この記事では、映画『君と100回目の恋』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『君と100回目の恋』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『君と100回目の恋』の作品情報

上映時間:116分
ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー
監督:月川翔
キャスト:miwa、坂口健太郎、竜星涼、真野恵里菜 etc
映画『君と100回目の恋』の登場人物(キャスト)
- 日向葵海(miwa)
- 大学生。友人達とバンドを結成しており、ボーカルとギターを担当している。翻訳家になるのが夢で、イギリスの大学に留学する予定。陸に思いを寄せている。
- 長谷川陸(坂口健太郎)
- 大学生。葵海の幼馴染。タイムトラベルできるレコードを持っており、何度も時間を繰り返している。完璧な人間として周囲から一目置かれているが、それはタイムトラベルのお蔭。葵海のことが好き。
- 松田直哉(竜星涼)
- 大学生。葵海に思いを寄せているが、なかなか気持ちが打ち明けられずにいる。明るく陽気な性格。
- 相良里奈(真野恵里菜)
- 大学生。葵海の親友。直哉に思いを寄せている。直哉が葵海に思いを寄せていることを知っている。バンドのマネージャー的存在。
映画『君と100回目の恋』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『君と100回目の恋』のあらすじ【起】
大学生の日向葵海は授業中に居眠りしてしまい教授に怒られてしまう。授業が終わり、これから始まる夏休みに思いを馳せた。葵海は来月から1年間、イギリスの大学に留学する予定だった。
友人の相良里奈が見守る中、葵海は友人の長谷川陸、松田直哉、中村鉄太とバンドの練習を行った。練習後、葵海は陸に買い物に付き合ってもらおうとしたのだが、すげなく断られてしまう。陸は直哉達にダメだったところを伝え、さっさと帰っていった。直哉達は完璧な陸に劣等感を抱き、陸のダサいところを葵海に聞いた。葵海は陸の幼馴染だった。しかし、葵海には何も思い浮かばなかった。昔から陸は完璧な男の子だった。
直哉は葵海に思いを寄せていたが、気持ちを打ち明けられずにいた。そんな葵海は陸に思いを寄せていた。里奈は思いを伝えずに留学してもいいのか葵海に声をかけた。だが、葵海は幼馴染という関係が壊れるのを恐れ、気持ちを伝える気はなかった。陸が普段不愛想でも、誕生日だけは毎年祝ってくれるので満足だった。昔100歳まで誕生日は俺が祝うと約束してくれたことがあったのだ。
直哉は陸に、葵海に告白することを伝えた。その後、葵海と2人きりになったところで思いを伝えようとするが、話の流れで皆がいる前で告白してしまう。微妙な空気が流れる中、いたたまれなくなった直哉は席を立った。
葵海は陸の家を訪ね、新曲の制作を行った。その時、陸に直哉と付き合うことを勧められる。葵海はその場にいられなくなり席を立った。里奈に愚痴を零し、思わず直哉で良いから付き合おうかなと言ってしまう。里奈はずっと直哉が葵海に思いを寄せていたことを知っていたため、葵海の言葉に腹を立てた。実は里奈は直哉のことが好きだったのだ。
映画『君と100回目の恋』のあらすじ【承】
ライブ当日、里奈は姿を現さなかった。葵海は里奈の気持ちに気づかず、傷つけてしまったことを落ち込んだ。陸はそんな葵海を心配し、声をかけた。結局葵海の気持ちは晴れず、ステージは散々な結果に終わる。葵海は会場を飛び出した。そして、落としたメモ書きを追って道路に飛び出し、車に撥ねられてしまう。
葵海が目を覚ますと、授業中だった。居眠りしたことで教授に怒られてしまう。それは「前に」体験したことと同じだった。葵海は何が起きているのか分からず困惑する。葵海は「1週間前」水道工事で水が噴射し、水を浴びてしまったことを思い出す。咄嗟に避けると、陸に驚かれた。葵海は同じ時間を繰り返していることを説明するが、陸に笑われてしまう。
陸は葵海が交通事故で亡くなることを知っていた。陸は自分の秘密を葵海に明かした。それは叔父が持っていた特殊なレコードを使えば、時間を巻き戻せることだった。葵海は始め半信半疑だったが、陸と一緒にレコードを使うと時間が巻き戻った。今まで陸はその力を使っていたことを葵海に明かした。2人はお互い思いを伝え合い、時間をやり直して2人の時間を作ることにした。
陸と葵海は恋人として幸せな日々を送った。葵海は翻訳家の夢を叶えるため、留学をすることにした。ライブ当日、里奈は会場の準備を行い、葵海達のバンドはステージに立った。演奏は上手くいき、観客から拍手をもらった。その後、陸が目を話した隙に葵海の姿が見えなくなる。事故現場に行くと、救急車が到着していた。陸は運ばれる人を見て愕然とした。
