映画『アメリカン・サマー・ストーリー』の概要:卒業を目前に控えた男子高校生たちが初体験をするまでを描いた青春コメディ『アメリカン・パイ』の続編。今作では、大学生となった主人公たちが夏休みを共に過ごす姿を過激な下ネタ満載で描く。
映画『アメリカン・サマー・ストーリー』の作品情報
上映時間:105分
ジャンル:コメディ、青春
監督:ジェームズ・B・ロジャーズ
キャスト:ジェイソン・ビッグス、シャノン・エリザベス、アリソン・ハニガン、クリス・クライン etc
映画『アメリカン・サマー・ストーリー』の登場人物(キャスト)
- ジム(ジェイソン・ビッグス)
- おっちょこちょいで、恥ずかしい失敗ばかり重ねている。高校時代からの憧れの女性と結ばれたいと思っているが、セックスの腕に自信が持てずにいる。
- ミシェル(アリソン・ハニガン)
- ジムの初体験の相手で、フルート奏者。ジムが憧れの女性と結ばれるために手ほどき役を引き受けるが、密かにジムに思いを寄せるようになる。
- スティフラー(ショーン・ウィリアム・スコット)
- パーティーが大好きで、口を開くと下品なことしか言わない。女性に対しても失礼な接し方をしており、仲間からも少し距離を置かれている。
- オズ(クリス・クライン)
- 仲間うちで一番の二枚目で、女性からも人気がある。しかし高校時代からの彼女への思いを貫いている。
- ケビン(トーマス・イアン・ニコラス)
- 元彼女への思いを断ち切れずにおり、寄りを戻したいと願っている。貸別荘で一夏を過ごすことを発案する。
- フィンチ(エディ・ケイ・トーマス)
- 高校時代に関係を持ったスティフラーのママを絶対的な存在としてあがめている。そのためにスティフラーとは微妙な間柄になっている。
映画『アメリカン・サマー・ストーリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アメリカン・サマー・ストーリー』のあらすじ【起】
ジムは夏休みを前に寮で女友達とセックスをしようとする。しかし、自分が相手を満足させられるか自信がないジムは、ぎこちなくなってしまう。そこにジムや女友達の家族が寮の部屋に入って来て、ジムは気まずい思いをする。
ジムが自宅に戻ると、高校時代の憧れの女性から夏休みに会いに来るとの連絡がある。外出したジムは、オズやケビン、フィンチとの再会を果たす。皆はスティフラーの家で開かれたパーティーに参加する。彼女が夏休みの間に海外留学することになったオズは空港に見送りに行ってから、パーティーに合流する。ケビンはパーティーで元彼女に挨拶を交わす。しかし、ケビンが未練を引きずっているため、2人の間には気まずい空気が流れてしまう。フィンチはスティフラーのママの部屋で高校時代にママと関係を持った時を思い出す。しかし、警察が入ってきてパーティーはお開きとなる。
ケビンは仲間と集まっても昔のように楽しめないことを兄に相談する。そして、湖のほとりの別荘を借りて夏中パーティーを楽しむことを思いつく。
映画『アメリカン・サマー・ストーリー』のあらすじ【承】
貸別荘に着いた5人は家賃を稼ぐために、ペンキ塗りのバイトすることになる。フィンチは精力を高めるためのタントラを始める。ジムは憧れの女性との再会を前にセックスが下手なことが心配になる。実際にどうかを確認するために初体験の相手であるミシェルに会いに行く。ミシェルは音楽団の合宿に参加していた。ミシェルはジムのセックスが下手だったと素直に答える。そして手ほどきを申し出る。ジムがミシェルを待っていると、教員にトロンボーン奏者だと勘違いされて、ステージに上げられる。ジムはでたらめな演奏で赤恥をかきながらもその場をやり過ごす。
