映画『25年目のキス』の概要:25歳のオタクで冴えない女性記者が潜入取材のため、17歳と偽って高校生活をやり直すことに。主演のドリュー・バリモアが初の総製作指揮を取り、話題を呼んだ青春ラブストーリー。
映画『25年目のキス』の作品情報
上映時間:107分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、青春
監督:ラージャ・ゴスネル
キャスト:ドリュー・バリモア、デヴィッド・アークエット、ジョン・C・ライリー、リーリー・ソビエスキー etc
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映画『25年目のキス』の登場人物(キャスト)
- ジョジー・ゲラー(ドリュー・バリモア)
- 新聞社の最年少のコピーエディター。地味で冴えない25歳の女性。真面目で言葉の使い方に少々、神経質な面がある。高校時代、オタクで変わり者であったが故に、虐められた惨めな過去を持つ。
- ロブ・ゲラー(デヴィッド・アークエット)
- ジョジーの弟、23歳。夢は野球選手だが、怪我のせいで長期的に療養していた。そのせいで、スカウトのチャンスを逃す。姉思いの弟で何かと手助けをしてくれる。ノリが良く、人当たりが良い。
- オーガスタス・ストラウス(ジョン・C・ライリー)
- 通称ガス。ジョジーの上司で部長。ジョジーの才能を認め、厳しく叱咤激励している。密かにジョジーを見守り応援している。
- アルディス・マーティン(リーリー・ソビエスキー)
- ジョジーが編入して最初にできた友人。理数系の秀才でスクールカーストの上位連中をバカにしている。
- サム・コールソン(マイケル・ヴァルタン)
- 高校教師で専門は文学。ジョジーの才能に目をつけ、彼女に惹かれていく。人当たりが良く、良い先生。5年間、付き合い続けている彼女がいる。
- アニータ(モリー・シャノン)
- ジョジーの同僚で親友。性に奔放でジョジーとは正反対の性格だが、親友を心から心配している。
- ガイ・パーキンス(ジェレミー・ジョーダン)
- スクールカーストのトップにいる男子高生。イケメンで遊び歩いているが、実はきちんと人を見て接することができる17歳の男子。
映画『25年目のキス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『25年目のキス』のあらすじ【起】
25歳独身、地味でオタクで冴えないジョジー・ゲラーは、新聞社の最年少コピーエディターである。趣味は刺繍とクッションを作ることで、運命の相手が現れるのを待ち続けていた。
そんなある日、特集記事の会議にて、社長直々に潜入取材をするよう命じられたジョジー。
部長のガスや同僚で親友のアニータに止められるも、これはチャンスだと彼女は思いの外、やる気満々である。特集のテーマは「私の高校生活」。ジョジーは25歳であるにも関わらず、10代の事情を知るために17歳になって、高校へ潜入することになった。
浮かれたジョジーは、このことを弟のロブに話すも、弟は正気に戻れと彼女の高校時代を思い出させる。ジョジーは高校時代、秀才でありながら変わり者であったためにブスのジョジーと虐められ、惨めな3年間を送ったのだ。思い出すだけで嘔吐してしまうほど、それは辛い思い出である。それでも、ジョジーは記者になるべく、潜入取材の準備をするのだった。
高校編入初日。ジョジーはアニータが選んだ服を身に着けて登校。だが、あまりにも気合が入り過ぎた格好であったため、周囲からは大分浮いてしまう。
その後、車を隠されて探したり、友達になったアルディスと数学クラブへ入ったりと、それなりに高校生活を謳歌。
3週間後、ガスに急かされ記事を書いたジョジーだったが、大した記事も書けず。スクールカースト上位にいるガイとその取り巻きの仲間となって、実態を探るくらいしろと叱られてしまう。
