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映画『ウルトラマンサーガ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ウルトラマンサーガ』の概要:地球がバット星人に侵略され、あらゆる生き物が実験に利用するために連れて行かれてしまう。アンナは地球防衛隊として、仲間と共に生き残った子供達を育てていた。だがある日、怪獣に襲われてしまい、絶体絶命のピンチに陥る。

映画『ウルトラマンサーガ』の作品情報

ウルトラマンサーガ

製作年:2012年
上映時間:90分
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ
監督:おかひでき
キャスト:DAIGO、つるの剛士、杉浦太陽、秋元才加 etc

映画『ウルトラマンサーガ』の登場人物(キャスト)

タイガ・ノゾム(DAIGO)
優秀な戦闘員。明るく陽気な性格。子供の頃に住んでいた町が怪獣に襲撃され、親と離れ離れになる。自分を助けてくれなかったウルトラマンに対して、遺恨を残すようになり、一心同体となったウルトラマンゼロの力を拒否する。
春野ムサシ / ウルトラマンコスモス(杉浦太陽)
慈愛の精神を持ったウルトラマン。怪獣を倒さずに興奮を抑えることで、人を襲わないようにしている。住んでいる惑星は、人間と怪獣が仲良く共存している。
ウルトラマンゼロ (宮野真守)
子供を身を挺して助けるタイガの姿に感動し、一心同体となることで瀕死のタイガを救う。不思議な声に導かれ、地球を守るために別の宇宙からやって来る。
バット星人(東国原英夫)
地球で暮らすあらゆる生き物を実験に利用した悪い宇宙人。ゼットンと呼ばれる怪獣を生みだし、ウルトラマン達を襲う。
アンナ(秋元才加)
元不良グループのトップ。生き残った子供達を守るため、地球防衛隊「チームU」を名乗る。
タケル(高村竜馬)
地球で生き残った子供。ウルトラマンダイナが目の前でゼットンの卵に吸収され、石になってしまう様子を見てしまい、しゃべれなくなってしまう。ウルトラマンダイナが元に戻るために必要な物を掘り起こすため、度々家出をして探しに行こうとする。
リーサ(佐藤すみれ)
看護婦。アンナの妹。心穏やかで優しい性格。基地で子供達の世話をしたり、家事を行ったりしている。
アスカ・シン / ウルトラマンダイナ(つるの剛士)
人類の窮地を救った伝説のウルトラマン。ある日、地球にやって来て、怪獣に襲われているアンナ達を助ける。ゼットンが卵から孵らないように自身を犠牲にしたため、石になってしまう。

映画『ウルトラマンサーガ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ウルトラマンサーガ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ウルトラマンサーガ』のあらすじ【起】

宇宙人(バット星人)によって地球が侵略され、人間は姿を消してしまった。女性メンバーで構成された地球防衛隊は、残された子供達を必死に守っていた。ある日、地球防衛隊が日用品を集めに町に行くと、怪獣が現れ襲われてしまう。リーダーのアンナがロボットに乗って戦っていたが、反撃され絶体絶命のピンチに陥る。そこにウルトラマンダイナが現れ、怪獣を倒した。

ウルトラマンゼロが怪獣達と戦っていると、突然男の声が聞こえ助けを求められる。地球のあらゆる命が、邪悪なモノに封印されようとしているのだ。ウルトラマンゼロは地球に行くことを決める。その頃、ウルトラマンセブンはウルトラマンゼロが時空をワープしたことを感じ取っていた。ウルトラマン戦士の5人が集い、とある円盤に関係があるのではないかと話し合いが行われた。その円盤は様々な宇宙に突然現れ、怪獣達を連れ去っていた。円盤の意図は不明だが、恐ろしい計画が進行していることは明らかだった。

火星が宇宙生命体(スフィア)の生き残りに襲撃される。新人隊員のタイガ・ノゾムが戦闘機に乗り、敵を迎え撃った。その時、円盤が突然現れ、スフィアと一緒にタイガは別の宇宙に連れ去られてしまう。

