映画『ウォータームーン』の概要:俳優として活躍もしているシンガーソングライター、長渕剛主演SFアクション映画であり、長渕剛自身が積極的に制作に携わっている。山寺で修行中の身であった僧侶竜雲が、東京の街で様々な人間と触れ合うヒューマンドラマ。
映画『ウォータームーン』の作品情報
上映時間:114分
ジャンル:SF、アクション、ヒューマンドラマ
監督:長渕剛、工藤栄一
キャスト:長渕剛、松坂慶子、小林稔侍、成田三樹夫 etc
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映画『ウォータームーン』の登場人物(キャスト)
- 竜雲(長渕剛)
- 山寺の修行僧。ひょんなことから山寺から東京へ行くことになり、そこで宇宙人であることが判明する。
- 古清水鹿野子(松坂慶子)
- 竜雲を看病する旅館の女中。交通事故の後遺症により、目が見えなくなってしまった。看病するうちに、竜雲と惹かれ合う。
映画『ウォータームーン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ウォータームーン』のあらすじ【起】
ある一人の僧侶がタバコをふかしている。そこにお寺の住職が現れ、タバコをふかしている僧侶を警策で叩き、説教をする。そのタバコをふかしている僧侶竜雲は、山寺で修行僧をしており、住職に説教された後でもあまり反省する様子はなく、タバコを吸い続けた。
その山寺には、竜雲以外にも数人の修行僧がおり、一緒に修行に励んでいた。そんなある日、いつものように修行僧達が座禅を組んでいたところ、突然竜雲が苦しみ始め、昔の記憶を思い出しているようであった。
昭和31年長野県破王岳、多くの研究者や軍人らしき人が、破王岳に墜落した隕石について調べている。これは新聞などのメディアにも取り上げられ、大きな話題になっていた。そして、墜落した隕石の中から人のような物体が見えている。
竜雲は苦しみながらなんとか座禅を組んでいたが、警策に叩かれたことで、我に返り再び座禅を組み始めた。その後山寺に国家機関の人間が現れ、住職に今年もそろそろ徴候が現れているのではないかと意味深なことを言ってくる。
映画『ウォータームーン』のあらすじ【承】
山寺にいる修行僧の中には、不真面目なものも多く、いじめなども横行していた。その日もいつものように修行僧の何人かは、住職に隠れていかがわしいビデオを見ていた。そこにいじめられっ子の修行僧がやって来ると難癖をつけられ、いじめられてしまう。
そこにいじめられっ子と仲が良かった竜雲が現れる。いじめていた修行僧達が竜雲を見るや否や、今度は竜雲に絡み始める。それに怒った竜雲は、いじめっ子の修行僧達と喧嘩を始めてしまい、ボコボコにしてしまうのであった。この事件がきっかけで竜雲は山寺を出ていってしまう。
山寺を出てから竜雲は、東京の大都会に来ていた。竜雲は特に目的地もなく、東京の街をふらふらと歩いていた。山寺の修行僧達が竜雲を探しに追ってきたが、一向に竜雲を見つけることはできなかった。
行く当てがなかった竜雲は公園で野宿をすることにする。公園のベンチに新聞紙を敷き眠りにつこうとしていたその時、公園でサバイバルゲームをしながら一般人に攻撃している若者に絡まれる。初めは相手にしていなかった竜雲であったが、あまりにも相手がしつこいため、その若者たちに反撃してしまう。そして、それに怒った若者にナイフで刺されてしまった。
映画『ウォータームーン』のあらすじ【転】
一方その頃、国家機関の人達がある病院に集まっていた。そこでは竜雲のことについて話していた。驚くべきことに、竜雲は国家機密の存在で、人間ではなく宇宙人であったのだ。また、竜雲は1年に1度血液を入れ替えなければ生きられない体であることが判明する。
ナイフで刺された竜雲は、命からがら教会に逃げ込んでいた。しかしながら、ナイフで刺された傷は深く、どうすることもできない竜雲はその場に倒れ込んでしまう。薄れゆく意識の中、幼い頃の夢を見る竜雲であった。
一週間後、竜雲はとある旅館で目を覚ました。竜雲が目を覚ました時、目の前には盲目の鹿野子という女性がいた。鹿野子の話によると、教会で倒れていた竜雲を看病してくれたようだ。
自分のことを助けてくれた鹿野子に感謝するも、お金がなかった竜雲は街へ出かけていった。そこで山寺にいたいじめっ子と再会を果たし、お金を稼ぐためにパチンコを教わり、更には万馬券を受け取る。
金を手に入れた竜雲は、鹿野子の元に帰るが、そこに国家機関の人間が現れる。そして、鹿野子は竜雲を逃がすために旅館に火をつけ、竜雲と鹿野子は2人で逃げ出した。
映画『ウォータームーン』の結末・ラスト(ネタバレ)
竜雲と鹿野子は、国家機関から2人で逃げながらも穏やかで幸せな日々を送っていた。そして2人はある山寺にたどり着く。そこで2人はゆっくりと語り合い、幸せな時間を過ごしていた。しかし、突然鹿野子がいなくなってしまう。
竜雲は鹿野子を探し、鹿野子が行きたがっていたコスモス畑に行くと、そこには鹿野子がいた。鹿野子と再会を果たした竜雲であったが、程なくして竜雲は意識を失い、国家機関に捕まってしまう。
竜雲は、病院で延命治療を受けることになったが、自分の目を鹿野子に移植して欲しいと懇願した。しかしながら、宇宙人である竜雲の目を鹿野子に移植することはできず、竜雲は再び逃亡してしまう。するとそこに山寺の住職が現れ、竜雲は人の生きる意味や自分の人生についての想いをぶつけた。
その後、竜雲は東京の街を歩いており、そこに国家機関の人間が銃をもってやって来る。しかし、銃口を竜雲に突きつける訳ではなく、竜雲はその場から去って行くのであった。
映画『ウォータームーン』の感想・評価・レビュー
この作品は長渕剛が主演を務めているが、設定が理解しづらくSFということもあり、賛否が分かれる内容になっている。また、展開が早く、特に最後のシーンは簡単に理解できない内容であると感じた。しかしながら、劇中に流れる長渕剛の主題歌は映画によく合っており、長渕剛のアクションシーンも多いので、長渕剛のファンは楽しめるのではないかと感じた。(MIHOシネマ編集部)
長渕剛の頭の中はなかなか難しいことになっているんだと感じる作品でした。長渕剛主演で、監督や脚本にも積極的に参加したこの作品。
「理解が難しい作品」って沢山ありますよね。例えばクリストファー・ノーラン監督の『メメント』や『テネット』。これらの作品って、難しいけど面白いんです。理解しようと何度も見たくなる作品。こういう作品を作るから天才だと言われるんですよね。
長渕剛もそんな「天才」を夢みたのかもしれませんが、難しくて「面白くない」、見ているのが大変な作品でした。まず、設定から「え?」となってしまいます。(女性 30代)
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