翌日からジョジーは、隠しカメラとマイクを衣服に付けられ、行動を監視されることになるのだった。
映画『25年目のキス』のあらすじ【承】
特集記事にて新聞の売上が上がらなければ、ガスもジョジーもクビにされてしまう。
とにかく、ガイの一派に受け入れられなければ話にならない。彼女はその夜、彼らが遊びに行くクラブへ向かい、どうにか仲間に入れてもらおうとするが、どうにもノリが合わない。
一旦、退避し黒人たちの席に座ったジョジー。青年たちに勧められるままマリファナ入りのケーキを食べてしまう。気分が良くなった彼女はその後、クラブで弾け1人で盛り上がってしまうのだった。
翌朝、遅刻寸前に目覚めたジョジーが急いで登校すると、その日に限って周囲の様子がおかしい。会う度にルーザー(負け犬)と呼ばれ、異変に気付いた彼女はトイレへ避難。鏡に映った自分の顔を見て驚愕する。夕べのクラブで押されたスタンプインクが額に移り、ルーザーと印字されていたのだ。彼女は負け犬と呼ばれ惨めで辛い過去を思い出してしまい、思わず嘔吐。
いたたまれずに逃げ出そうとするも、突然開いたドアに衝突し転倒するのだった。
一瞬、気絶していたジョジーだったが、助け起こしてくれた人物を目にし、更に驚く。弟のロブが野球選手の夢を叶えるため、歳を偽り高校へ編入して来たのだ。彼はその夢を叶えるついでに、姉の手助けを約束してくれる。
ノリの良いロブはその後、編入1日目で高校生活に馴染む。彼が行く先々でジョジーの良い噂を吹聴してくれたため、彼女は次第に高校生活へと馴染んでいく。
しかし一方ではアルディスとの約束をすっぽかしたことにより、彼女とは疎遠になってしまう。
映画『25年目のキス』のあらすじ【転】
高校生活最後の大イベントと言えば、プロムパーティである。
性教育の授業中、ジョジーのことが心配で見に来たアニータが臨時講師として乱入。その最中、校内放送でプロムテーマが他の学校と被っていることが、知らされる。そこで、ガイがジョジーを指名しテーマを決めさせようと提案。クラスの注目を浴びる中、ジョジーは「歴史上の運命の恋人達」とテーマを定めた。
これにはクラスメイトたちも共感を示し、プロムの準備が着々と行われる。ジョジーはガイの取り巻き達とも仲良くなり、会社ではジョジー潜入の様子を大勢の同僚達が見守っていた。
野球部に入部したロブも頭角を現し始め、プロ野球選手の夢へ確実に近づいている。
そんな折、会社の会議に出席したジョジー。記事の進行具合を社長から聞かれるも、全く形になっていないことを厳しく叱責される。そして、2週間以内に記事を書けなければ、上司のガス共々、クビにすると言い渡されてしまうのだった。
その夜、ロブが実家でホームパーティを開催。出席したジョジーは憧れの存在、ガイからプロムのパートナーに誘われる。彼女は誘いに快く応じることにした。
映画『25年目のキス』の結末・ラスト(ネタバレ)
その後、サムに文学で有名な大学に推薦したと言われるジョジー。彼は彼女の文才をもっと伸ばすべきだと思っている様子。
その流れを見たガスが、ジョジーに好意を寄せているサムを取り上げ、教育現場の不道徳さをテーマにして記事を書けと言い出す。もちろん、ジョジーはそれを断るが、記事が書けなければ職を失うのは自分も同じである。しかし、何も起きていないのに書けと言うのは間違っている。
ジョジーは思い悩みながらも、プロムパーティへ。
予定通りにガイが迎えに来てくれ、ロブと一緒にリムジンへ相乗りして会場へ向かった。
会社の同僚達がモニター越しに見守る中、いよいよ注目のプロムキングとクイーンの発表となる。
キングには予想通りにガイが選ばれ、そしてクイーンにはなんと、ジョジーが選ばれた。この結果は彼女が高校生だった頃、夢にまで見た結果である。しかし、考えてみればジョジーは現在25歳。仕事で17歳と偽り、ここにいるのだった。