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映画『ウルトラマンサーガ』のあらすじ【承】

ウルトラマンゼロは地球に降り立つが、人間が誰もいないことに疑問を抱く。そこに、円盤が突然現れる。ウルトラマンゼロは円盤が事件に関与していると考え捕まえようとするが、円盤が捕獲していたスフィアに襲撃されてしまう。円盤はその間に逃げてしまう。その頃、タイガは円盤から離れ、安全な場所でウルトラマンゼロの戦いを見ていた。だが、1人の少年(タケル)が自転車で現れ、戦いに巻き込まれそうになっているのを見てしまう。タイガはタケルを救うため、慌てて戦闘機を操縦すると、体当たりでスフィアの戦闘機を破壊した。その時、タイガが乗っていた戦闘機も爆発してしまう。

ウルトラマンゼロは瀕死の状態のタイガを救うため、タイガの体に乗り移り一心同体となる。目を覚ましたタイガはそのことに激しく動揺し、ウルトラマンの力はいらないと腹を立てる。そこに、怪獣が現れる。タイガはウルトラマンの力を拒否し、タケルを連れてその場から逃げた。

ウルトラマンコスモスが現れ、怪獣を手懐けてタイガ達を助けた。タイガは変身を解いたウルトラマンコスモス(春野ムサシ)に声を掛け、なぜ怪獣を倒さなかったのか疑問を投げかけた。ムサシは怪獣が興奮していただけだとタイガに教えた。

映画『ウルトラマンサーガ』のあらすじ【転】

タイガとムサシはタケルを探していたアンナ達に連れられ、地球防衛隊「チームU」の基地に足を踏み入れる。そこには、幼い子供達がおり、チームUのメンバー達と一緒に暮らしていた。チームUのリーサはタケルが無事だったことに安堵しながら、勝手に出ていったことを怒っていた。だが、タケルは何も話そうとはしなかった。タイガはその様子を見て、タケルがしゃべれないことに気づく。

アンナ達はムサシに、バット星人が地球で実験を行っていることと、地球で暮らすあらゆる生き物が連れ去られたことを話した。どこに連れて行かれたのかは不明で、分かっているのはゼットンと呼ばれる何かが関わっていることだけだった。

地球防衛隊の基地が、バット星人が呼んだ怪獣2匹に襲撃される。ムサシはウルトラマンに変身し戦うが、反撃される。ウルトラマンゼロはタイガを騙して変身するが、タイガの心が拒否しているため、小さなサイズになってしまう。ウルトラマンゼロが怪獣達を投げ飛ばし、ウルトラマンコスモスが怪獣達を大人しくさせた。

タイガは壁に飾られていた子供達の絵から、ウルトラマンダイナが地球にいたことを知る。ウルトラマンダイナはタイガがいた惑星で、人類滅亡の危機を救った英雄として教科書に載る程有名な人物だった。だが、ワームホールの彼方に消えてしまい、行方不明になっていた。アンナ達はダイナが現在どうしているのか、話そうとはしなかった。

タイガは皆がウルトラマンダイナを慕っている様子を見て、複雑な気持ちを抱く。ウルトラマンゼロはそんなタイガを心配し、何をそんなにこだわっているのか問い掛けた。タイガは子供の頃に住んでいた町が怪獣に襲撃され、両親と離れ離れになってしまったことを話した。ウルトラマンダイナは町を救ってくれたのだが、幼いタイガはウルトラマンに助けを求めながら両親を探していた。タイガはその時から1人で生きてきたため、ウルトラマンに今さら頼りたくない気持ちがあった。

映画『ウルトラマンサーガ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ゼットンが目を覚ました。その傍には、石になったウルトラマンダイナがいた。ゼットンの目覚めを阻止するため、自らの命を犠牲にしてゼットンの卵の中に飛び込んだのだ。ゼットンが放った火が地球防衛隊の基地を襲った。ウルトラマンダイナが身を挺して子供達を庇った。タイガは逃げ遅れた子供を助けに行くが、両親を求めて泣く姿を見て、自身の子供の頃の記憶がフラッシュバックしてしまい、身動きが取れなくなってしまう。

