海猿映画シリーズの三作目。キャッチコピーは「愛する人に何を残すのか。」。主演・仙崎大輔役は伊藤英明。今作のバディは三浦翔平演じる・服部拓也。尚、今作も環菜役の加藤あいと吉岡役の佐藤隆太も出演。
映画『THE LAST MESSAGE 海猿』 作品情報
- 製作年:2010年
- 上映時間:129分
- ジャンル:アクション
- 監督:羽住英一郎
- キャスト:伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、加藤雅也、吹石一恵 etc…
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映画『THE LAST MESSAGE 海猿』 評価
- 点数:50点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★☆☆☆☆
- キャスト起用:★☆☆☆☆
- 映像技術:★★★★★
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★★
[miho21]
映画『THE LAST MESSAGE 海猿』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『THE LAST MESSAGE 海猿』のあらすじを紹介します。
前作から四年後の物語。仙崎大輔は環菜と結婚して、一児の父親になっていた。仙崎は機動救難士として勤めていた。ある日、福岡沖で大型台風が接近する中、国家プロジェクトとして建設された「レガリア」で火災が発生。「レガリア」は天然ガスプラント施設。しかも大規模な国家プロジェクト施設であり、重宝されている。仙崎と吉岡は設計主任と共に現場へ向かうが、爆発が発生して、仙崎は現場に取り残されてしまう。設計主任は「レガリア」に対する思い入れが非常に強い。故に、「レガリア」を優先するあまり、負担となってしまう。直撃した台風の影響でヘリも船も近づけない中、現場で知り合った服部とバディを組む。他にも数名の乗り組み員がいて、全員で無事帰還する方法を考える。
台風の直撃によって荒れる海…。天然ガスという未曽有の災害…。
服部は潜水士になって二年と経験の少ないバディ。前の会社が嫌になって辞め、親を納得させるために潜水士になった男。あらゆる境遇から逃げ出してきたと自負している。しかし、冷静で機転が利く男である。
果たして無事に全員を連れ帰還する事ができるのか!?
映画『THE LAST MESSAGE 海猿』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『THE LAST MESSAGE 海猿』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
仙崎の成長 (先輩として… 父親として…)
今作では、立ち位置が明確に上になっている仙崎を楽しんで欲しいです。自身がやらねばならない立場…。そして、家庭を持つ立場…。仙崎にもしっかり油が乗ってきたという事ですね。しかし、なかなかの父親を演じていると思います。どんな時も家族を思いやる姿勢は見習わなくてはいけないですね。
「レガリア」と「台風」
今作の重要案件はこの二つでしょう。「レガリア」は施設名です。本部で上層部がレガリアの対応についてもめる展開が多く見受けられますが、「レガリア」は国家レベルの重要資産であるという事を覚えとく必要があります。船とは違う対応が求められるのは応用が必要ですから、大変ですよね…。
「台風」は海に多大な影響をもたらします。今回はよりによってそれ…。海上である以上は想定しておかねばなりませんがね。
3Dについて
映画では、三作目がこけやすいと言いますね。今作の成功の目玉はなんと言っても「3D」で勝負している所でしょう。
正直、映像技術の高さでは圧倒されました。
しかし、内容面では従来のスタイルを崩せていないと思います。それでも、今作に注目できる点は「映像技術」になってしまうのではないでしょうか。洋画最先端にも追いついている技術は必見だと思います。
伊藤英明の代表作とも言えるこの『海猿』。シリーズ3作目ともなると観客の期待値もだんだん下がって来てしまうと思いますが、その期待を良い意味で裏切ってくれました。
シリーズを通して見ていると、仙崎の成長がものすごくよく分かります。最初はただ正義感が強くて、熱い男だった仙崎が、結婚し、子供持つ父親になりました。
守るべき家族が出来た彼が見せてくれる男らしさや強さは、今までの作品とは比にならないほど勇ましく、その中にある優しさも感じ取ることが出来ました。(女性 30代)
映画『THE LAST MESSAGE 海猿』 まとめ
今作はしっかり時系列が進んでいる点も海猿ファンからしたら嬉しい限りです。しかし、三作目である以上、今作から海猿入門は難しいでしょう。(完全に1と2を観た人向け)
正直、服部にキャラの薄さを感じたのが残念でした。潜水士になったリアリティーな過去は『海猿』の仙崎で足りてました。服部の役どころをもっと活かせればもう一つ上のランクに置けたと思います。吉岡がキャラ濃かったって言うのもあるかもです…。
『海猿』は「潜水士訓練」。『海猿LIMIT OF LOVE』は愛。『海猿THE LAST MESSAGE』は「映像」が特徴ですかね。三作の中では、ワースト。
とはいえ、楽しめる作品ではあると思いますので是非観てみて下さい。
(前作の評価が個人的に高いので)
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