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映画『太陽の坐る場所』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『太陽の坐る場所』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『太陽の坐る場所』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『太陽の坐る場所』の結末までのストーリー
  • 『太陽の坐る場所』を見た感想・レビュー
  • 『太陽の坐る場所』を見た人におすすめの映画5選

映画『太陽の坐る場所』の作品情報

太陽の坐る場所

製作年:2014年
上映時間:102分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:矢崎仁司
キャスト:水川あさみ、木村文乃、三浦貴大、森カンナ etc

映画『太陽の坐る場所』の登場人物(キャスト)

高間響子(大人:氷川あさみ / 高校時代:古泉葵)
現在は地元のテレビ局にて、お天気お姉さんとラジオのパーソナリティーをしている。高校時代、自分は太陽なのだと驕っていたが、失恋したことで自分の浅はかさを知る。
鈴原今日子(大人:木村文乃 / 高校時代:吉田まどか)
現在は女優キョウコとして映画の主演を務めるほど、人気を博している。淡々としており、無表情でいることが多い。高校時代、響子からリンというあだ名をつけられ、控え目で清楚な女の子だった。
島津謙太(大人:三浦貴大 / 高校時代:大石悠馬)
現在は消費者金融に勤務。人当たりが良く、気の好い青年。同窓会の幹事をしており、高校時代から由希に思いを寄せている。
水上由希(大人:森カンナ / 高校時代:山谷花純)
現在は有名ブランドのデザイナー。誰かに取り入って権利を得るという姑息な性格。気性が激しく、態度をあからさまに変える。高校時代、響子からいじめの対象にされたと勘違いし、恨みを抱いている。

映画『太陽の坐る場所』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『太陽の坐る場所』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『太陽の坐る場所』のあらすじ【起】

高校時代、頭脳明晰で誰からも好かれる高間響子は、己を太陽だと思っていた。自分は空から皆を照らす完璧な存在だと。

10年後、響子は地元テレビ局に勤務し、お天気お姉さんやラジオのパーソナリティーを務めている。そんなある日、同級生の島津謙太から同窓会の誘いがくるが、響子は気が進まず参加を断るのだった。
同じ頃、響子の同級生、鈴原今日子は女優キョウコとして、映画の主演を務めるまでに人気を博していた。彼女にもまた、島津から同窓会の連絡が入り参加を促されるも、丁重にお断りするのだった。

高校時代、響子はひっそりと過ごす今日子に声をかけ、苗字の鈴という響きがきれいだと彼女にリンというあだ名をつける。2人はすぐに親友となり、いつも一緒だった。
そんなことを思い出した響子。テレビでリンを目にして急遽、同窓会への参加を決める。

しかし、会場へ入った響子は、そこに親友の姿が無いことに気付き、密かにがっかりする。学生時代は常に自信を漲らせていた彼女は、当時とは打って変わってどこか控え目な様子。そんな彼女に水上由希は来て欲しくない方が来たと呟くのであった。

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映画のネタバレあらすじの専門サイトです(ネタバレサイト・ネタバレブログ)。映画のストーリーをネタバレありの起承転結で解説...

映画『太陽の坐る場所』のあらすじ【承】

津島は現在、消費者金融の会社で働いているが、同僚と上手く付き合えずにいる。その日の夜、由希と会った島津。彼女は同窓会にどうしてもキョウコを呼びたいらしい。だが、キヨセという人物のせいで参加できないと思っている。由希は響子に対し良い感情を抱いていないらしく、彼女のことを悪く言うのであった。

響子は高校時代、キヨセという男子生徒に恋をしていた。彼は爽やかなイケメンで、女子生徒にも人気があったが、彼は響子のものだという暗黙の了解があった。キヨセもまた彼女に対しては、好意を寄せているように見えた。

