12000作品を紹介！あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『さんかく窓の外側は夜』のあらすじ・感想・評判・口コミ（ネタバレなし）

2020.12.06

三角康介は幽霊が視えることに悩んでいた。ある日、除霊師の冷川理人に出会い、彼の助手を務めることになる。二人は殺人課の半澤日路輝刑事の依頼を受け、一年前に起きた未解決事件の調査に乗り出した。その事件には「呪い」が関わっていた。

映画『さんかく窓の外側は夜』の作品情報

さんかく窓の外側は夜

タイトル
さんかく窓の外側は夜
原題
なし
製作年
2021年
日本公開日
2021年1月22日（金）
上映時間
不明
ジャンル
ミステリー
ホラー
監督
森ガキ侑大
脚本
相沢友子
製作
渡辺ミキ
大角正
藤田大輔
福島大輔
田渕みのり
製作総指揮
大和田宇一
吉田繁暁
キャスト
岡田将生
志尊淳
平手友梨奈
滝藤賢一
筒井道隆
マキタスポーツ
新納慎也
桜井ユキ
製作国
日本
配給
松竹

映画『さんかく窓の外側は夜』の作品概要

累計発行部数130万部を超える、ヤマシタトモコ原作のミステリー・ホラー漫画を元に制作された作品。除霊師・冷川理人と幽霊が視える男・三角康介がバディを組み、怪事件に挑む様子が描かれている。人気俳優の岡田将生と志尊淳がダブル主演を務めた。アイドルグループ「欅坂46」を卒業した平手友梨奈を始め、滝藤賢一、筒井道隆、マキタスポーツ、新納慎也など豪華なキャストが一堂に会した。音楽ユニット「ずっと真夜中でいいのに。」が主題歌を担当。

映画『さんかく窓の外側は夜』の予告動画

映画『さんかく窓の外側は夜』の登場人物（キャスト）

冷川理人（岡田将生）
除霊師として有能だが、生活能力は皆無。三角の霊を視る能力に気づき、強引に助手にする。
三角康介（志尊淳）
書店員。霊が視えるがどうすることもできず、悩んでいた。冷川理人との出会いを通して、様々な事件に関わるようになる。
非浦英莉可（平手友梨奈）
女子高生。父親の指示で、裏で「呪い屋」をしている。謎に包まれた少女。
半澤日路輝（滝藤賢一）
殺人課の刑事。霊の存在を信じていない。未解決事件の調査を冷川と三角に依頼する。

映画『さんかく窓の外側は夜』のあらすじ（ネタバレなし）

書店で働く三角康介は、ある秘密を抱えており悩んでいた。それは、「幽霊」が視えることだった。ある日、冷川理人という人物が現れ、「幽霊」が視えることを指摘される。冷川は有能な除霊師だった。三角はこの出会いをきっかけに冷川の助手を務めることになり、自由奔放な冷川の言動に振り回される。

冷川と三角は殺人課の半澤日路輝刑事に、一年前に起きた連続バラバラ殺人事件の調査を依頼される。その事件は「呪い」が生んだ未解決事件だった。冷川と三角は調査を行い、一人の女子高生の元に辿り着く。その女子高生の名は非浦英莉可。非浦は裏で「呪い屋」をしていた。非浦と殺人事件の関係とは一体何なのか？冷川と三角は、無事に真相に辿り着くことができるのだろうか！？

映画『さんかく窓の外側は夜』の感想・評価

女性から高い人気を誇る、漫画家・ヤマシタトモコ

漫画雑誌『月刊MAGAZINE BE×BOY』で連載中の、ヤマシタトモコ原作のミステリー・ホラー漫画を元に制作された作品。除霊師・冷川理人と相棒の三角康介が、様々な事件を解決するために奔走する様子が描かれている。原作の漫画は既刊9巻が発売中で、累計発行部数130万部を超える人気作。ドラマCD化もされており、冷川理人の声を声優の坂泰斗、三角康介の声を声優の石谷春貴がそれぞれ務めた。

原作者のヤマシタトモコは女性から特に支持されており、「このマンガがすごい！2011 オンナ編・1位」を受賞した漫画『HER』や「第7回ブクログ大賞（マンガ部門）」を受賞した漫画『違国日記』などの作品を手掛けている。ちなみに、漫画『HER』では恋愛や人生に悩む男女の姿を描いたオムニバス形式の物語が描かれており、漫画『違国日記』は人見知りの叔母と15歳の姪の奇妙な共同生活が描かれている。

人気俳優・岡田将生×志尊淳がバディに

冷川理人役を務めたのは、俳優・岡田将生。冷川理人は除霊師として有能だが生活能力がなく、危うい雰囲気を漂わせた男。そして、冷川理人の相棒となる三角康介役は、俳優・志尊淳。三角康介は霊が視えることで、ずっと悩みを抱えていた人物。冷川理人と出会ったことで、様々な事件に関わっていくことになる。

