12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』の概要:『バッドボーイズ』シリーズ第3弾。刑事であるマイクとマーティンは抜群のチームワークで多くの事件を解決してきたが、脱獄した囚人によりマイクの命が狙われてしまう。孫が生まれたマーティンは第一線からの引退を決めたが…。17年ぶりの復活を果たした待望の痛快刑事アクション。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』の作品情報

バッドボーイズ フォー・ライフ

製作年:2020年
上映時間:113分
ジャンル:アクション
監督:アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー
キャスト:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、ヴァネッサ・ハジェンズ、アレクサンダー・ルドウィグ etc

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』の登場人物(キャスト)

マイケル・ラーリー / マイク(ウィル・スミス)
マーティンの妹と別れた後、いまだに独身を謳歌している刑事。血の気が多い肉体派。引退すると言い張るマーティンを引き留めた直後、何者かによって襲撃され生死の境を彷徨う。自分を撃った犯人を突き止めるため、ハイテク捜査チームAMMOに参加する。
マーカス・マイルズ・バーネット(マーティン・ローレンス)
24年来のマイクの相棒。信仰心に厚く、瀕死のマイクを助けてもらう代わりに、神へ非暴力を誓った。いつでも家族を一番に考えており、孫が生まれたことをきっかけに引退生活を決意する。
イサベル・アレタス(ケイト・デル・カスティーリョ)
25年前、マイクによって麻薬カルテルのドンであった夫諸共投獄された犯罪者。脱獄した後、自分の家族を壊した警察関係者を殺害し復讐を果たそうと、獄中で出産した息子と協力してマイクを追い詰める。
アルマンド(ジェイコブ・スキーピオ)
イサベルの息子。長年離れ離れだった母の言うことを忠実に守り、両親の仇を討とうとマイクを襲撃した。
リタ(パオラ・ヌニェス)
新設されたハイテク捜査チームAMMOの責任者。かつてはマイクと交際していたが、現在は互いに仕事一筋の生活を送っている。
ハワード警部(ジョー・パントリアーノ)
長年“バッドボーイズ”を見守っている警部。「自身の事件の捜査は禁止」というルールを破って犯人を捜すマイクに根負けし、AMMOの相談役として捜査に参加させる。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』のあらすじ【起】

マイクとマーカスの二人は、マイクの運転するスポーツカーで街を疾走し病院へ駆け付けた。出産を終えた自身の娘、メーガンの病室を訪れたマーカスは、生まれたばかりの孫を抱き上げ嬉し涙を流した。メーガンは、息子に父と同じマーカス・マイルズ・バーネットと名付けたことを告げた。

メキシコ、サンタマリア刑務所。刑務作業を行っていた女囚イサベル・アレタスは、隠していた刃物で刑務官を襲うと、怪我人のフリをして脱獄した。道中、息子であるアルマンドの協力を得て乗っていた救急車や追って来たパトカーを燃やした彼女は、隠れ家のあるメキシコ中心部へ逃れた。

イサベルは、獄中で死んだ夫、ベニート・アレタスが残した何百万ドルもの遺産をアルマンドに渡すと言った。ベニートに代わり再び街に君臨せんとする彼女は、大金の隠し場所を示したメモリーカードを息子に渡すと「うちの一家を壊した連中に殺られる恐怖を教えてやる」と、自分達を逮捕した関係者への復讐を誓った。メモリーカードの中には、カルテルを壊滅に追いやった刑事や判事の情報があり、その中にはマイクの姿もあった。

マイアミ港に向かったアルマンドは、現在ベニートのシマを仕切っているタグリン・ファミリーの協力を得て、海中に沈められていた大金をサルベージした。しかし、タグリンはアレタス一家が再び街を仕切ることに反対、アルマンドはその場で彼を殺害し手下達をリクルートした。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』のあらすじ【承】

同僚達から孫が生まれたことを盛大に祝われたマーカスは、パーティの席で、家で孫の成長を見ていたいとマイクに打ち明けた。彼は自分と同じように家庭を持つようマイクへ勧め、同僚のリタと結婚するようアドバイスした。一方のマイクは、現場からは離れないと一歩も譲らず、二人はハワード警部に見守られながら徒競走で勝負をすることにした。しかし、通りを駆けるマイクの背後にオートバイが迫り、彼はマーカスやハワードの目の前で銃弾を浴び倒れてしまった。

マイクが病院へ搬送され緊急手術を受けている間、マーカスは院内の教会で泣きながら神に祈ると、非暴力を誓った。

リタが部長を務めるAMMO本部では、マイク襲撃の犯人特定を急いでいた。彼の体から取り出した銃弾を元に武器や製造元を割り出そうと動く中、怒りに震えるハワードは「マイクは息子同然だ」と呟いた。

マイクを襲ったアルマンドは、メキシコにいるイサベルから「あいつに仲間の死を見せたかった。もう逆らわないで」と、マイクを最初に狙ったことを責められていた。彼はその後、母の言い付け通りにヴァーガス検事、麻薬取締局のジャック・ウェバー、ソレンソン判事を順番に殺害した。

