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映画『君がいなくちゃだめなんだ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『君がいなくちゃだめなんだ』の概要:声優として活躍する花澤香菜の実写初主演作。花澤香菜のミュージックビデオを創ってきたムラカミタツヤが監督を務める。新人賞を受賞した絵本作家の楓アンは、その後の作品が書けないでいた。そこへ亡き父からのメッセージが届く。

映画『君がいなくちゃだめなんだ』の作品情報

君がいなくちゃだめなんだ

製作年:2015年
上映時間:52分
ジャンル:ファンタジー、ヒューマンドラマ
監督:ムラカミタツヤ
キャスト:花澤香菜、渡辺奈緒子、兎本有紀、小木茂光 etc

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映画『君がいなくちゃだめなんだ』の登場人物(キャスト)

楓アン(花澤香菜)
絵本作家。デビュー作が大当たりをするが、その後スランプに陥り、なかなか原稿を書けないでいる。黒猫のペローともに生活をしている。父、公平は著名な小説家であった。
トモエ(渡辺奈緒子)
楓の担当編集者。ニューヨークに取材旅行に行ったのに、あらすじさえ書けない楓にイライラし、自宅缶詰で原稿を書くように強要するが、あっさり逃げられてしまう。
光平(小木茂光)
楓の父。著名な小説家で、ニューヨークでもその名は知られている。これが最後の作品になるかもしれないと「楓」というタイトルの小説を執筆しはじめる。

映画『君がいなくちゃだめなんだ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『君がいなくちゃだめなんだ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『君がいなくちゃだめなんだ』のあらすじ【起】

ニューヨークでサイン会を開く絵本作家の楓アンは、父のファンだったという読者に出会う。彼女の父、光平は小説家だった。しかし彼は、小説を書くより絵本作家になりたかったのだった。楓はニューヨークの空を見上げながら思うのだった「今、絵本作家になった私を父はどう思うのだろう?」と。

帰国した楓だったが、スランプで新しい絵本を書けないでいた。編集者のトモエが、原稿の催促に訪ねてくる。1枚も書けてない楓に、自宅缶詰で原稿を書くように強要するトモエ。しかし楓は、トモエの隙をついて自宅を抜け出すのだった。

楓は、母の元を訪ねる。愚痴をこぼし、時を過ごす。そして、トモエが諦めて帰ってしまった頃を見計らって、自宅に戻るのだった。自宅に戻ると、飼い猫のペローがいなくなっていた。楓は雨の中、探しに出る。楓にとって、雨と猫は父と繋がる何かだった。

モノクロの風景の中、父はこれが最後の作品になると、黒猫の見守る部屋で編集者に原稿を渡しているのだった。

映画『君がいなくちゃだめなんだ』のあらすじ【承】

楓は、絵本の挿絵作家の家へ、原稿が遅れていることを謝りに行く。そして、飼い猫ペローがいなくなったことを告げる。ペローは父の小説に出てきていたキャラクターだった。ペローは、元々子供の頃に楓が拾ってきた猫で、親に隠れてこっそり飼っていたのだった。しかし、父に見つかってしまい、楓は父と一緒にペローを育てることになったのだった。そして、今のペローは2代目なのだった。

いなくなったペローを探すための街角の伝言板に、楓は謎のメッセージを見つける。そこには「アンとペロー」の物語の導入が書かれていた。街の色々な場所に、その物語の断片が書かれてあり、その写真をとってくるトモエ。繋ぎ合わされたその物語を、どこかで知っているという楓。彼女は、ペローを探しながら、その物語の続きを見つけるのだった。

かつて、自分の存在が確かではなかった楓。父親の真似をして物語を書いている時だけが、生きていて良いんだと実感できたのだった。

映画『君がいなくちゃだめなんだ』のあらすじ【転】

「アンとペロー」の物語は、楓と父が交換日記の中で書き綴った物語だった。父と自分しか知らないはずの物語がなぜ一人歩きしているのか、楓には解らなかった。楓は母の元を訪ねて、そのことを聞く。母は、楓にあの時の交換日記を手渡すのだった。そして母は、父のことを話す。

実は、楓の父親は死んではいなかった。小説が書けなくなってしまい、心が壊れ、母と楓を置いて家を出たのだった。幼い楓に、その事実は伝えられなかった。

なぜ今頃になってそんな話をするのかと、母を責める楓。母は、父の余命が長くないことを話す。楓はショックを受け「どうして今まで黙っていたの!」と声を荒げ、母の家を飛び出していくのだった。

楓は、「アンとペロー」の物語を書き換えれば、この現実が変わるかもしれないと思う。そして、物語の中で楓の元を去ったペローを、それでも追いかけると書き換えて見る。しかし、現実は何も変わらず、ペローも父も楓の前に現れないのだった。

映画『君がいなくちゃだめなんだ』の結末・ラスト(ネタバレ)

父は「楓」という小説を書いていた。父はあの日、楓に旅行に行こうと言い、車で出かけた。そして、事故にあい楓を死なせてしまったのだった。現実は、父が生きている世界の方だったのだ。父は、事故で楓を失ったことを悔いていた。遺品の中から、彼女との交換日記を見つけ、楓のことを書こうと決めた。父は、楓のことを永遠に小説の中で生かそうとしたのだった。

そして、「ずいぶん遅くなったね、今こそ行こう」と父は筆を走らせる。物語は変わり、楓のいる世界のメッセージボードにそれが現れる。そして楓は、あの日父と行くはずだった妖精の丘へと向かうのだった。

妖精の丘で、父は待っていた。父はペローとして、楓はアンとして、共に物語の言葉を話す。それはかつての交換日記のようでもある。物語のラストは変わり、「あなたがいたから私がここにいる」と小説の中で楓は永遠の命を得るのだった。

脱稿した小説を読んだ編集者は、目を潤ませながら「ありがとうございました」と父に告げる。その女性は楓のようでもあった。

映画『君がいなくちゃだめなんだ』の感想・評価・レビュー

鬼滅の刃の人気キャラクター「甘露寺蜜璃」の声優を務める花澤香菜が主演の今作。正直、主演が声優という事で期待せずに見始めましたが自然体の「楓」と猫のペロー、そして優しい父の雰囲気が花澤香菜の可愛らしい感じと物凄く合っていて、とても素敵な世界観でした。
何より驚いたのがストーリーです。絵本作家の楓が新しい物語を描き進める「アイディア」を父から貰う物語だと思ってのんびり見ていましたが、最後の最後でどんでん返しがありました。かなり衝撃的でしたが、最後の締め方が絶妙で心が軽くなったような気がします。(女性 30代)

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