12000作品を紹介！あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『Bの戦場』のあらすじ・感想・評判・口コミ（ネタバレなし）

2019.02.09

「絶世のブス」が、イケメン先輩に恋された！？美女と野獣の男女逆転版。主役を務めるのは、今あらゆるバラエティに引っ張りだこのお笑い芸人、『ガンバレルーヤ』のよしこ。イケメン役は速水もこみちが担当。

映画『Bの戦場』の作品情報

Bの戦場

タイトル
Bの戦場
原題
なし
製作年
2018年
日本公開日
2019年3月15日(金)
上映時間
90分
ジャンル
コメディ
ラブストーリー
監督
並木道子
脚本
久馬歩
製作
藤原寛
製作総指揮
片岡秀介
キャスト
よしこ
大野拓朗
高橋ユウ
有村藍里
おのののか
山田真歩
安藤玉恵
速水もこみち
製作国
日本
配給
KATSU-do

映画『Bの戦場』の作品概要

作家、ゆきた志旗が2016年より連載している『Bの戦場』シリーズ。逆転版美女と野獣とも呼ぶべき衝撃的なストーリーに、同年ノベル大賞を獲得した人気作となった。そんなゆきた志旗の代表作が、今年とうとう実写映画化。絶世のブスである香澄を演じるのは、その容姿で近年バラエティに引っ張りだこなお笑いコンビ『ガンバレルーヤ』のよしこ。まさしく、設定に相応しいキャスティングとなった。そんな香澄にプロポーズするイケメン上司役は速水もこみち。速水もこみちとよしこの恋愛映画、これだけでも見る価値がある一本。

映画『Bの戦場』の予告動画

映画『Bの戦場』の登場人物（キャスト）

香澄（よしこ）
ウェディングプランナーとして勤務する女性。自身が絶世のブスであることを理解しており、女としての幸せを諦めている。
久世（速水もこみち）
香澄のイケメン上司。ブス専であり、香澄にプロポーズする。

映画『Bの戦場』のあらすじ（ネタバレなし）

ウェディングプランナーとして働く香澄。仕事に熱心に取り組む真面目な彼女だが、彼女にはとある欠点があった。彼女は史上稀に見る、「絶世のブス」だったのである。周囲からの評価だけでなく、香澄も自身の醜さを理解していた。そのため、彼女は自分の恋愛や結婚といった幸せな将来は諦め、ウェディングプランナーとしての仕事に没頭していたのだった。しかし、そんな彼女にある日突然転機が訪れる。なんと、彼女はとある男性にプロポーズされたのだ。その男性とは、彼女の上司である久世。久世は社内でも人気のあるイケメン上司だった。なぜそんな久世が香澄に恋をしたのか。実は、久世はいわゆるブス専だったのだ。さらに香澄に恋する第三者も現れて…？香澄の恋の行方は一体どうなる。

映画『Bの戦場』の感想・評価

よしこの演技力

本作で主役を演じることになった芸人、よしこ。実は、よしこの他にもお笑い芸人でありながら数々のドラマや映画に出演している存在は少なくない。そして、TKOの木下や宮川大輔、アンジャッシュの児嶋に東京03の角田など、まるで本職の俳優のように高い演技力を見せ高評価を得ている芸人も多いのである。それは、日頃彼らがやっているネタに関係するのではないだろうか。漫才はともかく、コントをする芸人は、毎日のように演技をしていることになるのである。それ故に、彼らの演技力が高くなるもの当然のことと言えるかもしれない。しかし、よしこの演技力の実力は未知数。彼女は今作で高い演技力を発揮し、今後も芸人に加え女優としても活躍することができるのか。

