映画『幸せになるための27のドレス』の概要:頼まれると断れない性格のジェーンは、友人の結婚式を手伝うことにだけに楽しみを見出している。ライターのケビンはジェーンの取材を始め、二人は小競り合いを繰り返しながらも次第に惹かれ合っていく。
映画『幸せになるための27のドレス』の作品情報
上映時間:111分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:アン・フレッチャー
キャスト:キャサリン・ハイグル、ジェームズ・マースデン、マリン・アッカーマン、ジュディ・グリア etc
映画『幸せになるための27のドレス』をフルで無料視聴できる動画配信一覧
U-NEXT | ◯ |
---|---|
Hulu | ◯ |
Amazonビデオ | ◯ |
dTV | ◯ |
TELASA | ◯ |
TSUTAYA DISCAS | ◯ |
ビデオマーケット | ◯ |
Netflix | × |
※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。
映画『幸せになるための27のドレス』の登場人物(キャスト)
- ジェーン・ニコルズ(キャサリン・ハイグル)
- マンハッタンのとある中小企業の社長秘書。ニューヨーク出身。頼まれると断れない性格で、常に自分よりも他人を優先しては振り回される。友人達の結婚式を手伝うことが唯一の楽しみ。幼い頃に母親を亡くしてから、妹の世話を一身に背負ってきた。上司のジョージに片思いをしている。
- ケビン・ドイル(ジェームズ・マーティン)
- 『ニューヨーク・ジャーナル』誌のライター。マルコム・ドイルというペンネームで結婚に関する記事を連載しているが、実は結婚そのものを否定している。結婚欄を外れて、早く硬派な記事を書きたいと望んでいる。歯に衣着せずに率直に思いを口にするタイプ。
- テス・ニコルズ(マリン・アッカーマン)
- ジェーンの妹。モデル。男好きのする魅力的なブロンド美女。我儘で奔放な性格で、面倒なことは全て姉に任せて悠々自適に育ってきた。半年ぶりに故郷のニューヨークに戻り、ジェーンの家に滞在する。
- ジョージ(エドワード・バーンズ)
- ジェーンのハンサムな上司。若くして両親を亡くし、大学中退後、自力で起業して成功した。ジェーンを頼りきっているが、ジェーンの気持ちには全く気付いていない。アウトドア派で、動物愛護主義者のベジタリアン。
- ケイシー(ジュディ・グリア)
- ジェーンの同僚で親友。気ままな独身貴族。自分よりも他人ばかり気にかけるジェーンを心配しており、行き詰まったジェーンにいつも的確なアドバイスをする。
- ハル(ブライアン・カーヴィン)
- ジェーンとテスの心優しい父親。ニューヨークで工具店を営んでいる。妻を亡くしてからは、テスの世話をジェーンに任せっきりにしている。
- ペドロ(エイビット・カストロ)
- ジョージの弟と思われる少年。ジェーンにも懐いており、テスに関心を持っている。
映画『幸せになるための27のドレス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『幸せになるための27のドレス』のあらすじ【起】
マンハッタンで社長秘書として働くジェーンは、頼まれたらノーと言えない性格で、いつも周囲の都合に振り回されている。ジェーンは上司のジョージに片思いしているが、ジョージはジェーンを頼りになる秘書としか見ておらず、ジェーンは親友のケイシーに呆れられている。
ジェーンの唯一の趣味は、友人の結婚式をプロデュースし、ブライズメイズ=花嫁の付添人
になることである。幼い頃から結婚式に特別な思いを抱いてきたジェーンは、式を手伝うことに意義を見出している。ジェーンの家のクローゼットには、今まで参加した結婚式に着た27着のドレスがぱんぱんに詰まっている。
ある夜、ジェーンは一晩で二件の結婚式に参加する。結婚式の取材のために式場に来ていたケビンは、ジェーンが慌ただしく二つの会場を移動する様子を目撃する。ブーケトスの際、ジェーンは他の参加者に突き飛ばされて頭を打って気絶する。ケビンはジェーンを介抱し、自宅までタクシーで送る。
