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映画『ハンターキラー 潜航せよ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ハンターキラー 潜航せよ』の概要:ロシア近海で米海軍の原子力潜水艦が遭難。搜索のため派遣された攻撃型原潜「ハンターキラー」は、2国間の戦争勃発を阻止するための驚くべき作戦を実行することになる。1隻の潜水艦は、世界を救えるのだろうか。

映画『ハンターキラー 潜航せよ』の作品情報

ハンターキラー 潜航せよ

製作年:2018年
上映時間:122分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ドノヴァン・マーシュ
キャスト:ジェラルド・バトラー、ゲイリー・オールドマン、コモン、リンダ・カーデリーニ etc

映画『ハンターキラー 潜航せよ』の登場人物(キャスト)

ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)
ハンターキラーの新しい艦長。経歴はエリートではないものの、海中での任務に精通している現場のプロ。
ジョン・フィスク(コモン)
アメリカの海軍少将。ジョーをハンターキラーの艦長に抜擢した。
ビル・ビーマン(トビー・スティーブンス)
特殊部隊シールズの偵察任務の隊長。短気だが情に厚く、部下思いのリーダー。
ポール・マルティネリ(ゼイン・ホルツ)
シールズの偵察任務として派遣された4人のうち、最も新入りのメンバー。やる気は十分だが、任務の最中に負傷する。
セルゲイ・アンドロポフ(ミカエル・ニクヴィスト)
沈んだロシアの原潜コーニクの生存者で、艦長。ロシアへの忠誠が強く、捕虜として捉えられた後はしばらく口を閉ざしていた。
ニコライ・ザカリン(アレクサンドル・ディアチェンコ)
ロシアの大統領。ドゥーロフに裏切られ拉致される。
ディミトリ・ドゥーロフ(ミハイル・ゴア)
ロシア国防相。大統領をさらってクーデターを起こし、これを引き金に第三次世界大戦を起こそうと目論んでいる。

映画『ハンターキラー 潜航せよ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ハンターキラー 潜航せよ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハンターキラー 潜航せよ』のあらすじ【起】

ロシアのコラ半島沖で、ロシアの原潜を追っていたアメリカ海軍の原子力潜水艦「タンパ・ベイ」が消息を絶った。アメリカ国防総省はジョー・グラスを艦長に抜擢。爆発を探知した位置に攻撃型原潜、通称「ハンターキラー」を派遣する。「タンパ・ベイ」の捜索が開始された。

ジョー・グラスは海軍兵学校を出ていない。艦内は新任の艦長についての話でもちきりだった。乗組員たちが納得していないことに気づいたジョーは、自分のキャリアはエリートではないが、任務を通して現場で経験を積んでいることを語り、皆を説得していくのだった。

一方「ハンターキラー」を派遣した海軍少将ジョン・フィスクのもとには、国家安全保障局のジェーン・ノーキストがやって来る。彼女は事態を聞いて青ざめた。なんと、まさにいま現在、ロシアのザカリン大統領がコラ半島に向かっているのだ。

ノーキストの話を受けたフィスクは、すぐさま偵察のため特殊部隊シールズの4人チームを組織し、現地へと送り込んだ。

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映画『ハンターキラー 潜航せよ』のあらすじ【承】

ハンターキラーがコラ半島沖にたどり着いて沈んだタンパ・ベイを発見すると、隠れていたロシアの原潜から攻撃を受けて戦闘になった。同時に、別のロシアの原潜が沈没しているのを発見。元々「タンパ・ベイ」が追っていたロシアの原潜「コーニク」だった。ハンターキラーは魚雷を避け、攻撃してきた原潜を撃沈する。

コーニクを調べたところ、爆発が起きた痕跡がある。そして、その痕跡は内側から起きたものだった。ソナーがコーニクからの音を探知したため、ジョーは生存者を救出することにするが、タンパ・ベイを沈めたコーニクを助けることに副長・エドワーズはいい顔をしない。エドワーズの批判を退け、ジョーは3人のロシア人をハンターキラーに迎え入れた。救助されたロシア人のうち1人は、コーニクの艦長・アンドロポフだった。

