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映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』の概要:不時着した宇宙人は、近くにあった未亡人の家に忍び込む。そこにあった記録をもとに、宇宙人は未亡人の夫に姿を変えてしまう。地球脱出のためにアリゾナに向かう宇宙人に付き添った未亡人は、徐々に恋心を抱いていく。

映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』の作品情報

スターマン 愛・宇宙はるかに

製作年:1984年
上映時間:114分
ジャンル:SF、ラブストーリー
監督:ジョン・カーペンター
キャスト:ジェフ・ブリッジス、カレン・アレン、チャールズ・マーティン・スミス、リチャード・ジャッケル etc

映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』の登場人物(キャスト)

ジェニー・ヘイドン(カレン・アレン)
未亡人。亡くなった夫のスコットに変身した宇宙人に付き添い、アリゾナを目指す。宇宙人に恋をする。宇宙人と体の関係を持ち、子供を孕む。
宇宙人(ジェフ・ブリッジス)
地球に不時着した宇宙人。母艦がやってくるアリゾナを目指し、ジェニーと共に旅をする。スコットの写真などをもとにして、スコットそっくりに変身する。不思議な力を持っていて、物を自由に扱うことができる。純粋な心を持った宇宙人。
マーク・シャーマン(チャールズ・マーティン・スミス)
研究者。フォックスに命令され、不時着した宇宙船と宇宙人の追跡をする。宇宙船から発見したディスクなどから、宇宙人が凶悪じゃないことを悟り、宇宙人とジェニーの手助けをする。
ジョージ・フォックス(リチャード・ジャッケル)
政府機関長。宇宙人を地球の反逆者だと判断し、軍隊を率いて宇宙人とジェニーを追う。シャーマンの意見と対立し、シャーマンをクビにする。

映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』のあらすじ【起】

ウィスコンシン州の田舎町。その一軒家に、ジェニーという未亡人が住んでいた。その夜、ジェニーはお酒を飲みながら、今は亡き夫スコットとのデートを撮影した8ミリフィルムを見て涙していた。

ジェニーがベッドで眠りについたとき、裏山に宇宙船が不時着する。宇宙船から降りた宇宙人は、ジェニーの家に侵入する。ジェニーの家にあったアルバムや8ミリフィルムを物色し始める宇宙人。ジェニーが物音で目を覚ますと、そこには光に包まれた赤ちゃんがいた。赤ちゃんはみるみるうちに成長を始め、アルバムや8ミリフィルムを元にスコットそっくりに変身してしまう。

気絶してしまったジェニーの横で8ミリフィルムを見続けている宇宙人は、スコットの姿を見ながらスコットの動きを学習していく。

目を覚ましたジェニーは、急いで家を飛び出して車に乗り込む。しかし宇宙人に見つかり、宇宙人も同乗することになる。ジェニーは宇宙人の指示に従い、アリゾナへと車を向かわせることにする。

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映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』のあらすじ【承】

科学者のシャーマンという男が、不時着した宇宙船のもとを訪れる。その頃、ジェニーはカーラジオから流れるニュースで宇宙船のことを知る。

道中、ジェニーはすれ違った車に助けを求める。しかし、宇宙人は秘めたるパワーでその運転手を追いやってしまう。

謎の力を持った人間に出会ったという男からの報告を受けたシャーマン。建物の中に移送された宇宙船の中に入った彼はそこで、51カ国の言語で話す挨拶というディスクを発見する。

宇宙人は多くの英語を理解することができず、自分のしている行為にも悪意がない。ジェニーは途中で寄ったガソリンスタンドのトイレに、誘拐されたという張り紙を残す。しかし、宇宙人がそれを取ってきてしまい、誘拐とは何かをジェニーに純粋に質問する

