「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへの概要:パリ郊外のある高校で実際に取り組まれた授業の様子を映画化した一作。学校もお手上げ状態の問題児たちは、ベテラン教師の与えた課題と熱意により残虐な史実と向かい合いながら変化していく。

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへの作品情報

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ

製作年:2014年
上映時間:105分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春、歴史
監督:マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール
キャスト:アリアンヌ・アスカリッド、アハメッド・ドゥラメ、ノエミ・メルラン、ジュヌヴィエーヴ・ムニッフ etc

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奇跡の教室 受け継ぐ者たちへの登場人物(キャスト)

アンヌ・ゲゲン(アリアンヌ・アスカリッド)
歴史を教えるベテラン教師。新学期から担当するクラスの生徒達と向き合いながら、日々変化する様子に信用を深めていく。同僚の教師達に否定されても信念を貫き通す。
マリック(アハメッド・ドゥラメ)
信仰の違う人をあまり受け入れられずにいたが、ゲゲンの授業を受けることで意識が変わり始める。イスラム教徒やユダヤ教徒への偏見が和らぐ様子が見られる生徒。
メラニー(ノエミー・メルラン)
父と二人きりで生活する女子生徒。ゲゲンに反抗的な態度を取っていたが、イヴェットに貸してもらった本を機に課題に興味を持つようになる。
イヴェット(ジュヌヴィエーヴ・ムニッフ)
ゲゲンの補佐役。課題に取り組む生徒達に適切な資料を提供し、サポートしていく。小さな変化を感じ、口数の少ない生徒にも気を配ってくれる存在。

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへのあらすじ【起】

これは実話に基づく物語である。

一組の親子が卒業証書を受け取りに来校したが、信仰上着用しているスカーフが原因で発行できないと断られていた。担任のみならず校長も含めて口論になるも、規則は変えられないという厳しい言葉に、親子は不満を口にしながらその場を去った。

新学期を迎え、新入生クラスの担任となったゲゲン。落ち着きのない生徒たちをまとめるのに手を煩わせていた。帽子の着用やイヤホンの他にも、十字架やスカーフなど信仰上の習わしで身に着ける物もこの学校では禁止している。生徒達の将来のために色んな話を聞かせるゲゲンだったが、授業が始まっても机の上にカバンが乗ったままの生徒も多く、勉強に前向きではない生徒達の成績は酷いものだった。

授業中に食堂のカードの申請をしたいというメラニーや、宗教の対立を描いた絵を用いた授業に反抗するマックスなど、自分の知識の範囲で勝手に発言する生徒達。ゲゲン以外のある先生の授業では、メラニーとマリックが大喧嘩をするなど問題ばかりが続くのだった。

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへのあらすじ【承】

ゲゲンの母親が亡くなり休暇を取っている数日間に、代理担任を請け負ってくれた先生に酷い仕打ちをした生徒達。教師間でも問題となっている生徒達の言動に頭を抱えたゲゲンはある提案をした。それはクラス全員でレジスタンス運動と強制収容に関するコンテストに参加することである。休暇前に課題を与えられることを嫌がる生徒達だったが、ゲゲンの言葉は少しずつ心を動かしていく。劣等生には無理だと投げ出すメラニーに対して、生徒達を信じていると言い切ったゲゲンの眼差しは譲らなかった。ゲゲンは「宗教も国籍も失った子供と若者たちについて」というテーマを提示するのだった。

校長と教師たち、クラス代表の2名と保護者代表で開かれた緊急の会議。それは2楽器を前に立て続く遅刻や一時停学などについての報告会だった。すでに10人が進級を危ぶまれているクラスの生徒達をゲゲンは必死にフォローするのであった。

課題に関する初めての講義。2人しか教室におらず落ち込むゲゲンだったが、教室を間違えていたという生徒達が続々と入室してきた。イヴェットの協力の元、史実について知っていることをヒアリングし始めた。「集団大虐殺」と「戦争による虐殺」の違いを聞きだすが、生徒達にはっきりと答えられる者はいなかった。「計画的な人種の絶滅」を目論んだのはナチスだけだとゲゲンが伝えると、生徒達はテーマの重さを理解し表情を曇らせ始める。次に話題は虐殺の対象について移行する。“赤ん坊から若者まで”年齢は関係なく対象となったことに生徒達は「笑えない」と言葉を詰まらせてしまう。

参考となる本をいくつか紹介したイヴェット。当時の人々が生きた証となる資料を持ち寄り、知識を共有して自分なりのテーマに取り組んでほしいというゲゲン。コンクールという「意見を主張する場所」に向かい合ってほしいと伝えるのだった。

