらも席に着こうとした澪だったが、椅子の上に画鋲が置いてあることを発見する。以前から傍若無人な澪の振る舞いに嫌気がさしていたクラスメイトたちは、手のひらを返し麻綺の側についたのだった。

一日にして立場は一変、澪は麻綺たちからいじめられるようになる。

映画『問題のない私たち』のあらすじ【承】

父が新しい恋人と再婚することに。同居を始めた新しい母との折り合いがつかず、ますます家庭内でも居場所を無くしていく澪。

いじめのショックから一日学校を休んだ澪だったが、これ以上休むと自分の居場所が無くなってしまうと思い直し登校する。澪の机には手製の遺影が飾られ、その周囲でかつての友人たちが葬式ごっこを行っていた。

あまりのショックに澪は泣き出し、屋上の柵を乗り越え自殺を図ろうとする。そこへ止めに入ってきたのは、これまで澪がいじめてきたマリアだった。マリアは澪に向かって「どんなに辛くても一緒に頑張ろうよ」と励ます。

「なぜこんな私を許してくれるのか」と問う澪に「私と同じくらい辛いのが分かるから、責めることなんてできない」とマリアは答えた。マリアの純真な心に、澪は今までの自分の過ちを反省し、心変わりする。

ある日、麻綺に呼び出された澪。いじめられる覚悟をして向かうが、麻綺はこれまでの行いを詫びてきたのだった。拍子抜けした澪だったが、麻綺を許すことにした。

「みんなも謝りたがっている」と麻綺に手を引かれ体育館へと向かう澪。そこにはかつての親友である瑞希がいじめられている光景が。彼女たちは澪への謝罪とは名ばかりで、新しいいじめのターゲットを見つけたに過ぎなかったのだ。ショックを受けた澪はその場を離れる。

映画『問題のない私たち』のあらすじ【転】

翌日から瑞希へのいじめが始まる。はじめは見て見ぬフリを決め込んでいた澪だったが、麻綺の行為はこれまでの自分を映しているようだった。澪は怒りのあまり麻綺を殴ってしまう。

その出来事がきっかけで再び立ち場は逆転し、麻綺は孤立する。誰かが犠牲になり続けるクラスのシステムに嫌気がさした澪は、クラスメイト全員を屋上へ集める。澪は麻綺を罵るが、流されているだけのクラスメイトたちはもっと嫌いだと主張し、マリアとその場を去る。その一言がきっかけで暮らすからいじめは無くなった。

ある日、澪は近所のコンビニで担任教師が万引きしている光景を目撃してしまう。担任は翌日から澪に嫌がらせをするように。

担任から家庭環境のことを悪く言われた澪は激怒し、担任が万引きをしていたことを暴露する。その噂はたちまち全校に広まり、担任は学校へ来なくなった。

いじめの一件以来よき理解者となった澪と麻綺だったが、ある日麻綺から「担任があれで終わるとは思わない。気をつけた方がいい」と忠告される。

映画『問題のない私たち』の結末・ラスト(ネタバレ)

再び学校へ戻ってきた担任に呼び出された澪。担任はわざと澪を挑発するような発言を繰り返す。逆上した澪は担任に掴みかかり暴言を吐いてしまう。

校長室へ呼び出された澪は、そこである映像を見せられる。実は先程の一件はすべて担任によって撮影されており、尚且つ澪が問題児に見えるよう巧妙に編集されていた。家に帰ると父にその一件について激怒されるが、反対に澪は自分と向き合おうとしない父を責め家を飛び出してしまう。

翌日、ホームルームの際に担任がテストの答えが入ったディスクが盗まれたと話す。澪は自分の机の引き出しの中にディスクが入っているのを見つける。担任が澪を貶めるために仕掛けたのだった。

しかしそんな担任の行為を見透かしているクラスメイトたちは一人、また一人とホームルームをボイコットし教室を出て行く。その一件が原因で、担任は退職することになった。

全校集会で別れの挨拶をする担任に向かって、澪は「逃げるな」と一括する。それから澪は、自分には敵意はまったく無いこと、これまでされてきた行為もすべて許すことを告げる。自分の卑小さを思い知った担任は翌日、澪と共に盗みを働いたコンビニへ謝罪しに行った。

映画『問題のない私たち』の感想・評価・レビュー

かなりリアルな中学生の生活を見ているような感覚になり、映画に入り込んでいた。主人公の澪が行っていたマリアへのいじめから、転校生の麻綺が来たことにより変わり出す場面や、家庭環境が悪く家の居場所がない澪の姿や、次々とターゲットが変わるクラスのいじめの実態など、現実に起こっているような場面がたくさんあった。担任教師による悪い行動などもあったが、澪なりの強い気持ちや心の変化が面白く、同じように強い気持ちになれた。(女性 20代)

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