由希は響子に取り入りたいあまり、かつての親友がキヨセに近付いていると告げ口をしてしまう。その子はどこかおどおどした気弱な女子生徒で、特別な感情があってキヨセに近づいたわけではなかった。それなのに、響子は由希と共謀して、その子を体育館倉庫へと閉じ込めてしまう。
翌朝、そのことに気付いたリンは、閉じ込められた女子生徒を救助したが、その子は学校にい続けることができなくなり、転校してしまうのだった。

映画『太陽の坐る場所』のあらすじ【転】

東京のテレビ局にスカウトされていた響子だったが、彼女は地元で生きなければならないと決めているため、東京行きの話を断る。

その頃、島津の会社を訪れていたリン。彼から同窓会に響子が来たという話を聞く。帰り際、島津は彼女に同窓会に来ない理由を聞いてみた。すると、リンはキヨセのことを気にしているわけではないと言う。彼は現在、アフリカで研究職に就いているらしい。リンは時々、キヨセと連絡を取っているようだった。そして、同窓会については会って話してみたい人はいるが、特別に思う人はいないと言うのであった。

高校時代、島津は由希に好意を寄せていた。由希はキヨセの親友と付き合っていたが、島津はその親友から彼女の手作り弁当を買って食べている。すると、親友は恋人であるにも関わらず、由希を抱きたいなら金を払えと金額を提示してきたのだった。

現在に至っても、島津は密かに由希を思っている。だが、彼女にとって彼は恋愛の対象外らしい。2人は夏にも同窓会を開こうとしており、リンも夏ならスケジュールを調整すると言ってくれた。そのことを報告した島津だったが、由希に別の男から連絡が入り、帰ったばかりだというのにまた出かけると言う。彼女は誰かに取り入って権利を得る根っからの悪女なのだ。それでも、島津は彼女のことを嫌いにはなれないのだった。

実家へ帰省していた由希は、テレビで響子がリンとの思い出を語っているのを目撃。彼女はそこでいい案を思いつき、笑いが止まらなくなった。そして、島津から聞いたリンのスマホへ電話するも、相手はすげなく電話を切ってしまう。彼女はどうやら由希のことを好きではないらしい。由希は高校時代にあったことで響子を恨んでおり、リンを利用して彼女に一泡吹かせたいと考えたが、どうにも計画は上手く進まないのであった。

映画『太陽の坐る場所』の結末・ラスト(ネタバレ)

高校時代、日食があった日。島津は日食用のサングラスを取りに教室へ戻ったが、そこへ響子とリンがやって来る。響子はリンに今日子という名前を返すと言う。そして、彼女とキヨセが付き合っているのではないかと疑ったが、リンはそれを否定。彼女は響子がキヨセと付き合ったら、残された自分はどうなるのかと問うのだった。

日食が終わり、制服へ着替えようとした由希は、自分のスカートが消えていることに気付く。恐らく、由希のスカートを隠したのは響子だが、彼女は何事もなかったかのように声をかけてくる。由希は次の標的は自分になったのだと察し、学校から早退してしまうのだった。

新店への栄転により、同窓会の幹事ができなくなった島津は、響子へと連絡を入れ幹事を頼むことにした。夏の同窓会にはリンも出席する予定である。学生時代の蟠りを解くには、それしかないと思ったのだ。

当時、キヨセと共に河原へ来た響子は、彼からリンが好きだと言われてしまう。彼は響子が意地になって、自分を好きだと勘違いしているのだと指摘。このことで、全てを失ったと思った響子は、リンに自分を体育館倉庫へ閉じ込めるよう頼んだ。それは、日本神話のアマテラスが岩戸隠れをした時と似ており、太陽は閉じ込められても明るく照らすのだと信じて疑わなかった。だが、リンは箒でドアを固めることなく、響子が体育館倉庫へ自ら入ったのを見て去ってしまう。響子はこの時、誰もいない体育館に出て自分の浅はかさを、身を持って知ったのだった。

高校時代の響子が太陽だとするならば、もう1人の今日子は影だった。だが、体育館倉庫に閉じ込もったあの日、2人の立場は逆転したのである。そうして、10年後。母校の体育館倉庫へやって来た2人のキョウコは、互いの位置について話し合う。今や今日子は太陽となり、響子は影だった。

