映画『スキマスキ』の概要:ヘイサクは「スキマフェチ」で、隙間が好きだと言うだけで建築科の学校に通うほどだった。最近は、隣人の女性の部屋をカーテンの隙間から覗いていた。そのことに夢中で、勉強が疎かになっていた。
映画『スキマスキ』の作品情報
上映時間:82分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、青春
監督:吉田浩太
キャスト:町田啓太、佐々木心音、中村映里子、八木将康 etc
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映画『スキマスキ』の登場人物(キャスト)
- ヘイサク(町田啓太)
- 大学の2部に通っている。隙間フェチが高じて、建築を勉強している。隣人の文緒のことが気になり、勉強が手につかない。考えるのが苦手で、余計なひと言をついポロッと漏らしてしまう。
- 文緒(佐々木心音)
- 大学の1部に通っており、犯罪心理学を専攻している。天真爛漫な性格。レポート実施のためにヘイサクの家を盗撮していたのだが、嵌ってしまい盗撮を続けてしまう。
- 華(中村映里子)
- 文緒の親友。ゼミの委員長。写真部に所属しており、文緒に盗撮写真の現像を頼まれる。文緒に友人以上の思いを寄せている。
映画『スキマスキ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『スキマスキ』のあらすじ【起】
ヘイサクは隣人の女の子の部屋を、カーテンの隙間から除いていた。見ても良いのか自問自答しながら、ついつい除くのを止められなかった。大学で建築を勉強しているヘイサクは、「スキマフェチ」だった。建物と建物の間の隙間や服の隙間などを覗いては、隙間の先にあるものを妄想していた。
ヘイサクは隙間が好きと言う理由だけで建築科がある大学に入った。勉強にやる気があるわけでもなく、色んな大学を落ちて現在通っている大学の2部に入学したほどで、今学期の単位すら危うかった。ヘイサクが友人達(マサジ・キンタ)と校内を歩いていると、1部の生徒達が見えた。ヘイサクはその1部の女子生徒(文緒)に見覚えがあった。
ヘイサクは隙間の向こうにいる隣人のことが気になり、レポートも手につかなかった。ある日、食堂で食事を食べていると、文緒が目の前に座った。ヘイサクは文緒が隣人ではないかと気になるが、はっきり聞くことはできなかった。当たり障りのない話をしていると、文緒が犯罪心理学を勉強しており調査中であることを知る。ヘイサクは自分の覗きがバレているのではないかと、気が気ではなかった。ヘイサクは急いで食事をとり席を立とうとするが、そこにマサジ達がやって来て、文緒を交えて飲みに行くことになった。
飲み会の席で、文緒は酒を飲んで酔っ払っていた。ヘイサクはチラチラ見える文緒の服の隙間が、気になって仕方がなかった。無意識の内に胸を眺めていたのだが、文緒に注意されてしまい、咄嗟に光っている物が付いていたからと誤魔化した。それは、古いアパートで使われている土壁だった。ヘイサクは思わず、2階の北側にある部屋に住んでいるのではないかと具体的なことを言ってしまう。文緒は何でそこまで詳しく知っているか分からず、戸惑いの声を上げた。ヘイサクは女性が2階に住むはずがないからと誤魔化すが、マサジとキンタはそれが嘘だと気づいていた。結局、ヘイサクは覗きをしていることを伏せて、マサジ達に事情を説明した。
ヘイサクが文緒を自宅まで送り届けることになった。そこは、やはりヘイサクがいつも覗きをしている女性の家だった。自宅に帰ったヘイサクは喜び、部屋の中を暴れ回った。文緒はその姿をカメラに収めた。ヘイサクの家のカーテンはいつも全開で開いており、文緒はヘイサクの姿をいつも盗撮していた。
映画『スキマスキ』のあらすじ【承】
大学で犯罪心理学を学んでいる文緒は、レポート実施としてヘイサクへの盗撮を始めた。だが、次第に止められなくなってしまったのだ。文緒は写真の現像を、写真部に所属している友人の華に頼んでいた。だが、華は文緒の行為はやり過ぎだと感じており、危険な目に遭わないか心配していた。文緒はそんな華の忠告を気にした様子もなかった。
文緒は1部の友達といるより、ヘイサク達と一緒にいることに楽しさを見出していた。1部の人達の頭の中は就活で一杯で、ゼミに入るのも就職が目的だったりすることもあった。文緒はそのことが不満だった。話を聞いたヘイサクは、折角1部にいるのなら好きなことをした方が良いとアドバイスした。
