『週刊少年ジャンプ』では珍しい、王道の恋愛ストーリーが話題となった漫画、『ニセコイ』。男女問わず楽しめる人気作が、とうとう実写映画化。3人の揺れ動く恋愛模様は必見。
映画『ニセコイ』の作品情報
- タイトル
- ニセコイ
- 原題
- なし
- 製作年
- 2018年
- 日本公開日
- 2018年12月21日公開(金)
- 上映時間
- 117分
- ジャンル
- 青春
ラブストーリー - 監督
- 河合勇人
- 脚本
- 小山正太
杉原憲明 - 製作
- 辻本珠子
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 中島健人
中条あゆみ
池間夏海
島崎遥香
岸優太
青野楓
河村花
GENKING - 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝
映画『ニセコイ』の作品概要
2011年から2016年にかけて、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた学園ラブコメ漫画、『ニセコイ。』がとうとう実写化。幼い頃、とある少女と将来を誓い合った少年、一条楽。しかし、時が流れるにつれ楽はその相手の名前や外見を忘れてしまっていた。そんな二人を結びつけるのは、今や幼い頃二人で分かち合ったペンダントのみ。その相手と再会を果たすことなく、楽は男子高校生になっていた。そんな楽は、クラスメイトである小野寺に心惹かれていた。しかし、ある日突然なんとアメリカのギャングの娘という、桐崎千棘が楽の学校に転校してくる。果たして楽の約束の相手とは一体誰なのか、3人の恋の行方はいかに。
映画『ニセコイ』の予告動画
映画『ニセコイ』の登場人物(キャスト)
- 一条楽(中島健人)
- 一見平凡な男子高校生だが、実は極道の組長の息子。小さい頃将来を誓い合った相手を探している。
- 桐崎千棘(中条あやみ)
- 楽の学校に転校してきた少女。実はアメリカのギャンググループのボスの娘。
- 小野寺小咲(池間夏海)
- 楽のクラスメイトで、大人しい美女。楽が密かに想いを寄せる相手。
映画『ニセコイ』のあらすじ(ネタバレなし)
勉強が好きで、日々を真面目に生きている一見どこにでもいる普通の高校生、一条楽。しかし、彼には普通とは異なる生い立ちがあった。なんと、彼は極道組織、『集英組』組長の一人息子だったのである。喧嘩を嫌う極道の息子とは思えない楽には、忘れられない初恋があった。まだ小さい頃、出会った少女と恋に落ちた楽は、二つで一つのペンダントをその少女と分け合い、将来を誓っていたのだ。そんなある日、楽の通う学校に一人の少女が転校してくる。そして、その少女はなんと、アメリカのギャング組織の一人娘だったのだ。さらに、組織同士の争いを避けるべく、楽とその少女は恋人のフリをさせられる羽目になってしまう。相性最悪の二人の行方は如何に。
映画『ニセコイ』の感想・評価
ギャングの娘と極道の息子!?
今作の主人公は、恋や人生に苦悩する、青春真っ只中の高校生達。高校生の恋愛模様を描いたラブストーリーと聞けば、どこにでもあるようなありふれた設定ではあるものの、今作は普通のラブストーリーとは一風変わっている。なんと、主人公である一条楽は極道の組長の息子、そして、メインヒロインの一人である桐崎千棘は海外のギャングのボスの娘なのだ。一介の高校生でありながら、とんでもない父親を持つ二人。そんな二人の恋模様が平穏に過ぎるわけもなく、二人の周りでは次々とトラブルが巻き起こる。常に一転二転する展開、他では中々見られないとんでもない設定が観客を終始飽きさせない。スーパー高校生達の恋は、果たして実るのか。笑いあり涙ありの、一風変わったラブストーリー。
新進気鋭のキャスト陣
恋愛映画は、通常その時に人気の俳優陣が起用されることが多い傾向にあるが、本作の主役、一条楽役を担当しているのは、長年不動の人気を誇っている大人気ジャニーズグループ『Sexy Zone』のメンバーである中島健人。その発言や行動から王子様キャラとして名を馳せ、歌番組だけでなくバラエティ番組にも引っ張りだこな中島。そんな彼が恋愛映画に出演するのだから、ファンとしてはたまらないだろう。また、ヒロイン役として起用されている中条あやみや池間夏海も、それぞれが若い世代から絶大なる人気を誇る女優、モデルである。そんな、現在トップレベルの人気を誇るキャスト陣ばかりを起用した超豪華作。今から華やかな映像が待ちきれない。
映画『ニセコイ』の公開前に見ておきたい映画
ハチミツとクローバー