響子はあの時、失恋をきっかけに自らの心を岩戸へ隠してしまったのだ。扉など元からないのに、あると思い込んでいるだけ。今日子は響子にキヨセからの絵葉書を渡し、本気なら連絡をするよう伝える。そうして、扉など初めからなかったのだと告げるのだった。

映画『太陽の坐る場所』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

高校時代と10年後の現在をいったりきたりする構成で、どちらのシーンでも根底に重苦しい空気が漂っている。その理由について終盤で明らかになるのだが、若さ故の驕りで凝り固まった響子は傲慢で我儘に見える。対して、リンはしっかりと自分という芯を持ち、響子から本名で呼ばれた瞬間、頭角を現すのである。

そして、2人にとって決定的な瞬間が訪れ、立場が逆転。10代の少女から10年後の大人の女性の繊細な心を、丁寧に描いている。印象的だったのは、最後に今日子が扉など初めからなかったと呟くシーン。この一言で、10年間の重苦しさを昇華させたように思う。(MIHOシネマ編集部)


高間響子を始め登場人物のほとんどが高校生時代を引きずっていて、鬱々とした気持ちを抱いた。失恋をきっかけに自分の殻に閉じこもってしまった響子は、本当に無邪気なただの子供だったのだろうと思う。物語のラストで、今日子と再会した響子が、これからどんな人生を歩むことになるのか、少しだけ気になった。
島津謙太が水上由希のことを未だに好きな気持ちが、個人的にあまり理解できず感情移入ができなかった。由希の性格がなかなか衝撃的で、印象に残っている。(女性 30代)


響子と今日子の関係は高校時代から決して悪いものではなかったと思うし、立場が逆転してしまっても二人の間には繋がる気持ちがあったのだと思います。だからこそ、再会ができた。しかし、そこに由希というめんどくさい女をプラスすることで物語を複雑にさせたかったのかもしれませんが、個人的には由希の存在は不必要で邪魔でしかありませんでした。
特別驚くような展開が待っているわけでもなく、高校時代の良くも悪くも懐かしい思い出に浸るような作品なのであまり期待せずに見ることをオススメします。(女性 30代)


同窓会をきっかけに再会した女性たちが、それぞれの過去と現在を見つめ直していく物語がとても切なかったです。学生時代に抱いていた夢や友情が、大人になるにつれて形を変えてしまう現実がリアルに描かれていました。特に主人公が自分の居場所を探し続ける姿は共感でき、ラストで過去を受け入れる決意をする場面には静かな感動があります。青春の終わりと再出発を描いた大人向けの作品だと感じました。(20代 男性)


女性同士の関係の微妙な距離感がとてもリアルで、胸が苦しくなりました。仲が良かったはずの友人が成功していたり、家庭を持っていたりする中で、自分だけが取り残されているように感じる主人公の心情がよく伝わってきます。過去の栄光と現在の不安が交錯する構成も印象的でした。ラストでそれぞれが自分の道を歩き出す姿は、ほろ苦いけれど前向きな余韻を残してくれました。(30代 女性)


青春時代の記憶と現在の現実が対比される構成が非常に効果的でした。学生時代には輝いて見えた友情や夢が、大人になると複雑な感情に変わっていく様子が丁寧に描かれています。登場人物たちは決して派手な成功を手に入れませんが、それぞれが過去と向き合うことで一歩前に進む姿が印象的です。人生の節目に観ると心に染みる作品だと思いました。(40代 男性)


この映画は、過去の自分と向き合うことの難しさを描いた物語だと感じました。学生時代に輝いていた自分と、今の自分との差に苦しむ主人公の姿はとても切実です。友人たちとの再会を通じて、失われた時間を取り戻そうとするのではなく、今を受け入れる選択をする結末が印象的でした。静かで地味な展開ですが、その分感情がじわじわと胸に広がる作品です。(20代 女性)