飲み会終了後、文緒はヘイサクの写真がある部屋をカーテンで隠し、ヘイサクを自宅に招いた。ヘイサクと文緒は昔から知っているかのように、お互いに居心地の良さを感じていた。文緒がカーテンの向こうで電話を始めたため、ヘイサクはついつい隙間から覗いてしまう。その時、文緒の部屋から自分の部屋が丸見えなことに気づく。ヘイサクは文緒が覗きに気づいているのか聞こうとするが、突然キスをされ口を塞がれてしまう。ヘイサクは焦って自宅に帰り、雄叫びを上げた。
映画『スキマスキ』のあらすじ【転】
ヘイサクが文緒の部屋を覗き見していると、知らない女性(華)と目が合ってしまう。ヘイサクは双眼鏡を使い窓の様子を確認した。すると、華が文緒を押し倒しているのが見えた。だが、それ以上のことは、カーテンに隠れていたため何も分からなかった。華は1人の女性として文緒に思いを寄せていたが、文緒は華に友情以上の思いは抱いていなかった。文緒は襲ってきた華を拒んだ。
ヘイサクは文緒と華の関係が気になり、レポートが手につかなかった。そのせいで、落第の危機に陥ってしまう。マサジ達はそんなヘイサクを心配し、何があったのか問い質した。ヘイサクは昨日のことや覗きのことを洗いざらい話した。すると、そこに文緒が華を伴って現れる。
ヘイサク達は一緒に飲むことになるが、華は終始機嫌が悪かった。ヘイサクは華に怯えながらも、文緒との関係を聞いた。答えは親友だった。ヘイサクが安堵していると、華にお前はさっきから何が聞きたいのだと因縁をつけられる。さらに、ヘイサクのように自分は軽薄に人を好きになったりしないと非難される。ヘイサクは思わず、ずっと前から覗きをしていて文緒のことが好きだったと言ってしまう。文緒は爆笑し、華はヘイサクを殴って立ち去った。
華は追いかけて来た文緒に、レズである自分を拒まずにいてくれたことへの感謝と、これからは自分のことを気にしなくてもいいと言う別離を伝えた。家に帰った文緒は窓にあるカーテンを開け、ヘイサクに微笑んだ。
映画『スキマスキ』の結末・ラスト(ネタバレ)
ヘイサクが文緒の部屋に向かうと、部屋の前に自分の写真が落ちていた。戸惑いながら文緒の部屋の中に入ると、床一面自分の写真が散らばっていた。文緒はずっと前からヘイサクのことを知っていたことと、盗撮していたことを打ち明けた。ヘイサクは引くことなく、そんな文緒も受け入れた。
文緒はヘイサクの前で服を脱いだ。ヘイサクも文緒に倣って服を脱ぎながら、隙間が好きなことと童貞であることを白状した。文緒は笑った後、ヘイサクに自分から抱きついた。ヘイサク達は笑い合いながら、体を求め合った、2人は覗いているだけでは分からない、お互いの肌の感触に感動を覚えた。
次の日、文緒はヘイサクの単位を心配しており、覗きを止めることを勧めた。文緒自身も覗きを止めるつもりだった。なぜなら、海外に留学することを決めたからだった。ヘイサクは衝撃を受けた後、別れを悲しんだ。だが、文緒の決意は変わらなかった。ヘイサクは覗きを止め、勉強に励むことにした。前よりも勉強は捗り、先生からレポートを褒められるほどだった。単位も無事に取ることができた。
ヘイサクの携帯に文緒からメールが届く。動画が添付されており、カーテンの隙間から文緒が現れた。文緒がお辞儀をすると、自由の女神の像が見えてアメリカに滞在していることが分かった。ヘイサクは文緒の笑顔を見て、自分も笑顔になった。
映画『スキマスキ』の感想・評価・レビュー
ヘイサクが女の子(文緒)の部屋をカーテンの隙間から覗いて「スキマフェチ」になっただけでも驚きだが、文緒もヘイサクのことを盗撮していたのは驚きだった。もちろん、2人共現実でやっていたら犯罪だし嫌悪感しかないが、ヘイサクが馬鹿で憎めない性格だったのと、文緒が天真爛漫な性格だったお蔭であまり気持ち悪さは感じなかった。2人が付き合うのかどうか行く末が気になったし、ちょっと異色のラブコメディーとして最後まで楽しむことができた。(女性 20代)
変な癖のある男女のどうでも良い日常が淡々と描かれるので、正直「2人で勝手にやってください」と思ってしまいました。
隙間フェチというのは初めて聞きましたが、狭いところや暗いところを覗きたくなってしまう気持ちは何となくわかる気がします。しかし、それをいざやってしまうと犯罪者なのでやりたくても、心に秘めているんですよね。だからこそ映画でこういう作品が見られるのは面白いのかも知れません。
隙間から覗くのも、盗撮するのもやってはいけないことですが明るくて可愛らしい2人なので見ていられました。(女性 30代)
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