12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』
スポンサーリンク
スポンサーリンク

映画『ステップ・シスターズ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ステップ・シスターズ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ステップ・シスターズ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ステップ・シスターズ』の結末までのストーリー
  • 『ステップ・シスターズ』を見た感想・レビュー
  • 『ステップ・シスターズ』を見た人におすすめの映画5選

映画『ステップ・シスターズ』の作品情報

ステップ・シスターズ

製作年:2018年
上映時間:108分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ、青春
監督:チャールズ・ストーン三世
キャスト:メガリン・エキカンウォーク、リンドン・スミス、イーデン・シェール、シェリル・リー・ラルフ etc

映画『ステップ・シスターズ』の登場人物(キャスト)

ジャミラ(メガリン・エキカンウォーク)
完璧主義の大学生。学生課でバイトをしながら、ハーバード大学の入学を目標にしている。黒人である証としてシータというソロリティに所属しているが、SBBのコーチを請け負うことで、人生を見つめ直す。
ベス(イーデン・シェール)
ジャミラの親友。肌の色を気にせずに友人を選び、天性の明るさの持ち主なので回りも元気にさせる存在。
アンバー(アレッサンドラ・トーレソン)
SBBで一番能天気にみえるが、実は苦労人。大事なシーンで寝坊するなど、抜けている部分も多いがメンバーから信用されている。
リビー(ゲイジ・ゴライトリー)
SBBの資金源。大金持ちの令嬢で、開放的な性格。人目を気にしないことから、問題を起こしてしまいSBBを活動休止に追いやってしまう。
アイシャ(ナトゥーリ・ノートン)
シータのメンバー。リーダーだったジャミラのサポート役だったため、裏切られたことを誰より怒っていた。シータの新リーダーとして、チームを引っ張っている。

映画『ステップ・シスターズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ステップ・シスターズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ステップ・シスターズ』のあらすじ【起】

大学のキャンパスでダンスを披露するシータというチームのメンバー達。リーダーであるジャミラは新入りのシリルに厳しい言葉を浴びせる。そんなジャミラには夕食を作って待っていてくれる優しい恋人・ディンがいる。二人は共にハーバード大学に行くつもりで、ディンは一足早く入学を決めていた。ジャミラは卒業生である両親のコネを使って入学できると思っていたが、母親から平均4.0以上の成績を取らないと推薦状を書かないと厳しい条件を提示されるのだった。

ピリピリとしたジャミラを見兼ねて、ベスは白人のソロリティであるSBBのパーティーに誘いだした。異性へのあたりが強いアンバー、人前でも気にせずイチャイチャするお嬢様のリビー。黒人とは仲良くしないという黒人のサンドラ、プライドがエベレスト級で口の悪いダニエル、と個性豊かなメンバーが揃っていた。パーティーも終盤を迎え、茂みでリビーがセックスしていることに注目が集まってしまうのだった。

リビーの動画はあっという間に拡散され、SBBは活動休止に追い込まれてしまった。さらに大学の学生課でバイトしているジャミラにしわ寄せがいき、SBBのイメージアップを図るよう指示されてしまうのだった。学生部長の提案は、シータが取り組んでいるステッピングという黒人のダンスを教えて欲しいというものだった。交換条件として、成功したあかつきには学生部長が推薦状をくれるという条件を提示された。

シータのメンバーには相談しづらいジャミラだったが、進学がかかっているため応じないわけにはいかなかった。

映画『ステップ・シスターズ』のあらすじ【承】

SBBのメンバーにチャリティーのステップショーに出場すれば活動休止を免れると話に行ったジャミラ。ステッピングに取り組むためにはいくつかの規律があることを伝え、一つ目の平日の飲酒は禁止と提示した段階でSBBのメンバーは逃げ出すのだった。

SBBのメンバーは街の笑いものだった。買い物に出ただけでも恥ずかしい思いをしたダニエルは、ジャミラの家を訪問し「明日からやるわ」と言い去っていくのだった。

翌朝からステッピングの練習は始まった。団結が何よりの鍵になるというジャミラの言葉に反抗心丸出しのダニエル。踊ってみてというジャミラの前で、各々が思うダンスをするメンバー達。しかし、ステッピングとは程遠く基本のステップもままならない状態で初日は終わった。休息のためキッチンに向かったジャミラは、ダニエルの弟・ケヴィンと出会うのだった。