表彰の後、サムとダンスを踊ることになったジョジーは、隠しカメラを外して彼に身分を明かそうとする。しかしその時、ガイの取り巻きがアルディスに悪戯しようと画策している様子を目撃。彼女はその行為を止め、結果的に全員の前で身分を明かしてしまうのであった。
このことにより、嘘を吐かれていたとサムが彼女に失望。ロブの偽装編入も暴露され、弟の夢までも奪うという最悪の展開となってしまう。
その後、会社に出社したジョジーは、ガスにしこたま叱られクビを覚悟するも、どうにかする方法を考案。彼女は記者として野球部の元へ向かい、スカウターや記者たちを呼ぶことでコーチを買収。そして、自分自身が体験したことを正直に記事へと書き起こし、特集記事として掲載した。
彼女の嘘偽りのない体験談は、絶大なる反響を呼び新聞の売上が上昇。そして、ジョジーは記事の締めくくりにサムへ愛の告白をし、試合が行われる野球場を5分だけ貸してもらい、彼が来るのを待つことにした。
記事は話題を呼んで、ジョジーの目論見通りに記者やカメラマンが野球場へ殺到。会場も満席で観客の誰もが彼女の恋を見守った。しかし、制限時間の5分を過ぎてもサムは姿を現さず。様々な思いが脳裏を過り、肩を落とすジョジー。
しかし、そこへ慌てて会場入りするサムの姿が。観客達は一気に盛り上がりを取り戻し、そしてジョジーは駆け付けてくれた彼と、熱烈な口付けを交わすのだった。
映画『25年目のキス』の感想・評価・レビュー
懐かしいような、くすぐったい気持ちになる映画。ドリュー・バリモアがラブコメで花開いた理由の一つとして、正統派の美女ではないということがあると思う。そんな彼女の、笑顔がキュートで、顔もスタイルも親近感があり、どこにでもいそうでいて暖かな雰囲気が、まさにこの映画の魅力の全てと言えるのではないだろうか。
誰でも少なからず、学生生活を送る中で際立って輝く明るいクラスメイトに憧れながらも、自分はそうなれずにいるというのを経験したことがあると思う。時を経て、もう一度青春時代に戻れるならどうするだろうか。後先考えない恋をしたり、情熱的なキスがしたくなる、乙女チックな雰囲気の作品。(女性 30代)
ジョジーの空回り振りが面白すぎる。初登校の服装からして、もうぶっ飛んでいる。でも、そんな一生懸命に頑張っているジョジーを応援したくなる。そして、何よりアメリカの高校生活は、めちゃくちゃ楽しそうでプロムには憧れる。自分の正体をバラして、いじめっ子たちを叱るシーンのジョジーの言葉は今の学生たちに聞いてほしい。辛い経験をしたからこその言葉は胸にジーンと来る。ラストシーンは素敵すぎて、頑張ったジョジーに拍手を送りたい。(女性 30代)
25歳で冴えないジョジーが潜入調査のため高校に編入する。いい高校生活の思い出がない彼女だったが、そんな青春をやり直せるのではないかという淡い期待を抱いていた。初めからやり直しに失敗していたジョジーだったが、弟の助けもあり徐々に楽しい、夢見ていた高校生活を楽しみ始めていた。一昔前のラブストーリーといった感覚も拭えないが、それでも若き頃のドリュー・バリモアの姿も多いに楽しんで観ることができるのではないだろうか。(女性 30代)
25歳にして高校生として潜入取材をするという面白い設定。現役高校生とのズレやドリュー・バリモアのお茶目な面がまたいい味を出していて、共感するところも多かった。ヒロインの弟がまたいい子でとっても姉思いなのも良かった。終盤では相手が来るか来ないかでハラハラさせられ、貯めからの熱烈なキスには感動させられる。素直にヒロインを応援したくなる作品で一生懸命なのが可愛らしかったと思う。(女性 40代)
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