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映画『スノー・ロワイヤル』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『スノー・ロワイヤル』の概要:ロッキー山脈の近くで除雪業を営むネルズは、模範市民として表彰されるほど勤勉だったが、息子をギャングに殺されたことで復讐の鬼と化した。ギャングの一味を次々に殺害すると、事態は思わぬ方向に向かい始める。

映画『スノー・ロワイヤル』の作品情報

スノー・ロワイヤル

製作年:2019年
上映時間:119分
ジャンル:アクション、コメディ、サスペンス
監督:ハンス・ペテル・モランド
キャスト:リーアム・ニーソン、ローラ・ダーン、トム・ベイトマン、トム・ジャクソン etc

映画『スノー・ロワイヤル』の登場人物(キャスト)

ネルソン・コックスマン / ネルズ(リーアム・ニーソン)
豪雪地帯の町で除雪業を営む模範市民。家族と幸せに暮らしていたが、ある日息子を殺害されたことで、復讐の鬼となる。
バイキング(トム・ベイトマン)
薬物の密売をするギャングのボス。先住民のギャング、ホワイトブルとは領域を侵さない契約を結んでいたが、勘違いでホワイトブルの息子を殺害する。
ホワイトブル(トム・ジャクソン)
先住民のギャングのボス。バイキングが契約を破って息子を殺したことを恨み、復讐のため彼の息子を誘拐しようとする。
キム(エミー・ロッサム)
キーホーの町の巡査。今回の事件はギャングの縄張り争いだと推理する。
グレース・コックスマン(ローラ・ダーン)
ネルズの妻。夫と息子と一緒に幸せに過ごしていた。息子を殺されて以来無口になり、家を出ていく。
ブロック・コックスマン / ウィングマン(ウィリアム・フォーサイス)
ネルズの弟。バイキングの父親の時代に、手下として雇われていた。アジア系の妻がいる。

映画『スノー・ロワイヤル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スノー・ロワイヤル』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スノー・ロワイヤル』のあらすじ【起】

コロラド州の豪雪地帯キーホーで除雪業を営むネルズは、長年の功績を称えられ、模範市民賞を受賞する。妻のグレースと共に式典に出席し、慣れないスピーチをした。翌日、空港で働いていた息子が遺体で発見される。体内からは薬物も検出。二人は息子が薬物をやるわけがないと主張した。

あまりのショックで自殺を考えていたネルズの元に、息子の友人が現れる。売人からコカインを盗み追われていた彼は、息子は巻き添えに遭って殺されたのだと言った。

ネルズは復讐を決意。息子の殺害に関わった男、スピードに会うためクラブへ行き、年齢からは想像できないパンチ力でスピードを殴打した。命令したのはリンボーだと白状させると、スピードを絞殺。遺体を金網で巻いて滝に捨てた。ネルズはリンボーの店へ行くが、すぐに怪しまれて撃ち合いになる。息子を殺したのはサンタだと聞き出すと、リンボーも殺害し、金網で巻いて滝に捨てるのだった。

彼らのボスは、この地域で薬物を密売するギャングの親玉、バイキングだった。彼は妻と別居し、息子のライアンを交替で育てている。息子は父と違って温厚で、いじめっ子に殴られても殴り返さない。クラシックを好む少年だ。

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映画『スノー・ロワイヤル』のあらすじ【承】

ネルズはサンタの車を見つけると、除雪車で追跡。車を停車させて殴るが白状しないため銃殺する。スーツケースに入っていた大量のコカインを捨てて、遺体を滝に落とした。

息子が死んでから塞ぎ込んでいた妻のグレースは、何も言わず家出した。ネルズは弟を訪問。彼は以前ウィングマンという呼び名で、バイキングの父親の元で働いていた過去があった。ネルズは弟に、バイキングの手下3人を殺したことを告白。遺体を金網で巻いたのは、魚が食べて浮き上がらないためだと話した。

バイキングは3人の部下とコカインが消えたのは、先住民ギャング、ホワイトブルの仕業だと勘違いし、ホワイトブルの息子を拉致した。暴行して銃殺し、遺体を道路標識に吊るすと、遺体を見たホワイトブルは激しく憤る。警察のキム巡査は縄張り争いだと推理した。

