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映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』の概要:エルム街に越してきた高校生のジェシーは、悪夢にうなされる。鉄の爪の男フレディが夢に現れ、体を乗っ取ろうとしていたのだ。次々と起こる不可解な惨殺事件。果たしてジェシーは、フレディの凶行を止めることができるのか。

映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』の作品情報

エルム街の悪夢2 フレディの復讐

製作年:1985年
上映時間:86分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:ジャック・ショルダー
キャスト:マーク・パットン、キム・マイヤーズ、クルー・ギャラガー、ホープ・ラング etc

映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』の登場人物(キャスト)

フレディ・クルーガー(ロバート・イングランド)
人の夢の中に現れて殺し、現実でも殺す殺人鬼。顔は焼けただれ、鉄の爪を伸ばし、人々を容赦なく切り裂いていく。エルム街に引っ越してきたジェシーの体に乗っ取り、殺人を繰り返す。
ジェシー(マーク・パットン)
エルム街に越してきた高校生。夜な夜なフレディが夢に現れ、眠れない日々を過ごす。ある日、学校のコーチが惨殺される事件が起き、自分の体がフレディに取りつかれていることに気づく。
リサ(キム・マイヤーズ)
ジェシーを懸命に助けようとするガールフレンド。フレディの姿となったジェシーに立ち向かう。
ロン(ロバート・ラスラー)
ジェシーの同級生。ジェシーが話すフレディの存在を信じようとせず、彼を自宅に泊めてしまう。
コーチ(マーシャル・ベル)
ジェシーが通う高校のコーチ。ジェシーに対して執拗に体罰をしたせいで、フレディを刺激する。

映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』のあらすじ【起】

エルム街を走るスクールバス。ジェシーと高校生を乗せ、暴走を始める。辺りが突如、地獄のような風景に代わり、鉄の爪の男が現れた。

翌朝。ジェシーは叫び声を上げて目が覚める。バスでの出来事は夢だったのだ。ジェシーは気を取り直して、恋人のリサと学校に向かった。

野球の試合中にけんかをしたジェシーは、コーチに叱られ、同級生のロンとともに腕立て伏せをさせられる。ロンはジェシーが住む家について、過去に起きた事件の話をした。ジェラシーの家には女の子が住んでいたが、ボーイフレンドが殺されるところを目撃し、気が狂ったというのだ。それ以来、ずっと空き家だったという。

その日の夜。ジェシーはまた悪夢を見た。鉄の爪の男・フレディが現れて、ジェシーに告げる。「お前は俺とひとつになるのだ」と。

ジェシーの家をリサが訪れ、クロゼットの奥から赤いノートを見つける。以前住んでいた女の子が書いたもので、フレディのことが書かれていた。

その夜、またしても夢にフレディが現れる。ジェシーに鉄の爪の手袋を差し出し、はめろと脅す。恐怖で目が覚めると、目の前には鉄の爪が残されていた。

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映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』のあらすじ【承】

ジェシーは家族とともに家にいると、飼っていた鳥が突然かごから飛び出した。父は追い払おうとするが、鳥は家族に攻撃を続け、最後は発火し死んでしまう。この異様な現象に、父はお前のせいだとジェシーを責めた。

その夜。ジェシーは眠ってはいけないと思い、家を出た。バーにいるところをコーチに見つかり、学校に連れて行かれて体育館で罰を受ける。

コーチは倉庫で怪奇現象に襲われた。ボールが次々とコーチに向けて飛び出した後、ロープが体に巻き付いてシャワー室まで引きずり込まれ、水道管に吊り下げられた。次の瞬間、湯気の中からフレディの姿になったジェシーが現れる。仕返しとばかりに鋭い爪を振りかざし、コーチを切り裂き始めた。

ジェシーは朦朧とした状態で帰宅。父は麻薬をやっているのでは?と疑う。

その朝、コーチの惨殺死体が発見される。ジェシーは自分の体に異変が起きていることを確信した。

映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』のあらすじ【転】

リサはジェシーを町外れにある廃工場に連れて行った。そこはかつて、フレディが働いていた工場。フレディは20人の子どもを誘拐して惨殺するという事件を起こしていたのだ。解決の糸口になればと思ったが、工場内にフレディの気配は感じられなかった。

その夜。ジェシーの手が鉄の爪に変形する。妹を襲いそうになるところだったが、なんとか踏み留まった。

明くる日、リサの家でパーティが開催された。プールのある広い庭に同級生たちが集まり、バーベキューをして大盛り上がり。ジェシーも呼ばれたが、途中で出て行った。

ジェシーは友人ロンの家を訪問し、コーチを殺してしまったのは自分だと明かした。今夜は眠らずに見張ってくれと頼むが、ロンは眠ってしまった。ついに、ジェシーの全身がフレディに変化する。まるで脱皮をするように、ジェシーの体からフレディの肉体が出現。異形を目の当たりにしたロンは必死に逃げるが、フレディに切り裂かれてしまう。

ジェシーが鏡を見ると、完全にフレディになった自分の姿があった。

映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』の結末・ラスト(ネタバレ)

血まみれになったジェシーは、リサの家に戻り、ロンも殺してしまったと告白する。リサは彼に、心の中でフレディと戦うよう説得するが、再び変身してしまった。

リサはフレディと対決する。圧倒的な力でリサを襲うフレディだったが、ジェシーの意識が一瞬戻る。「ぼくを殺して」という訴えに、リサは躊躇した。フレディは庭へ飛び出して暴れ始め、パーティ客を襲ってプールは血の海と化した。しかしフレディはリサに気づくと、その場を去ってしまった。

フレディは廃工場にいるとリサは確信した。工場の入口には人面犬が吠え、異様な雰囲気に包まれていた。フレディは怪奇現象を起こしてリサを追い詰めるが、心を落ち着ければ幻覚は消えることに気づいたリサは、フレディの攻撃をかわした。するとフレディの中で変化が起きる。ジェシーが激しく抵抗し、目の色が元に戻った。リサが口づけをすると、フレディの体が燃え始めた。燃え尽きた残骸の下から、ジェシーの体が現れた。

後日。元の体を取り戻したジェシーは、リサたちとスクールバスに乗車。しかし、バスは進路を逸れる。車内にフレディが現れると、バスは荒野へと走り去って行った。

映画『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』の感想・評価・レビュー

1985年は今のような映像技術がないものの、手作りの演出には味がある。ジェシーの抜け殻から姿を現すシーンは、目を逸らしたくなるほどおどろおどろしい。毎夜のように主人公の夢に現れて、じわじわと追い詰めていくフレディの恐怖は、ほかのシリーズと同様に引き込まれてしまう。終わったようで終わっていないラストも、期待通りの恐怖感で締めくくられる。エルム街シリーズの初期を見るなら、外せない作品だ。(MIHOシネマ編集部)


夢の中に現れる鉤爪の殺人鬼「フレディ」のホラー作品『エルム街の悪夢』。シリーズ2作目である今作は、フレディが人間の身体を乗っ取るという1作目のストーリーとは全く違う展開でした。
美少年の主人公の身体を乗っ取りたいフレディは「俺とお前はひとつになるのだ。」と言って現実世界に出てきます。「夢の中の殺人鬼」と言うシナリオが好きだった私は、少し残念に感じてしまいました。
1とは関係なく、単体として見ると楽しめると思います。(女性 30代)

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次作 エルム街の悪夢3 惨劇の館
前作 エルム街の悪夢

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