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映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』あらすじとネタバレ感想

映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の概要:2013年公開の日本映画。2009年から連載している人気漫画作家・青木琴美による漫画作品が原作である。実写映画化作品は主演を佐藤健が演じ話題にのぼった。

映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』 作品情報

カノジョは嘘を愛しすぎてる

  • 製作年:2013年
  • 上映時間:117分
  • ジャンル:ラブストーリー
  • 監督:小泉徳宏
  • キャスト:佐藤健、大原櫻子、三浦翔平、窪田正孝 etc

映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のあらすじを紹介します。

同じ高校に通っていた4人はバンド「CRUDE PLAY」を結成し、卒業後メジャーデビューを果たすことが決まる。
メンバーは小笠原秋(佐藤健)・坂口俊(三浦翔平)・大野薫・矢崎哲平であった。
しかし直前になって秋がバンドを脱退。
新メンバーとして藤原心也が入り、人気は急上昇。
一気にスターダムへと駆け上がる。

秋はというと持ち前の才能でサウンドクリエーターとして働き、CRIDE PLAYに楽曲を提供もしていた。
ビジネスライクの音楽にも嫌気がさしていた秋はあるときバンドのファンである女子高生、小枝理子と出会う。
そして秋は彼女に一目ぼれしたと嘘をつくのだった。
彼女もまんざらではく、恋に落ちてしまったので付き合うことに。

理子もまた同級生とバンドを組んでいた。
河原で練習しているとき理子の美しい声に魅了された音楽事務所の社長は彼女をスカウトし、デビューを促す。
バンドでデビューできると信じ喜んでいたメンバーだったが、彼女以外はプロのミュージシャンに演奏させると伝えられた。
秋の正体にも気づき始めた理子。

そんな時、秋と理子の熱愛写真が発覚。
秋もまた理子を本気で好きになっていたため、彼女のデビューを邪魔しないようにひどい言葉をはき別れを告げる。

しかし理子はデビュー当日、秋のギターを隠してしまう。
ギターを取りに会場へ来た秋に、理子はある歌を歌う。
それは秋が彼女に送った歌だった。

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映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ヒロインの存在感には脱帽

人気漫画というだけあってファンが多いのは当たり前。
特の女性のファンが多い青木琴美の原作だけに、ヒロイン選びは非常に注目された。
そこで選ばれたのが「理子を探せ」という名のもとに集まった5000人の女性で、オーディションが開催されたのだ。
顔立ちは極めて幼く童顔で可愛らしい雰囲気。
それなのに1度歌うと魅力的な美声で周囲を魅了する。
まさに原作のイメージに負けず劣らずのスーパールーキーが登場した。
演技力は未熟ではありながらも、その初々しさがまた新鮮で好感が持てる。

主演佐藤健がやばい

一時期は顔が格好よく、若手では人気のある俳優というイメージしか無かった俳優だが最近の活躍は目覚しいものがある。
るろうに剣心といい、ものすごい数がいる人気漫画原作の実写映画に出演しては観客を納得させ魅了している。
本作品もまるで秋にしか見えないといった感想を持った。
二枚目だからというわけではなく、役になりきるタイプの俳優なのだろう。
非常にリアルであり、自然。
まれに見る俳優であると言える。

カメラワークの素晴らしさ

漫画原作だからといって、本作品を軽く考えていると驚くことになるカメラワークの凄さ。
とにかく光の角度や反射にこだわりぬいたカメラワークは、まさに乙女心をくすぐるような仕上がりになっている。
綺麗に見えて面白くイメージしやすいという漫画の実写化には付き物の要望が、うまくこなされていて見事としか言い様がない。
照明や撮影方法が大事なのだということを、素人目線から見ても受け取れる映画となっている。
原作の漫画の中に出てきそうな透明感のある風景が非常に綺麗に再現されていて、美しくそれでいて内容のある深い映画となっている。


サウンドクリエーターの秋とバンドでボーカルをする女子高生の理子のラブストーリー。よくある少女マンガ原作だと思って観たら、良い意味で予想を裏切られました。
ストーリーはよくある展開だが、劇中のミュージシャンたちが演奏する曲がとにかく良かったです。亀田誠治さんがプロデュースされており、流石でした。
また、主演の大原櫻子さんですが、生歌でも圧倒されるほどの歌唱力があるのをテレビで拝見したことがあり、普通の女子高生だがスカウトをされるほど歌が上手いという主人公の設定にも説得力がありました。
胸キュンを期待していたら、他の要素の見応えがかなりあり、予想を大きく上回る作品でした。(女性 20代)


原作を読まずに鑑賞した今作。基本的に少女漫画にありがちなキュンキュンするようなラブストーリーの展開が苦手なので、今作もそれほど期待していなかったのですが、この作品ではラブストーリーだけでなく、人間ドラマだったり仲間の絆だったり様々な要素が描かれていたので、それほど漫画っぽさを意識せずに見ることが出来ました。
なんと言っても佐藤健演じる秋が素晴らしいです。かっこよさの中に少し影があるような独特な雰囲気を残していて、ファンでなくてもこの作品を見て彼の虜になってしまう人は少なくないでしょう。(女性 30代)


キャスティングが豪華、そして奇跡的にマッチしています。また、大原櫻子の歌声には魔的な誘惑を感じます。劇中流れるメロディ全てが、良い曲で心に響くのです。劇中歌は亀田誠治が作曲していたと後に知り、大いに納得しました。ふいに音楽が聴きたくなり、この作品を観ることが頻繁にあります。音楽業界の実情や、クリエイターの苦労を知ることができるのも勉強になります。どの音楽も誰かが懸命に作ったのだと考えるようになり、消耗品扱いしなくなりました。(女性 30代)

映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』 まとめ

青木琴美と言えば泣く子も黙る少女漫画家であり、主人公たちが独特の美しい顔立ちをしていることで有名である。
だからこそキャスティングは非常に難しく、慎重さが要求される。
この作品以外にも実写化された彼女原作の映画もあるが、見事にどれも成功しているといっても良いだろう。
本作品はまさにキャスティングありきの映画で、素人で名前も知らない女の子をオーディションでとるなど勇気ある行動にでている。
しかしこれは結果的に大成功し、有名俳優で実力派の佐藤健が引き立ちながらも負けず劣らずの存在感を光らせている、そんなイメージの映画になった。
あまり漫画を読まない方でも映画だけで楽しむことができるので、時間がある人はぜひ見て欲しい。

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