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映画『チェンジング・レーン』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『チェンジング・レーン』の概要:ハイウェイで接触事故を起こしたギャビンとドイル。些細な出来事は、やがて果てしないいがみ合いに発展し、二人の運命を狂わせていく。全く対照的な男たちの対立を一日の中に描いた異色サスペンス・ドラマ。

映画『チェンジング・レーン』の作品情報

チェンジング・レーン

製作年:2002年
上映時間:98分
ジャンル:サスペンス、ヒューマンドラマ
監督:ロジャー・ミッシェル
キャスト:ベン・アフレック、サミュエル・L・ジャクソン、キム・スタウントン、トニ・コレット etc

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映画『チェンジング・レーン』の登場人物(キャスト)

ギャビン・バネック(ベン・アフレック)
有能な若手弁護士。義父の経営する法律事務所のパートナー。自信家で傲慢な性格だったが、不正に手を染める義父に疑念を抱くようになり、逡巡し始める。
ドイル・ギプソン(サミュエル・L・ジャクソン)
保険会社のテレフォンアポインター。アルコール依存症を克服すべく酒を断っている。別居している妻子との再起を賭けて奮闘中、ギャビンの車と接触事故に遭う。
ヴァレリー・ギプソン(キム・スタウントン)
ドイルの妻。アルコール依存症の夫に愛想を尽かし、二人の息子を連れてオレゴンへ引っ越そうとしている。
ミシェル(トニ・コレット)
ギャビンの法律事務所の事務員で愛人。義父に操られるギャビンに苛立ちながらも相談に乗る。
スティーヴン・デラーノ(シドニー・ポラック)
ギャビンの義父。法律事務所の経営者。サイモン・ダン財団の運営権利を手に入れ、莫大な利益を得ようと画策する。
ウォルター・アーネル(リチャード・ジェンキンス)
スティーヴンの共同経営者で不正に手を染めている。
シンシア・デラーノ・バネック(アマンダ・ピート)
ギャビンの妻。父の冷酷な一面を見て育ち、ギャビンにも同様の信頼と期待を寄せている。
フィンチ(ディラン・ベイカー)
ハッカーで裏の社会に通じた仕事屋。相手を依頼主の言いなりになるよう仕向ける。
ミーナ・ダン(ジェニファー・ダンダス)
資産家サイモン・ダンの孫娘。祖父の残した財団の運営権利を幼なじみのギャビンの事務所に奪われ、法廷で争っている。
ドイルの身元引受人(ウィリアム・ハート)
ドイルの通う断酒会の友人。ドイルを気にかけ、留置された彼を保釈させる。

映画『チェンジング・レーン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『チェンジング・レーン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『チェンジング・レーン』のあらすじ【起】

ニューヨーク・マンハッタン。ギャビン・バネックは義父の経営する法律事務所に勤める若手の辣腕弁護士だ。彼はサイモン・ダン財団の運営権をめぐる裁判に出廷するため、混雑する朝のハイウェイを移動していた。

ドイル・ギプソンはアルコール依存症を更生中の中年男で妻と二人の子供とは別居していた。彼は今朝、妻子との再出発を目指して市内にアパートを購入した。そして、親権をめぐる法廷に向かうため、ギャビン同様ハイウェイを走行していた。

二人の車はギャビンの無謀な車線変更が原因で接触事故を起こしてしまう。ドイルは示談を主張したが、先を急ぐギャビンは取り合わず、白紙の小切手を差し出すとその場を去った。車を破損してしまったドイルは、ハイウェイの真ん中に取り残された。しかし、現場にはギャビンが法廷で使うはずのファイルが落ちていた。ドイルはそれを拾い、徒歩で裁判所へ向かった。

法廷に到着したギャビンを故サイモン・ダンの孫娘ミーナと弁護士が待ち構えていた。ギャビンは早速、財団の資産運用を義父の法律事務所が受け継ぐことの正当性を主張し始めた。余裕綽々のギャビンは、故人の署名入り書類さえ提出すれば訴訟は楽勝だと踏んでいた。ところが、いざその段になって肝心の権利委託書を事故現場に忘れてきたことに気づいた。必死に不手際を取り繕うギャビンに対し、裁判長は今日中に書類を提出するよう命じた。

映画『チェンジング・レーン』のあらすじ【承】

一方、ドイルは20分遅れて法廷に到着した。無情にも彼を待つことなく審理は終了しており、共同親権は却下、更生の主張も全く聞き入れられなかった。失意のどん底で裁判所を出たドイルは、ギャビンのファイルをゴミ箱に捨てた。

車中で途方に暮れていたギャビンは、偶然歩いているドイルを見つけた。事故現場での非礼を詫び、ファイルの返還を求めるギャビンだったが、ドイルは“俺の時間を返せるか?”と声を荒げ、その場を去った。ドイルはゴミ箱に引き返して再びファイルを拾い出す。

事務所に戻ったギャビンは義父のスティーヴンにファイルの紛失を隠したまま、裁判は順調だったと嘘をつく。しばらくして、事務所のファックスにドイルの挑発メッセージを添えた権利委託書の1ページが送られてきた。

