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映画『69 sixty nine』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『69 sixty nine』の概要:1969年の佐世保市が舞台。欲求不満の童貞男子高校生達が繰り広げる、まだ学生運動をしていた時代のはちゃめちゃな青春映画。今となっては人気俳優になっている「桐谷健太」や「水川あさみ」など、若かりし頃の初々しい演技にも要注目!

映画『69 sixty nine』の作品情報

69 sixty nine

製作年:2004年
上映時間:113分
ジャンル:青春
監督:李相日
キャスト:妻夫木聡、安藤政信、金井勇太、太田莉菜 etc

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映画『69 sixty nine』の登場人物(キャスト)

矢崎剣介(妻夫木聡)
童貞で欲求不満な男子高校生。お調子者でムードメーカー。真剣になると標準語が出る。学校のマドンナ的存在の松井に憧れている。みんなからは、ケンと呼ばれている。
山田正(安藤政信)
イケメンで秀才の男子高校生。常に冷静だが、思ったことをすぐ口にしてしまう。しかもかなり鈍っているため、喋ると残念。みんなからは、アダマと呼ばれている。
岩瀬学(金井勇太)
気弱でいつも怯えた様子の男子高校生。ケンとアダマには、パシリのようにされている。
松井和子(太田莉菜)
学校のマドンナ的存在である女子高生。英語演劇部に所属している。

映画『69 sixty nine』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『69 sixty nine』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『69 sixty nine』のあらすじ【起】

1969年の佐世保市。欲求不満で童貞を卒業することしか頭にない高校三年の矢崎剣介(通称ケン)は、ありえないような妄想をあたかも真実かのように教室で話している。それを聞くいつも一緒にいるメンバーは、固唾を飲んで聞いている。しかし、秀才でイケメンの山田正(通称アダマ)は、冷静にその話が妄想であることを見抜く。

そんなアダマとケンの2人が学校の屋上で、体育の授業を受けている女子高生の体について語っていると、気弱でパシリのような岩瀬学(イワセ)が、牛乳を買ってやってくる。当たり前のようにコーヒー牛乳を持っていく2人。イワセは残った牛乳を飲む。

ケンはアダマとイワセに突然、フェスティバルを開催しようと提案をする。海外でもやっているように音楽と映画をみんなで楽しみ、騒ごうと言うのだ。しかしその本当の目的は、学校のマドンナ的存在でありケンが好きな、松井和子との接点を作るためであった。

渋々提案に乗ったアダマとイワセは、ケンについて行く。ケンはまず、フェスティバルで上映する映画の主演をしてもらうために、松井が所属する英語演劇部へと向かう。

しかし、ケンの前に英語演劇部の顧問が立ちはだかる。ケンは新聞部の取材だとごまかし、ベトナム戦争や学生運動について話し始める。気になる目線を送る松井に気づいたケンは、調子に乗ってどんどん話しを続ける。するとそこに、体育の授業をサボったケンを探していた教師が現れ、ケンは飛び蹴りを食らうのであった。そして、職員室の前で正座をさせられる。

映画『69 sixty nine』のあらすじ【承】

ケンとアダマ、イワセの3人は、映画撮影で使うカメラを借りるため、学生運動を支持する北高全教徒の拠点に来ている。3人でふざけながら待っていると、同じ高校に通う全教徒のメンバー5人と大学生の先輩が現れる。

カメラを借りるだけのつもりの3人だったが、大学生の先輩がケンに映画のテーマを聞く。お調子者のケンは、どんどん想像を膨らませ、松井の気を引くためか夜の学校でバチケード封鎖(バリ封)をしようと言い出す。意味のわからない提案だったが、学生運動を支持する5人は乗り気になるのであった。

ケンとアダマ、イワセに加えて全教徒のメンバーが、夜の学校に集まる。今回のバリ封に参加するメンバーを、ケンが「バサラ団」と命名する。バサラ団は、プールの有刺鉄線を乗り越え、学校の中へと侵入して行く。学校の中に着くと椅子や机を使ってバリケードを作り、壁や窓にはペンキで日頃の不満を書いていく。全ての準備が整うと、バサラ団は学校を後にする。

映画『69 sixty nine』のあらすじ【転】

次の日の朝、ケンとアダマが登校すると学校は大騒ぎになっており、2人はこっそり固い握手を交わす。全校生徒で学校の掃除をすることになるが、バサラ団のメンバーはしてやったりの様子でいる。しかし、ケン達の仕業と疑う体育教師たちは、ケンの元に近付いて「お前が犯人だったら殺す」と脅す。