三日後の正午にアリゾナに着かないと仲間が行ってしまい、自分は死んでしまうと話す宇宙人。それを聞いたジェニーは、どこか悲しい表情を浮かべる。

レストランに寄ったジェニーと宇宙人。ジェニーはそこでスコットの話をし、泣きながら愛という言葉について宇宙人に説明する。

映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』のあらすじ【転】

レストランの外に停められていたハンターの車には。捕獲された鹿が積まれていた。隙を見て逃げ出そうとしていたジェニーが駐車場を見ると、そこには鹿を蘇らせている宇宙人の姿があった。それを見たジェニーは笑顔になる。怒ったハンターたちが宇宙人に殴りかかるが、ジェニーが宇宙人を助ける。

レストランを出たジェニーたち。車中でジェニーはスコットとの思い出を語り出す。ジェニーはいつのまにか、宇宙人に気を許し始めていた。その頃、警察とシャーマンが彼らを追い始める。

途中ホテルに泊まった二人だが、すでに警察はそこまできていた。それを知った二人はどうにか車で逃げ出すが、しつこく追ってくる警察に苦労し、車はタンクローリーに突っ込んでしまう。炎に包まれながらも脱出した宇宙人。彼は、瀕死状態のジェニーを抱えていた。

貨物車へと逃げ込んだ宇宙人は、そこでジェニーにキスをする。すると翌日、ジェニーは目を覚ます。しかし、そこに宇宙人の姿はなかった。

宇宙人は、貨物車を降りてヒッチハイクをし、アリゾナに向けて出発していた。ジェニーが警察に電話をかけると、シャーマンがそれにでる。ジェニーはシャーマンに、誘拐されたというのは違うと説明し、宇宙人の後を追う。

映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』の結末・ラスト(ネタバレ)

宇宙人に追いついたシャーマン。二人は貨物列車に乗り込む。シャーマンは宇宙人に、自分が不妊症であることを告白する。そして、二人はその貨物列車の中で結ばれる。宇宙人は、シャーマンのお腹の中にはもう子供がいると告げる。

政府機関長のフォックスは宇宙人を反逆者とみなしていた。しかし、いつのまにかシャーマンは宇宙人に肩入れし始める。

ラスベガスに着いてしまったシャーマンたちだが、宇宙人の力でカジノに勝ち、車を手に入れてアリゾナを目指す。

アリゾナの直前、二人が食事のために立ち寄ったお店に警察がやってくる。やがて、シャーマンも姿を見せる。シャーマンは宇宙人と話をして、葛藤しながらも彼らを助ける。そこへ到着したフォックスは、シャーマンが二人を逃したことに気づき激怒する。

目的地に着いたジェニーたち。しかし、そこには軍隊が総動員されていた。どうにか攻撃をかわしていると、そこへ巨大な宇宙船が到着する。宇宙人はジェニーに、子供のためにと不思議な力を持った球を渡す。そして、愛していると言って宇宙船に乗り込むのだった。

映画『スターマン 愛・宇宙はるかに』の感想・評価・レビュー

本作は、地球に渡来した宇宙人が未亡人宅に辿り着き、夫の姿に変身し逃避行するSFラブストーリー作品。
2人が母線に向けて急ぐ道中で出会う人々のさり気ない優しさに心温まった。
そして、最後は少し切ない結末だが、2人の明るい未来を感じられる終わり方で美しいと思った。
ホラー映画監督が作った異色の作品で大人版のE.Tという評価もあるが、まさにその通りで、とてもロマンティックな雰囲気や愛と優しさに溢れた素敵な作品。(女性 20代)


今まで見たことの無い異星人との交流はとても優しくて温かくてロマンティックでした。
地球にやってくる異星人って地球を滅亡させるためとか、侵略するためなど悪いイメージがありますよね。しかし、今作に登場する異星人は非常に友好的で人間の方が悪に見えてしまうほど優しかったです。
亡くなった夫にそっくりの異星人に恋をするジェニーもとても可愛いし、それを見る周りの人の優しさもとても温かくて幸せな気持ちになれる作品でした。
ノスタルジックな雰囲気が作品の世界観をよりほっこりさせていた気がします。(女性 30代)

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