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映画『いつも月夜に米の飯』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『いつも月夜に米の飯』の概要:母親が失踪したことにより、新潟の田舎に戻ってきた女子高生・千代里は、料理人のアサダと共に母が経営していた居酒屋で働くことになった。次第にアサダに好意を持つようになるが、そんな時、母親がひょっこりと戻ってくる。

映画『いつも月夜に米の飯』の作品情報

いつも月夜に米の飯

製作年:2018年
上映時間:104分
ジャンル:ラブストーリー
監督:加藤綾佳
キャスト:山田愛奈、和田聰宏、高橋由美子、渡辺佑太朗 etc

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映画『いつも月夜に米の飯』の登場人物(キャスト)

常盤千代里(山田愛奈)
高校三年の女子高生。母親の麗子が嫌いで、わざわざ東京の高校を選んで新潟の親元を離れた。三年だが進路は決まっていない。麗子が失踪したことで新潟に戻り、居酒屋“伊呂利”を経営していくことになる。
アサダ(和田聰宏)
伊呂利の料理人。麗子のことを好いているが、麗子は他の男と駆け落ちし、店に取り残されてしまう。だが、未だに麗子を思っており、戻ってきたらプロポーズをするつもりでいる。料理の腕は一流で、常連客も多い。
常盤麗子(高橋由美子)
千代里の母。人が良くて、困っている人を見たら放っておけない性格。そのせいで、今まで数々の男に騙されてきた。そのせいか、自分が幸せになると、そこから逃げてしまうこともある。

映画『いつも月夜に米の飯』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『いつも月夜に米の飯』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『いつも月夜に米の飯』のあらすじ【起】

高校三年の常盤千代里は、親元を離れて東京の高校に通っていたが、ある日、母の麗子が失踪したという連絡が入り、地元の新潟へと帰ってくる。麗子は昔から男関係が派手で、今回も男と駆け落ちしていったのだそうだ。千代里は、そんな母親が大嫌いだった。

麗子は居酒屋“伊呂利”を経営していた。店にはアサダという料理人が、ひとり取り残されていた。千代里は、しばらくしたら東京に帰るので、店はアサダの好きにしてよいと言いだす。

町をぶらついたが、小さな町は噂が広まるのも早く、人々から白い眼で見られて千代里は苛立ちを募らせる。暇つぶしに入ったカラオケボックスで若い男と知り合ったが、酒を飲まされ強姦されそうになる。なんとか逃げ出した千代里をアサダが迎えに来てくれた。

目覚めた千代里にアサダは朝食を持ってきた。梅干しおにぎりとトマトのみそ汁。それを食べた千代里は美味しさに驚く。夜、店に顔を出した千代里は、常連客のトミと出会った。トミはアサダの料理に惚れ込み、通い続けているという。アサダのおかげで麗子も変わったと聴かされた。

翌朝、仕込みをするアサダを手伝うと言いだした千代里は、終わったら朝ごはんに梅干しおにぎりが食べたいと言った。アサダを気に入ったこともあり、千代里は休学してしばらく店を経営していくことにする。

映画『いつも月夜に米の飯』のあらすじ【承】

最初は分からないことばかりだったが、アサダの指導もあり、日に日に成長する千代里。そんな中、冗談半分でアサダから、一緒に暮らしてみるかと言われた千代里は、それを了承し、二人はひとつ屋根の下で暮らすことになった。

ある日、痴呆症で近所を徘徊する沼田老人を見かけた千代里は、お腹が空いていることを知り、何か作ってあげたいと思う。沼田は歯がほとんどなかったため、硬いものは食べられない。千代里は店の材料を見て考えた末、ハンペンつくねを思いつく。沼田は美味しそうにそれを食べてくれたが、翌日に脳溢血を起こして植物人間になったと聞かされショックを受ける千代里。

千代里が作ったハンペンつくねが沼田の最後の食事だった。アサダは、最後に千代里の料理を食べられて幸せだったはずだと優しい言葉をかけた。アサダが最後に食べたいものはなんだと千代里が尋ねると、生姜の佃煮だという。アサダは、俺の最後の料理は千代里に作ってほしい、お前と家族になりたいと言いだした。千代里はそれをプロポーズだと思ってドキドキするが、それは麗子と結婚して家族になるという意味だった。

面白くない千代里は、ついアサダに冷たい態度を取ってしまった。そんな時、新潟に帰ってきていた常連客のミズキが、東京に帰るという。送別会をしたいと思った二人は、市場に買い出しに出かけた。昼食に港の食事処に入った二人。同じものを食べて、同じ空気を吸って、私たちの身体は同じもので出来ているのかもと言う千代里。送別会のサプライズとして海鮮丼が出され、ミズキは東京へと帰って行った。

