映画『メランコリア』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「メランコリア」のネタバレあらすじ結末と感想

メランコリアの概要:ある惑星が地球に接近し、衝突の可能性が高まる。奇才ラース・フォン・トリアー監督が、正反対の容姿と性格を持つ姉妹の、未曾有の非常時における心の動きと行動を、緻密なカメラワークで静かに描き出す。

メランコリアの作品情報

メランコリア

製作年:2011年
上映時間:135分
ジャンル:SF、ヒューマンドラマ
監督:ラース・フォン・トリアー
キャスト:キルステン・ダンスト、シャルロット・ゲンズブール、アレキサンダー・スカルスガルド、ブラディ・コーベット etc

メランコリアの登場人物(キャスト)

ジャスティン(キルスティン・ダンスト)
広告代理店に勤める有能なコピーライター。大変に仕事熱心で、独特な方法でアイデアを思いつく。鬱病を患っており、衝動的な行動に出ることがある。同僚で婚約者のマイケルと挙式するため、会場である姉夫婦の邸宅へ向かう。
クレア(シャルロット・ゲンズブール)
ジャスティンの姉。富豪の夫や一人息子と共に、閑静な豪邸で暮らしている。ジャスティンをよく理解しているが、身勝手なジャスティンに時に怒りを覚えている。ジャスティンの結婚式を全てセッティングした。近づいてくる惑星が地球に衝突するのではないかと、過剰に心配している。
マイケル(アレクサンダー・スカルスガルド)
ジャスティンの同僚で婚約者。心優しい好青年で、鬱病で苦しむジャスティンを支えようと心を砕いている。
ジョン(キーファー・サザーランド)
クレアの夫。歴史的な家系を持つ大富豪。愛するクレアと息子と共に、静かに暮らしている。科学に造詣が深く、歴史的な天体ショーを楽しみにしている。ジャスティンやクレアの家族を毛嫌いしている。
レオ(キャメロン・スパー)
クレアとジョンの息子。聡明な少年。父親と同じく天体に興味があり、惑星の接近を楽しみにしている。ジャスティンを尊敬して懐いている。
デクスター(ジョン・ハート)
ジャスティンとクレアの父親。女好きで享楽的。妻と離婚してからは若い女性達と交際している。
ギャビー(シャーロット・ランプリング)
ジャスティンとクレアの母親。常に苛立っている強面の女性。家族に興味がなく、娘達が幼い頃から放任してきた。
ジャック(ステラン・スカルスガルド)
ジャスティンの上司。権力主義。ジャスティンの能力を高く買い、常に仕事に追い込む。
ティム(ブラディ・コーベット)
ジャックの甥。ジャックに雇用されたばかりの新米ライター。ジャックから、ジャスティンに付きまとって見習うよう指示される。
リトル・ファーザー(イェスパー・クリステンセン)
クレアとジョンの屋敷に仕える執事。寡黙で物腰穏やかな紳士。

メランコリアのネタバレあらすじ

映画『メランコリア』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

メランコリアのあらすじ【起】

ウェディングドレスに身を包んだジャスティンは、結婚式を挙げるため、会場である姉夫婦が暮らす豪邸へ、婚約者のマイケルと共に向かっている。ジャスティン達が乗るリムジンが細い山道で往生し、二人は二時間も遅れて会場に到着する。

姉クレアやその夫のジョン、執事のリトル・ファーザーに出迎えられ、ジャスティン達は大勢の参列客が待つホールへ向かう。ジャスティンは、父デクスターや甥のレオから祝福されるが、母ギャビーは仏頂面でジャスティンに悪態を吐く。

ジャスティンの上司ジャックは、スピーチでジャスティンの昇進を発表する。デクスターは頼りない祝辞を述べた後、元妻のギャビーを侮辱する。怒ったギャビーは、衆目の前で式を台無しにするような発言をする。

鬱状態になったジャスティンは、式を中座し、屋敷内の広大なゴルフ場をカートで走る。戻ってきたジャスティンに、マイケルは愛を誓うスピーチをする。

ディナー後、ジャスティンはレオを寝室へ連れていき、そのまま一緒に眠ってしまう。ケーキカットの時間が迫り、クレアはシャスティンを迎えに行くが、鬱状態のジャスティンはなかなか起き上がることができない。クレアが式を取り繕う間、ジャスティンはドレスを脱いで入浴する。

ギャビーは娘のケーキカットの瞬間を見ることを拒み、客室に戻ってシャワーを浴びる。ジョンは、非常識なジャスティン達に苛立つ。

メランコリアのあらすじ【承】

ジャスティンは、再びドレスを着てホールに戻る。ケーキカットの後、マイケルはジャスティンを慰め、理解を示す。マイケルは隣室にジャスティンを連れていき、ジャスティンのために美しいリンゴ園を買ったことを明かす。ジャスティンが喜ばず、マイケルはジャスティンとの将来に不安を覚える。

