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映画『ザ・ライダー(2017)』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ザ・ライダー(2017)』の概要:ザ・ライダーは2018年に公開された現代西部映画である。実際にあった話を本人達が演じており、キャストのほぼ全員が本人役で出演している。怪我を負ったカウボーイが、葛藤しながら成長していく姿を描いている。

映画『ザ・ライダー』の作品情報

ザ・ライダー

製作年:2017年
上映時間:124分
ジャンル:ヒューマンドラマ、西部劇
監督:クロエ・ジャオ
キャスト:ブレイディ・ジャンドロー、ティム・ジャンドロー、リリー・ジャンドロー、キャット・クリフォード etc

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映画『ザ・ライダー』の登場人物(キャスト)

ブレイディ・ブラックバーン(ブレイディ・ジャンドロー)
暴れ馬を乗りこなすロデオのカウボーイ。落馬により頭部に大怪我を負ったことをきっかけに、自分の生き方を見つめ直す。
ティム・ブラックバーン(ティム・ジャンドロー)
ブレイディの父親。息子がロデオをやることに反対はしているものの、息子や娘のことを心から愛している。
リリー・ブラックバーン(リリー・ジャンドロー)
ブレイディの妹。障害があるようで、人と上手くコミュニケーションを取れないが、兄のことは慕っており、心を許している。
レイン・スコット(レイン・スコット)
暴れ牛に乗るブルライダーであったが、暴れ牛から振り落とされ怪我をしてから、体が上手く動かせず喋ることもできなくなった。体の自由が利かなくなっても、またロデオをしたいと思っている。

映画『ザ・ライダー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ザ・ライダー(2017)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ザ・ライダー』のあらすじ【起】

ブレイディは頭の傷を鏡で確認していた。ブレイディは、頭のホチキスの芯を抜くと、入院中会えなかった愛馬ガスに会いに行き、優しく語りかける。するとそこへ、父親のティムが帰宅し、息子の無事を喜んだ。

ブレイディは、カウボーイであり、暴れ馬に跨り観客を魅了するロデオのライダーであった。ティムには、ロデオ大会に出場することを止められていたが、ブレイディは暴れ馬から落馬し、頭を踏みつけられ大怪我を負っていた。ブレイディは入院中であったが、病院でじっと入院していることができず、勝手に退院してきた。

次の朝、ブレイディは家族と朝食をとっていた。妹のリリーは障害があるようで、15歳にしては幼稚でブラジャーをつけるのを嫌っていた。しかし、ブレイディはそんな妹を大切に思い、心から可愛がっていた。ブレイディとリリーには母親おらず、先に亡くなってしまっていた。

ブレイディは母親の墓を訪れ、小さな馬の人形を拾い上げた。その時ブレイディの右手の力が勝手に入り、自分の意思では手を広げることができなくなった。ブレイディは落馬の怪我の後遺症に苦しんでいたのである。

映画『ザ・ライダー』のあらすじ【承】

そんなある日、ブレイディの退院を聞きつけたカウボーイ仲間達がやってきた。ブレイディに、怪我が治ったらまた一緒にロデオをやろうと励ました。もちろんブレイディも、ロデオを辞める気はなく、怪我が治ったらロデオ大会に出ようと考えていた。また、そこで仲間達はレインという仲間のことを語りあい、またレインがロデオをできるように願った。

仲間達に励まされたブレイディであったが、やはり怪我で馬に乗れないことを苦しんでいた。毎日無気力にだらだらと生活していたが、頭の傷もだいぶ良くなったので、ブレイディはレインのお見舞いに行くことにした。

病室に入るとレインがいた。レインは車椅子に座り、全身を小刻みに動かしていた。レインは凄腕のブルライダーであったが、猛牛から振り落とされたことで怪我を負い、話すことも身体を正常に動かすこともできなくなってしまった。ブレイディの憧れで兄のような存在であったレインは、もう二度とロデオができない体になっていたのである。

