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映画『ビバリーヒルズ・コップ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ビバリーヒルズ・コップ』の概要:アクセルはデトロイトで優柔な刑事として働いていたが、規律を守らず問題を起こしてばかりいたため、上司に目をつけられていた。そんな時、幼馴染のマイキーが殺される事件が起こる。アクセルは休暇を利用して、犯人を捕まえようと捜査を開始する。

映画『ビバリーヒルズ・コップ』の作品情報

ビバリーヒルズ・コップ

製作年:1984年
上映時間:105分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:マーティン・ブレスト
キャスト:エディ・マーフィ、リサ・アイルバッハー、ジャッジ・ラインホルド、ジョン・アシュトン etc

映画『ビバリーヒルズ・コップ』の登場人物(キャスト)

アクセル・フォーリー(エディ・マーフィ)
デトロイトの刑事。刑事としては優秀だが、規範や規律を守らず問題ばかり起こしている。
ジェニー・サマーズ(リサ・アイルバッハー)
アクセルの幼馴染。ビバリーヒルズの画廊でメイトランドに雇われ、経営者として働いている。
ウィリアム・ローズウッド(ジャッジ・ラインホルド)
ビバリーヒルズの刑事。ちょっとおバカなところもあるが、素直で気の良い青年。
ジョン・タガート(ジョン・アシュトン)
ビバリーヒルズの刑事。巡査部長。規律や規範を守る、真面目で融通の利かない性格。ローズウッドと相棒を組んでいる。
アンドリュー・ボゴミル(ロニー・コックス)
ビバリーヒルズの刑事。警部。タガートに負けず劣らずの真面目な性格。
ヴィクター・メイトランド(スティーヴン・バーコフ)
ビバリーヒルズで画商を経営している資産家。裏で麻薬や債券などを密輸している。
ザック(ジョナサン・バンクス)
メイトランドの手下。無記名債券を盗んだアクセルの幼馴染であるマイキーを射殺する。

映画『ビバリーヒルズ・コップ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ビバリーヒルズ・コップ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ビバリーヒルズ・コップ』のあらすじ【起】

デトロイトの刑事であるアクセルは、1人でおとり捜査を行い麻薬の密売人を逮捕しようとした。だが、変なこだわりを見せて密売人と揉めている間に、巡回している刑事に見つかり逮捕されそうになる。密売人はアクセルを荷台に乗せたまま、トラックを発車させて逃走した。しかも、密売人が荒い運転をしたせいで、街中事故を起こして滅茶苦茶になる。警察官に囲まれて密売人は逮捕されるが、アクセルの顔を見た1人の警察官が、またお前が問題を起こしたのかと呆れたように呟いた。

アクセルは上司にこっぴどく叱られる。市長から苦情が来ていたのだ。しかも、アクセルが行ったおとり捜査は申請がされておらず、アクセルが独断でしたことだった。上司は二度とおとり捜査をやるなとアクセルに命令した。しかし、アクセルは少しも反省している様子がなかった。

アクセルが家に帰ると、幼馴染のマイキーが家にいた。マイキーは刑務所を出所した後、アクセルに会いに来たのだ。アクセルは再会を喜び、マイキーとバーに出かけて行った。2人は少年だった頃を懐かしみ、語り合った。再び2人揃ってアクセルの家に帰宅するが、玄関を開けようとした瞬間突然背後から2人組の男に襲われる。アクセルが気絶している間に、ザックと呼ばれた男がマイキーから盗まれた無記名債券を取り返した。そして、マイキーを射殺した。

マイキーの事件は12年間も机仕事だったランドが担当することになった。アクセルはそのことに納得がいかず上司に捜査に加わりたいと進言するが、冷静な捜査ができる筈がないと却下される。マイキーは休暇を取り、独自に捜査を行うことにした。

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映画『ビバリーヒルズ・コップ』のあらすじ【承】

マイキーは出所後、ビバリーヒルズにいる幼馴染のジェニーの元で働いていた。アクセルはビバリーヒルズに飛び、画廊の雇われ経営者であるジェニーの元に向かった。ジェニーはアクセルとの再会を喜ぶが、マイキーが亡くなったことを聞きショックを受ける。ジェリーは画廊のオーナーに頼み、マイキーに画廊の倉庫での仕事を紹介していた。

アクセルは画廊のオーナーであるメイトランドに会いに行った。マイキーが何をしていたのかメイトランドに尋ねるが、答えを得ぬまま会社の窓から放り出される。しかも、そこにパトカーがやってきて、逮捕されてしまう。

