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映画『メランコリア』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『メランコリア』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『メランコリア』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『メランコリア』の結末までのストーリー
  • 『メランコリア』を見た感想・レビュー
  • 『メランコリア』を見た人におすすめの映画5選

映画『メランコリア』の作品情報

メランコリア

製作年:2011年
上映時間:135分
ジャンル:SF、ヒューマンドラマ
監督:ラース・フォン・トリアー
キャスト:キルステン・ダンスト、シャルロット・ゲンズブール、アレキサンダー・スカルスガルド、ブラディ・コーベット etc

映画『メランコリア』の登場人物(キャスト)

ジャスティン(キルスティン・ダンスト)
広告代理店に勤める有能なコピーライター。大変に仕事熱心で、独特な方法でアイデアを思いつく。鬱病を患っており、衝動的な行動に出ることがある。同僚で婚約者のマイケルと挙式するため、会場である姉夫婦の邸宅へ向かう。
クレア(シャルロット・ゲンズブール)
ジャスティンの姉。富豪の夫や一人息子と共に、閑静な豪邸で暮らしている。ジャスティンをよく理解しているが、身勝手なジャスティンに時に怒りを覚えている。ジャスティンの結婚式を全てセッティングした。近づいてくる惑星が地球に衝突するのではないかと、過剰に心配している。
マイケル(アレクサンダー・スカルスガルド)
ジャスティンの同僚で婚約者。心優しい好青年で、鬱病で苦しむジャスティンを支えようと心を砕いている。
ジョン(キーファー・サザーランド)
クレアの夫。歴史的な家系を持つ大富豪。愛するクレアと息子と共に、静かに暮らしている。科学に造詣が深く、歴史的な天体ショーを楽しみにしている。ジャスティンやクレアの家族を毛嫌いしている。
レオ(キャメロン・スパー)
クレアとジョンの息子。聡明な少年。父親と同じく天体に興味があり、惑星の接近を楽しみにしている。ジャスティンを尊敬して懐いている。
デクスター(ジョン・ハート)
ジャスティンとクレアの父親。女好きで享楽的。妻と離婚してからは若い女性達と交際している。
ギャビー(シャーロット・ランプリング)
ジャスティンとクレアの母親。常に苛立っている強面の女性。家族に興味がなく、娘達が幼い頃から放任してきた。
ジャック(ステラン・スカルスガルド)
ジャスティンの上司。権力主義。ジャスティンの能力を高く買い、常に仕事に追い込む。
ティム(ブラディ・コーベット)
ジャックの甥。ジャックに雇用されたばかりの新米ライター。ジャックから、ジャスティンに付きまとって見習うよう指示される。
リトル・ファーザー(イェスパー・クリステンセン)
クレアとジョンの屋敷に仕える執事。寡黙で物腰穏やかな紳士。

映画『メランコリア』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『メランコリア』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『メランコリア』のあらすじ【起】

ウェディングドレスに身を包んだジャスティンは、結婚式を挙げるため、会場である姉夫婦が暮らす豪邸へ、婚約者のマイケルと共に向かっている。ジャスティン達が乗るリムジンが細い山道で往生し、二人は二時間も遅れて会場に到着する。

姉クレアやその夫のジョン、執事のリトル・ファーザーに出迎えられ、ジャスティン達は大勢の参列客が待つホールへ向かう。ジャスティンは、父デクスターや甥のレオから祝福されるが、母ギャビーは仏頂面でジャスティンに悪態を吐く。

ジャスティンの上司ジャックは、スピーチでジャスティンの昇進を発表する。デクスターは頼りない祝辞を述べた後、元妻のギャビーを侮辱する。怒ったギャビーは、衆目の前で式を台無しにするような発言をする。

鬱状態になったジャスティンは、式を中座し、屋敷内の広大なゴルフ場をカートで走る。戻ってきたジャスティンに、マイケルは愛を誓うスピーチをする。

ディナー後、ジャスティンはレオを寝室へ連れていき、そのまま一緒に眠ってしまう。ケーキカットの時間が迫り、クレアはシャスティンを迎えに行くが、鬱状態のジャスティンはなかなか起き上がることができない。クレアが式を取り繕う間、ジャスティンはドレスを脱いで入浴する。