逆転版美女と野獣

美女と野獣といえば、ディズニーが公開して以降根強い人気を誇り、2017年にはエマ・ワトソンが主演のリメイク作品が作られるほどの伝説的作品。変わり者だが美しい女性ベルが、実は優しい心を持った野獣に惹かれていくという物語。人に重要なのは外見ではなく中身であるということを教えてくれる名作であるが、本作はその美女と野獣の正に逆転版とも呼べる作品。心は綺麗だが、外見は絶世のブスという主人公、香澄。そんな香澄に恋心を抱くのは、多くの女性同僚から恋心を抱かれているイケメン上司、久世。久世が香澄に恋心を抱いたそもそものキッカケは、彼がブス専だったから。しかし、香澄の内面の魅力に気づく人間も現れて…？美女と野獣を、コメディ要素をより強くした一本に仕上がっている。

映画『Bの戦場』の公開前に見ておきたい映画

映画『Bの戦場』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『Bの戦場』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

福福荘の福ちゃん

最新作の主役に起用されたのは、人気お笑いコンビ『ガンバレルーヤ』のよしこ。まさか女芸人を恋愛映画のヒロイン役に起用するなんて、そう思う人も少なくないかもしれない。しかし、実は、これまで女性芸人が主役を演じた映画は少なくはない。本作もその一つ。今作の主役、福ちゃんを演じたのはよしことの共演も多い『森三中』の大島美幸。しかも、なんと今作で大島美幸が演じているのは男性役なのである。外見は冴えないが、中身はどこまでも純粋で困った人を放っておけない優しい性格の福ちゃん。彼はその外見と奥手が故に、これまで女性と親密になることはなかった。しかし、とある女性との再会をキッカケに、彼の心に大きな変化が訪れる。

詳細 福福荘の福ちゃん

ハンサム★スーツ

本作と最新作の共通点は、主人公の容姿がとにかく不細工なこと。最新作の主人公、香澄がその不細工な容姿ごと異性に恋してもらった一方、本作の主人公、大木琢郎はどの異性からも好意を向けられることなく生きてきた。しかし、そんな彼にある日突然転機が訪れる。友人の結婚式に参加するためスーツを買いに紳士服店を訪れた琢郎は、そこで着るだけでハンサムになれる『ハンサムスーツ』を手に入れたのだ。そして、スーツを着用した琢郎は、どんな女性の視線も釘付けにできる、世にも珍しいイケメンに変身したのだった。そんな中、琢郎は仕事に真面目に取り組む橋野本江という女性に恋をする。果たして本江が選ぶのは、ありのままの琢郎かハンサムになった琢郎か。

詳細 ハンサム★スーツ

ウェディング・プランナー

本作は、2001年にジェニファー・ロペス主演で公開された洋画。本作と最新作の共通点は、主人公がウェディング・プランナーという職業に就いていること。結婚式のプランニングや新郎新婦のアドバイザーも務めるウェディング・プランナー。多くの人の人生の門出を祝う幸せな仕事に思えるが、実はその仕事は見た目ほど華やかではない。事実、激務に明け暮れるばかり、本作の主人公も最新作の主人公も、すっかり自分の恋は後回しになってしまっているのだった。そんな中、主人公メアリーはスティーブという医師に命を救われ運命を感じる。しかし、スティーブは現在自分がプロデュースを手掛けている大金持ち、フランの婚約者だったのだ。互いに惹かれ合う二人。二人の恋の行方は果たして。

詳細 ウェディング・プランナー

映画『Bの戦場』の評判・口コミ・レビュー

映画『Bの戦場』のまとめ

絶世のブスとブス専が繰り広げる恋愛ストーリー。今のご時世、下手をすれば批判されそうな設定。しかし、主役に抜擢されたのが普段その容姿で笑いを取っている女性お笑い芸人だからこそ、誰もが心から楽しめる一つのエンターテイメントとして成功しているのではないだろうか。人間に大切なものは外見か中身か。香澄と彼女を取り巻く男性との恋愛模様を通して、大切なことを改めて考え直させられる。この映画を見終わったあと、あなたは必ず恋をしたくなる。

みんなの感想・レビュー