5人は別荘でパーティーを開くが、女の子があまり集まらずしらけてしまう。ケビンは元彼女が大学で他の男と関係を持っていたことを知り、動揺する。2人は友人として遊ぶ約束をし、ケビンは復縁を期待してしまう。一方、オズは海外留学中の彼女と電話し、テレホンセックスをしようとする。しかし、スティフラーに盗み聞きされて台無しになる。
映画『アメリカン・サマー・ストーリー』のあらすじ【転】
スティフラーが誰かと電話しているのを聞いて、フィンチはスティフラーのママが会いに来ると思い込む。ジムは再びミシェルに会いに行く。ジムはミシェルになぜ自分を捨てたのかと聞き、ミシェルは愛がある振りをされるのが嫌だったと説明する。ジムは自分がそんな男ではないと説明する。ミシェルはジムの特訓に協力することになり、キスの仕方などを教える。
ジムは潤滑油を使って自慰行為をしようとして、誤って瞬間接着剤を手につけてしまう。そのために下半身から手が離れなくなってしまい、救急車で病院に行く羽目になる。そして、ジムは医者からしばらく性行為を禁止される。
スティフラーが誰かを迎えに行くが、現れたのがスティフラーの弟でフィンチは失望する。ジムが部屋に戻ると高校時代の憧れの女性が予定よりも早く姿を現していた。まだ治療中のジムはミシェルに一芝居打ってもらい、2人が付き合っている振りをして時間稼ぎをする。そして憧れの女性には週末のパーティーまで別荘に滞在してもらう。
映画『アメリカン・サマー・ストーリー』の結末・ラスト(ネタバレ)
パーティー当日、ミシェルとジムはケンカ別れをした振りをし、その様子を憧れの女性に目撃させる。ミシェルは車に乗って去るが、悲しい気持ちになる。パーティーが始まり、ケビンは元彼女が新しい彼氏と来ているのを見て落ち込む。しかし、ジムたちに励まされて変化を受け入れる覚悟をし、ようやく元彼女との友達関係を築くことにする。ジムは憧れの女性と灯台まで散歩し、良い雰囲気となる。しかし、その途中でジムは自分がミシェルのことが好きなことに気付く。オズの彼女が留学から戻ってきて、パーティーに参加する。
ジムはミシェルを迎えに行くことにする。ミシェルはフルートのソロを演奏しているところで、ジムはトロンボーンを吹きながらステージに上がる。2人は抱き合ってキスを交わし、会場の拍手を浴びる。2人はそのままパーティーに戻り、仲間達はそれぞれに最高の夜を過ごす。
一夜明け、ジム達が別荘を引き払うために荷造りをしていると、一台の車がやって来る。運転していたのはスティフラーのママだった。フィンチは大喜びで助手席に乗り込む。ジムやオズ、ケビンはそのことをスティフラーには内緒にしておく。
映画『アメリカン・サマー・ストーリー』の感想・評価・レビュー
下ネタをふんだんに盛り込んで話題になった『アメリカン・パイ』の続編ということで、前作にも負けない過激描写が登場する。特に体を張った演技を披露するジェイソン・ビッグスには脱帽ものだ。こうしたアメリカン・ジョーク好きには、抱腹絶倒間違いなしの作品に仕上がっている。第4作まで作られており、主人公達が高校生から社会人になるまでの成長過程を楽しむことができるのも今シリーズの魅力だ。(MIHOシネマ編集部)
「初体験」を夢見る青年たちのおバカな青春を描いた大ヒット作品『アメリカン・パイ』の続編である今作。前作で高校生だったおバカな男子たちは大学生になり、夏休みを仲間と過ごすため地元に戻ってくるストーリー。
今作も下ネタ満載の本当におバカすぎるお話。下品なシーンも笑えてしまうほど振り切っています。男の子たちはこういうふざけ合った思い出をずっと大事にして、ずっと親友でいるんだろうなと少しほっこりしてしまいました。
このあとの続編もあるのでぜひ見てほしい作品です。(女性 30代)
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