ギャビーは娘のケーキカットの瞬間を見ることを拒み、客室に戻ってシャワーを浴びる。ジョンは、非常識なジャスティン達に苛立つ。

映画『メランコリア』のあらすじ【承】

ジャスティンは、再びドレスを着てホールに戻る。ケーキカットの後、マイケルはジャスティンを慰め、理解を示す。マイケルは隣室にジャスティンを連れていき、ジャスティンのために美しいリンゴ園を買ったことを明かす。ジャスティンが喜ばず、マイケルはジャスティンとの将来に不安を覚える。

ジャックは、ジャスティンに新しい企画について話し、結婚式にもかかわらず、ジャスティンを仕事に引き込もうとする。ジャックは甥のティムをジャスティンに紹介し、ティムに、後学のためにジャスティンに張り付いて学ぶよう言い付ける。

クレアやジョン、マイケルに身勝手さを非難され、ジャスティンは理性を失い始める。ジャスティンは、ギャビーのもとへ行って不安を打ち明けるが、ギャビーは真剣に取り合おうとしない。

屋敷の庭で、夜空に向かって祝いのバルーンが放たれる。ジャスティンは、仕事のアイデアを思いつくときのように、宇宙のイメージを思い浮かべる。

式の後、ジャスティンはマイケルとの初夜を拒み、一人屋外へ出て行く。ジャスティンは、後を追ってきたティムを押し倒し、無理矢理に性交渉を持つ。

ジャスティンは、デクスターを屋敷に引き留めようとするが、連れの女性を優先したデクスターは帰っていく。ジャスティンはジャックを呼び止めて、批判の言葉と共に辞職を申し出る。ジャスティンの心無い振る舞いに失望したマイケルは、ジャスティンに別れを告げて去っていく。クレアは、自ら結婚式を台無しにしたジャスティンに怒りを隠せないでいる。

翌朝、クレアはジャスティンを乗馬に誘い出す。ジャスティンの愛馬はひどく怯え、屋敷と村の境界の川を越えることができない。ジャスティンは頭上を見上げ、天体が異様な動きをしていることに気付く。

映画『メランコリア』のあらすじ【転】

夫も職も失ったジャスティンの鬱病は悪化する。クレアはジョンの反対を押し切り、自力で立ち上がることも困難になったジャスティンを屋敷に呼び寄せる。

巨大な惑星『メランコリア』が地球に接近する。メランコリアは地球の近くを通過するだけと予測されているが、ネット上にはメランコリアの地球衝突説が氾濫しており、影響されたクレアは衝突を過剰に心配している。ジョンは、クレアを安心させるために、楽観的な見解を述べる。

クレアは、献身的にジャスティンの世話をする。珍しい天体ショーを楽しみにしているレオは、ジャスティンに付き添い、メランコリアについて説明する。

突然、季節外れの雪が降る。メランコリアの接近に備えて、ジョンはリトル・ファーザーと共に、クレアに内緒で生活必需品の備蓄を運び込む。徐々に不安定になっていくクレアに対し、ジャスティンは落ち着いている。

ある夜、クレアは、敷地の森の中へ入っていったジャスティンを追い、ジャスティンが全裸でメランコリアが放つ青白い光を浴びている様子を目にする。

メランコリアが最接近する前日、ジョンはバルコニーに天体望遠鏡を設置する。クレアはネット検索し、メランコリアと地球の衝突説を読む。メランコリア接近が原因で、停電が起こる。

映画『メランコリア』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌日、クレアは村で睡眠薬を購入する。リトル・ファーザーが無断欠勤し、クレアはいよいよ世界が終わると考えて悲嘆に暮れる。ジャスティンは地球の滅亡を予見し、受け入れている。

その夜、メランコリアが地球に最接近し、世界は青白い光に包まれる。ジャスティン、クレア、ジョンは、バルコニーに出て、メランコリアの通過を見守る。

ジョンは次第に悲観的になり、実は衝突の可能性が高いことをクレアに明かす。メランコリアが近づくにつれて地表の酸素が薄くなり、怯えたクレアは呼吸困難になる。メランコリアが遠ざかり始め、クレアとジョンは安堵する。

翌朝、メランコリアは再び地球に接近する。ジョンは、クレアが持っていた睡眠薬を飲み、厩で自殺する。クレアは、レオに父の自死を気付かせないために、ジョンが馬に乗ってどこかへ行ったように見せかける。

恐怖に耐えきれなくなったクレアは、レオと共にカートに乗って村へ逃げようとする。クレアは何故か川を越えられず、レオを抱えてゴルフ場を横切り、屋敷へ戻る。大粒の雹が降り出す。