驚いたギャビンは同僚で愛人のミシェルに相談する。ファイルが戻らなければギャビンは刑務所行きだと危惧したミシェルは、裏社会に通じる仕事屋フィンチを紹介した。

ギャビンの依頼を受けたフィンチはすぐさまドイルの個人情報を突き止め、ローン審査を通ったばかりの銀行口座を抹消した。ギャビンはドイルの破産を知らせる脅し文句を彼の留守電に残し、ファイルを返すよう迫った。

酒場に立ち寄りながらも危うく禁酒を守ったドイルは、思い直してギャビンにファイルを返そうとしていた。しかし、銀行からの呼び出しとギャビンの留守電がその考えを翻させた。

映画『チェンジング・レーン』のあらすじ【転】

ギャビンは何故自分一人が法廷に立たされ、ミーナ・ダンから恨まれるのか疑問だった。そこで義父にファイルを失くしたことを報告し、自分の知らない文書の閲覧を求めた。ギャビンは義父の怒りを買うが、経営パートナーのウォルターは、遺言書にある故人の署名を差し替えて権利委託書を偽造するよう提案した。

納得のいかないギャビンは火災報知機を作動させ、混乱に乗じて保管庫の文書を盗み見る。その結果、スティーヴンとウォルターがミーナたち管財人を追い出し、財団資金からそれぞれ150万ドルずつを着服していた事実を知る。

不正を知ったギャビンの気持ちは揺れ始める。そこへドイルが接触を図ってきた。彼は30分以内に銀行預金が戻らなければファイルは破棄すると脅した。ギャビンは再びフィンチに連絡し、口座を元に戻すよう伝えた。

さらに妻のシンシアがギャビンを呼び出し、文書の偽造を実行するよう迫った。シンシアはミシェルとの浮気も承知の上で、家族の結束を説いて夫に発破をかけた。

銀行を訪れたドイルは口座が戻っていることを確認する。しかし、しばらくすると再びデータ上から消えてしまった。結局ローンは取り消され、ドイルは怒り狂った。

裁判所前でファイルを返すと言われたギャビンはハイウェイを急いだ。だが、車中の電話でフィンチから口座を戻せなかったことを知らされる。ドイルの罠に気づいたとき、ギャビンの車は脱輪して側壁に激突した。

映画『チェンジング・レーン』の結末・ラスト(ネタバレ)

エアバックに助けられたギャビンは自力でハイウェイを戻り、ドイルの子供の学校に向かった。そして、嘘の情報でドイルをおびき出し、教師を使って逮捕させる。しかし、泣きながら帰って行くドイルの妻子を見たギャビンは、自分の犯した過ちに気づく。

ギャビンは銀行へ行き、ドイルのローンの肩代わりを申し出る。

留置場を訪れたドイルの妻ヴァレリーは、二度と子供には会わせないと伝え、去って行った。ドイルは断酒会の友人によって保釈される。

ギャビンは、裁判所に謝罪表明を提出して一人罪を被ることにする。しかし、すでに偽造文書を提出済みの義父は、全ては終わったことだと一蹴した。そして、当分テキサスの弁護団で働くことを勧め、所詮世界は綺麗事だけでは生きられないのだと言い含めた。

敗北感に苛まれるギャビンのもとにドイルがファイルを届けに来た。最早無用になったファイルを手に、ギャビンは今日一日の意味を考えた。ギャビンとドイルは互いに謝罪を述べ合った。

その夜、ギャビンは妻や義父母と訪れた食事の席で権利委託書を取り出した。そして憤る義父を前にテキサスへは行かず、ここでドイルのために尽力すること、さらにミーナにも謝罪して300万ドルを返還することを告げた。

その後ギャビンは、ヴァレリーのアパートを訪れた。

買い物を終えたドイルは、通りの向こうから見つめるヴァレリーと子供たちの姿を認めた。

映画『チェンジング・レーン』の感想・評価・レビュー

人間の善意を描いていて、クラシックなハリウッド映画を髣髴とさせる作品だった。寓話というかほとんどファンタジーな結末だが、些細なことがありえないほどの憎悪に発展するところなどは極めて現代的かと思う。そして、そこに至るサスペンスフルな展開がなかなかで飽きさせない。主役二人の演技も良く、老獪な悪役に徹したシドニー・ポラックを始め、リチャード・ジェンキンス、ウィリアム・ハートらオッサン役者の存在感が画面をグッと締めている。(MIHOシネマ編集部)


ちょっとした間違いや、思いやりの無い行動が招いた最悪の展開。些細な接触事故をきっかけに、2人の男の人生が大きく変わってしまいます。ベン・アフレックとサミュエル・L・ジャクソン。どちらも神様に見放されています。お互いがお互いを不幸にする最悪の関係が観ていていたたまれません。
相手を思いやらずに足を引っ張るようなことをするせいで、それが更に悪い事態へと向かってしまう。自分の失敗はすぐに認めて素直に謝る。トラブルは小さいうちに対処しておくことって大事ですよね。(女性 30代)

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