ネルズは弟から、バイキングを殺すならエスキモーという殺し屋を使えと紹介される。9万ドルで契約したエスキモーは、玄関から堂々とバイキングを訪問。依頼人の名前を同額で売ろうとした。コックスマンという名前を聞いたバイキングは、依頼人を裏切ったことを非難してエスキモーを殺害した。

映画『スノー・ロワイヤル』のあらすじ【転】

バイキングがウィングマンの家を訪問して脅そうとしたが、癌を患っていて死を恐れず、先代に恨みもあったことから、決して口を割らなかった。ウィングマンは何も話すことなく殺される。

ホワイトブルとバイキングは、30年前に互いの領域を侵さない約束を交わしていた。息子を殺されたホワイトブルは、今回の件を契約違反だとして許す訳にはいかないと考え、血には血を、息子には息子を、と復讐を誓った。

キム巡査はこの縄張り争いを機に、町から麻薬組織が無くなることを期待した。ネルズの家を訪問するが、彼はすぐにキムを追い返した。

トレバーは部下を射殺し、息子を殺した男を始末したから許してくれと、首をホワイトブルに配達した。ホワイトブルは、「息子には息子だ」と言って配達人を射殺し、ライアンの誘拐を企てることにした。しかし、ネルズが先回りして、下校するライアンを誘拐した。バイキングは息子を誘拐したのはホワイトブルの仕業だと思い込んだ。

映画『スノー・ロワイヤル』の結末・ラスト(ネタバレ)

ネルズは誘拐したライアンを自宅に入れ、卵料理を作って食べさせた。寝る前に本を読んでくれとせがまれて、除雪車のカタログを読み聞かせる。ライアンは除雪車に興味津々で、乗せてくれとお願いした。

学校の用務員がバイキングを訪れ、誘拐したのはネルズだと通報。バイキングはネルズの自宅に突撃するが、誰もいなかった。その頃ネルズは、ライアンを除雪車に乗せ、楽しそうに除雪作業をしていた。バイキングは部下を連れてネルズの会社に向かうが、部下の一人が裏切り、行き先をホワイトブルに教えた。

ネルズはバイキングの一行が集結するのを見て銃を構えたが、見つかって捕らえられる。そこにホワイトブルの一行が現れて、銃撃戦が始まった。銃撃をかわしたネルズはホワイトブルの手助けをし、バイキングを殺させた。激しい撃ち合いの結果、双方ほぼ全滅した。

キム巡査は十数人の遺体を確認。ライアンは楽しそうに除雪車に乗っている。ネルズは除雪作業を再開し、除雪車に隠れていたホワイトブルは勤勉に働く彼を見て、構えていた銃を手放すのだった。

映画『スノー・ロワイヤル』の感想・評価・レビュー

ノルウェー映画「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」をハリウッドでリメイクしたもの。主人公のリーアム・ニーソンは、年を取ってもアクションは健在だ。息子を殺されたリベンジのはずが、勘違いでギャングの縄張り争いに発展する。ブラックユーモアが散りばめられ、思わずクスッと笑ってしまう。豪雪地帯のダイナミックな風景、なんでものみ込んでしまう大きな滝、豪快な除雪作業など、スケールの大きさも見どころ。(MIHOシネマ編集部)


本作は、模範市民として表彰されるほど勤勉な除雪作業員のネルズが、ギャングに息子を殺され復讐の鬼と化する姿を描いたコメディーサスペンス作品。
息子を殺害したギャングたちを次々と躊躇なく始末していくネルズの手さばきの良さは爽快だった。
そして、マフィア間の戦いも含めるとかなりの死者が出るが、死者が出る度に毎回その人物に名前やニックネームのテロップが出るというブラックユーモア満載の描写に不覚にも笑ってしまった。(女性 20代)


思っていたストーリーと違いすぎて、めちゃくちゃ笑いながら見てしまいました。家族のために命をかけたり復讐するパパの役はやっぱりリーアム・ニーソンが最高です。
寡黙で真面目なキャラクターを演じることの多い彼ですが、今作でも序盤はそうなんです。模範市民として表彰されたりして。しかし、息子を殺されてからの復讐劇がかなりヤバくて、更にそこからギャングの抗争に巻き込まれてしまうのでどんどん予想外の展開になって行くのが本当に面白かったです。
もっと緊張感のあるストーリーだと思っていたので意外でしたが、終始楽しんで見られました。(女性 30代)

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