ジャスティンは、クレアが望む最期の瞬間の過ごし方を、陳腐だと馬鹿にする。ジャスティンは怯えるレオを安心させるため、木の枝を組んでテントの枠組みのようなシェルターを作る。

ジャスティン、クレア、レオは、シェルターの中で手を取り合って座る。メランコリアが地球に接触し始め、世界中が眩しい光に包まれていく。クレアは泣きじゃくり、思わず手を離す。ジャスティンとレオは、静かに地球最期の瞬間を迎える。

映画『メランコリア』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

姉夫婦の閑静な豪邸で盛大な結婚パーティーを開くジャスティンは、幸福感に満たされながらもどこか虚しさを感じていて、そんな中、巨大惑星「メランコリア」が地球に向けて接近していることが判明。それは、地球滅亡を意味していた。
結婚パーティーのシーンは、ジャスティンの不安定な部分が露呈し、その険悪な雰囲気に観ている方も憂鬱になった。
地球が滅亡に近づくにつれて、それまで正常だった姉が不安定になり始め、一方で憂鬱だったジャスティンの心は軽やかに落ち着いていくという対比が見どころだ。(女性 20代)


地球に衝突する惑星メランコリアという終末的設定よりも、人間の心の崩壊を描いた作品だと感じた。結婚式当日に鬱状態に陥るジャスティンの姿は理解しづらいが、世界の終わりを前にして逆に落ち着きを取り戻す展開が印象的だった。理性的だった姉クレアが恐怖に支配されていく対比が残酷でリアル。最後に三人で「魔法の洞窟」を作り、静かに滅びを迎える場面は美しくも虚無的だった。救いのない結末だが、人間の弱さと尊厳を同時に見せる衝撃作だと思う。(20代 男性)


うつ病を抱えた妹と、現実的な姉の対照的な描写が胸に刺さった。結婚式という祝福の場が崩壊していく前半は見ていて苦しく、家族関係の歪みが浮き彫りになる。後半、惑星衝突が確実になるにつれ、姉が取り乱し、妹が冷静になる構図が逆転するのが象徴的だった。世界の終わりを前にしても、人は誰かと寄り添うことでしか生きられないのだと感じた。美しい映像と絶望的な内容のギャップが強烈に残る作品だった。(30代 女性)


映像詩のような冒頭シーンから、すでに破滅が約束されている構成が斬新だった。物語は惑星衝突を描いているが、本質は精神の病と家族の不和だと思う。理性を信じていたクレアが恐怖に飲み込まれ、絶望に慣れきったジャスティンが最期を受け入れる姿は、人間の適応力の皮肉を示している。救いのないラストにもかかわらず、不思議な静けさと美しさが残る。観る側の人生観を試す映画だと感じた。(40代 男性)


この映画は「終末映画」ではなく「感情の映画」だと思った。妹のうつ病は惑星メランコリアの象徴のようで、世界が滅びる運命と心が壊れる感覚が重なっている。姉は理性的で現実的だが、最後には恐怖に支配される。その姿がとても人間らしい。子どもを守ろうと必死になる母親の姿も切実で、家族という単位の脆さが描かれている。美しい映像の中に、どうしようもない孤独が広がる作品だった。(50代 女性)


惑星衝突という大事件を描きながら、ほとんどパニックにならない演出が逆に怖かった。ジャスティンは最初から人生を諦めているようで、終末を自然に受け入れていく。一方、姉クレアは理性を失い、恐怖に支配される。どちらが正しいのか分からないが、人間の心の限界を突きつけられた気がした。ラストの静かな終焉は派手さがなく、それだけに現実味がある。非常に哲学的な映画だと思う。(60代 男性)


この映画を観ている間、ずっと不安と悲しさが胸に残った。結婚式が崩壊する場面は、幸せが一瞬で意味を失う象徴のようだった。惑星の接近という外的危機より、家族の内部崩壊の方が痛々しい。妹は絶望に慣れているからこそ冷静で、姉は希望を持っていたからこそ壊れていく。その対比がとても残酷だ。最後に三人で手を取り合う場面だけが、人間らしい温度を感じさせた。(70代 女性)


正直、理解するのが難しい映画だったが、強烈な印象は残った。結婚式という始まりと、世界の終わりという結末が対になっていて、人生の空虚さを感じさせる。惑星メランコリアが近づくほど、妹は安定し、姉は崩れていく。この逆転がテーマの核心だと思う。希望を持つことが必ずしも強さではないというメッセージが重い。映像美と音楽が不安を増幅させる独特な体験型映画だった。(20代 女性)


