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映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』の概要:拒食症に悩むイヴは、自分の気持ちを表現するために作曲を始め、偶然出会ったギタリストのジェームズや女子高生のキャシーと意気投合してバンドを組む。順調に活動が進む一方で、三人の関係に次第に溝が生じ始める。

映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』の作品情報

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール

製作年:2014年
上映時間:111分
ジャンル:ミュージカル、青春、音楽
監督:スチュアート・マードック
キャスト:エミリー・ブラウニング、オリー・アレクサンデル、ハンナ・マリー、ピエール・ブーランジェ etc

映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』の登場人物(キャスト)

イヴ(エミリー・ブラウニング)
音楽を愛する小柄な少女。両親の不仲が原因で拒食症に陥り、治療のために心療科に入院している。作曲の才能があり、自分の気持ちを音楽で表現しようと試みる。オーストラリア出身で、恋人を追ってスコットランドへ渡った。
ジェームズ(オリー・アレクサンダー)
ギタリストの青年。自分の曲でレコードを出すことを夢見て、普段は大学のプールで監視員として働いている。優しいが厭世的で、社会に対して斜に構えている。偶然出会ったイヴに一目惚れする。イングランド出身。
キャシー(ハンナ・マリー)
グラスゴーの上流階級のお嬢様女子高生。歌の才能があり、音楽活動を始めるためにジェームズからギターを習っている。世間知らずで、子供っぽいところのある純粋な少女。
アントン(ビア・ブーランジェ)
人気若手バンドのボーカル。スイス出身のハンサムな青年で、女性にモテる。音楽関係者に渡すよう、イヴからデモテープを預かる。
ブラウニング医師(コーラ・ビセット)
イヴの主治医。イヴの才能に気付き、治療の一環として作曲を勧め、音大進学を提案する。

映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』のあらすじ【起】

スコットランドのグラスゴー。拒食症に悩むイヴは、長らく心療科病棟に入院している。音楽を愛するイヴは、毎日ヘッドフォンでラジオを聞き、病院を抜け出してライブハウスに行くことだけを唯一の楽しみにしている。

ある夜、イヴは病院を抜け出して街のライブハウスへ行く。ギタリストのジェームズが率いるバンドが演奏を始めるが、意見の違いから、ジェームズはバンドメンバーとステージ上で喧嘩を始める。

公演後、ジェームズは、体調を崩して座り込んでいるイヴに声をかけ、自宅に連れて帰り介抱する。ジェームズはイヴに一目惚れしたが、イヴは友人としてジェームズを信頼する。翌日、病院に戻ったイヴは、罰としてラジオを没収され、自由行動を禁止される。

主治医ブラウニングは、閉塞感に苛まれるイヴに、治療の一環として作曲を勧める。イヴは自分の気持ちに向き合い、想いを曲で表現する。イヴは病院所属の美容師に髪を切ってもらい、雰囲気を一新する。

ある日、運動時間の最中にイヴは隙を見て脱走し、大学のプールで監視員をしているジェームズのもとへ行く。ジェームズの紹介で、イヴはジェームズと同じアパートに入居する。

イヴは自分の曲をカセットテープに録音し、グラスゴーの有名ラジオDJに聞いてもらおうと考える。イヴはライブ準備中の人気バンド『ウォブリーレッグ・ラット』のもとへ行き、ボーカルのアントンに、DJ達に渡してくれるようテープを預ける。

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映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』のあらすじ【承】

イヴの音楽の才能に気付いたジェームズは、精力的に作曲するようイヴに勧める。ジェームズは上流階級の女子高生キャシーにギターを教えており、イヴはレッスンに同行する。イヴの適格なアドバイスによってキャシーは歌う楽しみに目覚め、三人はセッションを楽しむ。

イヴは、レストランのウェイトレスのアルバイトを始める。ある夜、イヴはライブ後のアントンを訪ねる。アントンは自分が働いている古着屋にイヴを連れて行き、服を見立ててプレゼントする。二人は恋に落ち、そのまま関係を持つ。

ジェームズは、イヴへの恋心を口に出せないでいる。ある日、イヴ、ジェームズとキャシーは、大学の倉庫から持ち出したカヤックで川を下りながら、それぞれの身の上話をし、スコットランドや音楽について語り合い、バンド結成を決定する。

