映画『僕たちのアナ・バナナ』の概要:ユダヤ教のラビと、カトリックの神父が恋した女性は美しく成長した幼馴染。だが彼女が選んだのは宗教の違う男性だった。エドワード・ノートン初監督ラブコメ。
映画『僕たちのアナ・バナナ』 作品情報
- 製作年:2000年
- 上映時間:129分
- ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
- 監督:エドワード・ノートン
- キャスト:ベン・スティラー、エドワード・ノートン、ジェナ・エルフマン、アン・バンクロフト etc
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映画『僕たちのアナ・バナナ』 評価
- 点数:80点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★★
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『僕たちのアナ・バナナ』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『僕たちのアナ・バナナ』のあらすじを紹介します。
ユダヤ教のラビとなったジェイク(ベン・スティラー)、カトリックの神父となったブライアン(エドワード・ノートン)は、信じる宗教は違えども幼馴染。
彼らの初恋は学校の同級生のアナ(ジェナ・エルフマン)。
しかし彼女は父親の転勤で学生の時にLAに引っ越してしまった。
そんなアナからNYに仕事で滞在するという知らせが2人に届く。美しいキャリアウーマンになったアナに2人は思わず目を奪われる。
ジェイクは、代々投資銀行を営む家系に育った為、学生の頃からスポーツ万能で成績も優秀。引退を考えていたラビであるベン(イーライ・ウォラック)から神職を継いだ。
彼の立派な履歴にツラれた信者が次々とユダヤ教徒とのデートをお膳立てしてくるのにジェイクは内心飽き飽きしていた所だった。
一方ブライアンは、立場上身も心も神に捧げているので、アナに心では惹かれていても禁欲を説くという矛盾した事をしてしまう。
ブライアン、アナ、ジェイクは久々の再会を喜び、三人で食事をするが、ジェイクとアナは2人っきりになった所で、愛し合ってしまう…。
映画『僕たちのアナ・バナナ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『僕たちのアナ・バナナ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
アナとジェイクの間に立ちはだかる壁
アナはジェイクとの交際を真剣に考えだし、サンフランシスコへの栄転を断り付き合いたいというと、ジェイクはアナに冷たくなる。
それはアナがユダヤ教徒ではないから。
いざ結婚話となると、ジェイクはユダヤ教徒の女性を選ばなくてはいけない上、アナとデートしている所をユダヤ教徒にみられるのもまずい。
劇中で他のラビに映画館デートを見つかりそうになり冷や汗をかくジェイクの姿がある。
しかしそんな息子の焦りは母親である、ルース(アン・バンクロフト)はお見通しだった。
が、異教徒恋愛に対して世間様はそれほど甘くはない。
3人の思いが思わぬ結果となる
ジェイクは異教徒とは結婚出来ないとアナに厳しい選択をつきつける。アナはショックを受け、あろうが事にブライアンに相談しようとしてしまう。
ブライアンは彼女の為ならカトリックを捨ててもいい覚悟なのだ。
それなのに彼女がジェイクを好きだと知った途端激昂し、ブライアンは、ジェイクをボコボコに殴ってしまい、それがジェイクをあわや辞職に追いやってしまう。
まさかの出来事で気まずくなり、離れ離れになった3人。そんな3人を結びつけたのは意外な人物だった。
いい人すぎるブライアンの思いとは
そんな時、ジェイクの母・ルースが脳卒中で倒れてしまう。幸い一命はとりとめ意識を回復したルースは、息子の思いを受け止め、自分自身を受け止めないと神職など務まらない旨を息子にうちあける。
ジェイクはブライアン母に背中を押される形で、信者の前で異教徒であるアナを愛してしまった事を告白し、改めてアナに告白する。
その後、ブライアンはユダヤ教とキリスト教のコミュニティ・センターを作り、ジェイクとアナを招く。
そこでアナはユダヤ教に改宗する事をつげ映画は終わる。
映画を観る限りでは、エドワード・ノートン演じるブライアンが、あまりにもいい人過ぎるという懸念はある。
いくら神父だとしても、運命の人をこの様な形で取られてもサポートし続ける彼は何なのだろうと思う。
神の御心に従ったまで、という一言で片づけるには、分が悪すぎるのではと思う役でもある。
映画『僕たちのアナ・バナナ』 まとめ
この作品はエドワード・ノートンの初監督作である。政治法廷、問題作など、硬派な作品を選ぶノートンが自ら手掛けた作品がラブコメというのは意外といえば意外だ。
映画の脚本はエドの盟友のスチュワート・ブランバーグ。エドは、ユダヤ教のラビとキリスト教の神父が同じ女性に恋をしたらという設定と顛末だけでなく、誰もが恋愛でぶつかるこの問題を描いた脚本に惚れ、映画化に奔走した。
そして彼が監督主演するという条件でディズニーが配給したという作品だそうだ。
この映画の中には、主教上の特別な設定を除いても、恋が愛情に代わる上で乗り越えなければいけない事も軽いタッチで描かれているのでお勧めである。
みんなの感想・レビュー
ジェナエルフマンが可愛い過ぎた。
重過ぎずそれでいて軽過ぎず、大好きな作品です。シリアスな、また過激で暴力的な怖い役柄を絶妙な演技でこなしてきたノートンの初監督作品がコレ?ってびっくりしました!
またキリスト教とユダヤ教、どちらも日本人には馴染みの無い世界と思いますが、やはりこの映画が好きな人はたくさんいるんですね、、おススメ度も☆4つで嬉しいです。
タイトルも原題はKeeping the faith、心から信頼しているもの、人、信仰を大切に、正直に生きることを後押ししてくれる映画だと思います。とにかくノートン演じる神父さまがチャーミングで素敵、こんな教会なら行ってみたいと思う人もいるのでは…。