この作品は人類滅亡を描きながら、非常に個人的な感情に焦点を当てている。妹のうつ病は社会から理解されない苦しみを象徴しており、姉の理性は現代人の幻想のように見えた。最後に理屈も科学も役に立たなくなる場面は、文明への皮肉にも感じられる。滅びの瞬間を家族で迎えるという構図が、悲劇でありながらどこか神聖に見えた。観る人の心境で評価が大きく変わる作品だと思う。(30代 男性)


美術館で絵画を見ているような映像美が印象的だった。スローモーションで描かれる崩壊のイメージは、現実感よりも象徴性が強い。姉妹の関係性は、理性と感情、希望と絶望の対立そのものに見えた。子どもに対して嘘をつかず、滅びを受け入れる妹の姿には不思議な強さを感じる。恐怖よりも虚無感が残る終わり方で、簡単に「面白い」とは言えないが忘れられない映画だった。(40代 女性)

映画『メランコリア』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『メランコリア』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

アナザー・アース(Another Earth)

この映画を一言で表すと?

もう一つの地球が映し出す、罪と再生の静かなSFドラマ。

どんな話?

ある日、地球と瓜二つの惑星「アナザー・アース」が発見される。同時期に人生を大きく狂わせてしまった若い女性が、被害者の男性と出会い、罪と向き合いながら新しい未来を探していく。SF設定を背景に、人間の内面と赦しを描く物語。

ここがおすすめ!

終末的な宇宙のイメージと、極めて個人的な感情を重ねる点が『メランコリア』と共通。派手な展開ではなく、静かな心理描写で深い余韻を残す。宇宙と心の距離を同時に見つめる哲学的な一本。

テイク・シェルター(Take Shelter)

この映画を一言で表すと?

世界の終わりか、心の崩壊か――不安に支配される男の心理スリラー。

どんな話?

平凡な家庭を持つ男が、巨大な嵐と世界の破滅を予知する悪夢に取り憑かれ、防空壕を作り始める。周囲は彼を精神的に不安定だと疑うが、彼自身は迫り来る危機を確信していく。現実と妄想の境界が揺らぐ物語。

ここがおすすめ!

終末への恐怖と精神の不安定さを重ねる構造が『メランコリア』と非常に近い。家族愛と狂気の間で揺れる主人公の姿が強烈で、観る側の解釈を試すラストも印象的。心理的終末映画の傑作。

ツリー・オブ・ライフ(The Tree of Life)

この映画を一言で表すと?

宇宙と人生を一つに結ぶ、映像詩のような哲学映画。

どんな話?

一人の男性の幼少期の記憶を軸に、家族の愛と葛藤、そして宇宙誕生から生命の進化までを重ね合わせて描く。物語というより、映像と音楽で「生きる意味」を問いかける作品。

ここがおすすめ!

美しい映像と抽象的な構成で、人間の存在を宇宙規模で捉える点が『メランコリア』と共鳴。感情と哲学が融合した体験型映画で、観る人の人生観に深く作用する一本。

アナイアレイション -全滅領域-(Annihilation)

この映画を一言で表すと?

未知の領域が心を侵食する、詩的で不穏なSFミステリー。

どんな話?

謎のエネルギーに覆われた隔離区域「シマー」に、女性科学者たちが調査隊として入る。そこでは自然法則が歪み、彼女たちは自分自身の過去や喪失と向き合うことになる。恐怖と美が同時に存在する世界を描く。

ここがおすすめ!

宇宙的現象と内面の崩壊を重ねる表現は『メランコリア』の感覚に近い。説明を排した象徴的な映像と音響が、観る者に不安と陶酔を与える。難解だが強烈な余韻を残すSF作品。

ラストナイト(Last Night)

この映画を一言で表すと?

世界の終わりを迎える人々の、静かで切ない一夜の物語。

どんな話?

理由も分からないまま、世界がその夜に終わると分かっている社会。人々は恋人と過ごす者、家族に会う者、孤独に向き合う者など、それぞれの「最後の時間」を選択していく。パニックではなく日常の終末を描く群像劇。

ここがおすすめ!

派手な破壊描写を避け、感情と人間関係に焦点を当てる点が『メランコリア』と共通。終末を前にした静けさと孤独、そしてわずかな温もりが心に残る、大人向けの終末映画。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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