授業が遅れているクラスでコンクールに参加することを無駄だという校長。しかし生徒達を信じているゲゲンは、意見を曲げることはなかった。

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへのあらすじ【転】

翌日からグループ毎のディスカッションが始まった。ネットで資料を探す生徒が多いが、写真ばかり並べた発表に“中身”を求めるゲゲン。しかし生徒達はテーマを掘り下げることに限界を感じていた。

課題に前向きに取り組む生徒達だったが、宗教を隠して洋服を着ていることで男子生徒に襲われかけたジャミラや、改宗したブライムなど悩みは尽きない。さらに同じテーマだと喧嘩になる生徒もいた。しびれを切らしたゲゲンは、仲間をけなすのではなく自ら動いて、意見を交換するべきだと大声を上げてしまうのだった。ゲゲンはとイヴェットの引率で記念館に出向いた生徒達。インターネットで簡単に手に入れていた情報とは違う、なまめかしい資料を前に生徒達は言葉を失った。

ある日、ジャミラに暴力を振るった男子生徒が肌の色による差別をしているところを目撃してしまったゲゲン。すぐに注意すると、その男子生徒は暴力でゲゲンを押さえつけようとする。クラスの生徒達のおかげで怪我無く済んだものの、学校には根深い差別が残っていた。

休暇に入っても課題は続いた。反抗していたメラニーもイヴェットに借りた本に手をかけ、変わり始めていた。国民の権利を提起したポスターや、写真ではなくマンガから抜粋した市長を基に思考を広げる生徒も出ていい雰囲気だった。しかし、ブライムは課題に対して前向きな同級生たちに苛立ちを感じていた。そんなブライムに厳しい言葉を与えるゲゲン。実は生存者を課題の講義に呼ぶ予定があったからだ。

後日、レオンという白髪の男性を講義に迎えたゲゲン。体験談ではフランス警察に捕まり、姉だけが収容所に送られ帰らぬ人となったこと、名前ではなく番号で呼ばれ過ごした時間について話してくれた。その中でも父親が「診療所」と呼ばれたガス室に送られた朝のエピソードは生徒達の心に響くものだった。当時の心の支えは、パリに戻って武勇伝を友人に聞かせようという前向きな気持ちだったというレオン。結束の重要さを語ったレオンの腕には当時の番号が残っていることに気付いたマリックは、辛い記憶を武勇伝として語り継ぐレオンを尊敬するのだった。

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへの結末・ラスト(ネタバレ)

いくつものグループに分かれていた生徒達は、情報を集めるグループと構成を整えるグループに分かれ直し課題に向き合う姿勢を自発的に変えた。同時にメラニーも課題に参加するようになっていた。ゲゲンの出した課題のおかげで、知ることのなかった命の存在に気付かされた生徒達は、コンクールを終えたら追悼の意を表して名前を書いた風船を飛ばそうと考えていた。

多くの言葉を引用しながらコンクールに向けた資料を仕上げる生徒達。きちんとやり遂げた生徒達をゲゲンは称賛し、翌朝ブリュッセルに向かう準備を整えさせるのだった。

すでに達成感に満たされ、安堵した表情でバスに乗り込んだ生徒達。到着してからは記念撮影をし、ゲゲンへのプレゼントを買って充実した時間を過ごすのだった。言葉数が少なくクラスに馴染めずにいたテオもこの頃には、クラスの一員として受け入れられていた。コンクールの結果を代表して読み上げたのもテオである。見事に最終選考まで残った生徒達。
士官学校で行われる授与式の招待状が同封されていた。授与式を前に、囚人たちや遺族の名前を書いた風船を飛ばした生徒達。授与式ではレオンの言葉を借りて、メラニーがブーヘンヴァルトの誓いを堂々と発表した。

順位の発表を待つ間、中々学校名を呼ばれないことに落胆する生徒達。しかし、ゲゲンのクラスは最高位を受賞。多くの人の言葉や力を借りて一つの思考へと繋げた生徒達を、ゲゲンは誇りに思い抱き合うのだった。

課題に取り組んだ生徒達は優秀な成績を残しゲゲンの元から卒業していった。ゲゲンは新たな生徒を迎え入れ、再び自己紹介するのである。「教えることが大好きで、つまらない授業をするつもりはない」と。

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへの感想・評価・レビュー

着衣で可視化される信仰。日本に住んでいるとあまり強く意識することがないかもしれないが、生活に根付いた信仰は共鳴も反感も生むのだろう。学校の規則で信仰をねじ伏せて生活しなければならないことよりも、共存することを重視するゲゲンの思考はとても健康的に見えた。

課題に取り組む生徒達は、始めはインターネットに頼る情報弱者ように思う。それは自分も例外ではない。表面的に情報をすくったように勘違いしたままではなく、実際の声を聞いて表情を変え前のめりに課題に取り組む生徒達を羨んでしまったのが証拠である。実体験を元にした作品だけあり、精神的な充実度の高い一作であった。(MIHOシネマ編集部)

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