SBBのメンバーのやる気を起こすために、ジャミラは公民館で奉仕活動をする女の子2人を連れて練習に臨んだ。作戦は見事成功。遊び感覚で基本に触れることができた。しかし、衣装を用意するために予算を聞いたジャミラ。SBBの基本資金はリビーの父親にもらった小遣いで賄われていると知ったジャミラはカラオケナイトなどイベントをしようと提案するのだった。

ジャミラはケヴィンに手伝ってもらい、ステッピングの練習スペースを確保した。相変わらず喧嘩は絶えないものの、少しずつ上達するSBBのメンバー。しかしベスとランニング中にシータのメンバーと遭遇してしまったジャミラは、ステッピングを教えていることは隠し通そうと必死になるのだった。

大学内でも白人のステッピングは話題になっていた。カラオケナイトはケヴィンの提案で生バンドを導入し、大成功に終わる。見事に3000ドルもの資金を調達したが、ジャミラはダニエルからケヴィンには手を出さないようにくぎを刺されるのだった。

本番を前に、気合が足りないSBBのメンバーに一喝入れようと、ジャミラは助人を用意していた。腹の底から声を出すレッスンを終えたメンバーは、気合十分に仕上がった。

映画『ステップ・シスターズ』のあらすじ【転】

チャリティー当日。マスコミを入れていた学生部長は、失敗すれば終わりだと脅しをかけてきた。シータの活動をできていなかったジャミラに嫌味をぶつけるアイシャ。この時もジャミラはSBBにステッピングを教えていることを言えず別れてしまうのだった。

シータのステージを見て圧倒されるSBBのメンバー達。出番を直前にアンバーは到着していなかった。何とか中盤までは乗り越えたところで、途中合流したアンバー。そこから立て直すことができず、最後は好き勝手に踊るという悲惨なステージを見せつけてしまうのだった。

不出来なステージにご立腹の学生部長は活動休止を再度宣言した。落胆したジャミラは家に帰ろうとしたが、「文化泥棒に加担したうえに逃げるのか?」とディンに煽られてしまう。自分の気持ちをわかってくれないディンとの別れを決断したジャミラは、もう一度SBBのメンバーと向かい合うことにした。

反省会とかねてバーで飲み明かすSBBのメンバー達。責任転嫁し合うメンバーを見て、ダニエルにメンバーの選出理由を聞き出したジャミラ。実はダニエルはメンバーの良いところをたくさん知っていて、初めて素直に言葉にした。メンバーは一致団結し、ステッピングの地区大会で優勝することを目標に掲げるのだった。しかしアンバーは飲み明かさずバーを出ようとする。携帯を鞄に仕込んだジャミラは、後をつけるとストリップ劇場にたどり着いた。実は誰にも言えずにアンバーはバイトをしていたのだった。

ケヴィンにデートに誘われ、白人のパーティーに参加したジャミラ。イメージを保とうと力むジャミラにケヴィンは欲しい言葉をかけてくれた。ようやく素直になったジャミラはケヴィンと付き合い始めることにした。

アイシャに緊急だと呼びされたジャミラ。そこには母親もいて、ソロリティを裏切ったことや嘘をついていたことを責められてしまうのだった。シータのメンバーをクビにされたジャミラ。さらに学生部長にSBBのパーティーの写真が届いており、職員としての仕事も「首になってしまうのだった。

映画『ステップ・シスターズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

大会を10日前に控え、落胆したジャミラはSBBのコーチを辞めたいと伝えに向かった。ハーバードの推薦状を引き換えにコーチを請け負っていたと知ったメンバーは激怒し、責め立てた。さらにサンドラは、入学時にシータの面接を受けたが偏見で受け入れていなかったことを話す。立て続けにケヴィンからも何がしたいかわからないと言われ落ち込むジャミラ。逃げ出そうとしたジャミラの前に現れたダニエルは、自分が写真を送ったことを告白し戻ってきてほしいと懇願するのだった。

ジャミラは心を入れ替え、アイシャに嘘とついたことの謝罪と別れを告げた。ベスからのメッセージで勇気をもらったジャミラはSBBのメンバーに会いに行く。浮かない表情のメンバーはジャミラが戻ってきたことで活気を取り戻すのだった。サンドラとの確執やケヴィンとのわだかまりも解消され、地区大会を迎えるのであった。

地区大会にはシータも参加していた。熱量に圧倒されたSBBのメンバー達だが、ジャミラの喝が利きステージでは最高のパフォーマンスを見せつけるのだった。結果発表を迎え、1位の栄光と賞金はシータが取ってしまった。アイシャが写真を撮ろうと司会者に近寄ると「白人に2位は渡せない」とスコアを操作したことを告白する。本当のスコアだとSBBは2位を獲得していたのだ。正しいことをすると宣言したアイシャは賞金を折半することを誓い、2つのチームは抱きしめ合うのだった。

地元紙ではジャミラはSBBを変え公民館の救世主だと取り上げられた。両親は自由なジャミラを受け入れることにする。夢のハーバード入学は取りやめ、ジャミラは公民館で働くことにするのだった。地区大会後、SBBとシータは一緒に踊り明かす仲となった。

映画『ステップ・シスターズ』の感想・評価・レビュー

冒頭の音楽の使い方から胸躍る一作であった。核となる肌の色の境界線は、この作品が制作された2017年も30年前もたいして変わっていないのかもしれない。根深い意識の問題を取り上げつつも大変軽やかな108分。友情だけではなく、恋愛模様もたっぷりと楽しめる展開である。素直に笑って、素直に感動するにはわかりやすくて人に進めやすい物語だった。Netflixで公開されているが、日本では劇場公開されていない作品も多く、配信のおかげ秀作に出会えることに感謝するばかりである。(MIHOシネマ編集部)


映画の中で差別について描かれると心がザワザワして物凄く複雑な気持ちになります。黒人が差別される作品が多いですが、今作は白人が黒人から…という珍しいものでした。
しかし、どんなやり方であれ見ている方は心穏やかでは無いしモヤモヤが残ります。作品全体的には明るい作りになっているし、ラストもハッピーな展開なので暗い気持ちにはなりませんが、今もなくならない文化がこのように描かれることがなんとも言えない気持ちになりました。(女性 30代)


主人公ジャミラが白人女子クラブを率いてステップダンスの大会に挑む姿は、単なるスポーツ青春もの以上の意味を持っていました。彼女自身のキャリアのために始めた指導が、次第に仲間意識や文化理解へとつながっていく展開は温かさがありました。大会での成功よりも、互いに偏見を乗り越えることこそが本作の真のゴールだったと感じます。ラストのダンスシーンは爽快で感動的でした。(20代 男性)


黒人文化であるステップを白人女子たちが習得するという構図は、最初は違和感がありましたが、映画が進むにつれて「カルチャーアプロプリエーション」と「文化交流」の間にある難しさを描いていて興味深かったです。彼女たちが単に真似をするのではなく、必死に学び、リスペクトを持って臨む姿が好印象。エンタメ性と社会的テーマが両立している良作でした。(30代 女性)


大学のクラブや奨学金問題といった現実的なテーマを背景にしながら、コミカルに物語を進めていくテンポの良さが気に入りました。ジャミラの野心や仲間との摩擦はよくある青春映画的展開ですが、「ステップダンス」という独自要素が他作品と差別化しています。クライマックスの大会での一致団結は予想通りながらも爽快感があり、観終わった後は前向きな気持ちになれました。(40代 男性)


主人公が自分の夢のためにクラブを利用するように見えて、途中から本当にチームを大切に思うようになる心境の変化が良かったです。白人女子たちが最初はぎこちない動きで笑いを誘い、徐々に本格的になっていく過程も面白く描かれていました。ステップダンスを通じて「違いを超えた友情」を築くという王道の流れが心地よかったです。(20代 女性)


この映画を観て一番印象に残ったのは、単なるダンスムービーではなく「文化の継承と誤解」を描いている点です。黒人文化の象徴であるステップを学ぶ白人クラブメンバーは、当初は冷やかし半分で見られますが、やがて真剣に取り組むことで周囲の見方も変わります。観客に「文化を尊重することとは何か」を考えさせるメッセージ性がありました。(50代 男性)


ジャミラがキャリアと自分のルーツの間で葛藤する姿に共感しました。奨学金や進学のために奔走しつつ、ステップを教えることで自分自身の誇りやアイデンティティを見つけ直す流れは、若者が観ても大人が観ても響くテーマだと思います。特に母親との会話シーンで、文化と未来のどちらも大切にできることに気づく場面には感動しました。(30代 男性)


ダンスシーンは迫力があり、特に大会のクライマックスは音楽と編集のテンポが最高でした。ただ、それ以上に印象に残ったのは、クラブメンバー同士が互いのバックグラウンドを理解しようとする姿勢。ステップが単なる演技ではなく「絆を深める手段」として描かれたことが素晴らしかったです。明るい青春映画として多くの人に薦められる作品です。(40代 女性)


正直、序盤はありがちな大学コメディだと思っていましたが、後半にかけてテーマ性が増し、ただの笑い話では終わらないところが好印象でした。白人クラブのメンバーがステップに本気で取り組む姿に次第に引き込まれ、彼女たちの成長と自信に胸が熱くなりました。偏見を超えた友情の物語として観ると、より深い余韻が残ります。(20代 男性)

映画『ステップ・シスターズ』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ステップ・シスターズ』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ピッチ・パーフェクト

この映画を一言で表すと?

個性豊かな女子たちがアカペラで世界を目指す、音楽と笑いの青春ムービー。

どんな話?

大学の女子アカペラチーム「バーデン・ベラズ」が、落ちこぼれから頂点を目指して奮闘する物語。最初はバラバラだったメンバーが、練習やステージを重ねて結束していく姿が描かれます。音楽、ユーモア、友情が詰まった青春ストーリーです。

ここがおすすめ!

多彩なキャラクターと圧巻のアカペラパフォーマンスが魅力。『ステップ・シスターズ』と同じくチームで困難を乗り越える熱さがあり、最後には大きな感動を与えます。音楽映画好きはもちろん、明るく元気をもらいたい人におすすめです。

チアーズ!

この映画を一言で表すと?

高校生たちが全米チア大会を目指す、エネルギッシュな青春スポーツ映画。

どんな話?

チアリーディング部のキャプテンが新しい仲間と共に、全米大会での優勝を目指すストーリー。恋愛やライバル関係、友情など、ティーン映画ならではの要素も盛り込まれ、最後は大舞台でのパフォーマンスにすべてが結実します。

ここがおすすめ!

笑いと熱さのバランスが絶妙で、まさに青春映画の王道。ステージに立つ緊張感や仲間との衝突と和解など、『ステップ・シスターズ』と重なるポイントも多く、観た後に爽快感が残る一本です。

ハニー

この映画を一言で表すと?

ストリートダンスに夢をかける女性の奮闘を描いた、情熱的なダンス映画。

どんな話?

ダンサーのハニーは振付師を夢見てニューヨークで奮闘します。困難に直面しながらも、ストリートの子どもたちと共に夢を叶えていく姿を描いた、感動的なダンスストーリー。音楽とダンスの力が前向きなエネルギーを与えてくれます。

ここがおすすめ!

ジェシカ・アルバ演じるハニーの情熱的な姿が印象的で、観る者に勇気を与えます。ダンスシーンの迫力はもちろん、仲間と共に成長する姿は『ステップ・シスターズ』を楽しんだ人に響くはずです。

セイブ・ザ・ラストダンス

この映画を一言で表すと?

クラシックバレエとヒップホップが融合する、異文化青春ラブストーリー。

どんな話?

バレエを学んでいた少女サラが、黒人青年デレクと出会い、ヒップホップの世界に踏み込みながら再び夢を追いかける物語。ダンスと恋愛、そして異文化交流を通じて成長する姿が描かれています。

ここがおすすめ!

異文化や価値観の違いを超えて絆を築いていく点が『ステップ・シスターズ』に通じます。ダンスの融合シーンは必見で、観る者を感動させること間違いなしです。

ストンプ・ザ・ヤード

この映画を一言で表すと?

ステップダンスで仲間と夢をつかむ、情熱あふれる青春ダンス映画。

どんな話?

兄を亡くした青年DJが大学に入り、ギリシャ系団体のステップダンスに挑戦。ライバルとの対決や仲間との絆を通して、自分の居場所と夢を見つけていくストーリーです。迫力あるステップパフォーマンスが物語を盛り上げます。

ここがおすすめ!

『ステップ・シスターズ』同様、ステップダンスが大きなテーマとなっており、ダンスシーンの熱量は圧巻。仲間と共に困難を超える姿は胸を熱くさせ、青春映画好きには外せない一作です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

影山みほをフォローする
コメディ映画ヒューマンドラマ映画青春映画

みんなの感想・レビュー