映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』の概要:古代エジプト王女の墓が暴かれるとき、2000年にも及ぶ呪いの封印が解ける。主演トム・クルーズで送る、邪悪なエジプト王女とかつてない恐怖との戦いが始まる。呪いを解くのか、呪いに呑まれてしまうのか、衝撃のラストが待ち構える。
映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』の作品情報
上映時間:110分
ジャンル:アクション、ホラー
監督:アレックス・カーツマン
キャスト:トム・クルーズ、アナベル・ウォーリス、ソフィア・ブテラ、ジェイク・ジョンソン etc
映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』の登場人物(キャスト)
- ニック・モートン(トム・クルーズ)
- アメリカ軍軍曹、古代エジプト王女アマネットの墓を暴いたことで呪われた体になり、蘇ったアマネットに狙われる。
- ジェニファー・ハルジー(アナベル・ウォーリス)
- 考古学者。互いの利益のためにヘンリーと協力する。
- クリス・ヴェイル(ジェイク・ジョンソン)
- ニックの相棒で、伍長。アマネットの邪悪な力が影響してゾンビのような存在になってしまう。
- ヘンリー・ジキル(ラッセル・クロウ)
- 科学的病理学と神経外科の専門博士。その実態は、モンスターや悪を検証する組織「プロディジウム」を率いている。自身の体内に「エドワード・ハイド」という邪悪な存在を宿している。
- アマネット(ソフィア・ブテラ)
- 元エジプトの王女。生前の悪行のため生きたままミイラにされ地中深く沈められる。現代に蘇ると、墓を暴いたニックに呪いを掛ける。
映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』のあらすじ【起】
ロンドンの地下を通るトンネル作業中、建設作業員は十字軍の集団墓を発見する。この墓には歴史から抹消され、忘れ去られた秘密が眠っていた。
かつて昔、エジプトのアマネット王女は美しく強い姫で、正当な王位継承者としてエジプトをその手にするはずだったが、王に息子が誕生したことで事態は一変する。継承権を失ったアマネットは、自らの手で奪い取ることを決意する。
呪われた儀式を行い、死者から手渡される短剣によってその身に呪いを宿す。父王と幼い王子を殺害し、恋人に死の神“セト神”を宿すため短剣を突き立てる。だが、その悪行から生きたままミイラにされ、エジプト国外へと葬られた。
そして現代、アメリカ軍軍曹のニックは、相棒のヴェイルとイラクで偵察に向かう。その途中にある村に宝物があるとヴェイルをけしかけ、宝物を闇ルートに売るべく村に訪れる。
現地の反政府勢力の襲撃を受け、ニックはひょんなことから地下にエジプト紋章のある墓を見つける。3日前に知り合ったばかりの考古学者ハルジーの指示で、深い墓の中にヴェイルと降りる。ニックら3人は、地下に巨大な空間を見つけ、更に奥を捜索する。
ハルジーがビデオカメラを回し、墓の解説をしている目を盗んで、ヴェイルが墓の金品を奪っていく。地下の奥には井戸があり、その水の中に棺が沈められていた。ニックが棺を繋いでいた鎖を破壊すると、井戸の中から棺が姿を現す。
遺跡のあちらこちらから蜘蛛が大量に現れ、ヴェイルの首筋に噛みついた。突然のことでパニックを起こしながらも援軍を呼び、棺を軍の輸送機で運ぶ。
映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』のあらすじ【承】
航行途中、ニックの脳裏にエジプト王女が微笑みかけるイメージが浮かぶ。何とか正気に戻ると、棺の前にヴェイルが立っていた。ニックや他の人が話しかけるも反応はなく、何度目かにニックが呼びかけると、ヴェイルは突然同乗していた大佐をナイフで刺す。
思わずニックが銃を発砲すると、着弾したはずのヴェイルはゾンビのように何度も立ち上がった。何発か銃を撃ちヴェイルが倒れると、次に飛行機のエンジンが不調を起こす。前方から次々とカラスが現れ、飛行機に激突する。両エンジンから火を噴いた飛行機は、イギリスの町中に落下していく。