6ヶ月後。メーガンは、ついに彼氏だったレジーと籍を入れた。3回の心停止の後に快復したマイクも彼女の結婚式に参列し、同席していたハワードに自分を撃った犯人を捕まえたいと申し出た。マイクから協力を求められたマーカスは、非暴力の誓いを守り誘いを断った。

一方でアルマンドは、自分がマイクを襲撃した映像をダークネットにアップし世間を騒がせた。

その後マイクは現場に復帰したが、マーカスは自宅での引退生活を満喫していた。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』のあらすじ【転】

単独で聞き込み調査を行うマイクは、肉屋のマニーからブッカー・グラッシがカスタム銃を売っていると聞き出した。根負けしたハワードは、あくまで相談役としてマイクをAMMOに参加させることに決めた。

リタ率いる若手だらけのチームに配属されたマイクは、機械による偵察に痺れを切らし、ブッカーの自動車整備工場へ突入してしまった。激しい銃撃戦の中で、ブッカーは命を落としてしまった。

同じ頃、家族でショッピングモールに来ていたマーカスの元へ、タレコミ屋のカーヴァーから「マイクの銃撃犯に襲われている」との電話があった。現場に戻りたくないマーカスだったが、彼はマイクと落ち合いカーヴァーのいるブロード・ムーアホテルへ向かった。マイクはホテル内でアルマンドとかち合い、乱闘の末、アルマンドはバイクで逃走してしまった。

マイクは、娘のバスケを応援していたハワードの元を訪れた。彼に迷いを打ち明けたマイクが、諦めることも大事だと諭された次の瞬間、ハワードはアルマンドによって首を狙撃され絶命した。ハワードの葬儀に参列したマイクとマーカスは、彼の仇を討つため再びバディを組んだ。

AMMO本部では、ブッカーの会計士ピカンテ・ジェンキンスのSNSから、麻薬や武器の売人ロレンゾ・ロドリゲス、通称ズウェイローが事件に関わっていると割り出した。明日誕生日を迎えるズウェイローは、クラブ・ジリオンで誕生パーティの予約をしていたため、AMMOは翌23時にジリオンへ集合した。

ジリオンへ突入したAMMOは、逮捕を察したズウェイローを逃がしてしまった。カーチェイスの末彼を捕らえたマイクとマーカスだったが、ヘリに乗ったアルマンドによってRPGを撃ち込まれてしまい、ズウェイローは死亡、マイクを射程距離に捉えたアルマンドは「アスタ・エル・フエゴ」と言い放ち彼の頭を撃とうとした。しかし、マーカスの発砲によりアルマンドは撤退した。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』の結末・ラスト(ネタバレ)

アルマンドの放った言葉に覚えのあるマイクは、AMMO本部に戻ると、サンタマリア刑務所の記録からイサベルの情報を調べた。彼女は1995年に逮捕され、翌年獄中で出産、2019年に脱獄していた。

マイクはマーカスへ、アルマンドは自分の息子だと打ち明けた。マイクはマーカスと組む前、リッキー・ロリンズという名でアレタス・カルテルの潜入捜査へ参加していたと言う。「アスタ・エル・フエゴ」とは「燃え尽きるまで二人は共に」という意味の造語であったが、マイクは彼女との愛ではなく刑事としてのキャリアを選び、彼女を逮捕したのだった。逮捕の8ヶ月後に生まれたアルマンドは、目的のために手段を選ばない性格などマイクにそっくりだった。

アルマンドを殺すと決心したマイクは秘かにメキシコへ渡ったが、マーカスは彼の意図を組み同行した。メキシコへ到着した二人の元へ、マーカスからの連絡を受けたAMMOが到着した。一行は、イサベルのいるイダルゴ・パレスへ向かった。

イサベルと再会したマイクは、隠れていたアルマンドと死闘を繰り広げた末、自分が父親であると真実を告げた。しかし、マイクを撃とうとしたイサベルの銃がアルマンドを貫き、錯乱した彼女は追いついたリタによって撃ち殺された。マイク、マーカス、アルマンド、リタの4人は、倒壊寸前のホテルから脱出した。マイクはアルマンドへ、逮捕は免れないが力を尽くすと告げた。

リタは警部に昇格し、マーカスの自宅でパーティが開かれた。マイクはマーカスに感謝し、二人は「一生バッドボーイズだ」と絆を再確認した。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』の感想・評価・レビュー

ラストシーンで、マーカスの孫を挟んでバッドボーイズのテーマソングを歌う二人の姿に涙が溢れた。10歳当時、初めて『バッドボーイズ 2バッド』を観た時の興奮が蘇ったようだった。

冒頭でマイクが「たった一人愛した人がいる」と言ったのはマーカスの妹だと思ったため、まさか二人が組む以前の女性関係が掘り起こされるとは思わなかった。取って付けたような設定は否めないが、二人の掛け合いも前作のようにテンポ良く、人前で性生活を暴露してしまったり、他人の傷を見て吐きそうになったりするマーカスの“お約束”も当時のままで安心した。(MIHOシネマ編集部)

関連作品

前作 バッドボーイズ2バッド

みんなの感想・レビュー