本作の物語の鍵を握る非浦英莉可役は、アイドルグループ「欅坂46」を卒業して女優としての道を歩み始めた平手友梨奈。非浦英莉可は裏で「呪い屋」をしている、謎に包まれた女子高生。その他、霊を信じない刑事・半澤日路輝役は俳優・滝藤賢一、非浦英莉可の父・非浦松男役はお笑い芸人など多彩なジャンルで活躍するマキタスポーツ、宗教団体の教祖・石黒哲哉役は俳優・筒井道隆が務めている。

テレビCMのディレクターとしても活躍する、森ガキ侑大監督作品

監督を務めたのは、テレビCMのディレクターやテレビドラマの演出家としても活躍する森ガキ侑大。今までシャンプー「いち髪」やスマホRPG「グランブルーファンタジー」のCMなどを手掛けてきた。本作の脚本を手掛けたのは、相沢友子。女優やシンガーソングライターとしても活躍していた経歴を持つ異色の脚本家である。今まで『世にも奇妙な物語』シリーズやテレビドラマ『鹿男あをによし』（08）などの脚本を手掛けてきた。

「ずとまよ」の愛称で親しまれている音楽ユニット「ずっと真夜中でいいのに。」が主題歌を担当した。主題歌の『暗く黒く』は映画のために書き下ろされた楽曲である。ボーカルの美しい歌声と、オシャレなメロディーが本作の世界観にピッタリと合っている。

映画『さんかく窓の外側は夜』の公開前に見ておきたい映画

映画『さんかく窓の外側は夜』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『さんかく窓の外側は夜』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

おじいちゃん、死んじゃったって。

森ガキ侑大の長編映画の初監督作品。山﨑佐保子のオリジナル脚本を元に制作されており、祖父の訃報をきっかけに集まった家族の少し騒々しいやり取りが描かれている。岸井ゆきのが映画初主演を務めており、「第39回ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞」を受賞している。美保純、光石研、水野美紀など実力派俳優が脇を固めた。

春野吉子が恋人といちゃついているとき、祖父が他界したという連絡が入る。葬儀を行うことになり、親族達が集まった。しかし、誰も祖父の死を悲しまず、些細なことで喧嘩ばかりしていた。認知症の祖母、喪主を務める長男の昭夫、早期退職したことを隠している次男の清二、独身の長女の薫、昭夫の別れた妻、昭夫の息子で引きこもりの洋平、昭夫の娘の千春、吉子の弟の清太。バラバラな家族は、祖父の葬儀を通してどんな思いを抱くのだろうか？

詳細 おじいちゃん、死んじゃったって。

重力ピエロ

岡田将生がピカソの生まれ変わりだと信じている青年・奥野春役で出演している。相沢友子が脚本を手掛けた。伊坂幸太郎原作の小説を元に制作された作品。原作の小説は「第129回直木賞」候補に選出された。人気俳優・加瀬亮が奥野春の兄である奥野泉水役で出演している。

謎の連続放火事件が発生する。犯人は見つかっておらず、捜査は難航していた。正義感の強い奥野春は事件のある共通点を見つけ、兄の泉水と共に調査を開始した。そして、犯人が遺伝子暗号を残していることに気づく。一方、24年前に高校生が女性を襲う事件を起こした。犯人は逮捕されたものの、未成年であったことから軽い刑期を言い渡されただけだった。出所した犯人は、新たな犯罪に手を染めていた。

詳細 重力ピエロ

走れ！T校バスケット部

志尊淳が主演を務めており、とある理由からバスケットを辞めてしまった転校生・田所陽一を演じた。シリーズ累計発行部数120万部を超える松崎洋原作の小説を元に制作された作品。映画『アナザー Another』（12）を手掛けた古澤健が監督を務め、テレビドラマ『おっさんずラブ』で「第97回ザテレビジョンドラマアカデミー賞・脚本賞」を受賞した徳尾浩司が脚本を手掛けた。

超弱小バスケットボール部のマネージャーを務める佐藤浩子は、転校してきた男子高校生を見て驚いた。転校してきた生徒は、名門・白瑞高校のバスケットボール部で活躍していたスター選手・田所陽一だった。浩子はバスケットボール部に入部してもらおうと声を掛けるが、素気無く断られてしまう。田所はある理由からバスケットボール部内で虐めに遭い、心に深い傷を負っていた。

詳細 走れ！T校バスケット部

映画『さんかく窓の外側は夜』の評判・口コミ・レビュー

映画『さんかく窓の外側は夜』のまとめ

ヤマシタトモコ原作のミステリー・ホラー漫画を元に制作された作品。除霊師として有能だが一癖ある男・冷川理人と、ひょんなことから冷川の助手となった幽霊が視える男・三角康介が、一年前に起きた未解決事件に挑む様子が描かれている。「呪い屋」をしている女子高生や怪しげな宗教団体の教祖の存在が示唆されており、彼らが事件にどのように関係しているのか注目すべきポイントだと言える。岡田将生×志尊淳がダブル主演を務めており、豪華なキャストが脇を固めた。

この記事の編集者
影山みほ
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

影山みほをフォローする
公開予定の映画
2021年1月公開映画
影山みほ

みんなの感想・レビュー