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映画『ラッシュライフ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ラッシュライフ』の概要:伊坂幸太郎の小説『ラッシュライフ』の実写映画。東京藝術大学映像研究科の学生達が監督を務めており、一見関係ない複数のストーリーが絡み合い錯綜していく。4人の学生がそれぞれのストーリーを監督するという珍しいスタイルになっている。

映画『ラッシュライフ』の作品情報

ラッシュライフ

製作年:2009年
上映時間:122分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:真利子哲也、遠山智子、野原位、西野真伊
キャスト:堺雅人、寺島しのぶ、柄本佑、板尾創路 etc

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映画『ラッシュライフ』の登場人物(キャスト)

河原崎(柄本佑)
父親がビルから飛び降り自殺をしてから、人生に絶望している青年。ひょんなことからカルト宗教団体に入信するが、殺人の罪を着せられそうになったあげく、死体の処理をすることになってしまう。
黒澤(堺雅人)
プロの泥棒。侵入した家には、侵入した部屋と盗んだ物を書き置くなどのこだわりを持っている。盗みに入った家で、大学時代の友人佐々岡と再会することとなる。
佐々岡(永井努)
大手の戸田画廊に務めていたが、独立に失敗して職を失ってしまう。ソナの絵にも才能を見出していたが、裏切られた。更に、妻から切り出された離婚の話にはなかなか同意する決心がつかないでいる。
京子(寺島しのぶ)
佐々岡の妻であり、カウンセラー。客であった青山と不倫関係になってから、離婚に同意しない夫の佐々岡と青山の妻が邪魔であるため、殺害しようと計画している。
青山(深水元基)
京子と不倫関係になっており、青山の妻を殺害しようと持ち掛けられるが、逆に京子を殺害しようと計画している。
豊田(板尾創路)
同僚をかばったことで会社からリストラされてしまった中年男性。自分をリストラしてから常務に出世した男を許すことができず、復讐しようと考えている。
戸田(団時朗)
戸田画廊の経営者。絵画を芸術品などではなく投資の材料だと考えており、女性画家であるソナに描く場所を提供する代わりに、肉体関係を求めている。
ソナ(MINJI)
女性画家。佐々岡に自分の才能を認めてもらったにも関わらず、絵画を描く場所を提供してくれる戸田について行った。しかしながら、戸田に体を要求されて困っている。

映画『ラッシュライフ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ラッシュライフ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ラッシュライフ』のあらすじ【起】

父親が自殺をしてしまってから、河原崎は人生に失望していた。そんなある日、顔や体に酷い火傷の後がある男が、川で溺れている猫を助けるのを目撃し、人生も捨てたものではないかもしれないと考えた。その猫を助けていた男性は、あるカルト宗教団体の教祖を務めていたため、河原崎はその教団に入った。

河原崎は教団で平穏な日々を送っていたが、ある日教団の幹部に呼び出される。その幹部は、教祖が本当に神であるか確かめるために教祖を殺していた。そして、教祖の死体をバラバラにするのをスケッチしろと言われた河原崎は、渋々スケッチを始める。しかしながら、河原崎はその死体が教祖ではないことに気づく。

その幹部は、最近世間から騒がれなくなった教祖をもう一度注目させるため、教祖を殺したふりをして、教祖が蘇るという奇跡を起こそうとしていたのだった。それに怒った河原崎は、その幹部を殺してしまい、2つの死体の処分をしなければならなくなる。次の日、死体を処理しようと家を出ると、黒澤という男とすれ違う。

映画『ラッシュライフ』のあらすじ【承】

黒澤は、空き巣で生計を立てているプロの泥棒である。高級なマンションなどに侵入しては、数万円の現金を盗み、素早くその場を去って行く。ある日、黒澤がいつものように盗みをしていると、そこに1人の男が現れる。その佐々岡という男も、その家から盗みを働こうと侵入した泥棒であった。

偶然にも黒澤と佐々岡は大学時代の友人であり、大手の戸田画廊に就職したはずの佐々岡が、泥棒をしていることに驚きを隠せない様子であった。佐々岡に泥棒をしている経緯を聞くと、独立に失敗したあげく、妻から離婚を言い渡されたのだと言う。