映画『君と100回目の恋』のあらすじ【転】
葵海が授業を行っていると、陸が突然駆け込んできて抱き締められる。葵海は陸の必死な様子に困惑する。その後、新曲の制作を行っているとき、葵海は自分の知らない間に陸がタイムトラベルしていることに気づく。陸がしつこく話を聞いていた教授の元に行き、陸が「時間」について解明しようとしていることを知る。陸のノートをこっそり見ると、「2016.7.31 18:10」と何ページにも渡って書かれていた。それは、葵海が事故に遭った日付だった。
陸は何をしても葵海の死が変えられないこと、一度だけ葵海と一緒にタイムトラベルができたことを叔父に打ち明けた。話を聞いた叔父は、陸が死のうとしたことに気づく。2人一緒にタイムトラベルできたとき、陸は車に轢かれそうになっている葵海を庇っていた。叔父も妻を救うために同じようにしたことがあったため、葵海の運命が変えられなかったことに気づいたのだった。葵海は2人の話をこっそり聞いており、強い衝撃を受ける。
葵海はこれ以上陸の時間を奪わないため、タイムトラベルできるレコードを壊した。陸は葵海の死を受け入れることはできず、レコードを修復しようと頑張った。陸はレコードを使うが、タイムトラベルはできなかった。叔父は妻と過ごした時間を陸に話し、レコードを修復することが大事にしたいことなのかと諭した。
映画『君と100回目の恋』の結末・ラスト(ネタバレ)
陸は葵海と作った新曲でライブがしたいと直哉達に頭を下げた。練習時間は短かったが、直哉達は必死な陸の様子を見て承諾した。そして、陸は里奈のツテを借り、葵海の願いを叶えるためにライブで打ち上げ花火を上げることにした。
葵海は直哉に思いを寄せる里奈の背中を押し、ライブのステージに立った。葵海の家族、里奈、陸の叔父が見守る中、葵海達は新曲を演奏した。演奏終了後、陸は打ち上げ花火を見ながら、葵海の「100回目」の誕生日を祝った。
里奈達は葵海の死を悲しんだ。叔父はレコードをかけ、家を出て行った。陸が1人でいると、レコードから葵海の声が聞こえてきた。葵海は陸がこれから未来に向かって歩んでいけるよう、メッセージを吹き込んだレコード型のチョコを用意していたのだ。それは、かつて陸が葵海に贈った物だった。陸はレコードから聞こえる葵海の歌声を聞きながら涙を流した。
陸は里奈達と一緒に過ごし、大学生活を満喫した。里奈は直哉と付き合うようになった。
映画『君と100回目の恋』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
シンガーソングライターだけあってmiwaさんの歌声はとても素晴らしいものだったが、演技は正直微妙だった。可愛くて芯がある葵海の役と雰囲気はピッタリ合っていたのに、セリフが棒読みな部分が多く残念に感じた。ストーリーとしてはありがちな話かもしれないが、大切な人の死を受け入れられない陸の気持ちがきちんと描かれていて最後まで飽きることなく楽しめた。また、陸だけではなく叔父もタイムトラベル経験者というのが、他の作品にはない設定で良かったと思う。(MIHOシネマ編集部)
タイムリープして好きな人を助けるという設定は『時をかける少女』を思い出しましたが、今作は比べ物にならないほど淡々としていて全く感情移入が出来ませんでした。
個人的にmiwaが苦手なことが理由の一つだと思いますが、彼女の演技力も問題だったと思います。バンド活動をしながらも夢は翻訳家で留学する予定と言う設定は、物語を完成させるためと、彼女の歌手としての才能を少しでも表現するために仕方無かった事なのだろうと感じました。
坂口健太郎演じる陸が必死になる姿はかっこよかったですが、他の出演者の演技力が無さすぎて、勿体無いなと感じる作品でした。(女性 30代)
音楽とタイムリープを組み合わせた王道ラブストーリーで、素直に感情を揺さぶられた。何度も時間を巻き戻して彼女を救おうとする主人公の姿は、最初はロマンチックに映るが、回数を重ねるごとに彼自身の孤独と執着が浮き彫りになっていく。病気という避けられない運命を前に、どんなに時間を操れても変えられないものがあるという結論が切ない。ラストで未来を受け入れる選択をした瞬間、恋の美しさと残酷さを同時に感じた。(20代 男性)
正直、前半は少し甘すぎる青春映画だと思っていたが、中盤以降で印象が大きく変わった。時間を戻すたびに少しずつズレていく日常が不穏で、恋愛ファンタジーというより運命の物語として心に残る。主人公が全てを背負い込み、彼女に真実を言えない苦しさが痛いほど伝わってきた。最終的に「一緒にいる時間の尊さ」を選ぶ展開は、涙なしでは見られない。音楽の使い方も感情を後押ししていた。(30代 女性)