ニックはハルジーにパラシュートを取り付け、飛行機の外へ脱出させる。ニックはそのまま飛行機と共に墜落した。だが、死体安置所に置かれていたニックはなぜかかすり傷もなく無傷で蘇る。
ハルジーと食事に出かけていたニックは、店の中で死んだはずのヴェイルの姿を目撃する。そしてヴェイルから、ニックがアマネットの墓を暴いたことで呪いを受けたこと、アマネットはセト神を蘇らせるための肉体を探していることを教えられる。
飛行機が墜落した現場でイギリスの地元警察が飛行機の残骸を調べていると、壊れた棺からミイラが出現し、警察官を襲い生気を得てアマネットは蘇る。そして、生気を吸われて干からびゾンビになった警察官を眷属として使役し始める。
ニックはハルジーと共に、飛行機の墜落現場に向かう。だが気付くと、ニックは1人見知らぬ協会に来ていた。そこで警察官のミイラに襲われ、蘇ったアマネットと出会う。ミイラに押さえつけられ、アマネットの持っていた短剣で刺される直前、アマネットは短剣にセト神を蘇らせるための石がないことに気付く。
そこへニックを探してきたハルジーが現れると、ニックはミイラを振り払いハルジーと共に教会から逃げる。先日見つかったイギリス十字軍の墓に、短剣の石が一緒に収められているはずだとハルジーに教えられ、2人は十字軍の墓を目指す。
映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』のあらすじ【転】
2人は追ってきたミイラとアマネットに襲われ、絶体絶命のピンチに見舞われる。しかし、突然現れた武装集団に2人は助けられる。様々な武器が並ぶ怪しげな場所へ連れて来られ、困惑するニックだが、そこはハルジーの知り合いであるジキル博士の研究所だった。
博士は、プロディジウムというモンスターや悪を検証する組織を率いている責任者で、自身の身にも邪悪な存在を宿していた。博士は捉えたアマネットの体内に水銀を流し込み、動けなくさせ、解剖検証するための準備をする。
プロディジウムのメンバーが、イギリス十字軍の墓からセトの石を発見する。その石と短剣を使って、アマネットだけでなく博士までニックをセトにするつもりだと気付いたハルジー。ニックにそのことを告げ、博士に事情を聞くと内なる邪悪な人格が現れ暴れ出す。2人は博士の元を逃げ出し、石を手に入れるべく十字軍の墓へ向かう。
その頃マネットは、虫を使って職員を操り、水銀を止めて施設の電源をスパークさせた。施設を抜け出したアマネットも2人の後を追い、力を使って墓に眠る十字軍のミイラを蘇らせると2人を襲わせる。
2人が逃げている間に、アマネットは石を手に入れ短剣に取り付けた。
映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』の結末・ラスト(ネタバレ)
アマネットやミイラから逃げる途中、ハルジーは地下水路でアマネットに襲われて溺れ死んでしまう。悲しみに暮れるニックを捕まえ、アマネットはニックを生きる神にしようとするが、ニックは隙を見てアマネットからナイフを奪う。
石を破壊しようとしたが、アマネットからセト神を復活させようと諭される。ニックはアマネットに短剣を渡すふりをして、自らに短剣を突き刺した。
自分自身の中に古代の神セト神が宿るが、ハルジーを思い出して自我を取り戻し、アマネットを倒す。ハルジーに駆け寄り、セトを抑えながら必死に呼びかけると、ハルジーは水を吐き出し意識を取り戻した。
傍に落ちている短剣で事情を察したハルジーは、物陰に隠れるニックに駆け寄る。だが既にニックは失われつつあり、まだ意識が残っている間にニックはハルジーに別れを告げる。
博士が駆けつけた時には、ニックはハルジーの前から姿を消していた。ニックにミイラにされたアマネットは、博士の手で水銀の溜まる棺の中に葬られる。
ハルジーは、セト神の力を得て姿を消したニックを心配する。博士は、時期が来れば姿を現すだろうと語り掛けた。ニックは、死んだヴェイルを蘇らせ、2人で再び砂漠の冒険に出かける。
映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』の感想・評価・レビュー
