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映画『ダ・ヴィンチ・コード』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ダ・ヴィンチ・コード』の概要:ラングドン教授が活躍する、宗教象徴学サスペンスシリーズの始まりとなる第一弾。事細かに張り巡らされた伏線に、壮大なスケールが話題となった。シラス役であるポール・ベタニーの危機迫る演技も必見。

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映画『ダ・ヴィンチ・コード』の作品情報

ダ・ヴィンチ・コード

製作年:2006年
上映時間:149分
ジャンル:サスペンス、アクション、ミステリー
監督:ロン・ハワード
キャスト:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、イアン・マッケラン、アルフレッド・モリナ etc

映画『ダ・ヴィンチ・コード』の登場人物(キャスト)

ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)
宗教象徴学の講義を担当する大学教授。事件の背景に宗教学的な意味が隠されている事から、その知識を買われ事件解決に協力する事に。
ソフィー・ヌヴー(オドレイ・トトゥ)
捜査官であると同時に、数学の専門家でもある女性。大胆な行動力を持ち合わせており、ラングドンの相棒として事件解決に動く。
シラス(ポール・ベタニー)
敬虔なオプス・デイ信者。キリストは神であるという説を守る為に、ジャック・ソニエールを殺害する。
ジャック・ソニエール(ジャン=ピエール・マリエール)
ソフィーの父親であり、ルーブル美術館の所長。秘密集会、シオン修道会のメンバー。

映画『ダ・ヴィンチ・コード』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ダ・ヴィンチ・コード』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダ・ヴィンチ・コード』のあらすじ【起】

フランスの夜更け、ルーブル美術館の所長であるジャック・ソニエールが、シラスという修道着を纏った男に銃殺されました。しかし、死の直前ソニエールはある人物にダイイング・メッセージを残していたのです。その人物とはロバート・ラングドン教授、大学で教鞭をとっている宗教象徴学の専門家です。

ソニエールの死に方は、まさしくその宗教象徴学に関係しているものでした。常に五芒星の印を刻んだソニエールは、レオナルド・ダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図になぞらえてあったのです。現場へと赴いたラングドンでしたが、数学の専門家で捜査官であるソフィー・ヌーヴゥーという女性が近づいてきます。彼女は実はソニエールの孫娘にあたる人物で、彼に「ファーシュ警部に気づかれない様に動け」と忠告をしてきます。

実はファーシュ警部がラングドンをこの場に読んだのは、彼が宗教象徴学の専門家だからではなく、彼がこの事件における第一容疑者だったからなのです。自分に降りかかる嫌疑を晴らそうと、ラングドンはソフィーと共に事件の捜査に乗り出しました。

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映画『ダ・ヴィンチ・コード』のあらすじ【承】

ラングドンは、遺体の側に書かれた数字がアナグラムだという事に気付き、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」という文字を示している事に辿り着きます。ダ・ヴィンチの代名詞であるモナ・リザを訪れたソフィーとラングドンは、そこに新たな暗号を発見します。そして次々と連なる暗号を解いていった2人は、最終的に百合の紋章が刻印された銀機構の貸金庫の鍵を手にします。

ソフィーはこの鍵に見覚えがありました。それはかつて、ソニエールが所持していたものだったのです。ラングドンはこの鍵から、シオン修道会という秘密集会の存在に思い至ります。シオン修道会とはキリスト教の宗派の一つで、水面下で宝物が受け継がれていたのです。

しかしシオン修道会には相対する、オプス・デイという組織がありました。シオン修道会の一員であったソニエールは、オプス・デイのメンバーであるシラスに殺されたのでした。貸金庫の中には、バラのマークが刻印された木箱が隠されていました。その木箱の中には、5桁の暗証番号を入力する、ダイヤル錠がしまわれていました。

映画『ダ・ヴィンチ・コード』のあらすじ【転】

シオン修道会が長年秘匿にしていた宝物とは、聖杯の事でした。しかし聖杯といっても盃を意味するのではなく、女性の子宮の形を聖杯に例えたものです。宗教上、キリストの妻であったとされるマグダラのマリアは、キリストが磔にされた当時キリストの子供を身ごもっていました。つまりシオン修道会が指す宝物とは、キリストの直系の子孫の事だったのです。

しかし、オプス・デイはキリストを人間ではない神として捉えたい為、キリストを人間と証明してしまうその存在、また、キリストの権威を継ぐ人間が女性である事が許せず、こうしてシオン修道会の宝物を奪おうとしているのでした。

一方ラングドンは、木箱の中から見つけ出した5桁の暗号解読に躍起になっていました。木箱の裏側に鏡文字が刻まれている事に気がついたラングドンは、長年の知り合いであるリーの助けを借り、ロンドンへと針路を変えます。その途中、シラスがラングドン達に襲いかかります。しかし、リーの機転により警察が到着、シラスは警察隊によって銃殺されるのでした。

映画『ダ・ヴィンチ・コード』の結末・ラスト(ネタバレ)

