映画『夢駆ける馬ドリーマー』の概要:2005年制作のアメリカ映画(Dreamer:Inspired by a true story)。まだ幼いダコタ・ファニングがヒロインを演じた感動実話作品で、奇跡の馬ソーニャ・ドールとの出会いを通じ奮闘する姿を描いている。
映画『夢駆ける馬ドリーマー』 作品情報
- 製作年:2005年
- 上映時間:106分
- ジャンル:ヒューマンドラマ
- 監督:ジョン・ゲイティンズ
- キャスト:カート・ラッセル、ダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン、エリザベス・シュー etc
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映画『夢駆ける馬ドリーマー』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『夢駆ける馬ドリーマー』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『夢駆ける馬ドリーマー』のあらすじを紹介します。
舞台はケンタッキー州・レキシントン。
ここに細々と牧場を経営しているある親子がいた。
父のベン(カート・ラッセル)は元名騎手、その娘ケール(ダコタ・ファニング)は父について馬の調教を見学することが楽しみだった。
ある日親子はスペイン語で夢見る人(ドリーマー)という意味「ソーニャ・ドール」という1頭の馬と出会う。
ベンはこの馬の調教を担当しレースに出すが、出走前に異変に気がつきオーナーに棄権を申し出た。
しかしその忠告を無視したオーナーはそのまま出馬させ骨折させてしまう。
このことで安楽死を命じられたベンだったが、自分のギャラと引き換えに馬を譲り受けることにした。
こうしてソーニャ・ドールは親子に引き取られケールとも心を通わせていく。
しかし事故責任を問われたベンは調教師を解雇され家計は火の車に。
結局子供も作れないと判明したこともあってソーニャ・ドールの売買契約を結んでしまう。
それを知ったケールはソーニャ・ドールに乗って逃走。
後を追ったベンはその馬の走りを見て十分回復していることに気がついた。
結局買い戻しソーニャ・ドールの全権限をケールに預け、400万ドルの賞金がでる大きな大会に出馬させることを決めるのだった。
映画『夢駆ける馬ドリーマー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『夢駆ける馬ドリーマー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ありがちな感動映画だけどやっぱり感動してしまう
再起不能な馬とそれを信じる少女と聞くとありがちなアメリカ映画で、ラストも大体予想できる。
しかも序盤から。
登場人物たちの性格や発言も完全に最後の奇跡的なシーンへの伏線であることは明らかであるし、それが安心材料にもなっている。
動物と子供の映画はずるいと良く言われるがその通りで、この組み合わせに勝てる登場人物は中々いない。
子供が必死に馬を守ろうとしているその姿に、わかっていても感動してしまうのである。
単純な物語を見たい時にはオススメの1本。
ダコダ・ファニングが可愛らしい
最近だとアンジェリーナ・ジョリー主演の映画「マレフィセント」でダコタの妹のエル・ファニングが起用されたことでも話題の姉妹。
今は学業中心ということで目立った映画出演は少なくなってきているが、天才子役と言われた時代の作品ということもあり見る価値はありだろう。
ヒロインとしては見ることが減った彼女の当時の存在感は大人顔負け。
目の色が澄んでいる彼女の美しい顔立ちは、個性的で主張している妹とはまた違う魅力がある。
馬を通して登場人物が成長していく実話
この物語の軸は「成長」であるだろう。
馬と共に人間が成長し、信じる気持ちを養っていく。
全てのことに意味があり、また全ての登場人物の言葉に意味があるという絵本のようなストーリー構成。
子供が見ても非常にわかりやすく、大人と一緒に鑑賞できるので良い。
ダメだと言われた馬を信じ、絶対また勝たせてやりたいと思うことは簡単そうで難しい。
実際にはできないこともあるが子供にはどのようなジャンルであっても、このような夢を持ち続けて欲しいものだと思う。
ディズニー映画のようにいかにもであるが、その流れが心地よい作品である。
映画『夢駆ける馬ドリーマー』 まとめ
ダコタ・ファニングが主役の劇場映画というだけで鑑賞した作品である。
タイトルがぱっとせず、いまいちの匂いがしながらも劇場に足を運んだのを今でも覚えている。
しかし見てみるとキャスト陣は個性派ばかり、物語も事実で感動的という意外にも楽しめる結果であった。
ダコタと馬の心の交流がわかりやすく感動的で、予想できる物語の展開にも関わらず素直に良いと思えた。
父親役のカート・ラッセルも父子愛がよく出ていて、今までのどこかダーティーなイメージを払拭できたのではないだろうか?
このような見やすくダイレクトに心に響く映画もたまには良いものである。
子供と動物ネタは鉄板。
絶対裏切られたくない時に見るにはピッタリの作品である。
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