最新作『ニセコイ』は、高校生の少年少女たちの恋心を描いた物語。主人公である一条楽の前に、ある日、小野寺小咲と桐崎千棘という二人の女子生徒が現れる。性格が全く異なる二人に振り回されるうちに、恋心が芽生えていく楽。一方、二人も楽に対して密かに恋心を抱いていた。恋が叶うものがいれば、その側で恋に敗れるものもいる。今作、『ハチミツとクローバー』は、なんと登場人物全員が片思いをしているという設定の物語。恋愛マンガの中ではトップレベルの人気を誇り、映画化のみならずアニメ化、ドラマ化など多岐にわたってメディア化された。恋愛や自分の人生に悩む不器用な大学生達に、知らず知らずの間に感情移入してしまうこと請け合い。
詳細ハチミツとクローバー
銀の匙 Silver Spoon
映画化も果たした『鋼の錬金術師』で有名な荒川弘が新たに連載中の漫画、『銀の匙』が2014年に実写化。主役を務めたのは、最新作『ニセコイ』でも主役を務めた中島健人。優秀な兄と比較され、勉強一筋で生きてきた少年、八軒勇吾。しかし、勇吾は高校受験に見事失敗。打ちひしがれた勇吾は、父親から逃げるように大蝦夷農業高等学校に入学する。当然農業に関する知識など全くない勇吾。それに対し、クラスメイトは将来実家の農家を継ぐ予定の学生ばかり。これまで自分が生きてきた世界とのギャップに衝撃を受ける勇吾。しかし、動物や温かい人々との関わりを通し、これまで勉強しか見てこなかった勇吾は、人間として大切な何かを取り戻していくこととなる。
CAT’S EYE キャッツ・アイ
最新作、『ニセコイ』と同じようにかつて『週刊少年ジャンプ』で連載されていた作品。同誌としては大人向けのタッチと、刑事と泥棒の恋模様で話題となった、同誌における恋愛漫画の金字塔とも呼ぶべき作品である。世間を日々騒がせている女怪盗グループ、『キャッツ・アイ』。そんなキャッツ・アイを日々追いかけては、その都度逃げられてしまっている刑事、内海俊夫。日々の失敗を周囲から非難されてしまう俊夫だったが、そんな彼には心の拠り所とも言える美しい恋人がいた。彼女の名前は来生瞳。しかし、彼女には敏夫に打ち明けていない秘密があった。なんと、彼女こそがキャッツ・アイのメンバーの一人であったのだ。立場を隠して交際を続ける怪盗と刑事の恋の行方はいかに。
詳細 CAT’S EYE キャッツ・アイ
映画『ニセコイ』の評判・口コミ・レビュー
実写版『ニセコイ』観た。
「過剰な演出」「空回りしてるコメディ演技」「過度なBGM」の3kによるギャグシーンの連続で盛り上がるスクリーンに反比例して虚無になる僕。
原作より敗北者なサブヒロインとか文句も色々あるけど、終盤は不思議な幸福感に包まれたので皆んなに見て欲しい。オススメ! pic.twitter.com/RBsgT7i46m— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) 2018年12月24日
ニセコイ実写感想
原作での鶫の可愛さが見たかった…
中島健人の楽は再現度高くて驚き
無理矢理終わらせなくても
良かったと思う結論→中島健人はすごい
— ヒロト (@WGZEWLpOb37ZnYk) 2018年12月21日
ニセコイ実写映画見たけど面白かったよ。
ラブコメっていうよりコメコメラブって感じだった。
ギャグも面白かったし、千棘に感情移入したし。男性陣みんなイケメンだったし。
コメディ好きの女子に勧める— みいな@臨誕ゲーム制作中 (@miina_cat) 2018年12月21日
もう一本観てきた映画は、実写版「ニセコイ」
実写版という事で観に行くのを躊躇っちゃってたけど、勢いで観に行ったらこれがめちゃくちゃ面白かった。
色々な要素から「地雷」なんて思う人も多いと思うけど、これは間違いなく「当たり」の映画だと思う。 pic.twitter.com/2RDLnLXY8z— 納豆P (@nattou0420) 2018年12月23日
「ニセコイ」実写観てきた。観る前はどんな風に扱き下ろそうかと思っていたけど、意外と面白かったぞ…?髪の色や口調等、実写にするには不自然なところはすぐに慣れた。
DAIGOのクロードが意外とはまり役だったな。
少なくとも見て損した感じはなかった。マジで意外。— アツシ (@Atsushisippu) 2018年12月21日
映画『ニセコイ』のまとめ
王道恋愛ストーリーという、『週刊少年ジャンプ』からすれば異色の作品の実写化。しかし、超能力などが登場しない、至って一般的(?)な高校生が主役というだけあり、実写化するにあたっても特に問題となる要素はない。そのため、原作通りの雰囲気や設定が、そのまま忠実にスクリーンに再現されている。キャストも今引っ張りだこの人気若手ばかりが起用されており、俳優陣のファンや原作のファンなど、あらゆる層の集客が期待できる。『週刊少年ジャンプ』が、熱い戦いものばかりではなく、幅広い作品が楽しめる雑誌であることを改めて教えてくれる一本。
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