トム・クルーズのアクションを見たくて鑑賞した。特に落下する飛行機の中で無重力状態になりながら、アナベル・ウォーリスを脱出させようとするシーンは、今までに見たことのない状況で手に汗握った。スケールの大きい作品で、鳥やネズミの大群や粉塵などCGの表現も見応えがあった。
正統派な美人アナベル・ウォーリスと、エキゾチックなソフィア・ブテラの対比もよかった。しかし、ストーリーはやや中だるみした感じが否めない。リメイク物の宿命だろうか。今後のダーク・ユニバースに注目したい。(女性 40代)
ダーク・ユニバースプロジェクトという、神話に出てくるモンスターを期用した連続作品の第一段。
当初は、ハムナプトラシリーズの続編だと謳われていたが、内容はまったく別物である。
とはいえ、上記シリーズと同様の世界観を感じる所もあるので、期待を裏切る事無く楽しめるだろう。
アマネットという女性が、いわゆる人智を超えた力を持ったミイラなのだが、後半では主人公ニックも同様の力を得る。そして、その力を持ったニックが、恐らく今後起こり得る未曾有の災害対策として起用されるのであろうといった終わり方。
アマネットは基本的に強いはずなのだが、意外とあっさり捕まってしまい、ニックにお株を奪われ、又カラカラのミイラに逆戻り。見終わってしまった後は、アマネット恐ろしかった、、、などといった印象よりも、ニックの方に気がいってしまっているという、なんとも言えない気持ちになった。(男性 30代)
吸血鬼や狼男などの伝統的なモンスターを続々と出していく予定だったダークユニバース構想。その一本目にして構想ごと亡くなった大失敗作品。という評価が主流だけどそこまで大失敗と騒ぎ立てるほどつまらないわけでもないように思う。映像の派手さもキャラクターの構想も意欲的でそれなりに面白い。確かにこの作品が世界中で大ヒットしてアベンジャーズにとって代わるかと言われれば無理だろうが、稼げない=ダメ。という烙印もほどほどにして観客は気楽に楽しめばいい。(男性 30代)
やはりトム・クルーズはアクション映画が上手い。展開が読みやすい映画のように思えて最後はそうなってしまうのかといった感じだ。
古代エジプトの悪の女王アマネットの暴走を止めるために奮闘する主人公ニック達が、エジプトの秘密を暴きながら物語を進めていくので先が気になってしょうがない。面白い内容であったが、できれば映画は1本で終わらせてほしいというのが私の要望だ。
とはいえ、続きが気になる映画なので、気長に待とうと思う。(女性 20代)
トム・クルーズ主演の冒険アクション映画。古代エジプト、砂漠、棺桶、呪い、とこの手の映画の醍醐味がすべて詰まった作品である。
トム・クルーズ演じるニックに次々と襲い掛かる困難だが、王道中の王道にもかかわらず、観ていて飽きない。それは見事な演出でテンポを与えているからだ。
トム・クルーズのPVになることもなく、作品全体を通して、素直に楽しめるエンターテイメント。「毒をもって毒を制す」とでも言うように、ニック自身が怪物となり、敵と戦うという無理矢理な展開もOKとさせてしまう映画である。(男性 40代)
公開前からすごく楽しみにしていたこの作品。謎解き、アドベンチャー、古代エジプト、秘宝、そんな作品が大好きな私は『ハムナプトラ』のようなストーリーを期待して公開初日に劇場へ。
オープニングの「ダーク・ユニバース」のロゴ。手が込んでいて期待が高まります。が、結論から言うと、全然違いました。トム・クルーズ演じる主人公が封印されていた呪いを解き、解放してしまったのは…。
とても楽しみにしていた「ダーク・ユニバース」シリーズもこの作品の収益が悪く、打ち切られてしまったそう。豪華なキャストが発表されていただけにとても残念です。(女性 30代)
本作は、1932年の原作『ミイラ再生』を映画化したアクションホラー作品。
トム・クルーズが主演ということで拝見したが、特別にエジプトとのつながりがあるわけでもなく特殊能力もなく、至って普通の人間を演じているという印象だった。
また、物語の焦点が散らばっていて意味を理解できず、歴史に精通していないため難しく感じてあまり楽しめなかった。
アマネットは何故復活して倒されたのだろうか。疑問だけが残りモヤモヤしてしまった。
古代エジプト好きの人にお勧めしたい作品。(女性 20代)
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