車内で、二人は結婚式についての考え方の違いから口論になる。ケビンは、ジェーンがタクシーに忘れていった手帳を拾う。手帳には、ジェーンの友人達の結婚式に関わる予定がびっしりと書かれている。
翌日、ケビンは上司に、ジェーンをネタにして結婚産業の金儲け主義を暴く記事を書くことを提案する。
ジェーンの妹のテスがニューヨークに里帰りし、ジェーンの家に滞在を始める。その夜、ジェーンは親友のケイシーと共に部下の婚約パーティーに参加する。テスがその場に現れ、同じく参加していたジョージはテスに一目惚れする。あっという間に二人は親密になり、ジェーンは動揺する。
映画『幸せになるための27のドレス』のあらすじ【承】
手帳からジェーンの予定を把握したケビンは、取材と称してパーティー会場へ赴き、ジェーンに手帳を返す。パニック状態のジェーンはケビンどころではなく、ストレス発散のため、人目につかない場所で絶叫する。
テスはジェーンからジョージの情報を聞き出し、ジョージの歓心を買うために嘘をつく。テスとジョージは交際を始め、ジェーンは気が気でない。
手帳の一部が抜き取られていることに気付いたジェーンは、ケビンに電話をかけて文句を言う。ケビンはジェーンをデートに誘うが、一向に相手にされない。
テスとジョージは、ジェーンを誘い、ジョージの弟ペドロの少年野球の試合観戦に出かける。ジョージの前で趣味嗜好を偽るテスにジェーンは不満を覚え、ジョージが席を外している間に二人は小競り合いになる。
ある夜、残業していたジェーンは、ジョージが財布を忘れて出て行ったことに気付き、ジョージのいるレストランへ向かう。ジェーンはそこで、ジョージがテスにプロポーズする現場に出くわす。
テスの婚約に喜んだ父ハルは、母親のウエディングドレスをテスに贈る。自分がそのドレスに袖を通すことを夢見ていたジェーンは、大きなショックを受ける。ジェーンはケビンを電話で呼び出し、妹について愚痴る。ケビンは、ジェーンが他人の頼みにノーと言えるよう、ジェーンを特訓する。
テスは挙式を三週間後に勝手に決定し、準備を全てジェーンに任せる。ジェーンを追うため、ケビンはテスに結婚式の取材を申し込む。ジェーンは、ケビンが憧れの結婚欄記者マルコム・ドイルだと知ってがっかりする。
映画『幸せになるための27のドレス』のあらすじ【転】
ある日、取材のためにジェーンの家へ押しかけたケビンは、クローゼットから溢れ出しているドレスに気付く。ジェーンは、結婚式を気嫌いしているケビンに、ドレス一枚ずつにまつわる思い出を語り、実際に着てみせる。ケビンは、ジェーンの可愛いらしさや他人への思いやりの深さを知り、好意を抱く。
ケビンと過ごすうちに、ジェーンは、ケビンが駆け落ちして結婚した相手と結婚式の直後に別れていたことを知る。
ケビンの原稿は高く評価され、次の日曜のトップ面の掲載が決まる。ケビンはジェーンを慮り、締め切りを一週間延長させる。
土曜日、ジェーンとジョージは、結婚式会場で式のディナーの試食をする。ジェーンを追ってその場へ押しかけたケビンは、ジェーンの様子から、ジェーンがジョージに想いを寄せていることに気付く。
その後、ジェーンが運転する車の中で、ジェーンとケビンは口論になる。ジェーンは興奮して乱暴な運転をし、雨の中でスリップしてしまう。携帯電話も使えず、二人は近くのバーに駆け込んでヤケ酒を煽り、酔った勢いで体を重ねる。
翌朝、二人は和やかな時間を過ごす。新聞の一面トップにケビンの記事が掲載され、ジェーンはケビンに裏切られたと思ってショックを受ける。記事でこき下ろされたテスは激怒し、ジェーンを責める。ケイシーとジョージは、ジェーンに理解を示して慰める。
テスは、母親のウェディングドレスを自分の好みに改造する。堪忍袋の尾が切れたジェーンは、テスに溜まった不満をぶつけ、二人は大喧嘩になる。
映画『幸せになるための27のドレス』の結末・ラスト(ネタバレ)
テスとジョージの婚約パーティーで、ジェーンは二人のスライドを上映し、双方の家族や友人の前でテスの過去を暴露する。真実を知ったジョージは、テスとの婚約を解消する。ケイシーは、ジェーンの行き過ぎた行為を嗜める。
隠れてパーティーの様子を見ていたケビンは、ジェーンに声をかけ、記事について謝罪する。ケビンはジェーンの行動に賛辞を送り、ジェーンへの恋心を告白する。
