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映画『高慢と偏見とゾンビ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『高慢と偏見とゾンビ』の概要:1700年~1800年頃、イギリスは貿易が盛んで、植民地から恐ろしい疫病が入ってきてしまう。その疫病に感染した人間に噛まれた者はゾンビ化し、人間の脳みそを求めるようになる。人々は身を守るため、東洋の武術を学んだ。

映画『高慢と偏見とゾンビ』の作品情報

高慢と偏見とゾンビ

製作年:2016年
上映時間:108分
ジャンル:アクション、コメディ、ホラー
監督:バー・スティアーズ
キャスト:リリー・ジェームズ、サム・ライリー、ジャック・ヒューストン、ベラ・ヒースコート etc

映画『高慢と偏見とゾンビ』の登場人物(キャスト)

エリザベス・ベネット(リリー・ジェームズ)
ベネット家の次女。気が強い女性。姉妹達と共に、中国で武道を習う。
フィッツウィリアム・ダーシー(サム・ライリー)
イギリス陸軍大佐。ゾンビ退治を行っている。気位が高く、高慢な人物。
ジョージ・ウィカム(ジャック・ヒューストン)
国民軍に所属する兵士(中尉)。ダーシーと家族ぐるみで仲が良かったが、ある事件から疎遠になる。
ジェーン・ベネット(ベラ・ヒースコート)
ベネット家の長女。姉妹の中でも一番の美貌を持つ。エリザベスと特に仲が良い。
チャールズ・ビングリー(ダグラス・ブース)
ダーシーの友人。ジェーンに一目惚れする。戦うことは苦手。

映画『高慢と偏見とゾンビ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『高慢と偏見とゾンビ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『高慢と偏見とゾンビ』のあらすじ【起】

「1700年~1800年・イギリスの歴史」イギリスは貿易が盛んで、世界中の産物が集まっていた。その時、植民地から絹やスパイスの他に、恐ろしい疫病が入ってきてしまう。疫病が感染している人に噛まれた者は、人間の脳みそを食べ続けることになる。何百人も死に、ゾンビとして蘇った。人間を守るため、ロンドンを囲むように大壁が築かれた。そして、ロイヤル運河の掘削も始まり、水深55mの大きな堀が大壁を囲むように掘られた。その広大な土地は、インビトウィンと呼ばれた。

この頃、東洋の武術を学ぶのが流行っていた。しかし、「第2次ケント戦争」が起こり、インビトウィンの住民はゾンビに1人残らず殺されてしまう。終戦後、王はヒンガム橋を除いた橋の破壊を命じた。このヒンガム橋がロイヤル運河を渡る唯一の手段となった。人々はゾンビを制圧したと信じ、貴族達は防備を固めた田舎へと移った。

ベネットの当主は身を守るため、娘達(ジェーン・エリザベス・メアリー・キティ・リディア)を中国で修業させた。だが、娘達の母親であるベネット夫人は、そのことが婚期を遅らせる原因になっているのではないかと心配していた。

ジェーン達は近くに引っ越してきたビングリー家の舞踏会に招待される。ビングリーは美しいジェーンに心を惹かれ、声をかけに行った。エリザベスはビングリーの友人のフィッツウィリアム・ダーシー大佐に興味を持つ。だが、ダーシーはエリザベスの悪口をビングリーに話していた。エリザベスはそのことを聞いてしまい幻滅する。エリザベスが外に出て涙を流していると、ゾンビ化したフェザーストーン夫人が話したいことがあると言って現れる。だが、彼女の話を聞く前に、ダーシーが殺してしまう。その時、他にもゾンビが現れ、襲撃してきた。ジェーン達姉妹は協力してゾンビを倒した。ダーシーはエリザベスの見事な戦いっぷりを見て、彼女に興味を持つ。

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映画『高慢と偏見とゾンビ』のあらすじ【承】

ジェーンはビングリーに招待され、1人で家を訪ねることになった。ジェーンは馬車で行きたかったが、ベネット夫人に勧められ馬に乗って行くことになる。ベネット夫人は雨が降りそうなので、馬で行けば家に泊めてもらえるかもしれないと策を練ったのだ。だが、道中ジェーンはゾンビに襲われてしまう。

ジェーンが雨に打たれて体調を崩したと聞き、エリザベスはビングリー家を訪ねた。ジェーンはゾンビに噛まれている恐れがあるため、ダーシーは医者の治療に同行して部屋に入り、ハエを使ってゾンビ化の有無を確認することにした。だが、エリザベスがそのことに気づき、ハエを全て捕まえてしまう。

ジェーン達の従兄であるコリンズ牧師がベネット邸を訪れた。コリンズ牧師はベネット邸があるロングボーンの限嗣相続人だった。コリンズ牧師は食事の席で、ジェーンに求婚した。だが、ビングリーがジェーンに思いを寄せていたため、ベネット夫人はエリザベスを妻にすることを勧めた。

ジェーン達はコリンズ牧師と街に出かけた。そこで、ゾンビ退治部隊に配属されたジョージ・ウィカム中尉と出会う。さらに、ベネット邸に行こうとしていた、ビングリーとダーシーに会う。ダーシーとウィカムの間に漂う緊張感がある空気に、エリザベスは疑問を抱く。ダーシー達が去った後、その理由をウィカムに尋ねた。ウィカムはダーシーと家族ぐるみの付き合いだったことをエリザベスに話した。ダーシーの父はウィカムに聖職禄を残した。だが、ダーシーは父の死後、ウィカムではなく別の人に聖職禄を渡してしまう。そんなことをしたのは、ダーシーがウィカムのことを蔑んでいたからだった。

映画『高慢と偏見とゾンビ』のあらすじ【転】

舞踏会が開催された。そこで、ベネット夫人は酔っ払い、ビングリーの資産を当てにしていることをしゃべった。エリザベスは母の口を塞いだ。だが、ダーシーはベネット夫人の言葉を聞いてしまう。その後、エリザベスはビングリーと一緒にいるときに、使用人がゾンビに襲われている現場に遭遇する。1人のゾンビはエリザベスの知り合いだった。話していると、ダーシーが現れ容赦なくゾンビ達を倒していった。エリザベスはダーシーの戦闘能力の高さを認めながらも、情のなさを嘆いた。

ビングリー家が突然ロンドンへ帰ることになった。しかも、ダーシーはビングリーの結婚相手に、妹を勧めていた。エリザベスは落ち込む姉を慰めた。そんな時、エリザベスはコリンズ牧師から求婚される。戦闘から身を引くことを求められ、エリザベスはきっぱりと結婚を断った。

エリザベスはウィカムに、インビトウィンの教会に案内される。そこには、大勢のゾンビ達がいたが、襲ってくる様子はなかった。彼らは豚の脳を食べ、完全なゾンビ化を防いでいた。ウィカムはゾンビと交渉し、人間対ゾンビの戦いを終わらせようとしていた。

エリザベスの友人のシャーロット・ルーカスが、コリンズに求婚され結婚することを決める。シャーロットはコリンズの後見人で、戦士としても有名なレディ・キャサリン・ド・バーグに会うことになる。エリザベスはシャーロットから、一緒にキャサリンに会いに行って欲しいと頼まれる。

映画『高慢と偏見とゾンビ』の結末・ラスト(ネタバレ)

エリザベスはシャーロットやキャサリン達とのお茶会の席にウィカムを呼んだ。教会にいるゾンビ達のことを相談するためだった。すると、そこにはダーシーの姿もあった。ダーシーはキャサリンの甥だった。ウィカムはゾンビ達と友好関係を築くために資金を提供して欲しいと頼むが、受け入れてはもらえなかった。ダーシーはウィカムを追い出し、エリザベスはそんなダーシーを非難した。その日の夜、エリザベスはウィカムから駆け落ちをしようと誘われるが、断った。

エリザベスはダーシーから求婚される。だが、ダーシーが姉とビングリーの仲を裂いたとウィカムから聞かされていたため、断った。エリザベスは姉を傷つけたダーシーが許せず、襲いかかった。そして、2人は激しい戦いを繰り広げた。戦いの最中、エリザベスはウィカムから聖職禄を奪ったことも非難した。

エリザベスはダーシーから手紙を受け取る。そこには、ベネット夫人が財産目当てで2人を結婚させると話していたのを聞き、友人を守るために2人を遠ざけたことが書かれていた。さらに、ウィカムの件についても書かれていた。ダーシーの父がウィカムに財産を残すと遺言を残した途端、ダーシーの父は何者かに噛まれゾンビ化していた。そして、そんな父をダーシーが始末していた。ダーシーはウィカムに財産を与えたが、ウィカムはすぐに使い果たし金の無心をするようになった。それ以来絶縁状態だったが、ウィカムはダーシーの妹と駆け落ちしようとしていた。狙いは妹の財産とダーシーへの復讐だった。妹は守られ、ダーシーとウィカムの仲は最悪なものとなった。さらに、手紙にはエリザベスに愛されないことを悲しみ、戦いに身を投じようとしていることが書かれていた。大壁の中にゾンビを封じ込めようとしているのだ。

ウィカムがリディアと駆け落ちし、インビトウィンの中の教会に向かった。エリザベスはリディアを救うため、ジェーンとインビトウィンの中に入った。ジェーン達はそこでダーシーとビングリーに再会する。話を聞いたダーシーはエリザベスを守るため、教会は既に破壊されたと嘘を吐き、1人でリディアの救出に向かった。エリザベスはビングリーの様子からダーシーの嘘に気づき、後を追った。

ウィカムはゾンビを使い、イギリスを襲撃しようとしていた。ダーシーは教会にいたゾンビに人間の脳を食べさせて凶暴化させ、混乱に乗じてリディアを救出した。そして、リディアを先に逃がすと、追ってきたウィカムと戦った。その際、ウィカムが既にゾンビに噛まれていたことを知る。ダーシーへの復讐心からゾンビ化を抑え込んでいたのだ。ダーシーはウィカムに殺されそうになるが、エリザベスに救われる。エリザベス達は馬に乗って脱出した。

ジェーンはビングリーと、エリザベスはダーシーと結婚することになり、2組は合同で結婚式を行った。そこに、ウィカムがゾンビを率いて現れる。

映画『高慢と偏見とゾンビ』の感想・評価・レビュー

エリザベスが中国武道を習っていたり、ダーシーが大富豪の騎士でゾンビ退治を行なっていたり、『高慢と偏見』で描かれていたラブストーリーとは少し違う設定のお話でした。
男女の描き方は現代風なので見やすかったですが、なぜこの名作にゾンビを入れたのだろうと疑問に感じる点もありました。
しかし、全体的には良作と言えるのではないでしょうか。『高慢と偏見』からインスピレーションを得た別物として見るとエリザベスとダーシーの美しい恋物語に感じると思います。(女性 30代)

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