映画『ご注文はうさぎですか?? Dear My Sister』の概要:喫茶店ラビットハウスで働くココアは、1週間帰省するために皆に別れを告げた。友達達はココアの不在を悲しんだ。実家に帰ったココアは母と姉との再会を喜び、実家のベーカリーの店番を手伝った。
映画『ご注文はうさぎですか?? Dear My Sister』の作品情報
上映時間:59分
ジャンル:ヒューマンドラマ、アニメ
監督:橋本裕之
キャスト:佐倉綾音、水瀬いのり、種田梨沙、佐藤聡美 etc
映画『ご注文はうさぎですか?? Dear My Sister』の登場人物(キャスト)
- ココア(佐倉綾音)
- 喫茶店ラビットハウスの店員で、下宿している。明るい性格で、太陽のような存在。ちょっと不思議な言動が多い。
- チノ(水瀬いのり)
- 喫茶店ラビットハウスのオーナーの孫。ココアに懐いている。素直じゃない性格だが、友達のことは大切に思っている。
- リゼ(種田梨沙)
- 喫茶店ラビットハウスの店員。男勝りな性格。実は裁縫が得意で、ぬいぐるみを作ることができる。
- モカ(茅野愛衣)
- ココアの姉。ココアのことを大切に思っている。しっかり者。ココアを驚かすのが好き。実家で母と一緒にベーカリーを営んでいる。
映画『ご注文はうさぎですか?? Dear My Sister』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ご注文はうさぎですか?? Dear My Sister』のあらすじ【起】
駅のホームにいたココアは、泣きながら友達達に別れを告げた。大げさに悲しんでいるが、たった1週間、帰省するだけだった。急にココアが帰省することを決めたのは、姉のモカから手紙を受け取ったことに起因していた。手紙には実家のベーカリー店が大繁盛しており、人手が足りないことが書かれていた。
ココアは乗り込んだ電車内で、知り合いで小説家・青山ブルーマウンテンに出会う。青山は自分探しの旅に出ようとしていた。しかし、一緒の電車に乗り込んでいた編集者に捕まり、次の駅で降りることになってしまう。ココアは茫然と、去っていく青山と編集者を見送った。
ココアが実家に帰ると、自分が働いている喫茶店ラビットハウスの衣装を着た母とモカがいた。なかなか実家に帰ってこないココアのために、ココアが大好きなラビットハウスの衣装を着て待っていたのだ。ココアは母とモカの思いに感動し、2人と抱き合って久しぶりの再会を喜んだ。
ココアの友達のシャロと千夜は、ベンチに座って落ち込んでいる友人のリゼを見つける。リゼはココアがいなくなって寂しがっているチノの気持ちを紛らわせようとしているのだが、から回ってばかりいることに悩んでいた。シャロ達はリゼを慰め、励ました。
映画『ご注文はうさぎですか?? Dear My Sister』のあらすじ【承】
ココアの実家は電波が悪く、なかなかチノに電話をかけることができずにいた。ココアは町に出ると、チノに電話をかけて事情を説明した。チノは寂しい気持ちを隠し、忙しくしていると嘘を吐いた。ココアは今まであったことを話そうとするが、チノに長電話を禁止されてしまう。ココアは会ったときに話せるよう思い出話を取っておくため、チノも何か思い出話を用意しておくよう伝えた。チノはココアの予想外の提案に驚き、思わず電話を切ってしまう。
チノは昔リゼから貰ったぬいぐるみが手作りの物だと気づく。リゼにそのことを指摘すると、激しく動揺していた。話を聞いたシャロ、千夜、友人のマヤ、友人のメグは、自分もぬいぐるみが欲しいと声を上げた。リゼは喜ぶが、恥ずかしくなって逃げてしまう。チノは改めてリゼの優しさを実感した。その事実に勇気をもらい、思い切って皆を花火大会に誘ってみた。皆はチノに誘ってもらえて凄く喜んでいた。
ココアは母とモカと一緒に、店に出すパン作りに勤しんだ。開店準備を終えた後、母はココア達にお使いを頼んだ。幼い頃、ココア達はよくお使いに行っていた。ココアはその頃を思い出し、懐かしんだ。モカはバイクの後ろにココアを乗せ、町へ出発した。
映画『ご注文はうさぎですか?? Dear My Sister』のあらすじ【転】
