映画『劇場版 弱虫ペダル』の概要:多くのファンから支持された大ヒットアニメ、『弱虫ペダル』。今作は、そんな弱虫ペダルの初めてのオリジナル長編アニメーションとなる。高校生達による、熱いレースがここに復活する。
映画『劇場版 弱虫ペダル』の作品情報
上映時間:90分
ジャンル:アニメ、青春、スポーツ
監督:鍋島修
キャスト:山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴 etc
映画『劇場版 弱虫ペダル』の登場人物(キャスト)
- 小野田坂道(山下大輝)
- 総北高校ロードレース部のクライマー。先輩である巻島に尊敬の念を持つあまり、今作では大スランプに陥ってしまう。
- 鳴子章吉(福島潤)
- 総北高校ロードレース部のスプリンター。負けず嫌いの関西人。その負けん気のあまり、チームプレイをやや苦手とする。
- 今泉俊輔(鳥海浩輔)
- 総北高校ロードレース部の、次期エースと称される人物。チームメイトらと共に優勝を目指す。
- 金城真護(安元洋貴)
- 総北高校の絶対的エースであり、頼れる部長。チームの精神的支柱。
- 巻島裕介(森久保祥太郎)
- 坂道のクライマーの先輩。確かな実力を持つが、海外へ渡るため退部届を提出する。
- 田所迅(伊藤健太郎)
- 鳴子のスプリンターの先輩。総北高校におけるエーススプリンターである。
- 真波山岳(代永翼)
- 坂道のライバルで、箱根学園の次期エース。
- 東堂尽八(柿原徹也)
- 箱根学園のレギュラー選手であり、巻島の長年のライバル。巻島のレース不参加を誰よりも悲しんでいる。
映画『劇場版 弱虫ペダル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『劇場版 弱虫ペダル』のあらすじ【起】
千葉県にある総北高校は、ロードレースの大会で常に好成績を残してきた強豪校である。しかし、今まで神奈川県にある絶対王者、箱根学園に阻まれ優勝を逃してきた。そんな総北高校に、今泉俊輔、鳴子章吉、そして、小野田坂道という主力選手が加わった。総北高校の面々は、様々なトラブルに見舞われながらも夏に行われたインターハイで、なんと総合優勝を果たしたのだった。
それから少し経った頃、火の国熊本レースと呼ばれるレースが行われることになった。その大会は例年、インターハイで好成績を収めたチームを招待しており、優勝校である総北高校にも声がかかる。そして、常勝箱根学園にも勿論招待状が送られていた。例年、そのレースには参加をしていなかった箱根学園であるが、今回は総北高校が出場すると聞き、インターハイの屈辱を晴らすべく初めて出場を決意したのだった。
1年生の小野田坂道は、自分と同じクライマーというポジションにつく3年の先輩、巻島を心から尊敬していた。そして、彼と再び走れることを心から喜ぶのだった。
映画『劇場版 弱虫ペダル』のあらすじ【承】
しかし、実家が裕福である巻島は、日本を離れイギリスの大学に渡ることになる。高校の単位は前倒しで取得するため、巻島は早々に退部届を提出しなければいけなくなる。そのため、巻島は今回のレースへの参加を辞退するのだった。巻島が総北高校を離れることを知った坂道は、周りが想像していた以上のショックを受ける。坂道は、ショックのあまり大スランプに陥り、普段の走りができなくなってしまったのだった。
そんな状態で、火の国熊本レース当日を迎えてしまう。一方、巻島が参加をしないことにショックを受けているのは坂道だけではなかった。箱根学園には、長年巻島と肩を並べ競い合ってきた、東堂というライバルがいた。巻島に多大なる好意を寄せている東堂は、巻島と再び競うことができないことに落胆するのだった。
そして、とうとうレースが始まった。レースの序盤はスプリント対決である。スプリンターとして、総北からは鳴子と田所、そして、箱根学園からは新開と泉田がそれぞれチームを率いることになる。
映画『劇場版 弱虫ペダル』のあらすじ【転】
しかし、ここで予想以上の快走を見せたのが、呉南高校である。呉南高校のエースである待宮が健闘し、箱根学園も総北高校も引き離したのである。慌てて、両校は待宮を追いかける。
箱根学園は、泉田がエースである新開の体力を温存させるというチームワークが取れていた。しかし、鳴子は負けず嫌いのため、田所が総北のエーススプリンターであることを認めることができずにいた。しかし、総北高校はインターハイ優勝校である。自らのプライドを優先させるあまり、チームを敗北させるわけにはいかない。そう考えた鳴子は、田所を最終局面まで温存させるのだった。
そして、レース終盤、田所、待宮、新開の一騎討ちが行われる。そして、新開、田所、待宮の順にゴールラインを切るのだった。次に待ち受けるのは山岳地帯。クライマーである小野田坂道の出番である。しかし、坂道は未だに巻島のいないショックから抜け出せていない。そんな坂道では相手にならず、山岳地帯は箱学の真波が勝利を収めるのだった。
映画『劇場版 弱虫ペダル』の結末・ラスト(ネタバレ)
そして、1日目の最後のレースでは、それぞれ主将が出場する。彼等はいずれも良い走りを見せるが、結果的に勝利を収めたのは箱学の首相、福富だった。1日目は、いずれの区間でも箱学が勝利を収めたのだ。
その夜、坂道は考え事をしようと宿を出た。すると、なんとそこに巻島が立っていたのだった。レースを気にかける巻島に、巻島の兄が熊本行きのチケットを手渡してくれたのだ。しかし、1日目に参加していない巻島は、最下位からのスタートとなってしまう。総北の3年生達は、協力して巻島を上位に押し上げる。そして、次々とライバルを抜いていった総北は、とうとう箱学の背中を捉えるのだった。
巻島の登場に誰よりも喜んだのは東堂だった。東堂と巻島は、本気の勝負を繰り広げる。そんな二人の背中を、それぞれの学校の次世代を担う、坂道と真波が追いかける。しかし、先輩達の背中は大きく、彼等でも先輩に敵わないのだった。そして、激しい競り合いの末、巻島がトップでゴールするのだった。
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