映画『3月のライオン 前編』の概要:羽海野チカの同名人気コミックを大友啓史監督が実写映画化した作品。将棋以外に何もなかった天才棋士の桐山零が、様々な人に支えられながら成長していく。主人公を演じた神木隆之介を、豊川悦二、染谷将太、佐々木蔵之介、伊藤英明、加瀬亮といった豪華キャストが盛り立てている。
映画『3月のライオン 前編』の作品情報
上映時間:138分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春
監督:大友啓史
キャスト:神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太 etc
映画『3月のライオン 前編』の登場人物(キャスト)
- 桐山零(神木隆之介)
- 17歳の将棋のプロ棋士。9歳の時に交通事故で両親と妹を亡くし、父親の友人だったプロ棋士の内弟子となる。生きるためにひたすら将棋の勉強をして、中学生でプロ棋士になった。プロとして対局をこなしながら、高校にも通っている。最近ひとり暮らしを始めた。
- 幸田香子(有村架純)
- 幸田の長女。零には「姉さん」と呼ばれている。プロ棋士を目指して奨励会(棋士になるための養成機関)に入っていたが、零と比較されて夢を諦めざるを得なくなる。弟の歩も、香子と同じ道を辿った。猛烈に気性の激しい女。
- 川本あかり(倉科カナ)
- 零のマンションと川を挟んで向かいにある町に住む20代前半の女性。両親がいないため、中学生のひなたと保育園児のモモという2人の妹の母親代わり。祖父が営む和菓子屋と、叔母が経営する銀座のクラブを手伝っている。料理がうまい。
- 二海堂晴信(染谷将太)
- 子供の頃から零を最高のライバルだと思ってきたプロ棋士。幼少期から難病を患っており、将棋だけを支えに生きてきた。巨大財閥の息子で、実家は大金持ち。天真爛漫な性格。
- 島田開(佐々木蔵之介)
- A級棋士。二階堂の兄弟子。山形出身の苦労人で、穏やかな好人物。二階堂や零と研究会を行なっている。
- 後藤正宗(伊藤英明)
- A級棋士。意識不明の状態が続く妻がいるが、香子と不倫関係にある。どちらのことも愛している模様。いわゆる無頼派で、若手棋士から恐れられている。
- 宗谷冬司(加瀬亮)
- 「将棋の国の神様の子供」と呼ばれる天才棋士。圧倒的な強さで将棋界のトップに君臨し続けており、彼を倒すことがプロ棋士全員の目標でもある。寡黙な人物。
- 幸田柾近(豊川悦二)
- 零の師匠であり、育ての親でもあるプロ棋士。零には「お父さん」と呼ばせている。かつてはトップ棋士だったが、現在は零と同じB級2組に在籍中。
- 林田高志(高橋一生)
- 零の高校の担任教師。将棋ファンで、零のことを応援している。友達のいない零と、学校の屋上でお昼を食べている。
映画『3月のライオン 前編』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『3月のライオン 前編』のあらすじ【起】
中学生で将棋のプロ棋士になった桐山零は、9歳の時に両親と妹を事故で亡くした。そのお葬式の席で、父の友人だったプロ棋士の幸田から「君は将棋が好きか」と声をかけられる。この人にすがるしかないと思った零は、生きるために「はい」と答えたのだった。
春。17歳になった零は、幸田の家を出てひとり暮らしを始めていた。零が暮らし始めた川沿いの古いマンションには、将棋盤以外にほとんど家財道具はない。彼はいつも孤独だった。
今日は幸田との対局日。プロ棋士をしながら高校にも通っている零は、制服姿で東京は千駄ヶ谷にある将棋会館へ向かう。将棋会館は、プロ棋士の戦場とも言える場所で、対局室では毎日のように真剣勝負が繰り広げられていた。
同じ日、兵庫県姫路市の由緒あるお寺では、第73期名人戦第7局2日目の勝負が行われていた。カド番までもつれ込んだ今回の名人戦では、圧倒的な強さを誇る宗谷名人に、A級棋士の後藤が挑戦していた。
零と幸田の師弟対決は、冷静な指し回しで零が勝利する。勝負が終わると幸田は親の顔になり、零の生活を心配する。しかし零は、そんな幸田の優しさを素直に受け止めることができない。その日の夜、ラジオのニュースでは、宗谷が名人位を防衛したと伝えていた。
