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映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』の概要:地球に暮らすエイリアンの監視や取り締まりを行う機密機関、メン・イン・ブラック(MIB)。新人の女性エージェントMと敏腕エージェントHは、組織に潜むスパイを特定しようと任務にあたる。

映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』の作品情報

メン・イン・ブラック インターナショナル

製作年:2019年
上映時間:115分
ジャンル:SF、アクション
監督:F・ゲイリー・グレイ
キャスト:クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、エマ・トンプソン、リーアム・ニーソン etc

映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』の登場人物(キャスト)

M / モリー(テッサ・トンプソン)
幼い頃から宇宙に興味があり、宇宙の真実を知りたいと夢見ていた。不法に地球へやって来たタランシアン星人を目撃したことがきっかけで、MIBの一員になろうと決意する。
H / ヘンリー(クリス・ヘムズワース)
地球人、エイリアン問わず、女性関係でトラブルを起こす色男。High Tと共に凶悪なエイリアン、ハイヴを「知恵と銃1丁で」撃退し賞賛を得るが、その一件以来変わってしまった。
High T(リーアム・ニーソン)
MとHの上司。Hの能力を高く買っており、どんなトラブルが起きても彼の味方に付く。Hのことを息子のように思っている。
ヴァンガス(ケイヴァン・ノヴァク)
地球へバカンスに来たジャバビアン星の王子。地球人からアグリー・ヴァンガスと呼ばれる程容姿は醜いが、ジャバビアン星人の中ではハンサムな方。Hに重要な件を伝えるため、彼を呼び出した。
C(レイフ・スポール)
Hの同僚。High TがHに甘いことを良く思っておらず、Hを除名したいと考えている。
O(エマ・トンプソン)
現MIB所長。Zの後任。自力でニューヨーク本部を探し出し、正面から不法侵入したMをリクルートした。

映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』のあらすじ【起】

エージェントHと、彼の上司で相棒のHigh Tは、2016年のパリ、エッフェル塔で凶悪なエイリアンであるハイヴを撃退。MIBの中で、伝説として語り草になっていた。

その20年前、幼いモリーはブルックリンの自宅でタランシアン星人と出会っていた。エイリアンの姿を目撃した両親は駆けつけたMIBエージェントによって記憶を消されたが、モリーだけはこの出来事を忘れなかった。

モリーは宇宙の真実を解明するため、NASAのデータにハッキングしながらMIBの居所を探る生活を送っていた。モリーは、ザンポリアン星人のジミーが不法に地球を訪れる情報をキャッチすると、現場へ向かった。彼女は、ジミーを確保しに来ていたエージェント達の後を追い、MIB本部へと侵入した。

一般人の侵入を受け、所長のOはモリーの記憶を消すよう命じたが、彼女はOへ猛アピールし自身をリクルートさせることに成功したのだった。Oは、モリー改めエージェントMとなった彼女をロンドンへと向かわせた。

ロンドン支部に到着したMは、上司になるHigh Tから方位磁石を贈られた。さらに、同期から一際目立つハンサムなエージェント、Hの逸話を聞かされた。Hは3年前「知恵と銃1丁だけで世界を救った」のだという。Mは、優秀な彼に付いて大きな仕事に携わろうと思い付いた。

モロッコのマラケシュでは、2体のエイリアンが住民を襲い、人間に擬態して町に潜んでいた。彼らは古物商に立ち寄り小さなエイリアンの「女王」と面会すると、ジャバビアン星の王子を殺害する許可を貰おうとしていた。

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映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』のあらすじ【承】

High Tは、お忍びで地球へやって来るジャバビアン星の王子、ヴァンガスの護衛をHに依頼した。Mは、ジャバビアン星人の特徴をまとめたレポートをHへ提出し、ジャバビアン星人に詳しいという嘘を吐くと、彼の仕事に同行することに成功した。

エイリアンが集まるナイト・クラブで遊んでいたヴァンガスは、Hに真面目な話を打ち明けようとしていたが、Hはまともに取り合おうとしなかった。Hの言動を怪しんだヴァンガスは、テレパシーで彼の心を読むと「何があった?」と目を丸くした。その内に、ヴァンガスを追っていた2体のエイリアンが彼へ猛毒を仕込み、Hはヴァンガスを外へ連れ出した。

ヴァンガスを車に乗せたところへ、2体のエイリアンが攻撃を仕掛けてきた。瀕死のヴァンガスは、HではなくMを呼び寄せると「MIBで何かが起きてる」と言い残し、彼女に宝石のような物を手渡して絶命した。Mは、Hをはじめ応援に来たCにもこのことを隠した。

High Tに呼び出されたH、M、Cは、ヴァンガスを殺害したエイリアンが竜座の双子星から来たダイアドナム星人であると知らされる。双子星はハイヴに乗っ取られた星であり、ハイヴは寄生した相手を体内から操って生きるエイリアンであるため、彼らは生き残ったハイヴの手先であると結論付けられた。Mは、会議室に飾られたHとHigh Tがハイヴを「知恵と銃1丁で」倒している絵画に目を止めていた。

Cは、みすみす王族を殺されたHとMへニューラライザーを照射し、除名処分にしようと息巻いた。そこでMは、ジャバビアンの王族が来るのを知っていたのが我々と上層部だけならば、ダイアドナム星人がヴァンガスを狙って来たのはMIB内部のスパイが情報を漏らしたからではないかと進言。High Tは彼女の意見を採用すると、Cへダイアドナム星人撃退の武器を開発させ、HとMは敵の足取りを追った。