ジャックは、ジャスティンに新しい企画について話し、結婚式にもかかわらず、ジャスティンを仕事に引き込もうとする。ジャックは甥のティムをジャスティンに紹介し、ティムに、後学のためにジャスティンに張り付いて学ぶよう言い付ける。

クレアやジョン、マイケルに身勝手さを非難され、ジャスティンは理性を失い始める。ジャスティンは、ギャビーのもとへ行って不安を打ち明けるが、ギャビーは真剣に取り合おうとしない。

屋敷の庭で、夜空に向かって祝いのバルーンが放たれる。ジャスティンは、仕事のアイデアを思いつくときのように、宇宙のイメージを思い浮かべる。

式の後、ジャスティンはマイケルとの初夜を拒み、一人屋外へ出て行く。ジャスティンは、後を追ってきたティムを押し倒し、無理矢理に性交渉を持つ。

ジャスティンは、デクスターを屋敷に引き留めようとするが、連れの女性を優先したデクスターは帰っていく。ジャスティンはジャックを呼び止めて、批判の言葉と共に辞職を申し出る。ジャスティンの心無い振る舞いに失望したマイケルは、ジャスティンに別れを告げて去っていく。クレアは、自ら結婚式を台無しにしたジャスティンに怒りを隠せないでいる。

翌朝、クレアはジャスティンを乗馬に誘い出す。ジャスティンの愛馬はひどく怯え、屋敷と村の境界の川を越えることができない。ジャスティンは頭上を見上げ、天体が異様な動きをしていることに気付く。

メランコリアのあらすじ【転】

夫も職も失ったジャスティンの鬱病は悪化する。クレアはジョンの反対を押し切り、自力で立ち上がることも困難になったジャスティンを屋敷に呼び寄せる。

巨大な惑星『メランコリア』が地球に接近する。メランコリアは地球の近くを通過するだけと予測されているが、ネット上にはメランコリアの地球衝突説が氾濫しており、影響されたクレアは衝突を過剰に心配している。ジョンは、クレアを安心させるために、楽観的な見解を述べる。

クレアは、献身的にジャスティンの世話をする。珍しい天体ショーを楽しみにしているレオは、ジャスティンに付き添い、メランコリアについて説明する。

突然、季節外れの雪が降る。メランコリアの接近に備えて、ジョンはリトル・ファーザーと共に、クレアに内緒で生活必需品の備蓄を運び込む。徐々に不安定になっていくクレアに対し、ジャスティンは落ち着いている。

ある夜、クレアは、敷地の森の中へ入っていったジャスティンを追い、ジャスティンが全裸でメランコリアが放つ青白い光を浴びている様子を目にする。

メランコリアが最接近する前日、ジョンはバルコニーに天体望遠鏡を設置する。クレアはネット検索し、メランコリアと地球の衝突説を読む。メランコリア接近が原因で、停電が起こる。

メランコリアのあらすじ【結】

翌日、クレアは村で睡眠薬を購入する。リトル・ファーザーが無断欠勤し、クレアはいよいよ世界が終わると考えて悲嘆に暮れる。ジャスティンは地球の滅亡を予見し、受け入れている。

その夜、メランコリアが地球に最接近し、世界は青白い光に包まれる。ジャスティン、クレア、ジョンは、バルコニーに出て、メランコリアの通過を見守る。

ジョンは次第に悲観的になり、実は衝突の可能性が高いことをクレアに明かす。メランコリアが近づくにつれて地表の酸素が薄くなり、怯えたクレアは呼吸困難になる。メランコリアが遠ざかり始め、クレアとジョンは安堵する。

翌朝、メランコリアは再び地球に接近する。ジョンは、クレアが持っていた睡眠薬を飲み、厩で自殺する。クレアは、レオに父の自死を気付かせないために、ジョンが馬に乗ってどこかへ行ったように見せかける。

恐怖に耐えきれなくなったクレアは、レオと共にカートに乗って村へ逃げようとする。クレアは何故か川を越えられず、レオを抱えてゴルフ場を横切り、屋敷へ戻る。大粒の雹が降り出す。

ジャスティンは、クレアが望む最期の瞬間の過ごし方を、陳腐だと馬鹿にする。ジャスティンは怯えるレオを安心させるため、木の枝を組んでテントの枠組みのようなシェルターを作る。

ジャスティン、クレア、レオは、シェルターの中で手を取り合って座る。メランコリアが地球に接触し始め、世界中が眩しい光に包まれていく。クレアは泣きじゃくり、思わず手を離す。ジャスティンとレオは、静かに地球最期の瞬間を迎える。

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