今期の幸田は不調で、棋士にとって最も重要な棋戦の順位戦でも、降級のピンチを迎えていた。それが零に負けたせいではないかという噂を耳にして、零はやりきれない気持ちになる。やけになった零は、飲めないお酒をがぶ飲みし、路上に倒れこむ。ちょうどそこを通りかかった川本あかりが、零に声をかける。泥酔した零は、ボロボロになって泣いていた。
翌朝、零は川本家で目を覚ます。川本家は、零のマンションと川を挟んで向かいにある三月町にあった。あかりは、中学2年生のひなた、そしてまだ保育園児のモモという2人の妹と暮らしていた。昨夜の記憶もなく、戸惑っている零を残し、三姉妹はバタバタと家を出ていく。零は川本家の鍵を預かり、高校へいく。
放課後、プロ棋士の二階堂が巨大なロールスロイスで零を迎えにきて、強引にマンションへ上がりこんでくる。実家が大金持ちの二階堂は、頼んでもいないベッドと寝具を引っ越し祝いにくれた。そのまま2人は将棋を指し始めたのだが、零は鍵のことを思い出し、姉妹の祖父が営む「三日月堂」という和菓子屋まで、鍵を返しにいく。
その晩、零は川本家であかりの手料理をご馳走になる。三姉妹は、零にとても親切だった。お土産のお弁当までもらい、零は久しぶりに穏やかな気持ちで帰宅する。
映画『3月のライオン 前編』のあらすじ【承】
お盆のある日、スーパーでカップ麺を買っていた零は、川本家の三姉妹と遭遇する。そのまま強引に夕食に誘われ、川本家でお盆の夜を過ごす。モモが亡くなった母親を恋しがって泣き出し、ひなたはひとりでどこかへ行ってしまう。零が捜しにいくと、ひなたは川辺で号泣していた。零は、家族を恋しがって泣けるひなたが羨ましいと感じる。
先輩に将棋で勝った零は、何かおごれと言われ、あかりが働く銀座のクラブへ行ってみる。このクラブは、あかりの叔母の美咲が経営していた。その夜、零のマンションを幸田の娘の香子が訪ねてくる。零は香子のことを「姉さん」と呼んでいた。
香子は気性の激しい女で、後藤と不倫関係にあった。最近は家にも帰らず、幸田に心配をかけているらしい。久しぶりに香子と会った零は、子供時代のことを思い出す。
幸田の家で暮らし始めた零は、プロ棋士を目指していた香子に敵対視され、徹底的にいじめられた。香子の弟の歩もプロ棋士を目指しており、幸田の家の空気は殺伐としていた。
翌朝、香子は零に好きなだけ嫌味を言って帰っていく。香子の零に対する感情は、愛憎入り交じる複雑なものだった。
クリスマス。安井という棋士に勝利した零は、相手の投げやりな態度に怒りを感じる。将棋に勝って悪者扱いされた零は、幸田の家で香子に勝って平手打ちされた過去を思い出す。
家族を失った零は、生きるために将棋を指してきた。幸田の家に置いてもらうには、プロ棋士になるしかない。零はひたすら努力し、いつの間にか香子や歩よりもずっと強くなっていた。零に勝てなくなった香子と歩は、幸田から奨励会をやめるよう言われる。棋士になる夢を断たれた香子は荒れ狂い、家を出ようとする。そのため零は、自分が幸田の家を出ることにしたのだった。
映画『3月のライオン 前編』のあらすじ【転】
年末、零はひどい風邪を引いて寝込んでいた。そこへ、川本家の三姉妹が訪ねてくる。あかりは零を強制的に家へ連れ帰り、ゆっくりと休養させる。そのまま川本家でお正月を迎えた零は、テレビの将棋番組で二階堂が自分の対局を解説しているのを見る。二階堂は無理攻めをする零の将棋を見て、「かっこつけるな、桐山!もっと自分の将棋を大切にしろ!」と叫んでいた。零は思わず、テレビの二階堂に向かって声を荒げる。
川本家と初詣へ行った零は、そこで後藤と一緒の香子を目撃する。零は香子を捕まえ、家に帰るよう説得する。後藤には、「家族を大事にできない人間は最低です」と抗議して、顔面を殴られる。零はそれでも引かず、獅子王戦で自分が後藤に勝ったら、香子を家に帰らせるという約束をしてもらう。獅子王戦トーナメントで次の島田戦に勝てば、零は後藤と当たる予定だった。
零は後藤の将棋を徹底的に調べ始める。後藤はスキのない本格居飛車党で、さすがに強かった。ずっと零のことを見守っている担任の林田は、島田に勝った気でいる零の態度が気になる。島田は、後藤もライバルと認めるA級棋士だった。