アクセルはタガート巡査部長とその部下のローズウッドから取り調べを受ける。6人の証言により、アクセルが会社内で暴れて窓から飛び出したことになっていた。しかも、タガート巡査部長は街の実業家でもあるメイトランドの証言を疑っていなかった。アクセルがそのことを馬鹿にして不遜な態度を取ると、タガート巡査部長に腹を殴られてしまう。それを、上官のボゴミル警部補が見ており、タガート巡査部長を叱った。ボゴミル警部はアクセルにビバリーヒルズを来た理由を尋ねるが、アクセルは休暇で来ただけだと真実を話さなかった。

アクセルはタガート巡査部長とローズウッドが尾行してきていることに気づいた。ボーイに頼んで夜食を運んでもらっている間に、車に細工をして運転できないようにした。そして、タガート巡査部長達が戸惑っている間に、アクセルはジェニーと画廊の倉庫を調べに行った。倉庫の机にはコーヒーの粉が散らばっていた。しかも、2人の男がやって来て、箱から債券を取り出し鞄に詰め直した。

アクセルは画廊の倉庫に来た男達は尾行した。辿り着いたのは輸出入貨物を保管している倉庫だった。危なそうな気配がしたため、アクセルはジェニーを置いて1人で倉庫の中に侵入した。アクセルは管理者に保税倉庫の視察官だと嘘を吐き、男達が置いて行った荷物を調べた。

映画『ビバリーヒルズ・コップ』のあらすじ【転】

アクセルは友好を深めようと、ホテルの前を見張っていたタガート巡査部長達をストリップバーに連れて行った。だが、タガート巡査部長はアクセルを見張るために仕方なくついてきただけで、終始イライラした態度を取っていた。アクセルはそんなタガート巡査部長に倉庫でコーヒーの粉を見つけたことを教えた。だが、タガート巡査部長はそれが何のことを表しているのか、さっぱり分かっていなかった。アクセルがそのことを馬鹿にしていると、6月にも関わらず皮のコートを着ている不審な男を見つける。アクセルはタガート巡査部長に、男を見張るよう指示した。タガート巡査部長はいつになく真剣なアクセルの目を見て、男を見張りに行った。アクセルは男の仲間に友人の振りをして声をかけ、動揺している隙に銃を奪って捕まえた。タガート巡査部長も皮のコートを着た男を捕まえ、無事に強盗事件が起きる前に解決することができた。

ボゴミル警部はタガート巡査部長達に、なぜ勤務中にストリップバーにいたのか尋ねた。アクセルは2人を庇って、自分を尾行していて外で見張っていたからだと話すが、タガート巡査部長は上司に嘘の報告をするのが嫌で本当のことを正直に話した。タガート巡査部長達は尾行の任務を解かれることになる。

アクセルは新たに尾行の任務に就いた警察官の尾行をまくと、メイトランドの車を尾行した。メイトランドは会員しか入れないレストランに入っていった。アクセルはゲイの恋人の振りをしてレストランの中に入り、必ず証拠を掴んで逮捕するとメイトランドに宣言した。

アクセルは再び逮捕され、ボゴミル警部補達の元に連れて行かれる。アクセルは捜査に来たことを正直に打ち明け、メイトランドが不審な債券を運んでいることや麻薬の密輸に関わっている可能性があることを伝えた。さらに、保税倉庫内に仲間がいて、検査前の荷箱から債券や麻薬を抜いていることも教えた。倉庫内に落ちていたコーヒーの粉は、麻薬犬よけの匂い消しに使われていた。しかし、麻薬が見つかってない以上、倉庫内の捜査を行うことはできなかった。しかも、署長がアクセルの行動に腹を立てており、市の境界線まで強制送還されることになる。

映画『ビバリーヒルズ・コップ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジェニーの元にメイトランドが訪ねてきて、アクセルの居場所を尋ねてきた。ジェニーは危機が迫っていることを感じ、アクセルとは一度会ったきりで居場所は知らないと嘘を吐いた。その頃、アクセルはローズウッドに、一緒に事件を捜査しようと口説いていた。ローズウッドはボゴミル警部補に怒られることを恐れるが、アクセルの熱意に打たれ協力することを決める。

アクセル達はジェニーの元に行き倉庫の鍵を借りるが、ジェニーも真相が知りたいのでついて行くと譲らなかった。令状を取っていない不当捜査のため、アクセルはローズウッドを車に残し、ジェニーと共に倉庫の中を確認した。箱の中から麻薬を発見するが、その場所にメイトランドが仲間を引き連れて現れ、取り囲まれてしまう。その頃、ローズウッドは車の中から、メイトランド達が倉庫の中に入っていくのを見ていた。ローズウッドは倉庫の中に入ってアクセルを助けるが、ジェニーは連れ去られた後だった。ローズウッドはタガート巡査部長に、倉庫内を確認するよう無線で連絡した。