翌日、ジェーンとテスは腹を割って話し合う。ジェーンは、完璧なように見えるテスが、実はジェーンに対してコンプレックスを抱いていたことを知る。ジェーンは他人ばかりを優先する人生に嫌気が差し、クローゼットのドレスを全て捨てる。
ある夜、ジョージに仕事で呼び出されたジェーンは、ジョージが自分に対して一切恋愛感情を抱いていないことを知って傷つく。ジェーンはジョージに想いを告げ、辞職を申し出る。ジョージは衝動的にジェーンにキスをするが、二人はお互いに何らときめきを覚えない。
自分が愛する相手が誰なのか理解したジェーンは、埠頭での結婚式を取材しているケビンのもとへ向かう。記事のおかげで有名になったジェーンは、結婚式会場で花嫁に歓迎される。花嫁の助けを借りて、ジェーンは会場のステージからケビンに気持ちを伝える。二人は強く抱き合い、お互いに愛し合っていることを確かめる。
1年後、ジェーンとケビンは海岸で簡素な結婚式を挙げる。テスやハル、ケイシー、ジョージに加え、ジェーンが今まで参加した結婚式の27人の花嫁達が式に参列する。大勢に祝福され、ジェーンとケビンは永遠の愛を誓う。
映画『幸せになるための27のドレス』の感想・評価・レビュー
友達の幸せを優先するジェーンの優しさや、長女ならではの責任感の強さなど、典型的なタイプだが、何故か可愛らしく、応援したくなる。妹に勝手な行動ばかりされ大喧嘩になるが、二人で直接話し合ったり、記者のケビンに裏切られたと感じるが、謝罪を受け入れたりと、真っ直ぐで素直なジェーンが羨ましくもなった。27着のドレスを破り捨てるシーンは少し笑えた。ジェーンならではの気持ちの伝え方も、幸せな気分になった。(女性 20代)
ずっと人のために生きてきたようなジェーン。多くの人はこのジェーンの生き方に、深く共感することができるのではないだろうか。ショックから立ち直るため、自分の幸せとは何かというところに焦点を置いて行動するジェーンを応援したくなる。
思い通りの人生を生きていると感じられない人にとっても、とても気持ちのいい、自分を応援してくれているような映画になるのではないだろうか。見ているととても元気になれるはずだ。(女性 30代)
思っていたよりも何倍も皮肉で面白くて、幸せな作品だった。
ラストシーンには涙がこぼれた。28着目、最高だったな。ブライズメイドというものは
あまり馴染みがなかったが、主人公の性格がいかに人として素敵だったかを引き立ててくれた。ブライズメイドは性格が問われる仕事だと思う。主人公は仕事に性格まで乗っ取られてしまっていた。本当の彼女は正直さを持っている、だから皮肉で正直なケビンに動かされ、惹かれ合ったのだろう。幸せになってくれてよかった。序盤の報われなさが酷すぎて観ていられなかった。(女性 20代)
主人公のジェーンが、好感が持てるキャラクターだった。他人のことに一生懸命で、自分のことに不器用で、悩みながらも幸せになろうと頑張る姿がとても可愛らしい人だなと思った。27回も花嫁付添い人を務めたということは、それだけ周囲からの信頼が厚いのだと思う。ケビンと恋に落ちるのか、テスからジョージを奪うのか、ドキドキしながら見ていた。少しコミカルで、テンポの良い物語。何回見ても楽しめる作品だと思う。(女性 30代)
自分のことよりも人のことを優先してしまうジェーンに物凄く共感してしまう作品でした。欲がないと言うか、自分のために何かするよりも、人が喜ぶことをしてあげることに幸せを感じる私はジェーンが友人のブライズメイドを趣味としている気持ちがとてもよく分かりました。
想っている相手にも気持ちが伝わらず、切ないシーンもありますが、ジェーンの優しさや明るさが作品全体をハッピーな雰囲気にしていて、ラストはジェーンにとって最高の結婚式を迎えることが出来るので心がほっこりしました。(女性 30代)
花嫁付き添いのドレスはあまり日本ではそこまで馴染みがあるわけではないので、様々なウェディングの付き添いドレスが見れて、視覚的に楽しかったです。しかも結婚式を掛け持ちして、二つの式をそれぞれのドレスにいちいち着替えて行き来するという設定に思わず笑みがこぼれました。最終的には自分のウェディングドレスが着れて良かったと、微笑ましい気持ちで終われました。きっと誰もが運命の人にいつか巡り会えるはずだと自信を持たせてくれるストーリーでした。(女性 20代)
みんなの感想・レビュー