島田との対局で、零はいつの間にか劣勢になっていた。それに気付いた時、零は初めて島田の顔を見る。そして、A級棋士の島田をサブキャラ扱いしていた自分を恥じる。島田は全てをわかったうえで、静かに零と向き合っていた。動揺する零の耳に、「落ち着け、桐山」という島田の心の声が聞こえてくる。零は自分の未熟さを思い知り、改めてA級棋士のすごさを実感する。
落ち込んでいる零を、再び香子が訪ねてくる。香子は、自分の夢を奪った父親のことを憎んでおり、家にいるのが嫌だった。一方で、妻帯者の後藤を好きになってしまった不安も口にする。零と香子は、身内にも他人にもなりきれずにいた。
その頃、将棋界では若手棋士の登竜門である新人王戦のトーナメントが進んでいた。零は順調にトーナメントを勝ち上がり、準決勝までコマを進める。反対側の山では、二階堂も勝ち進んでいた。子供の頃から零を最大のライバルだと勝手に思ってきた二階堂は、決勝で零と対局することを熱望していた。
一方、島田と後藤は獅子王戦の挑戦者決定戦を戦っていた。後藤は、ずっと意識不明の状態が続いている妻のためにも、なんとかタイトルを獲りたいと思っていた。山形出身の島田も故郷の期待を一身に背負っており、タイトル獲得は悲願だった。2人は、おやつタイムまで張り合うほどの気迫で、この勝負に挑んでいた。
林田の計らいで将棋会館に駆けつけた零は、うなだれる島田を見て、彼の勝利を悟る。将棋では、最後の最後まで気を抜けない勝者の方が、終局後にうなだれていることが多い。零はそこで、島田の研究会に入れて欲しいと申し出る。ずっとひとりで勉強してきた零にとって、これは大きな変化だった。島田は島田で、零に特別な才能を感じていた。
新人王戦の準決勝で、零は冷静に勝利する。一方、二階堂は対局中に倒れてしまい、決勝に進めなかった。実は二階堂は子供の頃から難病を患っており、体力的に無理がきかない。対戦相手の山崎は、わざと千日手(同じ局面が続くと、もう一度初手から指し直すルール)に持ち込んで勝負を長引かせ、二階堂の体力を奪っていた。棋譜でそれを確認した零は、山崎のやり方に激しい怒りを感じる。
映画『3月のライオン 前編』の結末・ラスト(ネタバレ)
そして迎えた決勝戦。入院中の二階堂は、ネットで零の対局を見守っていた。零は二階堂のためにも、どうしても勝ちたかった。その気持ちが勇み足となり、無理攻めをしてしまう。それでも零は無謀な攻めを続けようとするが、「自分をもっと大切にしろ!」という二階堂の言葉を思い出す。零は握った駒を駒台に戻し、冷静な一手を指す。そしてついに、この大きな勝負を制する。零の初タイトル獲得を、大勢の人が喜んでくれていた。いつもは冷たい香子まで、祝福の電話をくれる。零は素直に「ありがとう」と礼を言う。
春。零は、島田が宗谷に挑戦している獅子王戦の現地大盤解説を務めることになる。宗谷は、零にとってずっと雲の上の存在で、零は彼のことを「僕たちの国の神様の子供」と呼んでいた。
第20期獅子王戦第4局。すでに3連敗している島田はあとがない。もともと胃の弱い島田は、激しい胃痛に苦しみながら、盤上を睨む。大盤解説会には、島田の地元から応援団が駆けつけていた。
外は激しい雨となり、局面は終盤戦を迎える。一進一退の攻防が続いていたが、終盤になって島田の玉が追いつめられる。自玉が助からないと思った時、島田は故郷の雪景色を思い出す。
大盤解説会では、島田が投了を告げる前から、ベテラン棋士が「勝負あり」と決めつけていた。しかし零は、「まだ島田さんは負けていない」と叫ぶ。零には、島田にとって起死回生の一手が見えていたのだ。
しかし対局室の島田はその手に気づかず、投了を告げていた。宗谷は一言、「気づかなかったね」と島田に声をかけ、零の見つけた一手を示す。島田は愕然とし、そしてうなだれる。宗谷は「美しかったのに」と言い残し、静かに対局場を去っていく。去り際、宗谷の視界に零が入る。なぜか宗谷は、じっと零のことを見つめていた。零はその場から動けずにいた。
映画『3月のライオン 前編』の感想・評価・レビュー
漫画原作は未読のまま視聴したが、後編でどうなるのかという期待を残してくれたので良かった!
しかし、原作や将棋のことをもっと知っていればさらに楽しめたのだろうと、少々後悔することもあり。そして、将棋がこんな精神戦であることを知り、観ている方も気を張ってしまい、少しだけ疲れた。
役者陣はとても豪華。さすがの神木隆之介!