ココアは町で皆からのメールをチェックした。その中にチノからのメールがあり、皆を花火に誘えたことが書かれていた。ココアは頑張って皆を誘ったチノを褒めたくなり、思わず携帯を撫でてしまう。モカはそんなココアに苦笑いした。
モカはサンドイッチを食べながら、将来何になりたいのかココアに尋ねた。ココアは「お姉ちゃん」と呼ばれるなら、どんな仕事でも良いと話した。ココアによると、その道を究めれば「お姉ちゃん」に通ずるらしい。モカはココアの突拍子もない独自の理論を笑いながら、幼い頃のココアのことを話した。ココアが一番初めになりたいと言っていたのは、魔法使いだった。モカは呪文を唱えているココアを騙し、自分がぬいぐるみに変わってしまったように見せかけた。その時のココアの焦っている姿を思い出し、モカは思わず笑ってしまう。すると、ココアに拗ねられ、嫌いだと言われた。
母は病院に行ってしまい、ココアとモカの2人で接客をすることになった。お客さんが大勢来店し、ココア達はとにかく急いで動いた。ひと段落した後、ココアはぐったりしてしまう。そこに、当たり券を持ったお客さんがやって来る。サプライズパンの中に入っていた当たり券で、店内の好きなパンと交換できた。サプライズパンの中身は日によって違い、りんごが丸ごと入っていることもあれば中にパンが入っていることもあった。お客さんはサプライズパンを楽しんでいる様子だった。
映画『ご注文はうさぎですか?? Dear My Sister』の結末・ラスト(ネタバレ)
ココアは実家にいる予定だったため、花火大会に参加する気はなかった。だが、本当はどうしたいか母に尋ねられ、友達のことを思って深く悩んだ。一方、千夜達は浴衣の準備をしたり、ぬいぐるみを作ったりしていた。チノは皆の楽しそうな様子を見て、ほほ笑んだ。
ココアは母に別れを告げ、モカに駅まで送ってもらった。電車の中でモカから貰った本を読んでいると、手紙が挟まっていた。そこには、この本に青山さんのサインを書いてもらって欲しいと書かれていた。ココアは抜け目ないモカの行動に驚く。
千夜達は浴衣に着替え、集まっていた。一通り屋台を回って楽しんだ後、花火を見るために移動することになった。千夜は青山さんに教えてもらったおすすめスポットに皆を案内した。その時、チノの携帯にココアから着信が入る。チノは急いで出るが、通話が切れてしまう。チノがココアを思って寂しがっていると、浴衣を着たココアが現れる。チノ達は喜び、皆で花火を眺めた。
映画『ご注文はうさぎですか?? Dear My Sister』の感想・評価・レビュー
可愛い女の子がたくさん出てきて、癒される作品だったと思う。比較的常識的なお姉さんのモカやツンデレのチノなど、皆性格が個性豊かで楽しかった。喫茶店ラビットハウスも素敵だが、ココアの実家のベーカリーが見られたのは良かった。サプライズパンが何気に楽しそうで、ちょっと買ってみたいと思った。ココアが皆の元に帰ってきて、花火が打ち上がったシーンはちょっと感動した。もう少し見たいなと思わせてくれる物語だったと思う。(MIHOシネマ編集部)
人気アニメシリーズ初の劇場版。
アニメ第2期までの主要人物たちが総登場し、ある種のごちうさの集大成となる作品だが、その舞台はいつもの木組みの街だけでなく、主人公ココアの故郷にもフォーカスされている。
そこで、いつもの「お姉ちゃん」としてふるまう姿とは異なる、本来の「末っ子」としての彼女の姿を見られるほか、木組みの街では、チノとリゼとの出会いなど、過去作では描かれなかった部分が、二つの舞台から描かれていく。(男性 20代)
喫茶店とかパン屋さんが大好きな私。こういった可愛い女の子たちが出てくるアニメ作品はほとんど見た事がありませんでしたが、個性豊かなキャラクターとパン屋さんというテーマが物凄くしっくり来て、違和感無く見ることが出来ました。
母と姉が営むパン屋さんへ帰省したココアが忙しいながらも楽しそうに働く様子がとても可愛くて元気を貰えました。それと同時に、友人との関係もしっかりと描いていて、ラストのココアが浴衣を着て花火大会に来るシーンは素晴らしかったと思います。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー