12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』
スポンサーリンク

映画『大いなる遺産(2012)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『大いなる遺産(2012)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『大いなる遺産(2012)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『大いなる遺産(2012)』の結末までのストーリー
  • 『大いなる遺産(2012)』を見た感想・レビュー
  • 『大いなる遺産(2012)』を見た人におすすめの映画5選

映画『大いなる遺産』の作品情報

大いなる遺産

製作年:2012年
上映時間:129分
ジャンル:ヒューマンドラマ、時代劇
監督:マイク・ニューウェル
キャスト:ジェレミー・アーヴァイン、ロビー・コルトレーン、ホリデイ・グレインジャー、ジェイソン・フレミング etc

映画『大いなる遺産』の登場人物(キャスト)

ピップ(ジェレミー・アーヴァイン)
孤児で、姉と義兄の元で育てられている。心優しく、エステラへの恋心をずっと抱き続けている。遺産相続の話が舞い込み、ロンドンで紳士生活を始めることになる。
エステラ(ホリデイ・グレインジャー)
ミス・ハヴィシャムが養子に迎えた少女で、男に復讐するために非情で高慢な女として育てられた。マグウィッチが実の父だが、そのことを知らされていない。
ミス・ハヴィシャム(ヘレナ・ボナム・カーター)
婚約者に挙式当日に婚約を破棄され、それ以来ウェディングドレスを着たまま屋敷にこもっている。男への復讐心を抱いている。
マグウィッチ(レイフ・ファインズ)
悪事を重ねてきた犯罪者で、脱獄したところをピップに助けられる。アメリカで成功して手にした財産をピップに譲る。

映画『大いなる遺産』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『大いなる遺産(2012)』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『大いなる遺産』のあらすじ【起】

幼いピップが墓参りをしていると、背後からマグウィッチに襲われる。マグウィッチは手錠と足枷をされた脱獄囚だった。マグウィッチは食べ物とやすりを持ってくるように命じる。ピップは翌日、言われた通りのものを持ってくる。その夜、脱獄囚の捜索が行われマグウィッチは別の脱獄囚と揉み合いになっているところを見つかって逮捕されてしまう。マグウィッチは民家に食べ物を盗みに入ったと告白して、ピップが誰からも責められないように配慮する。

ピップは金持ちのミス・ハヴィシャムの屋敷に呼ばれる。ピップは幼いエステラに案内されてミス・ハヴィシャムと対面し、エステラとカード遊びをさせられる。ピップはエステラが偉そうで美人だと思うとミス・ハヴィシャムに耳打ちする。それ以降、ピップはエステラの遊び相手となる。ピップは屋敷でエステラの悪口を言う少年と出会い、ケンカをする。それを見ていたエステラは褒美としてピップに頬へのキスを許す。ピップは育ての義兄と同じ鍛冶屋になるのではなく、紳士になりたいと思うようになる。しかし、ミス・ハヴィシャムはピップを鍛冶屋にしたいという義兄の意思を尊重し、エステルとの遊びを終わりにする。

映画『大いなる遺産』のあらすじ【承】

青年となったピップは義兄の元で鍛冶屋の見習いをしていた。ピップの元に弁護士が莫大な遺産を相続したことを伝えに来る。相続の条件はロンドンで紳士となり、その恩人の身元について探らないことだった。恩人がミス・ハヴィシャムだと思い込んだピップは屋敷を訪ねてお礼を伝えようとするが、ミス・ハヴィシャムに静止される。

ロンドンに着いたピップは弁護士に遺産の管理係を紹介される。そして仮住まいに向かい、同居人と対面する。同居人はエステラの悪口を言っていた少年だった。同居人は、ピップにミス・ハヴィシャムの秘密について教える。かつてミス・ハヴィシャムには婚約者がおり、彼女は婚約者のために醸造所の権利を買ってあげた。しかし財産目的だった婚約者は結婚式当日になって婚約破棄の手紙をミス・ハヴィシャムに送りつけたのだ。

ピップは同居人と共に紳士クラブの乱痴気騒ぎに参加し、新しい部屋を借りる。弁護士は紳士クラブのメンバーに会いたいと言い、そのうちの性悪な若者に目を付ける。義兄がピップを訪ねて来て、ミス・ハヴィシャムが会いたがっていること伝える。ピップは義兄の田舎くさい振る舞いに苛立ち、義兄は自分にはロンドンが相応しくないと直ぐに帰ってしまう。

映画『大いなる遺産』のあらすじ【転】

ミス・ハヴィシャムの元を訪れたピップはそこで美しく成長したエステラと再会する。エステラは優しさや同情心を抱かないように育てられたとピップに警告する。ピップはエステラを連れてロンドンに向かう。エステラは舞踏会で社交会デビューをし、ピップの目の前で紳士クラブの性悪な若者とワルツを踊る。ピップはエステラが自分にはしない微笑みを性悪な若者に見せたことに嫉妬し、エステラはピップ以外の男を欺いているだけだと説明する。

ピップが自宅に戻ると、そこにはマグウィッチが待ち構えていた。マグウィッチはアメリカで畜産業をして成功を収めていた。マグウィッチが自分こそが遺産を譲渡した恩人だと明かす。幼い頃にピップがした行為に対する恩返しだったのだ。マグウィッチは追放された身であり、絞首刑の危険を冒してまでピップに会いに来ていた。

エステラは性悪な若者と婚約してしまう。ピップはミス・ハヴィシャムの屋敷に駆けつけ、エステラに愛を告げる。エステラは心を歪められて育てられたことについてミス・ハヴィシャムを責める。しかし最終的には性悪な若者との結婚を選ぶ。

映画『大いなる遺産』の結末・ラスト(ネタバレ)

マグウィッチは自分の人生についてピップに語る。マグウィッチはミス・ハヴィシャムの婚約者と知り合い、彼女を騙すのに加担したことを明かす。その後、婚約者の企てでマグウィッチだけが重い罪を背負わされたのだ。かつて揉み合っていた脱獄囚こそがその婚約者だった。

ピップは弁護士に事情を問いただす。弁護士は実はマグウィッチには幼い娘がおり、養子を欲しがっていたミス・ハヴィシャムにその子を渡したことを明かす。ミス・ハヴィシャムはピップにエステルを男に復讐するために育てたことを懺悔する。そして転倒した蝋燭の火に包まれて亡くなってしまう。

ピップはマグウィッチを蒸気船に乗せて逃がすことにする。小型の手漕ぎボートで蒸気船を目指すが、警察が追跡してくる。警察のボートには例の婚約者も乗っていた。それを見たマグウィッチは婚約者に飛びかかり、2人とも蒸気船の外輪に飲み込まれる。マグウィッチは助け出されたものの死刑判決を受ける。そしてピップから娘のことを知らされた後に息を引き取ってしまう。

ピップを膨大な借金を抱えてしまうが、義兄が貯金をはたいて全額返済する。同居人とビジネスを始めたピップはエステラとの再会を果たす。エステラは未亡人になっており、2人はお互いの愛を確認し合う。

映画『大いなる遺産』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

幾度となく映画化された作品で、イーサン・ホークとグウィネス・パルトー主演で現代を舞台に置き換えた1998年の作品もよく知られる。今作ではレイフ・ファインズとヘレナ・ボナム・カーターが複雑な役所を見事に演じており、物語に奥行きを持たせてくれている。ただ残念なのは後半の展開がいささか性急な点だ。矢継ぎ早に種明かしをされ、めまぐるしく画面が変わるために味わって鑑賞することができない。(MIHOシネマ編集部)


ピップの優しさや誠実さが結果的には報われるのですが、そこまでのストーリーがとても切ないので恩人であるマグウィッチが死んでしまったことや、ミス・ハヴィシャムの悲しすぎる思惑など胸がザワザワする展開でした。
何故こんなにも優しいピップがエステルに惹かれたのかがよく分かりません。ストーリー的にそこでしか出会いが無かったからだとしか思えないのですが、もっと広い世界を見て、多くの経験をしていたら他の女性との出会いもあったのでは無いでしょうか。
復讐のためとは言え、最後までエステルのことが好きになれませんでした。(女性 30代)


19世紀イギリスの、気品高い雰囲気は気が引き締まります。インテリアや衣装、ヘアスタイル、どれも現代ではなかなか目にすることができないものばかりで新鮮でした。ヘレナ・ボナム・カーターとレイフ・ファインズの存在感が際立っており、名作『大いなる遺産』を牽引しているように感じます。道徳の授業を受けているような、教訓が詰まったストーリーですから、小さな子供にもおすすめです。ダイジェストのように凝縮した内容なので、原作を読んでおさらいしたいです。(女性 30代)


原作の持つ重厚なテーマをしっかり映像化していて見応えがあった。ピップが遺産によって人生を変えられ、自分を見失っていく過程が丁寧に描かれている。特にエステラへの歪んだ愛情と、それに翻弄される姿が印象的だった。最後にマグウィッチが恩人だと分かる展開は衝撃的で、物語の意味が一気に変わるのが面白い。(30代 男性)


全体的に暗くて静かな雰囲気だが、その分感情がじわじわ伝わってくる作品だった。ピップの成長と挫折がリアルで、特に自分のルーツを否定してしまう姿には共感と悲しさを感じた。エステラとの関係も切なく、最後まで報われない感じが印象的。ラストは解釈の余地があって余韻が残る。(20代 女性)


映像が美しく、時代背景の再現も見事だった。物語としては人間の虚栄心や階級社会の厳しさを描いており、ピップの変化が非常にリアル。マグウィッチの存在が明らかになることで、それまでの価値観が覆される展開が印象的だった。静かながらも深いテーマを持つ作品。(40代 男性)


恋愛映画として観るとかなり切ない内容だった。ピップがエステラに執着し続ける姿が痛々しく、見ていて苦しかった。彼女自身も愛を知らない存在として描かれていて、二人の関係は最後まで歪んだまま。ハッピーエンドとは言い難いが、それがこの作品のリアルさだと思う。(30代 女性)


物語のテンポはゆっくりだが、その分一つ一つの出来事に意味がある。ピップが遺産を手に入れて変わっていく様子は、成功の裏にある空虚さを感じさせる。特に恩人の正体が明かされる場面は印象的で、価値観が大きく揺さぶられる。考えさせられる作品だった。(20代 男性)


クラシックな文学作品らしい重厚さがあり、見終わった後にじっくり考えさせられる内容だった。ピップの人生は決して順風満帆ではなく、むしろ選択の積み重ねで苦しんでいく様子がリアル。マグウィッチとの関係が明らかになることで、物語に深みが増していた。(50代 女性)


階級社会の中での人間の葛藤を丁寧に描いていて、見応えがあった。ピップの野心と後悔が交錯する様子が印象的で、単なる成長物語ではない深みを感じる。エステラとの関係も象徴的で、愛とは何かを問いかけているようだった。静かながらも強い印象を残す作品。(40代 男性)

映画『大いなる遺産』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『大いなる遺産(2012)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ジェーン・エア

この映画を一言で表すと?

身分差と愛の葛藤を描く、静かで力強いロマンティックドラマ。

どんな話?

孤児として育ったジェーンが家庭教師として働く中で、主人ロチェスターと出会い、次第に惹かれ合っていく。しかし彼には隠された秘密があり、二人の関係は大きく揺らぐ。女性の自立と愛の選択を描いた重厚な物語。

ここがおすすめ!

階級差や愛の葛藤というテーマが大いなる遺産と共通しており、静かながらも強い感情が伝わる。主人公の内面の成長や選択に深く共感できる作品で、文学的な世界観が好きな人におすすめ。

つぐない

この映画を一言で表すと?

一つの誤解が人生を狂わせる、切なく美しい愛の物語。

どんな話?

少女の誤解によって引き裂かれた恋人たちの運命を描く。戦争という時代背景の中で、それぞれが別々の道を歩みながらも互いを想い続ける姿が描かれる。過去の過ちと向き合う苦しさがテーマとなっている。

ここがおすすめ!

人間の選択とその結果が人生に与える影響を深く描いており、大いなる遺産と同じく後悔と成長がテーマ。映像美と切ないストーリーが融合し、強い余韻を残す作品。

レ・ミゼラブル

この映画を一言で表すと?

社会の不条理と人間の再生を描いた壮大なヒューマンドラマ。

どんな話?

罪を犯した男ジャン・バルジャンが新たな人生を歩もうとする中で、執拗に追い続ける警官や様々な人々と関わりながら生きていく物語。愛や赦し、社会の厳しさが交錯する壮大なドラマ。

ここがおすすめ!

人間の成長と社会の階級構造を描いた点が共通しており、重厚なテーマを持つ作品として楽しめる。感情の振れ幅が大きく、観る者の心を揺さぶる力がある。

日の名残り

この映画を一言で表すと?

過去の選択と後悔を静かに見つめる、深い余韻の人間ドラマ。

どんな話?

英国の執事が、自らの人生と過去の選択を振り返る旅に出る。忠誠と誇りのために感情を抑えてきた彼が、失ったものの大きさに気づいていく物語。

ここがおすすめ!

抑制された演出の中で人間の内面を丁寧に描いており、大いなる遺産のような静かな余韻を楽しめる。人生の選択と後悔を深く考えさせられる作品。

若草物語

この映画を一言で表すと?

姉妹の成長とそれぞれの人生を描く、温かくも切ない物語。

どんな話?

南北戦争時代のアメリカで暮らす四姉妹が、それぞれの夢や恋愛、葛藤を抱えながら成長していく姿を描く。家族の絆と個人の選択が織りなすドラマが展開される。

ここがおすすめ!

成長と選択、そして人生の現実を描く点が大いなる遺産と共通している。温かさと切なさが同居するストーリーで、人物描写の丁寧さが魅力の作品。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

影山みほをフォローする
ヒューマンドラマ映画時代劇映画

みんなの感想・レビュー