チームUのサワ達はタイガに、自分達が本当は地球防衛隊ではないことを打ち明けた。助けを求めてきた子供達のために、不良グループのトップであるアンナが嘘を吐いたのだ。サワ達はただのOLや整備工など、素人の集まりだった。何も守れなかったと落ち込むサワ達の姿を見て、タイガはウルトラマンとして戦う決心をする。

出て行くタイガとムサシを、アンナが危険だから行くなと引き止めた。アンナはタケルと共に、目の前でウルトラマンダイナがゼットンに石にされる姿を見ていた。アンナはタケルと共に逃げるしかなく、タケルの声が出なくなったのも自分のせいだと思っていた。タイガは泣くタケルの頭を撫でながら、ウルトラマンダイナはきっと生きていると伝え、ウルトラマンを信じろと叫び変身した。そして、ウルトラマンコスモスと共に飛び立った。

リーサはタケルがどこかに向かおうとしている様子を見て、何か大事なことを伝えようとしていることに気づく。タケルと共に車に乗り、ウルトラマンダイナが石にされた場所に向かった。タケルはウルトラマンダイナの声に励まされながら、ウルトラマンダイナにとって大事な物を土の中から掘り起こした。アンナはタケルに逃げたことを謝罪すると、代わりに届けさせてくれと頼み、タケルの手から掘り起こした物を預かった。そして、戦闘機に乗って移動すると、ウルトラマンダイナに向かって掘り起こした物を投げた。

ウルトラマンゼロはゼットンに倒されそうになるが、目覚めたウルトラマンダイナに助けられる。ウルトラマンダイナは倒れていたウルトラマンコスモスに力を分け与えた。3人は協力してゼットンを倒した。だが、バット星人がゼットンに力を与え、ハイパーゼットンとして目覚めさせる。ハイパーゼットンは圧倒的な力でウルトラマン達を攻撃した。

変身が解けたタイガは、ハイパーゼットンの力に絶望した。だが、アスカ(ウルトラマンダイナ)やムサシは、まだ諦めてはいなかった。タイガはアスカ達から勇気を貰い、再び立ち上がる。そして、タイガ達は3人で1体のウルトラマン(ウルトラマンサーガ)に変身した。ウルトラマンサーガはアンナ達の協力の元、ハイパーゼットンを倒した。

ハイパーゼットンから光が放出され、人々が地球に戻ってきた。タケル達は無事に家族と再会した。タイガ達はその姿を笑顔で見ていた。

映画『ウルトラマンサーガ』の感想・評価・レビュー

特撮ドラマ「ウルトラマン」のオリジナル劇場作品。地球を取り戻すため、ウルトラマンゼロ、ダイナ、コスモスの共闘を描く。

別々の世界観で語られていた3人のウルトラマンがそれぞれの宇宙を越えて集結することで夢の競演を果たす設定もさることながら、本来、ウルトラマンで表現され続けていたあきらめない心、立ち向かう勇気それを支えてくれる仲間の姿が強く描かれており、はじめは精神的に弱いタイガが成長する物語となっている。(男性 20代)


DAIGOに杉浦太陽、つるの剛士。そしてAKBのメンバーが多数出演している今作。キャストが豪華なだけでなく、ウルトラマンシリーズの中でもものすごくメッセージ性が強い作品でした。
2012年に公開された今作で描かれているのは「諦めない心」。東日本大震災の後、復興がなかなか進まない中でも頑張る人を応援する、また自分が出来ることをやるというような日本を元気づけるようなメッセージが沢山盛り込まれていた気がします。
AKBは特に興味がありませんでしたが、今作の秋元才加は素晴らしかったです。(女性 30代)

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