映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』のあらすじ【転】

マラケシュを訪れたHとMは、エイリアンのナサールと、彼の髭に擬態しているバサムから情報を得て、ダイアドナム星人が訪れた古物商を訪問。そこには、惨殺された小さなエイリアンの「女王」と、その護衛達が倒れていた。Mは目撃者である生き残りの歩兵をポーニィと名付けると、捜査に同行させた。

Cは監視カメラの映像から、ヴァンガスがMに何かを渡している場面を発見。彼はそれが武器であることに気付き、High Tに内緒でHとMを追跡した。High TはCの行動に気付き追跡を中止するよう命じたが、彼らを無事に連れ戻すことを条件に決行させた。しかし、High Tは秘かにHへ連絡を取り、逃げろとアドバイスしていた。

Cが差し向けた追手に迫られる中、MはHへ、ヴァンガスから受け取った宝石のような物の存在を明かした。エージェント達、さらにはダイアドナム星人に追われた2人は、ナサールが整備していた宇宙バイクに乗って砂漠のど真ん中へとワープし、逃げ切ることに成功した。

HとMは、宝石のような物が武器に変形したため試し撃ちをした。その武器は、0,001%の出力で砂漠に渓谷を作ってしまう程の威力を持っていた。2人は、武器をHigh Tに渡し安全を確保しようとバイクを修理している最中、中に隠れていたバサムが武器を奪い、武器商人でHの元恋人であるリザ・スタヴロスの元へそれを売りにいってしまった。HとMは武器を取り戻すため、難攻不落であるリザの要塞へ向かった。

映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』の結末・ラスト(ネタバレ)

リザの要塞へ侵入したHとMは、用心棒のルカが昔モリーと出会ったタランシアン星人であると気付くと彼を味方に付け、武器を取り戻すことに成功した。

HとMが外に出ると、ダイアドナム星人が2人の行く手を阻んだ。ハイヴのために武器を渡せと迫るダイナドナム星人へ、Hは、世界を守るために渡せないと説得。しかし、彼らは「我々も世界を守るのだ」と言い切った。そこへHigh Tが現れダイアドナム星人を撃退、宇宙一危険な武器は無事にMIBの保管庫へ収まった。

ダイアドナム星人の最期の言葉に違和感を覚えたHとMは、一連の騒動の記録を見直すためデータベースにアクセスしたが、既に記録は削除されていた。Mは、High Tから贈られた方位磁石にGPSが仕込まれていたことをHに告げ、不安を覚えた2人は保管庫へ向かい武器を確認しようとしたが、武器は既に無くなっていた。

High T の裏切りを確信したHは、Cへ「トップが裏切ったとなればMIBは崩壊する。俺のせいにしろ」と言い残し、Mと共にハイヴが降り立つであろうエッフェル塔へと向かった。

エッフェル塔へ向かう道中、High Tへの信頼を断ち切れないHは「一緒に戦ったんだ。知恵と銃1丁を武器に」とMへ漏らした。しかし、皆が語るハイヴ撃退の逸話に中身がないと感じていたMは、具体的にはどうやってハイヴを倒したのか彼に尋ねた。Hは「3年前に、知恵と銃1丁だけで戦った」と何度も同じ返答をし、自分でも詳細が思い出せないことに気付いた。Hは、激戦の末乗っ取られたHigh Tに記憶を消されていたのだ。

エッフェル塔の最上部に現れたHigh Tは、全ての真相を明かすとハイヴ本来の姿に変貌した。Hは、High Tの心が僅かに残っていると信じ武器を渡すよう説得。「俺もあんたを父親と思ってた」と語り掛けると、ハイヴの瞳は一瞬High Tの光を取り戻し、Hへ武器を手渡した。MAX出力の攻撃を受けたハイヴは、宇宙へ戻るために開いたワームホールごと消滅したのだった。

スパイの正体を暴いたことにより、Mはニューヨーク本部での正式採用が決まり、HはHigh Tの後任としてロンドン支部の支局長へと昇進が決まった。

映画『メン・イン・ブラック インターナショナル』の感想・評価・レビュー

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の公開から短いインターバルで、再びクリス・ヘムズワースとテッサの姿を一度に拝める良作である。MIBシリーズに絶大な衝撃を与えられたファンにとっても、退屈しない映画だ。上司がリーアム・ニーソンというのも中々痺れる配役だと思う。

フランクやワーム達も相変わらず元気そうで、微笑みが止まらなかった。足しか確認できない程大きなエイリアンがターミナル内を横切る「お約束」や、人間を過剰に慕う小さなエイリアンなど、これまでのシリーズのオマージュを探すのも非常に楽しかった。(MIHOシネマ編集部)


『メン・イン・ブラック』シリーズの4作目。キャストも一新し、続編と言うよりスピンオフ作品的な位置づけです。今作の舞台はMIBロンドン支部。続投しているのは前作で登場したエージェントO。演じるのはエマ・トンプソンです。始まりからちゃんとあの『メン・イン・ブラック』でした。うんうんこれだよとファンの心をくすぐる演出。ストーリーも面白く、スピンオフ作品としては最高の仕上がりです。
この作品に出てくるレクサス。特にRCFはカッコ良すぎてかなり注目してしまいました。(女性 30代)


これまでの『MIB』のシリーズのトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスが黄金コンビ過ぎて、今作のクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンの『マイティ・ソー』からのコンビに慣れるまではかなりの時間が必要に思う。

だが、色眼鏡で見なければ『MIB』らしいB級のコメディ映画色は出ていたし、新コンビはまあカッコいい。それなりに楽しんで見れるので、続編が出たら次第にハマってくるだろう。ただし、吹き替えだけは絶対に見てはいけない。(男性 30代)

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前作 メン・イン・ブラック3

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