映画『悪党に粛清を』の概要:妻子を殺されたデンマーク人の元兵士が復讐に燃える西部劇。「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のマッツ・ミケルセン主演。声の出せない女役で登場するエヴァ・グリーンが、作品に深みを与えている。
映画『悪党に粛清を』の作品情報
上映時間:93分
ジャンル:西部劇、フィルムノワール
監督:クリスチャン・レヴリング
キャスト:マッツ・ミケルセン、エヴァ・グリーン、ジェフリー・ディーン・モーガン、エリック・カントナ etc
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映画『悪党に粛清を』の登場人物(キャスト)
- ジョン(マッツ・ミケルセン)
- デンマーク人で元兵士。銃の腕はピカイチで、月明りのようなわずかな光の下でも狙いを定めることができる。戦時中はドイツ兵と戦った。
- デラルー(ジェフリー・ディーン・モーガン)
- 町の用心棒で元軍人。暴力的で傍若無人な態度に、町の人々は逆らうことができない。密かにマデリンを愛している。
- マデリン(エヴァ・グリーン)
- 先住民に捕らえられ、舌を切られたため、声を出すことができない。ポールに助けられ、彼の妻になる。頭がよく、計算が得意。デラルーの仕事の帳簿係を担当している。
- ピーター(ミカエル・パーシュブラント)
- ジョンの兄。ジョンと共に兵士として戦った過去を持つ。敗戦後、共にアメリカに渡った。
- ポール(マイケル・レイモンド・ジェームズ)
- デラルーの弟でマデリンの夫。三年ぶりに刑務所から出所した際、ジョンたちと駅馬車に乗り合わせ、ジョンの妻と息子を殺してしまう。
映画『悪党に粛清を』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『悪党に粛清を』のあらすじ【起】
1864年、ジョンとピーターの兄弟は敗戦したデンマークから逃れ、海を渡って新天地アメリカへとやってくる。ジョンには妻のマリーとクリステンという名の息子がいたが、彼らはデンマークに残したままだった。アメリカでの生活も足場が固まり、デンマークからマリーとクリステンを呼び寄せる。列車から降り立つ二人の姿を見つけるジョン。この再会は、実に7年ぶりのことであった。
兄のピーターは久しぶりに再会した三人に気を使い、町に泊まると言う。三人は駅馬車へと急いだ。馬車の中には一組の夫婦が先に乗っていたが、先客がいるからと降ろされ、代わりにポールとレスターというガラの悪い男たちが乗ってきた。
ポールはマリーを気に入ったらしく、ちょっかいを出してきた。やめろと言うジョンの言葉に腹を立てたポールたちは、クリステンを人質にし、ジョンを馬車から突き落とす。ジョンは必死に馬車を追いかけるが、しばらく行くと月明りの下にクリステンと御者の死体を発見する。
馬車に追いついたジョンは、ポールとレスターを容赦なく射殺する。マリーを助けに馬車へと駆けつけるジョン。だが、マリーは無残に犯され、殺されていた。
映画『悪党に粛清を』のあらすじ【承】
町にデラルーがやってきた。デラルーは町の用心棒で、この町の者たちは全員、町長や保安官ですら口出しできないほど恐れられていた。ジョンが殺したポールは、デラルーの弟だった。デラルーは激怒し、“弟を殺した奴を2時間以内に捜してこい。できなければ、町の者を代わりに殺す”と言う。当然、見つけることはできず、三名の町民が無慈悲に殺されてしまった。
ポールにはマデリンという妻がおり、“姫”と呼ばれていた。マデリンは昔、原住民にさらわれて舌を切られてしまったため、声を出すことができない。原住民から救い出したのがポールだった。ポールの葬儀が行われ、デラルーはマデリンに復讐を誓う。
マリーとクリステンを埋葬したジョンとピーターは、この地を離れることを決めた。土地を売るため、町長に会いに町へやってくる。町長との会話の中で、自分が殺したのはデラルーの弟だったことを知ったジョンは、身の危険を感じ、すぐにその場を離れようとするが、保安官たちに囲まれ、逮捕されてしまう。夜にはピーターも捕まってしまう。
映画『悪党に粛清を』のあらすじ【転】
ジョンはデラルーのもとへ連れていかれ、広場の真ん中に吊るされてしまった。そこに現れた町長にブーツを盗られてしまう。激しい雨となった夜、牢屋から脱獄してきたピーターが、ジョンを助けに来る。デラルーの追手をかく乱するため、ジョンを岩場に隠して馬を走らせるピーター。だが、翌朝にジョンが見たのは、デラルーたちに捕まり、引きずりの刑にて殺されたピーターの姿だった。
追跡から戻ってきたデラルーは、自分の手下が殺されているのに気がついた。そして、金庫の中の大金がそっくり無くなっていることにも。金を盗んだのはマデリンだった。汽車で逃亡をはかるが、デラルーからは逃れられず、手下に捕まり、連れ戻されてしまった。
町へと舞い戻ってきたジョンは、ブーツを取り返しに町長の所へ向かう。そこでジョンは、町長とデラルーが結託し、町の土地を転売していることに気がつく。ジョンは雑貨屋で装備を整えると、強い決意を胸に、デラルーのもとへと向かった。
映画『悪党に粛清を』の結末・ラスト(ネタバレ)
デラルーの所に無人の馬車が棺を載せてやってきた。棺の中には町長の死体が入っていた。同時に、納屋から火の手があがる。ジョンの復讐のはじまりだった。ジョンはひとり、またひとりと手下を殺していく。だが、不意をつかれ、デラルーに肩を撃たれてしまう。デラルーにとどめを刺される瞬間、マデリンが現れ、デラルーを撃ち、間一髪、危機を回避できた。負傷したデラルーにジョンは狙いを定め、静かに引き金を引き、とどめを刺した。
戦いが終わった後、保安官たちが町へとやってきた。保安官はジョンがデラルーたちを皆殺しにしてくれたことに感謝する。だが、マデリンの姿を見て顔色が変わった。ジョンは銃を抜こうとする保安官に“彼女を連れていく”と言った。悪の道に走るなと保安官は忠告するが、ジョンは静かに“立ち去れ”とだけ答えた。
ジョンとマデリンは馬にまたがり、荒野へと走っていった。後には、無人になった町にいくつもそびえ立ったロータリー式の石油掘削機だけが残されていた。
映画『悪党に粛清を』の感想・評価・レビュー
主演は国民的俳優マッツ・ミケルセン。妻子を殺された男の復讐劇を描いたウエスタン作品です。1870年代、デンマークから新天地アメリカへと旅立った元兵士のジョンはアメリカに妻と子供を呼び、再会を喜びます。しかしその喜びも束の間、妻子は殺されてしまうのです。ジョンは怒り狂い犯人を撃ち殺しますが、その相手が悪かった…。というストーリー展開です。
とにかく胸糞悪いです。怒りと復讐の連鎖しかありません。戦いに巻き込まれていくジョンの姿に胸が熱くなります。(女性 30代)
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