染谷将太が彦麻呂のようになっていてエンドロールまでわからなかった。これには驚き。若手俳優陣の魅力がたくさん詰まった作品。(女性 30代)
3月のライオンといえば、時には狂気とも思える将棋世界を描きつつも、川本家と桐山零とのほのぼのしたやりとりが面白い作品である。キャスト的に、神木隆之介が演じる桐山零はなかなかイメージに見合っていると感じた。前編は、川本家と桐山との出会い、桐山の初タイトル獲得までを描いている。個人的に、宗谷冬司はもう少し幼く、儚い印象を持っているので、若干違和感を感じてしまった。2時間長ある作品なのだが、人間描写がしっかり出来ているので、飽きずに観る事が出来るだろう。(男性 30代)
原作ファン。少女漫画家と言うと失礼なのかもしれないが、とにかく美しいキャラクターが多い原作をうまく実写に近づけた配役にはまず満足。原作が多少散文的な構成であり、ましてや完結していない漫画を二部作にまとめきるのは非常に難しかっただろうが、原作の面白い部分を抜き出しているとはいいきれない。特に主人公の過去については物語の中で大きな意味を持つが、それはあくまでも設定であり時間を大きく割いたのはいただけない。これでは過去に囚われた話になってしまい、物語の持つ意味が逆になる。(男性 30代)
前編・後編と分かれているため、物語の盛り上がりという部分はそこまで無い。しかし後編が期待できるような、全体的な脚本とラストだったため、そこそこ楽しめた。
特に丁寧な脚本にはとても満足である。登場人物たちの内面や、将棋のシーンとそれ以外のシーンの対比は素晴らしかった。出演俳優も、人気だけ高いような俳優は使わず、実力と人気の伴った俳優をキャスティングしていたため好印象である。
全体的に暗いトーンが続くので、苦手な人はいるかもしれない。後編には物語の盛り上がりにも期待したい。(男性 20代)
原作漫画好きとして、初めて見たときは違和感を感じ、蓋をしていたのですが、3年ぶりに見てみると、「あれ、好き。」と再確認した映画。
漫画のあのシーンだ!と思えるカットがあり、原作ファンの良いところを刺激する一方、間の取り方や、彼らの将棋への向き合い方も見せつつ、ゆったりと暖かく語りかけてくれるような映画で、原作よりも家族のあり方に重きを置いたストーリーだったな、と感じました。
キャストの選び方は秀逸なほどはまりまくっていて、見ていてうれしくなっていきます。(女性 30代)
中学生でプロ棋士となった高校生の紆余曲折を描いた大人気マンガの映画化。主人公の桐山零を演じるのは神木隆之介だ。
幼い頃に事故で家族を失った零が、生きるために将棋を学び、周りに支えられながらも厳しい世界を生きていく。零をはじめ、登場人物のキャラクター描写が素晴らしい。それぞれが何かを抱え、必死に生きているというのが痛いほどわかるのだ。些細なセリフや行動が、それをうまく伝えている良質な脚本。ヒステリックな有村架純は見応え十分だ。(男性 40代)
どちらかと言えば静かな女性の役が多い有村架純さんが、感情を思いっきり表に出しながら幸田香子を表現しているのがとても印象的だった。幸田香子の言葉にならない苦しみが、上手く表れていたと思う。
桐山零の人生が壮絶で、棋士としての物語だけでなく彼を取り巻く人間ドラマにも引き込まれた。原作者の羽海野チカさんらしい、深みのある物語だった。見ていて苦しいと感じる描写が多いので、川本家の温かさにほっとした気持ちになった。(女性 30代)
配役は完璧と言っていいほど、誰もがぴったりだった。
その中でも特に頭一つ抜けているのが、加瀬亮が演じた宗谷名人。画面に登場するだけで「ただ者ではない」ことがひしひしと伝わってくる。有村架純のいつもとは違う「怖さ」も上手に表現されていたし、勿論主演の神木隆之介が主人公の壊れそうな繊細さを上手に演じていた。息の詰まりそうな将棋の一局の演出も凄い。
ただ原作のエピソードが大幅にカットされているのは、仕方ないことだが物足りなさを感じてしまった。(男性 30代)
原作未読、将棋にも詳しくないが、それでも楽しめた一本。前後編の前編なので、中途半端感があるかと思いきやそうでもない。絶妙なバランスだと感じた。将棋のシーンも自然な人間ドラマに昇華されており臨場感も十分、あたかも自分も将棋を分かっているかのような気分で入り込むことが出来た。随所に織り込まれる家族関係の部分は前知識がなかったこともあり若干混乱したものの、将棋のシーン同様に「なんとなく」主人公の背負っているものは伝わってきた。二階堂役の染谷将太の熱演が印象的な一本。(男性 40代)
関連作品
次作 3月のライオン 後編
みんなの感想・レビュー
将棋についての知識がなくても違和感なく見ることが出来て、将棋という勝負の世界の戦いを描いているのに何故か温かい気持ちになれた今作。
将棋しかないという零ですが、彼を支えてくれる人たちの優しさや温かさを目の当たりにすると、彼には人を惹きつける魅力が溢れているのだろうと感じました。中でも染谷将太演じる二階堂。彼のキャラクターはもちろんですがその優しさと天真爛漫な笑顔を見ると胸に熱いものが込み上げてきました。
前編後編を続けて見るのをオススメします。