何とかロンドンへと辿り着いたラングドンとソフィーは、暗号が隠されているであろうアイザック・ニュートンの墓に向かいます。しかしそこには銃を構え2人を待ち構えるリーの姿がありました。宗教学者であるリーは、聖杯の研究をしたいが為に2人から手がかりを奪おうとしていたのです。しかしラングドンはその手がかりをリーに渡すくらいならば、とその場で破壊してしまうのでした。

リーは到着した警察によって捉えられます。しかし実は、ラングドンは既に暗号を解いていました。5桁の暗号とは、アイザック・ニュートンに まつわるAPPLEという言葉でした。鍵が開くと、ロスリン礼拝堂を指す手がかりが入れられてきました。礼拝堂へと赴いた2人は、シオン修道会のマークである、百合の紋章が刻まれている隠し扉を見つけました。

その中には大量の文献が貯蔵されており、その中の記事から、ソフィーがソニエールの実の孫娘ではなく、キリストの子孫であるという結論を導き出します。つまり、シオン修道会の指す宝物とはソフィーの事だったのです。ソフィーはシオン修道会に保護される事となり、ラングドンは自身の嫌疑を無事晴らしたのでした。

映画『ダ・ヴィンチ・コード』の感想・評価・レビュー

初見で全てを理解することは不可能と思われるほどに難解だが、謎解きは面白い。
重厚でなかなか考えさせられる作品だったと思う。テーマと謎解きが結びついていて、新鮮味を感じた。
パリの映像がすごく美しい。映像に気を取られると物語についていけなくなるが、一度入って観たくなるほどにパリを美しく映している。
原作を読んでからもう一度この作品を見ると、理解度が飛躍的に上がる。初見でわかりにくかった部分も、簡単に理解できる。原作を読んでから鑑賞することをお勧めするが、かなりの大作なので苦労するかもしれない。(男性 20代)


トム・ハンクス主演、サスペンス作品。宗教象徴学の教授、ラングドンがキリストの聖杯を巡りレオナルド・ダ・ヴィンチが仕掛けた謎に挑み、その裏でうごめく陰謀と対峙する姿を描く。

主人公・ラングドンの自らに殺人の嫌疑が掛かりながらも謎に対する探究心から聖杯を追い求める姿は探究者の意地と心意気を感じさせる。また、作中で解き明かされる謎はどれも歴史の謎、影の部分と密接に関係しており非常に興味深い作品となっている。(男性 20代)


キリスト教色が強く、無宗教派が多い日本人にはなかなか理解しがたい作品だと思う。私は原作を読んだことはないので、謎解きやストーリーのテンポがやたら速く感じ、集中してついていくのに精一杯だった。

主人公ラングドン教授は登場してすぐ、事件の第一容疑者として追われる立場になる。追われながらもすぐれた頭脳で謎解きをしていくラングドン教授とソフィー。緊迫感もあり、分からない部分がありながらも少し楽しめた。
「聖杯」を壊すために人殺しをしたシラスは表情や肌の色などの外見的、そして異常な信仰心などの行動から狂気さが滲み出ており、この映画のスパイスとなっていて良かったと思う。(女性 20代)


謎解きや張り巡らされた伏線がとても面白くドキドキしました。聖杯や絵画など宗教学や聖書、ヨーロッパの歴史などが好きな人にはたまらないはずです。トム・ハンクスが頭脳明晰で落ち着いた雰囲気のラングドン教授にピッタリ。最後の晩餐の解釈など本当にそうだったら…とロマンをくすぐられ、見た後はもっと聖書やキリスト教の歴史などを勉強したくなる。ルーブル美術館や礼拝堂などヨーロッパの歴史的建造物や街並みの美しさも見どころの一つ。宗教絡みの作品で難しさはあるがミステリーサスペンスで重厚感がありハラハラ、ワクワクできるとても面白い作品。(女性 30代)


キリスト教に関するサスペンス・ムービー。キリスト教関連の難解なワードがたくさん出てくるので、一つに拘って考えているとすぐに話に置いていかれてしまう。二回目以降の方がスムーズに飲み込めるかも知れない。

ラングドン教授の知性の深さや機転によって謎が解けていく瞬間は、目を離せないハラハラ感がある。徐々に深まる謎に加え、今回はアクションシーンも多めだった。ソフィーがキリストの子孫というオチにはかなり驚いたが、いいラストだったと思う。(女性 20代)


賛否が分かれる作品であるという情報だけを聞き、観ました。確かにその通りだと思います。キリスト教の知識に疎いためか、1回観ただけでは理解が追い付かなかったです。とにかく説明口調で、史料を抜粋したような内容のセリフが多いです。その中に伏線となる情報も含まれるので、後々登場人物だけがピンときて、自分はポカンとし、置いてきぼりにされた感覚になります。内容を忘れないうちに、もう一度見たいです。または、小説をじっくり読むのもありだと思います。とにかく、理解できるまで繰り返し観たい作品です。(男性 20代)


