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映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』の概要:妖怪の鬼太郎は川村メグミという少女に手紙を貰い、彼女に会いに行った。メグミは父がバルル島で行方不明になったため、助けて欲しいと鬼太郎に懇願した。鬼太郎は仲間の妖怪と共に、バルル島に調査に行った。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』の作品情報

ゲゲゲの鬼太郎 大海獣

製作年:1996年
上映時間:54分
ジャンル:ファンタジー、ホラー、アニメ
監督:勝間田具治
キャスト:松岡洋子、古谷徹、田の中勇、千葉繁 etc

映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』の登場人物(キャスト)

鬼太郎(松岡洋子)
妖怪。人間の手助けをしている。困っている人を放っておけない優しい性格。特殊な下駄とちゃんちゃんこを身に着けており、武器としても活用している。
アカマタ(古谷徹)
妖怪。バルル島の山にいる南方妖怪のリーダー。命の水を求めて、立ち入り禁止の場所に侵入してくる日本人に腹を立てている。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』のあらすじ【起】

妖怪・鬼太郎の元に、川村メグミという小学生の女の子から手紙が届いた。鬼太郎はメグミに会いに行き、話を聞いた。メグミは父が植物学者で南太平洋にあるバルル島に調査へ行っていること、日本人が妖怪に攫われる事件が起きていること、父も行方不明になったことを話した。鬼太郎はメグミの父を探すため、バルル島へ向かった。

鬼太郎は村人に話を聞き、村の掟を破って山に入った日本人が行方不明になっていることを教えられる。行方不明になっている日本人は7~8人もいた。山にはアカマタを始めとした南方妖怪が、神と崇めるゼオクロノドン(クジラの祖先)が住んでいると言い伝えられていた。行方不明になった者達は、立ち入ってはいけない場所に足を踏み入れていた。そこにあるのは命の水で、その水は不老不死の秘薬だと言われていた。しかし、メグミの父は立ち入り禁止の場所には足を踏み入れず、逆にそこを守る良い人だった。メグミの父は命の水を盗みに来た者だと誤解され、攫われた可能性があった。

鬼太郎はアカマタに会うため、森の中に足を踏み入れた。すると、妖怪・キジムナーの大群が現れ攻撃される。鬼太郎は反撃し、キジムナーを追い払った。しかし、アカマタに妖気を奪われ、捕まってしまう。鬼太郎の父である目玉おやじは妖気を回復させる薬草を手に入れるため、仲間の一反木綿と共に日本へ戻った。

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映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』のあらすじ【承】

妖怪・ねずみ男は金儲けのため、ガイド役でアカマタがいる森に足を踏み入れていた。客の日本人は妖怪・チンポに攻撃され、ねずみ男は妖怪・やし落としに攻撃された。アカマタはチンポ達から日本人がまた森に入り込んでいたと聞かされ腹を立てる。

鬼太郎はメグミの父やねずみ男に出会うが、妖気を奪われていたため逃げ出すことができなかった。アカマタ達は鬼太郎に、聖地に入らないよう人間達に忠告して返事を貰ってくるよう指示した。鬼太郎の下駄とちゃんちゃんこを奪うと、命の水を飲ませた。鬼太郎は大海獣に変貌した。実は、アカマタ達の真の目的は、鬼太郎を使って日本を襲撃することだった。

目玉おやじは仲間の妖怪と共に妖気を回復させる薬草を探していた。しかし、人間が工事を行ったため、薬草が全て刈り取られてしまっていた。そんな時、大怪獣が東京湾から上陸し、街で暴れているとの情報が入る。目玉おやじ達は南方妖怪が攻めてきたのではないかと慌てふためいた。

大怪獣に変貌した鬼太郎には意識があった。しかし、話すことはできなかった。鬼太郎は目玉おやじ達に鬼太郎だと気づいてもらおうとするが、目玉おやじ達が気づくことはなかった。目玉おやじは鬼太郎に大怪獣を倒してもらうため、薬草探しを急ぐことにした。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』のあらすじ【転】

鬼太郎は人々を襲撃するつもりはなく、人間達に聖地に入らないよう約束を取りつけに来ただけだった。しかし、話すことができなかったため、人間達は大怪獣を恐れて攻撃を始めた。鬼太郎は鏡に映った自分の姿を見て愕然とし、街を壊してしまったことを悲しんだ。心が深く傷ついた鬼太郎は、海の中に沈んでいった。そんな時、クジラが現れ助けられる。

ねずみ男は鬼太郎の現状を目玉おやじに知らせるため、ロープを切って脱走した。一方、鬼太郎は二度と元の姿に戻れないことを覚悟するが、バルル島に行ったことは後悔していなかった。だが、父である目玉おやじにだけは、鬼太郎だと気づいて欲しいと願っていた。

鬼太郎はアカマタ達が日本を襲撃しようとしていることに気づき、止めようとした。だが、鬼太郎が動くと街が破壊されてしまうため、どうすることもできなかった。目玉おやじや仲間達に自分が鬼太郎であることを知らせようとするが、伝わらなかった。

薬草を手に入れた目玉おやじは、バルル島へ急いだ。その途中の海で、ねずみ男を見つける。ねずみ男は大怪獣が鬼太郎であることを目玉おやじに知らせた。目玉おやじは息子だと気づかなかったことに嘆きながらも、日本へ引き返した。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』の結末・ラスト(ネタバレ)

目玉おやじは鬼太郎の件について、ねずみ男に仲間達へ説明するよう頼んだ。そして、鬼太郎を元に戻す方法を聞くため、井戸仙人に会いに行った。井戸仙人はココの実を擦り潰し、薬草を混ぜて飲ませるよう目玉おやじに教えた。一方、アカマタ達は次々と人を襲っていった。

目玉おやじは元に戻す薬と妖気を取り戻す薬草を煎じた物を鬼太郎に飲ませた。鬼太郎は無事に元の姿に戻った。目玉おやじは鬼太郎に抱き着いて喜んだ。鬼太郎は仲間と共にアカマタ達のアジトに戻ると、見張り役のキジムナーと戦いながら侵入した。そして、下駄とちゃんちゃんこを取り戻した。

鬼太郎は下駄などを使いながら、戻ってきたアカマタ達と戦った。アカマタは負けを認めた。鬼太郎はゼオクロノドンの血を引くクジラに助けられたことに免じて、一度だけアカマタにチャンスをあげることにした。アカマタに日本から引き上げるよう指示し、和解した。川村の父は無事に家族の元へと戻った。川村一家は鬼太郎に感謝した。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』の感想・評価・レビュー

大怪獣に変えられてしまってもバルル島へ行ったことを後悔しない鬼太郎の優しさに心を打たれた。目玉おやじが息子だと気づけなかったことを悲しんでいる場面は、本当に鬼太郎のことが大切なのだということが伝わってきて感動した。鬼太郎と目玉おやじの親子関係が、改めて素敵だなと感じられる作品だった。また、アカマタを倒すのではなく和解をして問題を解決するところが、心優しい鬼太郎らしい終わり方で好きだと思った。(MIHOシネマ編集部)


子供の頃からテレビでよく見ていた鬼太郎。あの主題歌を聞くたびにオバケは学校に行かなくていいんだから羨ましいな…なんて子供ながらに考えていたのを思い出します。
リメイクされて放送されている『ゲゲゲの鬼太郎』ですが、やはり初期のキャラクターデザインは味があって好きです。アニメなのにしっかりと怖さがあるのも『ゲゲゲの鬼太郎』ならではだと思います。
鬼太郎が元の姿に戻れるのかハラハラドキドキしながら、親子で楽しめる作品です。(女性 30代)

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