時に無力感に襲われるイヴは、不安を解消するために、以前に病院で出会った美容師の自宅を訪れる。

楽曲に幅を広げるため、イヴ達は新たにバンドメンバーを募集する。予想以上の多数の応募があり、バンドは大人数になる。イヴは自身の気持ちをテーマに次々と作曲し、制作活動は順調に進む。

映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』のあらすじ【転】

病院から持ち出した薬が切れ、イヴは精神的に不安定になり始める。ジェームズはイヴを元気付けるため、バンドメンバーと共に街のホールで小さなパーティーを開き、イヴを驚かせる。喜んだイヴは、自らもステージに上がって歌う。

パーティーの後、ジェームズはライブの日程が決定したことをイヴとキャシーに伝える。キャシーは、翌日から家族旅行でフランスに行くため、練習には参加できないことを明かす。突如、会場に現れたアントンがイヴを連れ出す様子を見て、ジェームズはショックを受ける。

イヴは、アントンがイヴのデモテープを聞いて駄作だと勝手に判断し、ラジオDJ達に渡していなかったことを知る。アントンはイヴの曲を厳しく批評し、腹を立てたイヴはアントンに別れを告げる。

ジェームズは、イヴによそよそしい態度を取るようになる。二人はすれ違い始め、一緒に過ごす時間も減っていく。キャシーもおらず、孤独になったイヴはドラッグに手を出す。ある日、酒とドラッグの過剰摂取が原因で気を失ったイヴは、ジェームズに助けられ、心心療科病棟へ送り届けられる。

映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』の結末・ラスト(ネタバレ)

病院で目を覚ましたイヴは、ジェームズが自分のことを嫌っていなかったと知って安心する。イヴの才能を見込んだブラウニングの勧めを受けて、イヴはロンドンの音大への進学を決意する。

ある夜、イヴは病院を抜け出してジェームズの家を訪れ、留学の決定を伝える。将来について前向きに考え始めたイヴは、いつか自分のレコードを出すという不確かな夢を追い続けているジェームズと意見が合わない。二人は本音を言い合って口論になるが、変わらぬ友情を確信し、やがてお互いの進む道を認め合う。

ジェームズは、イヴに想いを告白する。イヴは、美容師の家を訪れた際に、セラピーを受け、自身の未来について希望を抱くようになったことを話す。

イヴのデモテープを聞いたラジオDJは、ライブ当日の生放送で、イヴ達のバンド『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』を高く評価してライブを宣伝する。ライブ会場は満員になり、最初で最後の公演は大成功を収める。

イヴがロンドンへ発つ日、ジェームズは駅までイヴを送る。駅のホームで簡単な挨拶を交わした後、イヴは列車に乗り込む。寝坊して遅れてやってきたキャシーと共に、ジェームズはイヴが乗った列車を見送る。

映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』の感想・評価・レビュー

音楽と繊細な若者たちという要素を含んだ映画は哀愁がありとても好きだ。この映画も好きなものの1つである。

問題を抱えるイヴがジェームズとキャシーと出会い、音楽を通じて心を通わせ、時には喧嘩をしたり、恋をしたり、3人の行く先にある音楽はどれも魅力的だ。ポップだが切なさも含まれており、この映画を明るすぎず重すぎない絶妙な印象にしてくれている。

イヴを演じるエイミーの映画はどれも魅力的だと改めて再確認できた。(女性 20代)


音楽とファッションを楽しめるミュージカル映画。
劇中で主に使われているのは「ベル・アンド・セバスチャン」というポップスバンドの楽曲で、映画全体がミュージックビデオのような雰囲気もある。
本作をきっかけに、このバンドを好きになった。

主人公イヴを演じるエイミー・ブラウニングのルックスと歌声も最大の魅力である。映画の内容はよくある青春ものだが、あまり深く考えずに観られるところも良い。
おしゃれな映画を観たい気分の時は、お勧めしたい作品である。(女性 30代)


こんな青春、私にはあったかなと羨ましくなってしまうような物語でした。なんと言っても主人公のイヴが可愛すぎます。個人的にエミリー・ブラウニングが好きなので彼女の作品はよく見ていますが、今作のイヴは彼女が演じてきた役の中でもかなり魅力的なキャラクターでしょう。
彼女を思うジェームスや、明るくて少し子供っぽいキャシーなど彼女の周りの人たちも愛すべきキャラクターでした。
雰囲気が心地よく、何度も見たくなる作品です。(女性 30代)

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