ブレイディはレインに優しく語りかけた。かろうじて手話で意思疎通を図ることはできるが、普通の会話もままならない。ブレイディはロデオを続けたら自分もこうなってしまうのではないかと恐怖を感じていた。

映画『ザ・ライダー』のあらすじ【転】

馬に乗れないせいで調教師の仕事もできないブレイディは、金に困りスーパーマーケットで働き始める。さらに、金に困ったティムは、ブレイディの愛馬であるガスを売ってしまう。ガスを売られたことに腹を立てたブレイディであったが、金がないブレイディにはどうすることもできなかった。怪我がよくなってきたブレイディは調教師の仕事を再開した。

そんな中、ブレイディは一頭の馬を見つける。そのアポロという馬は大変な暴れ馬で、人を乗せたことがなかった。アポロはすごい馬になると踏んだブレイディは、アポロを買うために大切な鞍を売ろうと考える程であった。そんなブレイディの姿を見たティムは、ブレイディのためにアポロを買ってきた。

早速ブレイディはアポロの調教をし、アポロに乗ることに成功する。アポロはブレイディの新しい愛馬になったのである。そんなある日、ブレイディがいつものようにアポロに跨り出かけていると、突然意識を失ってしまう。

ブレイディが目を覚ました時、そこは病院のベッドの上であった。医者はブレイディに、今度頭に怪我を負ったらおしまいだと言い、乗馬もロデオもしてはいけないと言った。やはり馬に乗れないのは、ブレイディにとって辛いものだった。ブレイディはロデオを続けるべきか辞めるべきか揺れ動いていた。

映画『ザ・ライダー』の結末・ラスト(ネタバレ)

そんなある日、いつものようにブレイディはアポロを呼ぶが一向に現れない。アポロを探し回ったブレイディは、ついにアポロを見つけるが、アポロは脚に怪我を負っていた。脚に怪我をするということは馬にとっては死ぬことと同じなので、ブレイディはアポロを安楽死させた。

新しい愛馬までも失ったブレイディはひどく落ち込んだ。それと同時に、脚に怪我をして死んだアポロと自分を重ねた。自分も人間ではなかったら死んでいたのだと思い、馬には馬の役割、カウボーイにはカウボーイの役割があると感じ、ロデオ大会に出場することを決めた。

ティムにロデオ大会に行くと話すと止められ喧嘩をしてしまうが、ブレイディはロデオ大会に出かけていった。ティムを怒らせてしまったので、大会に見に来てくれないと思っていたが、ティムとリリーが大会に現れた。あんなに怒っていた父親がロデオを見に来てくれたのだ。それを見たブレイディはロデオを辞め、家族のもとに帰っていく。ブレイディは、もう自分の役割はロデオではないと悟り、前に進んだのであった。

映画『ザ・ライダー』の感想・評価・レビュー

ザ・ライダーはキャストのほとんどを本人が演じていることもあり、リアリティがある。特に主演のブレイディ・ブラックバーン役のブレイディ・ジャンドローは表情や動きなど、素人とは思えない素晴らしい演技をしている。主人公が怪我をしたことで、生きることの意味と向き合い、成長していく過程を描いていることもあり、内容としては少し重い内容になっている。しかしながら、自分の人生を見つめ直すことができる素晴らしい映画であると感じた。(MIHOシネマ編集部)


ロデオに魅了された男たちの物語。ドキュメンタリー映画とも思えるくらいリアルに描かれた今作は、登場する人物のほとんどが本人だから。実話をベースにしてそれを本人が演じるのだからそれはもう「本物」ですよね。
役者ではない素人なのに、彼らの演技は素晴らしくそれが自然体なのか演技なのか分からないほど違和感が無く、あっという間に作品に引き込まれてしまいました。
生きる意味や目的を探す旅のような作品で、見ている私たちも成長できたような気持ちになります。(女性 30代)

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