派手な事件は起きませんが、人間関係の機微を丁寧に描いている点が評価できます。かつて同じ夢を見ていた仲間が、別々の人生を歩んでいる現実は残酷でありながらも自然です。主人公が過去の自分を否定せず、未来へ進もうとする姿はとても誠実でした。青春の後味の悪さと希望を同時に描いた、静かな良作だと思います。(50代 男性)


同窓会という設定がとても効果的で、誰もが経験する「比べてしまう気持ち」を見事に映し出していました。成功した友人、家庭を持つ友人、自分の居場所を見失った主人公。それぞれの立場が交錯することで、人生の多様さと残酷さが浮き彫りになります。ラストは劇的ではありませんが、登場人物たちが少し前向きになる姿に救いを感じました。(30代 男性)


女性の友情をここまで現実的に描いた作品は珍しいと感じました。嫉妬や劣等感、憧れといった感情が混ざり合い、決して美しいだけではない関係性が描かれています。それでも最後には互いを理解しようとする姿があり、人と人のつながりの可能性を感じました。大人になったからこそ分かる感情が詰まった作品です。(40代 女性)

映画『太陽の坐る場所』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『太陽の坐る場所』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

海街diary

この映画を一言で表すと?

姉妹の絆と過去の痛みを静かに包み込む、優しさに満ちた人生ドラマ。

どんな話?

鎌倉で暮らす三姉妹のもとに、異母妹が現れたことをきっかけに、新しい家族関係が始まる。日常の小さな出来事を通して、それぞれが抱える喪失感や後悔、そして前に進む決意が丁寧に描かれていく。

ここがおすすめ!

過去と現在を見つめ直しながら生きる女性たちの姿は『太陽の坐る場所』と重なります。派手な展開はなくても、心の機微を繊細に描く演出が深い余韻を残す一本です。

桐島、部活やめるってよ

この映画を一言で表すと?

高校という小さな社会を映す、青春の光と影の群像劇。

どんな話?

人気者の桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、周囲の生徒たちの日常が少しずつ揺らぎ始める。それぞれの立場や悩みが浮かび上がり、学校という空間の中で交錯する思いが描かれる。

ここがおすすめ!

若さゆえの葛藤や将来への不安を多角的に描く点が魅力。青春の記憶と現実の差に向き合う『太陽の坐る場所』と同様、観る人自身の学生時代を重ねてしまう作品です。

花束みたいな恋をした

この映画を一言で表すと?

出会いと別れをリアルに描く、現代の等身大ラブストーリー。

どんな話?

同じ趣味を持つ男女が出会い、恋人として時間を共有しながらも、少しずつ価値観の違いが表面化していく。理想と現実の間で揺れる二人の関係が、数年にわたって描かれる。

ここがおすすめ!

過去の輝きと現在の距離感を対比する構成が『太陽の坐る場所』と共通。恋愛を通して人生の変化を描く点が、観る人の心に強く刺さります。

リンダ リンダ リンダ

この映画を一言で表すと?

文化祭前の数日間を切り取った、みずみずしい青春音楽映画。

どんな話?

文化祭直前にバンドメンバーが抜けてしまった女子高生たちが、急きょ外国人留学生を迎え入れて演奏を目指す。限られた時間の中で友情と成長が描かれていく。

ここがおすすめ!

何気ない日常が特別な思い出へと変わる過程が魅力。青春の一瞬を大切に描く姿勢は、『太陽の坐る場所』の過去回想パートと強く響き合います。

百円の恋

この映画を一言で表すと?

どん底から立ち上がる女性の再生を描く、魂のドラマ。

どんな話?

引きこもり同然の生活を送っていた女性が、ボクシングと出会い、自分の人生と向き合い始める。失敗と挫折を繰り返しながらも、少しずつ自立への道を歩んでいく姿が描かれる。

ここがおすすめ!

過去の自分と決別し、新しい一歩を踏み出す物語は『太陽の坐る場所』と共通。静かな絶望と希望の両方を描く力強さが胸を打つ作品です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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