聖書を読んでいるとまた違った楽しみ方がある作品です。読んでいなくても十分理解できます。原作の本を先に読みましたが違わずしっかりまとめられており、聖堂や教会などは映画で見る方が美しく雰囲気も理解しやすいです。
主役のトム・ハンクスも素晴らしいのですが、脇役のオドレイ・トトゥ、ジャン・レノ、ポール・べタニーがみんなハマり役すぎてハンクスの影が若干薄いように感じます。最後はジャン・レノに良いところを持って行かれてしまいますね。(女性 30代)


とりあえず面白い。パリを始めとするヨーロッパの町並みは美しく、謎解き部分もこちらがキリスト教に疎いからこそ逆に「これは本当のことなのかも?」とドキドキできる。もっとも何世紀にも渡って多くの人が解こうとした謎だったことがあっさりと、しかも誰でも訪れることのできる場所で解かれていくのはご愛敬、それがエンターテイメントというものだ。実際はそんなことないのだが、見終わるとちょっと自分の頭が良くなった気分にすらなる。「最後の晩餐」を見に訪れる人が爆増したくらい、人の知的好奇心を刺激する1本。(男性 40代)


キリストや聖書について知識があるとより深く理解出来て楽しめるであろう今作。前情報一切無しで鑑賞しましたが、1回目はストーリーについて行くのが精一杯で謎解きの細かい部分については少し難しく感じました。
ある程度ストーリーを理解した2回目の鑑賞時は謎や歴史など少し知識を入れたので至る所でなるほどなと感じられてすごく面白かったです。
何度見てもシラスが鞭を打つシーンは怖すぎて鳥肌が立ってしまいます。(女性 30代)

関連作品

次作 天使と悪魔

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    ヨーロッパ世界を理解するためには、宗教、つまりキリスト教を知らなければならない。大学でヨーロッパの文化を学んでいた時に実感しました。日本人には、キリスト教はなじみが薄いものですが、物語としての魅力があると思います。
    原作者ダン・ブラウンが、ダ・ビンチの絵画をキリスト教の”聖杯伝説”の謎解きに用いて、やがて一人の女性へたどり着く物語力が1番の魅力です!映画を観た後で、原作を読めばより深いキリスト教文化の1端が見えてきますよ。
    世界史や美術が好きな人にもおすすめです。中世ヨーロッパの十字軍遠征やコンスタンティヌス帝の話など興味深い。そして、なによりもダ・ビンチが描く「最後の晩餐」の謎解きがわくわくします!
    フィクションではあるが、こういった宗教シンボルの解釈や読み方ができるのなら、聖杯が女性の象徴というのも納得できます。また、主人公・ラングドン教授を演じる、トム・ハンクスがいい!長髪は彼には似合っていないと思うけど、”象徴学の講義”などを見ていると説得力があり演技に引き込まれます。

  2. 匿名 より:

    これまでの生き方が役に反映され、年々渋みが増してくる俳優トム・ハンクス。彼の魅力は、役や映画を選ぶのではなく、なにか見えない糸で映画の世界に導かれているかように思います。1984年の「スプラッシュ」でロン・ハワード監督と出会い、その後、「フォレスト・ガンプ/一期一会」(94)と「めぐり逢えたら」(93)が大ヒット!
    どんなファンにも快く対応し、映画以外の場所でも人間力の高い人物として尊敬されています。本作は、ロン・ハワード監督と再び挑んだ知的ミステリー。冒険物語としても、緊張感や新しい知の扉を開いてくれる秀作です。原作本を読んでから観ると、さらに理解が増しますよ。ただ、謎が解ける瞬間が早い!天才すぎます!
    ルーブル美術館の全面協力で撮影が進んだといわれており、ルーブル美術館とそこに展示している絵画の魅力にも注目して下さい。2009年には、シリーズ第2弾の「天使と悪魔」が公開されました。カルメンゴ役のユアン・マクレガーの怪演も話題になりましたが、本作よりアクション性が強くなっています。

  3. 匿名 より:

    クリスマスの時期が近づくと、小さい頃にサンタクロースを信じていた事を思い出します。もし、自分が信じるものが事実と違っていたら?と考えると怖いですよね。ラストシーンで、ラングドン教授が”結局、何を信じるかだ”という一言が胸に突き刺さります。「ダ・ビンチ・コード」に描かれる、キリスト教世界の”聖杯伝説”という謎が知的好奇心を掻き立てます。
    聖杯が女性を象徴し、しかもマグダラのマリアとキリストは夫婦関係にあったというのですからワクワクします。イタリアを旅する機会があれば、ダ・ビンチの絵画をじっくり観たくなりますね。本作の魅力は、物語としての面白さとラングドン教授の人間性の相乗効果にあるのではと思います。ぜひ、原作も併せて読んで下さい。映画だけだと、キリスト教世界になじみのない日本人はとまどうところが多いです。
    そこも含めて、一緒に謎解きが楽しめるのがいい。ただ、あまりにラングドン教授の解答が早すぎて、もう解けちゃったの?と思うシーンもあります。相棒役が「アメリ」の主人公を演じたオドレイ・トトウ。上品な印象です。ジャン・レノ演じる、ファーシュ警部はイマイチな感じがしますが、豪華な俳優陣の共演にも注目して下さい。