タガート巡査部長は部下に倉庫の捜索を任せ、アクセル達の元に向かった。ローズウッドは倉庫で起きたことを話した。タガート巡査部長は令状を取ろうとするが、アクセルはそれではジェニーを助けられないとピッキングをして鍵を開け、メイトランドの屋敷に侵入した。ローズウッドもクビを覚悟してアクセルについて行くことを決めたため、タガート巡査部長も一緒に侵入した。

ボゴミル警部はタガート巡査部長達がメイトランドの屋敷に侵入したことを知り、急いで応援部隊を急行させた。その頃、アクセルは建物の中へと侵入し、ザックを倒していた。だが、そのことに安堵していたせいで、メイトランドに腕を撃たれてしまう。メイトランドはジェニーを人質に取って現れるが、アクセルは一歩も引かず、応援に駆けつけたボゴミル警部と共にメイトランドを射殺した。

現場まで来て怒りだした署長に、ボゴミル警部が報告を行った。ジェニーが偶々倉庫で麻薬を発見し、アクセルに助けを求め、ローズウッドと共に確認に行った。そこで、ローズウッドからの要請でボゴミル警部が応援部隊を派遣し、メイトランドの屋敷に侵入した。アクセルはあくまで見ていただけというものだった。署長はそんな話は信じられないと突っぱねるが、タガート巡査部長もボゴミル警部の報告を肯定したため、微笑みながらそれを受け入れた。

アクセルはタガート巡査部長達に市の境界線まで見送られることになった。お酒を飲みに行こうと誘うと、タガート巡査部長がビールぐらいならいいだろうと誘いに乗った。

映画『ビバリーヒルズ・コップ』の感想・評価・レビュー

ダガート巡査部長とローズウッドのコンビが何とも言えない絶妙さ。この二人がいてこそのビバリーヒルズコップと言える。破天荒でルールを守らないけれど、お茶目で人情に熱いアクセルのことを最終的に大好きになっている風の展開もお決まりかもしれないが、見ていて気持ち良い。
エディ・マーフィーが一人でしゃべりまくって、半分訳も分からず人々が巻き込まれていくスピード感が爽快で、真剣な場面もあるけれど、ビッグスマイルを見せたときの彼の表情がチャーミングで何度でも見たくなる。この三人がそれぞれに個性的だけれどいい人たちで、アクションシーンは本格的。最高に面白くて痛快な映画。(女性 30代)


エディ・マーフィ主演の人気シリーズ第1弾。
アメリカでも随一の治安の悪さを誇るデトロイトの刑事アクセルが、カルフォルニア州内の高級住宅街であるビバリーヒルズに赴き、親友殺しの犯人を捜すべく奔走する。
ダウンタウン暮らしのアクセル、上品なビバリーヒルズに対して、最初は大きなギャップに困惑するが、元来の陽気な性格から次第に街になじんでいくさまが、エディのキャラクターらしさを感じた。(男性 20代)


ルール破り常習犯の刑事のコメディです。
タガートとローズウッドの2人も真面目なようで、簡単にアクセルのトラップに引っかかって巻き込まれていくのが面白いです。尾行を撒くときに車のマフラーにバナナを入れるところが特に笑ってしまいます。
ストーリーも犯罪の描写もしっかりしていてスピード感があります。ただ、コメディ要素が多すぎて笑いすぎて細かい部分をきちんと覚えていられません。最後に3人の友情が生まれている場面はジーンときますね。(女性 30代)


デトロイドで叩き上げた刑事が、上品なビバリーヒルズで巨悪組織を成敗するお話。ビバリーヒルズ署の警官たちとアクセルが少しずつ打ち溶けていく展開が良く、何だかんだ全員好きになります。特にタガード・ローズウッドコンビとの友情には目頭が熱くなりました。ヒルズ署の警官たちが露骨にドジなのは、当時ビバリーヒルズに勤める警官はどんな顔で見てたのですかね(笑)。コメディ調なのは本筋に関係ない部分で多く、決めるところはしっかり決めるアクセルのギャップがかっこ良いです。(男性 20代)


シンプルに面白くて楽しいコメディアクション映画。何も考えずに観れる無駄の無いテンポに、クスッと笑えるキャラクターたちが素敵だ。エディ・マーフィの軽快なトークが盛り上げてくれるストーリーと、なかなかキレるアクションは見応えあり。

80年代の刑事ものといったらこういう映画を求めてしまうかもしれない。ローズウッドが『明日に向かって撃て!』を引用したシーンのようなユルさがまた戻りたくなる映画である理由だと思う。(女性 20代)

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