バリ封も無事に終わり、家でアイスを食べているケンの元に、突然警察が訪ねてくる。バリ封の重要参考人として、同行を求められるのであった。ケンが警察署で取り調べを受けると、イワセによって全ての犯行はバレていた。しかも警察に呼ばれていたのはケンだけでなく、アダマやバサラ団のメンバー全員だった。

落ち込んだ様子のケンは、警察署の前の階段で座っている。しばらくすると、中からアダマが出てきて声をかけるが、何も答えることなく去って行ってしまう。バリ封がバレたことによって、フェスティバルどころではなくなってしまった。家に戻っても落ち込んだ様子のケンは、父親の言葉に涙する。

次の日、ケンが学校に行くと、無期停学を言い渡される。母親と一緒に来ていたケンは、学校の窓にいる友達に笑顔で手を振る。その横には松井の姿もあり、松井の名前を叫びながら、さらに大きく手を振る。そして松井もまた、ケンに手を振り返すのであった。

映画『69 sixty nine』の結末・ラスト(ネタバレ)

ケンが停学になって1ヶ月が過ぎた頃、様子を見に来ている先生からアダマやイワセ達の話を聞く。停学している間にアダマは、学生運動に本格的に参加しようとしていた。それを聞いたケンは、全教徒の拠点へと向かう。学生運動に参加しようとしているアダマを連れて、2人でその場から逃げ出す。なんとか逃げ切った2人は、再びフェスティバルへ向けて動き出す。

フェスティバルで踊り子をしてもらうため、ケンは可愛いと評判の長山エリに声をかけていた。出演の交渉をするため、よく行くカフェでエリを待っていると、そこに現れたのは有名な番長であった。番長はエリを自分の女だと言い張り、ケン達に落とし前をつけさせようとする。しかし、ケンの父親の教え子である組員に助けられ、番長と兄弟になるのであった。こうして無事に、フェスティバルの準備は進んでいく。

しばらくして、ケン達バサラ団の停学が解除される。ようやく停学が解除されたケンだったが、体育教師に職員室でまた正座をさせられている。反抗的な態度のケンを、体育教師は何度も叩く。すると突然、校内放送がかかる。「3年生で学生運動に参加する者は全員、運動場に集合せよ」と。運動場にはたくさんの生徒達が集まり、教師達は渋々生徒の要求を飲むことにする。アダマ達も職員室に向かい、ケンを解放させる。学校をあげて生達は喜ぶのであった。

ある日、ケンは松井と2人で川辺を歩いている。ケンはカメラを松井に向けながら、楽しそうに話しをする。冬になったら2人で、海に行く約束もした。

ケンとアダマは、廃墟となったスケート場を掃除し、フェスティバルの準備を進めていく。そして、無事にフェスティバルを開催することができた。そこにはたくさんの人が集まり、みんな踊ったり映画を観たりして楽しんでいる。参加している人の中には、番長や組員、ケンを心配していた先生など、ケンと関わったたくさん人達が来ていたのであった。

映画『69 sixty nine』の感想・評価・レビュー

学生運動や教師の体罰など、今では考えられない学校生活を送るケン達の青春に、どこか羨ましさを感じる。誰もが本能のままに動いているような気がして、この映画を観ていると多少の悩みは忘れてしまうような爽快感がある。少し意味のわからない展開もあったが、そこもまた一つの味になっていたと思う。今となっては有名な俳優がたくさん出ているにも関わらず、当時は名前もないちょい役だったりするところがすごい贅沢。映画の内容だけでなく、どんな役者が出ているかを確認しながらも楽しめる映画。(MIHOシネマ編集部)


自分たちの青春とは似つかない、古さを感じる青春でした。でも、登場人物の気持ちは本当によく分かります。若いエネルギーは底無しですし、ダメだと認識していて止められるものではない!本当に馬鹿なことを仲間内でクスクス笑いながらしてしまう。彼らを見ながら、自分の学生時代を思い出して懐かしい気持ちになりました。こういう若気の至りは、将来笑い話として何度も語れるものです。妻夫木聡や星野源など、今見ると非常に豪華な出演者が多いこともこの作品の魅力です。(男性 20代)


何をしても楽しかった高校時代。若いっていいよなあと思わせてくれる作品でした。禁止されたことほどやりたくなるし、怒られるんじゃないかとヒヤヒヤしながらやるほうが、スリルがあって楽しいんですよね。ケンが単純にモテたくて注目してもらいたくて馬鹿なことをするので、あまり深く考えずに見ることが出来て微笑ましかったです。
今では考えられないような教師の指導もありましたが、それも愛ある行動だったのかなと思います。(女性 30代)

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