タイムリープという設定はよくあるが、本作は恋愛に特化している点が特徴的。何度やり直しても救えない未来があるという描写は、SF的というより人生論に近い。主人公の行動は一見献身的だが、彼女の意思を置き去りにしている部分もあり、その歪みが物語に深みを与えている。最後に時間を戻す力を手放す選択は、成長の証でもあり、苦いが納得できる結末だった。(40代 男性)
切なさを真正面から描いた恋愛映画で、観終わった後もしばらく余韻が残った。病気で命が限られていると知りながら、それでも笑顔で日常を過ごすヒロインの強さが印象的。時間を操れる主人公が、実は一番現実から逃げていたという構図が悲しい。最終的に彼女の選択を尊重する流れは美しく、愛する人を失うことを受け入れる過程が丁寧に描かれていた。(40代 女性)
青春映画としても、ファンタジーとしても完成度が高い作品だと思う。音楽を通じて二人の関係性が深まっていく描写が自然で、何度も繰り返される同じ日々にも飽きがこない。だが後半は一気に重くなり、時間を戻すことが必ずしも幸せではないと気づかされる。ラストで前に進む決意をした主人公に、少し救われた気持ちになった。(30代 男性)
恋愛映画として観ると甘いが、人生の選択を描いた物語として観ると非常に切ない。主人公は彼女を救いたい一心で時間を操るが、それは自分の恐怖を誤魔化している行為でもあった。ヒロインが未来を受け入れ、今を生きようとする姿勢が対照的で、強く心に残る。別れを受け入れるラストは辛いが、誠実な終わり方だったと思う。(50代 女性)
若い世代向けの恋愛映画だと思っていたが、意外と普遍的なテーマを扱っていた。過去をやり直したいという願望は誰にでもあるが、それが必ずしも幸せにつながらないという現実が描かれる。主人公が力を失うことで初めて対等な関係になる点が象徴的だった。音楽と時間の演出が物語に溶け込んでおり、全体として完成度の高い一本。(50代 男性)
泣かせに来る映画だと分かっていても、しっかり泣かされてしまった。ヒロインの死を回避しようとする展開は王道だが、最終的に運命を変えない選択をするのが印象的。恋は永遠でなくても、確かに存在したというメッセージが胸に刺さる。観終わった後、自分の大切な時間や人について考え直したくなる作品だった。(20代 女性)
映画『君と100回目の恋』を見た人におすすめの映画5選
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
この映画を一言で表すと?
時間の流れが違う二人が紡ぐ、切なさ極まる恋愛ファンタジー。
どんな話?
京都で出会った男女が恋に落ちるが、実は二人は逆向きの時間を生きていることが明らかになる。同じ時間を共有できない運命の中で、限られた日々を大切に重ねていく姿を描くラブストーリー。
ここがおすすめ!
「一緒にいられる今」をどう生きるかというテーマが『君と100回目の恋』と重なる。真実を知った後の感情の揺れが非常に切なく、恋の尊さを改めて実感させられる。
時をかける少女
この映画を一言で表すと?
やり直せる時間が、かえって未来を苦しくする青春物語。
どんな話?
偶然タイムリープ能力を手に入れた女子高校生が、日常の失敗を何度もやり直していく。しかし次第に、時間を操ることの代償と、本当に守りたいものに気づいていく。
ここがおすすめ!
時間を戻すことで幸せになれるとは限らないという描写が印象的。軽やかな青春映画の中に、切ない選択が描かれており、『君と100回目の恋』が好きな人に強く響く。
いま、会いにゆきます
この映画を一言で表すと?
別れが最初から決まっている、奇跡のような再会の物語。
どんな話?
亡くなったはずの妻が、雨の季節にだけ夫と子どもの前に戻ってくる。不思議な再会の中で、家族は再び絆を深めていくが、やがて避けられない別れが訪れる。
ここがおすすめ!
限られた時間の中で愛を確かめ合う構成が『君と100回目の恋』と共通。静かで優しい語り口が、観る人の心に深く染み込む感動作。
アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜
この映画を一言で表すと?
時間を操れる男が辿り着く、人生で最も大切な答え。
どんな話?
過去に戻る能力を持つ男性が、恋や家族の問題をやり直しながら生きていく。しかし完璧な人生など存在しないことを知り、「今」を大切に生きる選択をする。
ここがおすすめ!
時間移動を恋愛だけでなく人生全体に広げた物語。やり直しよりも受け入れることの大切さが、『君と100回目の恋』のラストと美しく重なる。
君の名は。
この映画を一言で表すと?
時間と距離を越えて惹かれ合う、運命のラブストーリー。
どんな話?
見知らぬ男女が夢の中で入れ替わる現象をきっかけに心を通わせていくが、やがて時間と運命に翻弄されることになる。記憶と想いを頼りに、互いを探し求める物語。
ここがおすすめ!
時間を越えても消えない想いが物語を動かす点が共通。切なさと希望を同時に描く構成で、『君と100回目の恋』の余韻を求める人におすすめ。



みんなの感想・レビュー