同じ頃アメリカ国防総省には、4人のシールズからロシアのドゥーロフ国防相の映像が送られてきていた。ザカリン大統領が会いに行ったはずの相手だが、映像のなかで大統領はドゥーロフに拘束され、部下は皆殺しにされていた。

映画『ハンターキラー 潜航せよ』のあらすじ【転】

ドゥーロフの狙いはロシアとアメリカが戦争をすること。彼がロシアを乗っ取るために起こしたクーデターであり、偵察任務のシールズ隊長・ビルは、部下3名とともにザカリン大統領の救出任務に移行した。

ハンターキラーの捕虜になったアンドロポフ艦長は、自分たちの乗っていたコーニクがタンパ・ベイに撃沈されたと思っていたが、ジョーは彼に状況を説明。ロシアの危機であることを伝える。そして、機雷原とソナー網で進めないロシア海域の案内役を頼む。事態を把握したアンドロポフ艦長の協力により、ハンターキラーはロシアの海域を抜けることに成功。

シールズは、新兵のマルティネリが負傷し3名で行動していた。ザカリン大統領の殺されたはずの部下の1人と合流して大統領の奪取に成功するものの、ドゥーロフに攻撃されて絶体絶命のピンチに陥る。そこへマルティネリが狙撃で援護を開始し、無事大統領をハンターキラーへ引き渡すことができた。隊長のビルは、マルティネリの救出のために再び地上へと引き返す。

映画『ハンターキラー 潜航せよ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ドゥーロフは、海底のロシア艦たちにハンターキラーへの攻撃を命じる。ジョーはアンドロポフ艦長に頼み、スピーカーで話してもらった。自分がハンターキラーに乗っていること。救助され、ロシアのために自ら協力をしていること。ロシア艦の乗員たちは、アンドロポフに息子のように育てられた者たちだったのだ。

アメリカはジョーにロシア艦への攻撃を命じたが、ジョーはアンドロポフを信用して命令を拒否。実際にロシア艦からハンターキラーに向けて、攻撃がされることはなかった。

攻撃命令の通らなかったドゥーロフは地上からハンターキラーに向けてミサイルを発射するが、直撃する直前にロシア艦がミサイルを撃ち落とす。最早味方のいなくなったドゥーロフの基地に向け、ハンターキラーがミサイルを発射。クーデターにピリオドを打った。

アンドロポフ艦長とザカリン大統領はロシアに引き渡された。アンドロポフとジョーは互いをたたえ、ジョーはお守りだったコインを渡した。残されていたシールズの2人を回収し、ハンターキラーはロシアの海へと潜っていくのだった。

映画『ハンターキラー 潜航せよ』の感想・評価・レビュー

海中をゆく潜水艦の美しさ、「音」から伝わってくる緊迫感や臨場感など、映画からの情報が直に魅力として伝わってくる力強いフィクション。人間ドラマだけではなく、水中戦を堪能する映画としても申し分ないやり取りが繰り広げられる。

どの登場人物も自らの仕事に誇りを持っており、それぞれに貫き通す信念がある。設定上の主人公であるジョー・グラス艦長だけではなく、どちらの国のどの部隊に所属する人間も、主人公と言っても差し支えない活躍を見せてくれる。(MIHOシネマ編集部)


とにかく熱い。ストーリーも人間同士のやりとりも次から次へと熱い展開がやってきて、その熱が冷めやらぬままフィニッシュを迎えるので鑑賞後最高に気分が良い。
海・陸・会議室と分かれた視点がラストに向かって交錯していく演出も秀逸。
主演のジェラルド・バトラー演じるジョー・グラスをはじめ、どのキャラクターも非常に魅力的で格好良くていちいち楽しい。
とにかく熱い気持ちになれる、テンションが上がる映画を観たい時におすすめ。(女性 30代)

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