佐々岡の話を聞いた黒澤は、おもむろに金庫から金を取り出し、佐々岡に渡した。なんと佐々岡が侵入した家は黒澤の家だったのである。金を受け取った佐々岡は、悩んでいた妻との離婚に同意することを決め、妻に電話をかけた。

カウンセラーの仕事をしている佐々岡の妻京子は、あれだけ離婚を渋っていた夫が突然離婚を承諾したことに驚いていた。京子はカウンセラーの患者青山と不倫関係になっており、青山と結婚するために夫の佐々岡と、青山の妻を殺害しようと計画していた。しかしながら、佐々岡から離婚を同意してもらったため、佐々岡を殺す必要がなくなった。

映画『ラッシュライフ』のあらすじ【転】

京子は青山の妻を殺害するために、拳銃を購入し、駅のコインロッカーに届けてもらった。その拳銃を回収する途中、京子はコインロッカーの鍵を落としてしまうのであった。拳銃を手に入れることができなかった京子であったが、青山の妻を殺害するために、青山と共に車で別荘に向かった。

別荘に向かって車を運転していたところ、青山は人を撥ねてしまう。その死体を隠すために、青山と京子は車のトランクに隠した。何度か死体がトランクから転げ落ちるというトラブルがあり、その後死体を確認してみると、綺麗な状態であるはずの死体がバラバラになっており、2人は驚きを隠せない様子であった。

ようやく別荘に到着した青山と京子であったが、今度はトランクにあるはずの死体が歩き始めたことで、京子は失神してしまう。トランクの中には青山の妻がおり、歩き出した死体と思われたものは青山の妻であった。青山は妻と共に京子を殺そうと企んでいた。また、ずっとトランクに隠れていた青山の妻によると、トランクの中の死体を交換した人物がいたことが発覚する。そのため、トランクの死体がバラバラ死体にすり替わった。

実はこの死体をすり替えた人物は、河原崎であった。河原崎は、殺してしまった教団の幹部の死体処理しようとしていたところ、青山の運転する車に轢かれ、青山は幹部の死体をトランクに入れた。その後河原崎は、幹部の死体を回収しに青山を追跡し、トランクから死体を回収したものの、幹部がバラバラにしていた死体をトランクに置いてしまったのであった。

映画『ラッシュライフ』の結末・ラスト(ネタバレ)

会社をリストラされた豊田は、再就職先が見つからず途方に暮れていた。そんな時、とあるコインロッカーの鍵を拾った豊田は、そのロッカーを開けてみる。するとそこには、京子が購入した拳銃が入っていた。

豊田は、その拳銃を使って自殺を図ろうとするが、思いとどまり、自分をリストラした会社の常務に復讐をしようとする。その常務は、戸田という男と料亭で会っていた。戸田画廊を営む戸田という男は、金と権力に物を言わせ、ソナという女性画家に肉体関係を強要するような男であった。

そんな戸田に軽くあしらわれる常務の姿を見た豊田は、常務に復讐する気がなくなってしまう。その後、途方に暮れていた豊田のもとに戸田がやって来る。戸田は、その時ソナと賭けをしていた。金で買えないものはないと戸田が証明できたら、ソナは戸田と肉体関係を持たなければならず、もし証明できなかったらソナは自由の身になることになっていた。

戸田は、豊田に大切な物をくれれば仕事も金も与えると言ったが、豊田はその申し出を断り、これからの人生は自分で決断していくと心に誓い、その場から離れていく。賭けに勝ったソナは戸田から解放され、自由の身になったのであった。

映画『ラッシュライフ』の感想・評価・レビュー

独立していたと思われていた複数の話が、互いに交わることでストーリーが展開していく。原作の小説では、それぞれのストーリーの関係が分かっていくことで、スッキリと分かりやすい展開になっているが、実写映画では少々分かりづらくなってしまっている。それぞれのストーリーで監督が異なっているため、理解しづらい内容になってしまっているように感じた。しかしながら、複数人が監督をするというのは、珍しいスタイルであり、観てみる価値はあるかもしれない。(MIHOシネマ編集部)

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