映画『いつも月夜に米の飯』のあらすじ【転】

アサダに自分の気持ちを伝えようと思い立った千代里。だが、思いがけず麗子が帰ってくる。何事も無かったような態度に激怒した千代里は、部屋に引きこもってしまう。何日も引きこもる千代里を心配したアサダは、部屋の前に料理を運ぶと、みんな千代里の顔が見られなくて寂しがっているとドア越しに語りかけた。

夜、そっと部屋を出た千代里は、アサダと麗子が抱き合っているところを目撃してしまう。ショックを受けた彼女は、小学時代の同級生で酒屋の瑛一を呼び出すと、どこでもいいから連れだしてほしいと言い、瑛一は車を走らせていった。だが、朝になると瑛一は戻ると言いだす。嫌がった千代里が強引に運転に割り込んだせいで、車は事故を起こしてしまった。

二人の怪我は軽傷だったが、千代里を連れ出したことに怒ったアサダは瑛一に殴りかかった。そんなアサダを見て、父親面するなと叫ぶ千代里。アサダは彼女に向き直ると、あなたの父親にならせてくださいと頭を下げた。

アサダと麗子は結婚することになった。式の最中、千代里は二人への手紙を読み始める。しかし、読み上げた内容は、自分がアサダを好きで、今すぐに麗子と別れてほしいというとんでもないものだった。麗子と千代里は取っ組み合いを始めてしまうが、アサダが場を制し、全て自分の責任ですと招待客たちに謝罪した。

アサダは店を去ることにした。家族として二人を守りたかったと言うアサダ。名残惜しそうにしながらも、麗子は彼を送り出した。しかし、千代里は納得できずに引き留めようとする。あなたは私に世界を見せてくれた、一緒に行きたいと言うが、アサダは車に乗り込むとその場を去って行ってしまった。

映画『いつも月夜に米の飯』の結末・ラスト(ネタバレ)

東京に帰ることに決めた千代里。麗子は今までのバイト代を渡しながら、最後まであなたの母親にはなれなかったと呟いた。だが、千代里は以前よりも麗子を母親として認めており、お店を潰さないでよ、と言い残して店を後にした。

休学が長すぎたため、卒業は難しいと言われた千代里は、三月で学校を辞めることにした。今までは進路を決められなかったが、調理師になりたいと思うようになっていた。

四月、千代里は新潟にバイトの面接を受けにやってきた。その店は以前、アサダと市場に行った時に立ち寄った店だった。暖簾をくぐると調理場にはアサダがおり、二人は久しぶりに再会することとなった。アサダは伊呂利を去る時、千代里が結婚祝いとして作っていた生姜の佃煮を持ち出していた。大事に食べていたと告げられた千代里は、また食べたい?とアサダに尋ねた。

伊呂利は相変わらず常連で賑わっていた。麗子は新しい男を見つけて、幸せそうに店を切り盛りしている。そして、千代里とアサダは付き合いだし、ひとつ屋根の下で暮らし始めることとなった。二人は並んで梅干しのおにぎりを食べながら、月夜を眺めるのだった。

映画『いつも月夜に米の飯』の感想・評価・レビュー

ざっくり言えば“主人公が運命の人に出会い、母親からその人を奪い取って、幸せになる話”と表現できるが、米はどこに行ったのか? 最初におにぎりが出てきただけだ。このタイトルで、しかも米の産地として名高い新潟が舞台なのだから、もっと米にこだわるべきだったと思う。例えば、この人には魚沼産コシヒカリが合うとか、この料理には佐渡産米のほうが味を引き立てるなど、毎回、米の飯を食べることで締めてほしかった。お話の導入部は強引で、感情の起伏も大雑把すぎる。全体的に味気なく、料理人だけが美味しくできたと言っているような印象も強い。ただ、アサダはちょっと羨ましい。(MIHOシネマ編集部)


母親って身近な存在で、だからこそ良くも悪くも色んなことを知っていて、色んな所が似てしまう。そんな大切な存在であるはずの母親が鬱陶しすぎて、嫌気がさす作品でした。
自由奔放で自分勝手な母親が失踪し、母親がやっていた居酒屋を継ぐ娘。そんな娘がだんだんと心を開き、ほんわかした恋愛模様が描かれるのかと思いきや、いきなり失踪した母が現れ大暴れ。こういう母親に人生を狂わされてしまう子供って少なくないのかもしれないなと思うと、本当に胸くそ悪いなと感じます。
ほっこりほんわかした作品を期待して見ると、ある意味大どんでん返しに合うので注意して見てください。(女性 30代)

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